最近では、引っ越しや住宅の購入を検討する際にもSNSの情報が参考にされるようになりました。
中でもX(旧Twitter)は、抜群の検索性と情報鮮度を誇るSNSとして、多くの住宅・不動産業界のマーケティングにおいても積極的に用いられています。
そこで本記事では「住宅・不動産業界のX(旧Twitter)アカウント運用事例5選」をご紹介していきます。
住宅・不動産業界ならではの工夫だけでなく、他業界の公式アカウント運用においても参考になるブランディング・フォロワー獲得のポイントを解説しておりますので、是非とも最後までご覧ください。
※ インスタラボの掲載事例につきましては、弊社で取り扱っている事例だけではなく、他社様の素敵な事例もご紹介させて頂いております。ぜひ詳細はURLなどをご確認ください。
目次
住宅・不動産業界のX(旧Twitter)アカウント運用事例5選
それで早速「住宅・不動産業界のX(旧Twitter)運用事例5選」をご紹介していきます。
アットホーム(@athome_co)
画像:アットホーム(@athome_co)|X(Twitter)
アカウント:アットホーム(@athome_co)|X(Twitter)
フォロワー:19.1万人(※2023年8月現在)
まずはじめにご紹介する「住宅・不動産業界のX(Twitter)運用事例」は、不動産情報サイト「アットホーム(@athome_co)」の公式アカウントです。
同社のアカウントで注目したいポイントには、積極的なキャンペーン実施と高頻度の情報拡散が挙げられます。
/#赤ロゴ企業大集合🔥!#住まいさがしはアットホームキャンペーン
🏮【実施中】🏮
\Amazonギフトカード500円分が
合計200名さまに当たる!❤️🔥参加方法❤️🔥
1️⃣@athome_coをフォロー
2️⃣この投稿をRT当選者には後日DMにて連絡📨
8月31日まで💨 pic.twitter.com/zWAkvRtPn0
— アットホーム (@athome_co) August 25, 2023
上記は、2023年8月に実施した「#赤ロゴ企業大集合🔥!#住まいさがしはアットホームキャンペーン」の投稿です。
本キャンペーンは赤いロゴの企業が同時期にキャンペーンを実施する大規模なイベントになっており、他に「JAL」「ユーキャン」「タイトートイズ」など、各業界の大手企業が参加し盛り上がりました。
兼ねてからキャンペーンを積極的に実施している同社も参加されており、期間中、頻繁にキャンペーン情報をアナウンスすることで、キャンペーン効果を取りこぼさずに最大化されていました。
具体的には、
- 期間中にキャンペーン情報を毎日投稿
- 最新のキャンペーン投稿をプロフィールに固定
といった工夫で、情報を絶えずユーザーに拡散しており、まめな情報発信と行き届いたアカウント運用が大きな強みになっています。
特に投稿のプロフィール固定は、最もユーザーの目に触れる部分である反面、情報が古くなってしまうとアカウントの新鮮さが損なわれます。
その点で、プロフィールの投稿固定を常に最新の情報に更新されている同社のアカウントは、ユーザーに対し非常に活発な印象を与えています。
8月22日は #はいチーズの日
「は(8)い(1)チ(2)ーズ(2)」の語呂合わせから制定されました📷
そんな日にちなんで、夏の思い出写真で #間違い探し!
5つの違いを見つけてください👀✨
全部見つかるかな??
みなさんの #夏の思い出 もぜひリプライで教えてください🙌 pic.twitter.com/kuaEcZiMVi
— アットホーム (@athome_co) August 22, 2023
また同社のアカウントでは、上記のような日付にちなんだコンテンツも発信されており、多い日には1日に3投稿以上と、かなり投稿頻度も高くなっています。
投稿用の間違い探しのクリエイティブも作成するなど、ユーザーを飽きさせないようにしっかりとアカウント運用にリソースを割いていることが窺えますね。
まさに同社のアカウント運用は、量・質ともに揃った密度の濃い情報発信により、多くのファンを獲得することに成功していると言えるでしょう。
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ホームズくん🧐(@HOMES_kun)
画像:ホームズくん🧐(@HOMES_kun)|X(Twitter)
アカウント:ホームズくん🧐(@HOMES_kun)|X(Twitter)
フォロワー:約15.5万人(※2023年8月現在)
次にご紹介する「住宅・不動産業界のX(旧Twitter)アカウント運用事例」は、不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME'S」の公式アカウント「ホームズくん🧐(@HOMES_kun)」です。
同社のアカウントは、公式キャラクターのホームズくんによるアカウント運用が大きな特徴です。
プロフィールにも、カテゴリーが「私立探偵」、場所が「ホームズくんのおうち」とあるように、アカウントの世界観が徹底されています。
今週もおつかれさま~っ🍵
明日からお盆休みの人も多いかなっ?
せっかくのお休みだからどこか遠くに出かけたいなぁ~っ🚃✨ pic.twitter.com/AxvBsiFnWs— ホームズくん🧐 (@HOMES_kun) August 10, 2023
投稿においてもホームズくん視点でユーザーに語りかけるような口調がみられ、ファンが親しみやすいアカウント運用になっています。
また、企業のマスコットキャラクターはブランドの認知向上にもつながるため、ホームズくんが登場する写真の活用も非常に効果的ですね。
LIFULLさんが僕の紹介をしてくれたよ~っ✨
みんなはいくつ知ってたっ?🧐 https://t.co/7iYNJlLe5z— ホームズくん🧐 (@HOMES_kun) August 23, 2023
さらには、「株式会社LIFULL(ライフル)公式アカウント(@LIFULL_Corp)」との連携も積極的に行っており、他分野を手掛ける同社の全体的なブランディング向上にも活かされています。
オフィシャル性の高いホームアカウントと親しみやすいキャラクターアカウントを両立することは、異なるターゲット層の認知を図る上で大変有効です。
事業ごとに公式アカウントを作成し、その事業の特性や顧客層によって親しみやすいマスコットキャラクターを活用するアイデアは、是非ともおさえておきたいですね。
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オープンハウス(ゆる運用)(@openhouse_group)
画像:オープンハウス(ゆる運用)(@openhouse_group)|X(Twitter)
アカウント:オープンハウス(ゆる運用)(@openhouse_group)|X(Twitter)
フォロワー:約2.9万人(※2023年8月現在)
次にご紹介する「住宅・不動産業界のX(旧Twitter)アカウント運用事例」は、東京・神奈川・埼玉・名古屋・福岡に展開する総合不動産会社「オープンハウス(ゆる運用)(@openhouse_group)」の公式アカウントです。
同社はアカウント名に「(ゆる運用)」とあるように、広告臭の少ない等身大のアカウント運用が魅力になっています。
おはよーぷんはうす!
いよいよ夏の甲子園決勝戦ですね、なんだかソワソワしてしまいます。いい試合になりますように!(*´∀`*)— オープンハウス(ゆる運用) (@openhouse_group) August 23, 2023
慶応優勝、おめでとうございます!仙台育英のみなさんも本当にお疲れ様でした!(*´∀`*)
高校野球にはプロ野球とはまた違った良さがあって、終わってしまうのが寂しいです…— オープンハウス(ゆる運用) (@openhouse_group) August 23, 2023
上記の甲子園の投稿のように、同社のアカウントでは多くの人が共通して興味を持つ話題を頻繁に取り上げています。
いい意味で公式アカウントらしくないユーザーと同じ目線での発信が好印象ですね。
いやいや!?毎年やるもんじゃないですよ!?w(ノД`) https://t.co/ZTyvT0PWfW
— オープンハウス(ゆる運用) (@openhouse_group) August 15, 2023
また上記投稿のように、フォロワーの投稿に対して積極的にリプライ(返信)されている点もポイントです。
過去に実施した「家1軒プレゼント企画」を提案するユーザーに対し、ツッコミを入れるような形で返答されていますね。
ユーザーと近い距離感で楽しく気軽にコミュニケーションを取られている点は、オープンハウスのアカウントならではの魅力でしょう。
同社のケースでは、兼ねてから人間味あふれる等身大の発信を続けてきたことが、ファンの獲得、ひいては顧客ロイヤリティ向上につながっています。
ファンが気軽に話しかけやすい公式アカウントを目指す際には、是非とも同社のアカウント運用を参考にしてみてはいかがでしょうか。
パナソニック ホームズ【公式】(@panasonic_homes)
画像:パナソニック ホームズ【公式】(@panasonic_homes)|X(Twitter)
アカウント:パナソニック ホームズ【公式】(@panasonic_homes)|X(Twitter)
フォロワー:約2.2万人(※2023年8月現在)
続いてご紹介する「住宅・不動産業界のX(旧Twitter)アカウント運用事例」は、パナソニックホールディングスが手掛ける住宅総合メーカー「パナソニック ホームズ【公式】(@panasonic_homes)」の公式アカウントです。
同社の公式アカウントでは、アンケート機能を使って積極的にフォロワーにアプローチしている点がポイントです。
— パナソニック ホームズ【公式】 (@panasonic_homes) August 22, 2023
上記投稿では、「防災対策のアンケート」を実施。ワンタッチで気軽に参加できるアンケート機能は、アクション促すだけでなく、ユーザーのニーズを汲み取る上でも効果的です。
実際に本アンケートは、自社の住宅の安全性をアピールする布石の役割を果たしており、アンケートでユーザーの防災意識を顕在化させた上で、ツリー機能で防災アンケートを通じたプロモーション映像を発信されています。
自社のプロモーション内容に関連するアンケートを実施することで、ユーザーの興味を掻き立てている点がさすがですね。
/
広報発
地震の時も早よ復旧支援するから安心してや!
\当社は、地震発生時にオーナー様宅への
迅速な支援・復旧を助ける
地震被災リスク推定システムを
9月1日 #防災の日 から運用開始👍エリア単位で建物の被害レベルを判定して、
顧客データベースと連携。… pic.twitter.com/OOZ0z3SQSa— パナソニック ホームズ【公式】 (@panasonic_homes) August 23, 2023
さらに続く上記投稿を見てみると、一連の投稿が、9月1日(=防災の日)に運用開始される「地震被災リスク推定システム」のプロモーションに繋がっていることがわかります。
自社の新しい防災システムが開始する9月1日(=防災の日)に向けて、計画的にユーザーの意識をエスコートする発信の工夫は非常に参考になりますね。
新しい施策の周知には、情報拡散力に優れたX(Twitter)での発信が大変効果的です。
加えて本事例のように、アンケート機能をきっかけに情報発信を展開してユーザーの興味を少しずつ膨らませていくことで、新しい取り組みに対して一層の理解を得ることができるでしょう。
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【公式】住宅情報館/しーるくん(@seal_jjk)
画像:【公式】住宅情報館/しーるくん(@seal_jjk)|X(Twitter)
アカウント:【公式】住宅情報館/しーるくん(@seal_jjk)|X(Twitter)
フォロワー:約2万人(※2023年8月現在)
最後にご紹介する「住宅・不動産業界のX(旧Twitter)アカウント運用事例」は、全国各地に住宅情報センターを展開する「住宅情報館」の公式アカウント「【公式】住宅情報館/しーるくん(@seal_jjk)」の事例です。
同社の公式アカウントは、マスコットキャラクターの「しーるくん」がつぶやく雑学や豆知識が人気コンテンツになっています。
ヒマワリの花言葉をいくつかご紹介☺
「あなただけを見つめる」「情熱」「あなたを幸せにします」
とってもロマンティックだしーる😊大切な人にヒマワリを贈ってみてはいかが?✨#ヒマワリ #向日葵 #花言葉 pic.twitter.com/mwmYwKsPzW
— 【公式】住宅情報館/しーるくん (@seal_jjk) July 31, 2023
上記投稿では、「ひまわりの花言葉」をいくつか紹介されています。
「とってもロマンティックだしーる」というシールくん特有の語尾で、楽しく豆知識を得られる点が魅力的ですね。
夏を涼しく過ごすために、色々なアイテムがあるけど、ボクのおすすめは昔ながらの「すだれ」。できるだけ間をあけて窓の外側に吊るせば、窓に伝わる熱をカットしてくれるんだしーる。1本1本が太いすだれを選べば、さらに効果UP!!#すだれ #夏の涼 pic.twitter.com/eDv4DOMZHJ
— 【公式】住宅情報館/しーるくん (@seal_jjk) August 3, 2023
続いて上記投稿では、夏のおすすめのアイテムとして「すだれ」を紹介されています。
実際にすだれを使う際の方法やポイントも紹介されており、単なる雑学に留まらない暮らしに役立つちょっとしたノウハウを知れる点がいいですね。
また、上記2つの投稿は夏にちなんだ内容になっており、季節感のある投稿になっている点もユーザーが楽しめるポイントになっています。
ユーザーがアカウントをフォローするきっかけには、「役に立つこと」や「学びがあること」が重要なキーワードになってきます。
公式アカウントにおいても、ユーザーにとって有益な情報を心がけることで、自然とフォロワーを増やしていくことに期待できるでしょう。
まとめ
以上、「住宅・不動産業界のX(旧Twitter)アカウント運用事例5選」はいかがでしたでしょうか。
同じ住宅・不動産業界の公式アカウントでも、投稿のスタンスや情報発信の切り口に異なる工夫や個性が感じられましたね。
X(Twitter)の公式アカウント運用は、企業情報の拡散だけでなく、コミュニケーションをきっかけとしたファン化にも大変効果的ですので、是非とも本記事で取り上げたポイントを自社アカウントの成長につなげていたければ幸いです。
尚、アカウント運用をプロにお任せしたい!という場合には、ノウハウ・実績豊富な「Find model」がおすすめです。SNS運用で少しでもお困りの際には、是非ともお気軽にご相談ください。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
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