日本国内の月間アクティブユーザー数4,500万人以上の人気SNS・X(旧Twitter)では、多くのユーザーに情報を届けられる広告機能が提供されており、さまざまな企業が有効活用しています。
また、情報拡散力の高いプラットフォームであるX(旧Twitter)での広告配信は、従来の広告に比べて低コストで運用できることも魅力です。
本記事では、X(旧Twitter)広告について種類や運用方法、注意点などを初心者向けに分かりやすく解説していきます。
ぜひ本記事を参考にして、今後のX(旧Twitter)運用にお役立てください。
目次
X(旧Twitter)広告とは?
はじめに、X(旧Twitter)広告の基本情報として、
- 特徴
- メリット
- 課金方式
といった内容をご紹介していきます。
一つずつ詳しく見ていきましょう。
特徴
X(旧Twitter)広告は、タイムラインや検索結果といった多くのユーザーの目に触れる場所に広告を掲載できるサービスであり、リポスト機能により情報拡散力が高いことが特徴です。
また、設定できるターゲティング項目が多いため、特定のユーザー属性を狙った広告配信がしやすいこともX(旧Twitter)広告の強みといえるでしょう。
メリット
X(旧Twitter)広告のメリットとしては、先ほどお伝えした拡散力が高いことやターゲティングがしやすいこと以外にも、「幅広い年齢層へのアプローチが期待できる」ことが挙げられます。
というのも、InstagramやTikTokといったSNSは若年層のユーザーが多い中、X(旧Twitter)は年齢を問わずユーザー数が多いため。
X(旧Twitter)も年齢別で見ると10~30代のユーザー数が多いものの、SNSを使って全年齢層に対する広告配信をしたい場合には効果的なプラットフォームといえるでしょう。
課金方式
X(旧Twitter)広告では、多くの配信目的に対応する課金形式があり、以下の8つが用意されています。
広告配信の結果に基づいて課金されることから、広告費が無駄になりにくいことが特徴です。
- CPF(コストパーフォロー)…フォロワー1人獲得につき課金
- CPC(コストパークリック)…クリック1回につき課金
- CPM(コストパーインプレッション)…インプレッション数1回につき課金
- CPE(コストパーエンゲージメント)…エンゲージメント数1回につき課金
- CPAC(コストパーアプリクリック)…アプリクリック1回につき課金
- OAB(目的に基づいた自動最適入札)…アプリ内の指定された行動1回につき課金
- CPI(コストパーインストール)…アプリインストール1回につき課金
- CPV(コストパービュー)…動画再生1回につき課金
X(旧Twitter)広告の種類
X(旧Twitter)広告にはメインカテゴリとして、
- プロモ広告
- テイクオーバー広告
- ダイナミック商品広告
- コレクション広告
といった4種類の広告があり、それぞれにサブカテゴリとしてさらにいくつかの種類の広告が用意されています。
この章では、日本においてX(旧Twitter)広告の中で最も利用される「プロモ広告」の4種類について詳しくご紹介していきます。
画像広告
最大4枚までの画像を使って商品やサービスを宣伝することができます。
GIF画像を使うことも可能。
動画広告
ユーザーのタイムライン上で自動再生される動画を使って商品やサービスをPRすることによって、ユーザーの注意を惹きやすいことが特徴です。
動画をタップしなくても内容が分かるようにテロップを入れることで多くのユーザーに広告を届けやすくなるでしょう。
カルーセル広告
2~6枚の画像・動画を並べて表示できる広告であり、横にスワイプすることで閲覧可能となります。
複数タイプの商品や比較を見せたい場合に有効。
テキスト広告
全角で最大140文字までのテキストを広告として使うことができます。
テキストのみの広告はタイムライン上でスルーされやすいため、元からアカウントの人気や影響力が大きい場合に使いやすい種類といえるでしょう。
X(旧Twitter)広告で設定可能な項目
X(旧Twitter)広告では、適切な広告運用を実現するための要素として、
- 広告配信の目的
- ターゲティング
といった設定が可能です。
広告配信の目的
「広告配信の目的」では、以下8つの項目の中から広告配信の目的を選択することができます。
- リーチ…広告のリーチを最大限に増やす
- 動画の再生数…動画の再生数を増やす
- プレロール再生数…広告とプレミアムコンテンツを同時に配信
- アプリのインストール数…アプリのインストール数を増やす
- ウェブサイトの訪問者数…ウェブサイトへの訪問者数を増やす
- アプリのエンゲージメント数…アプリを実際に使ってもらう
- コンバージョン…ウェブサイトにアクセスしてアクションを行ってもらう
- キーワード…強い意志を持つユーザーにリーチ
広告のターゲティング
「広告のターゲティング」では、主に以下の5つの項目を設定することができます。
- 性別…すべて/女性/男性
- 年齢…すべて/13歳以上の特定の範囲
- 言語…日本語/英語など40か国語以上
- 場所…国/地域/都道府県/市町村/都市圏/郵便番号
- 端末…iOS/android/その他のモバイル/デスクトップ
X(旧Twitter)広告の配信方法
ここからは、X(旧Twitter)で広告配信をする方法をご紹介していきます。
前提として、X(旧Twitter)で広告出稿をするにはX(旧Twitter)アカウントが必要になるほか、
- X Premium(旧Twitter Blue)に登録している
- Verified Organizationsに登録されている
- アカウントに金色バッジが付与されている
といった条件のうち1つを満たす必要があります。(2023年10月時点)
それでは広告配信の方法を見ていきましょう。
広告マネージャにアクセスしキャンペーンを作成する
まずアカウントプロフィールから「もっと見る」→「プロフェッショナルツール」→「広告」の順で広告マネージャにアクセスし、画面の右上にある「キャンペーンを作成」を選択します。
キャンペーンを作成し広告の目的を選択する
続いて、表示された項目の中から広告の目的を選択します。
支払方法やスケジュールを入力し広告を配信する
広告の目的を選択した後は、指示に従って「支払方法」や「予算とスケジュール」、「ターゲティング」、「広告として配信するポストの選択」といった項目を入力し配信となります。
また、X(旧Twitter)では、広告のためにポストを新規作成する方法とあらかじめ投稿されているポストを広告として使用する2つの方法があるため、お好みの方法を選択しましょう。
なお、プロモ広告に使用するポストは広告配信時に審査され、承認されなかった場合は広告キャンペーンとして使用できない点は注意が必要です。
さらに詳しい広告出稿方法について知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
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X(旧Twitter)広告運用時のコツ
ここからは、X(旧Twitter)広告を運用する際に知っておきたい3つのコツをご紹介していきます。
SNS広告の運用が初めての方はぜひ参考にしてみてください。
ユーザーにアクションを促す
画像や動画を使って魅力的な広告クリエイティブを作成しても、広告を見た後のアクションが明記されていないとウェブサイトや商品ページへのアクセスは期待できません。
そのため、「アプリをダウンロード」や「ページにアクセスする」などといった具体的なアクションを明記して、ユーザーにアクションを促すことがより大きな広告効果を生み出すでしょう。
複数パターンのクリエイティブを製作する
X(旧Twitter)で広告運用をする際に1パターンのみで配信した場合、クリエイティブがユーザーに刺さらないと広告効果を得られません。
そのため、あらかじめデザインや訴求方法の異なる複数パターンのクリエイティブを製作し、ABテストを繰り返すことで広告クリエイティブを洗練していくことがおすすめです。
また、X(旧Twitter)広告においては画像広告と動画広告といった異なる広告手法で複数の広告運用を行うことも良いでしょう。
経験やリソースが無い場合はプロに外注する
SNSでの広告運用は専門知識が必要になる分野であるため、広告運用の経験が少なかったり人的リソースを十分に確保できない場合は、広告運用を専門的に行っている企業に外注することもおすすめです。
広告運用のサービス内容の例としては、
- ハイクオリティな広告クリエイティブの作成
- ターゲットユーザーにリーチできるタイミングでの広告配信
- 運用状況のレポーティング
などがあり、目的ごとに最適な広告運用が期待できます。
また、経験やリソースが無い状態でむやみに運用を続けるよりも、プロに外注した方が結果的に広告運用にかかる費用が安くなるケースもあるでしょう。
X(旧Twitter)広告の注意点
最後に、X(旧Twitter)広告を運用する際の注意点をご紹介します。
実際に運用を始める前にチェックしておきましょう。
アカウントをアクティブな状態にしておく
X(旧Twitter)広告出稿時の審査では、「アカウントがアクティブな状態かどうか」が重要視されると言われています。
そのため、広告配信を目的にX(旧Twitter)アカウントを作成する場合、広告配信前にプロフィール画像の設定やいくつかの投稿をしておくなど、アカウントをアクティブな状態にしておきましょう。
広告配信が不安定になる可能性がある
近年のX(旧Twitter)では、サービス名称の変更や機能の追加・削除などが頻繁に行われており、広告配信が上手くできないケースも報告されています。
そのため、変化が激しいサービスであることを頭に入れたうえで広告運用を実施するようにしましょう。
まとめ
本記事では、X(旧Twitter)広告について詳しく紹介・解説してきましたが、いかがでしたか?
X(旧Twitter)広告には様々な種類があるため、目的に応じて適切な種類の広告を活用することが大事なポイントとなります。
また、記事内でもご紹介したようにSNSの広告運用は専門的な知識が必要になることも多いため、はじめはプロに外注し徐々に内製化することもおすすめです。
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