「SNS運用って難しそう…」「どんな効果があるかイマイチわからない」と感じていませんか?
※ インスタラボの掲載事例につきましては、弊社で取り扱っている事例だけではなく、他社様の素敵な事例もご紹介させて頂いております。ぜひ詳細はURLなどをご確認ください。
SNS運用とは
SNS運用とは、InstagramやTikTok、X(旧Twitter)などのSNSプラットフォーム上で、ユーザーとコミュニケーションを取りながら、自社の商品やサービス、世界観を発信していく活動のことです。
- 誰に (ターゲット)
- 何を (情報)
- どのように (表現方法)
届けるかを戦略的に考え、実行していくことが重要になります。
SNS運用の重要性
ここからは。SNS運用の重要性について詳しく見ていきましょう。
SNS運用が重要となっている理由
SNS運用が必要とされる理由として、SNSの利用率の高さが挙げられます。
2024年に総務省が発表した「令和5年通信利用動向調査」全世代でのSNS利用率が約80%となっており、SNSを利用していない人の方が少ないという状況になっています。
若年層の利用率は約90%と非常に高い状況。
高齢者に至っても、ここ数年でSNS利用率が大幅に増えているなど注目度の大きさがわかります。
このことから、利用者の多いSNSで効果的な宣伝やマーケティングを行うことで、より多くの人に商品やサービスを知ってもらい、さらには購入してもらうきっかけを作ることができるのです。
また、話題性のあるプロモーションができた場合には、「いいね」や「リツイート」などでさらに反響を得ることができる点も大きなメリットです。
まだ利用したことのないユーザーともコミュニケーションをとることも可能で、企業ファンや見込み客を作れる可能性も生まれます。
SNSには商品やサービスの検索ツールとしての側面がある
X(旧Twitter)やTikTok、Instagramを、検索ツールとして利用している人も少なくありません。
上記2つのSNSには、ハッシュタグという機能があり、頭文字に#をつけて検索することで、関連した投稿が表示されます。
たとえば、「#表参道カフェ」と検索すれば、写真とともに表参道にあるカフェや関連した投稿が検索できます。
ハッシュタグをつけて検索すれば、同じユーザー目線の写真や感想が手軽に検索できるのです。
お店側としてもブランドオリジナルのハッシュタグをつけて投稿しておけば、お店自体をまだ知られていない状態であっても、関連した投稿をみたユーザーが来店するきっかけを作ることができます。
SNS運用の工数と必要人員
SNS運用は、単に投稿をするだけでなく、
- 計画(アイデア出しなど)
- コンテンツ制作
- 投稿
- フォロワーとのコミュニケーション
- 分析と改善
などの多岐にわたるプロセスが必要です。
例えば、ある化粧品ブランドがInstagramとX(旧Twitter)を運用しており、週に5回の投稿を目指すとします。
本事例の場合、コンテンツのアイデア出しから投稿準備までに毎週10〜15時間ほどが必要です。
具体的には、
- コンテンツプランナーが投稿テーマを決定
- ライターがキャプションを作成
- デザイナーが画像・動画を制作
という工程の後、投稿スケジュールをSNS担当者が管理し、実際に投稿します。
投稿後は、ユーザーからのコメントや質問に対応し、エンゲージメントを維持するためのコミュニケーションも欠かせません。
さらに、月次やキャンペーン終了後には、データアナリストが投稿のパフォーマンスを分析し、次の戦略に活かすための改善案を考えます。
上記すべてのプロセスを効率よく回すには、通常、コンテンツプランナー、デザイナー、ライター、SNS運用担当、そしてデータアナリストといった専門性のあるメンバーが必要です。
たとえば、大手企業では、毎月複数のキャンペーンを同時に進行するため、10人以上のチームを編成する場合もあります。
クリエイティブディレクター、ライター、ビジュアルデザイナー、動画編集者、コミュニティマネージャー、データアナリストなどの役割分担がされており、それぞれが専門知識を生かして運用を支えるスタイルです。
一方、小規模なブランドや企業では、少人数のチームでも運用が可能ですが、その場合は各メンバーが複数の役割を兼務する必要があります。
つまり、効率的なSNS運用には、チーム全体での連携と適切なツールの活用が欠かせないのです。
以上のように、SNS運用では計画から改善までの全体的な工数を理解し、必要な人員を適切に配置することが成功の鍵となります。
どの段階にどれだけの工数をかけるかを事前に把握し、無理のない運用体制を整えることが、継続的なSNSの成果に繋がるでしょう。
SNS運用の成功事例
それでは実際にSNS運用としてどのようなものがあるのでしょうか。
実際の企業の事例を紹介しましょう。
SNS運用の事例:LINE
メッセージアプリとして日本で最も使われているLINEには「公式アカウント」という枠組みが存在します。
企業やお店などがLINEにアカウントを持ち、「友だち」追加したユーザーとコミュニケーションが取れる機能です。
また、お店や病院などの予約もLINEなどから行う機能もあり、面倒な手続きや手間を感じさせない対応も可能です。
ユーザーと企業同士がLINEしている感覚でやり取りができる、画期的な仕組みになっています。
誰もが知るスポーツブランド「NIKE」も、日本では「ナイキジャパン」として公式アカウントが存在し、2024年9月現在の友達数は約370万人です。
画像:NIKEジャパンLINE公式アカウント|NIKEオンラインショップ
商品の宣伝やセール情報など、都度、登録ユーザーに送信することができます。
メールではなくLINEの通知として表示されるので、ユーザーの目にも止まりやすく、DMやメルマガに比べて開封率が高いことが特徴。
また大手宅配企業、「ヤマト運輸」にも公式アカウントが存在します。
登録したユーザーには、荷物の到着予定日時が通知され、都合が悪ければLINEのトーク画面から受け取り日時の変更ができる仕組みになっており、再配達や不在の手間をより減らせるようになっています。
配達状況や、再配達依頼もトーク画面から行えるので、手続きもぐっと簡略化できているので、ユーザーにとってはわかりやすく便利な機能になっています。
X(旧Twitter)
リポスト機能による高い拡散性やリアルタイムの情報収集に優れたX(旧Twitter)にも数多くの公式アカウントが存在します。
ここでは少し変わった運用をしている「SHARP」を紹介します。
画像:@SHARP_JP|X
同社は誰もが知る家電メーカーであり、大手企業ですが、X(旧Twitter)上ではそのイメージとはかなりかけ離れています。
ユーモアのある紹介文や投稿が話題になり、フォロワー数は2024年9月現在なんと約83万人。
ユーザーからのリプライ(投稿に対する返信)にもフレンドリーに対応するなど、距離感の近いコミュニケーションになっています。
個人アカウントに近い投稿になっており、ユーザーとの親近感を感じさせる運用をとっています。
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若年層の利用の多いInstagramにも、企業アカウントが増えつつあります。
「インスタ映え」が流行語大賞を受賞した背景が物語るように、オシャレへのニーズが高いInstagram。
コーヒーショップ「スターバックス」のアカウントは、こうしたInstagramの需要を捉えた投稿を行っています。
この投稿をInstagramで見る
新作飲料や飲み方の紹介を、いわゆる「映える」写真で紹介し、集客に生かす運用を行っています。
また、投稿した写真や「ストーリーズ」(掲載期間が24時間の限定的な投稿)に掲載した商品のページにそのまま飛ぶことができるので、写真を見て惹かれたユーザーをそのまま注文ページのアクセスに繋げる運用にもなります。
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SNS運用の注意点
SNSの運用がもたらすメリットは大きいですが、利用者が多い分注意も必要です。
というのも、マナー不足やちょっとした言葉遣いのミスによって、企業イメージのダウンに繋がることもあるためです。
ビジネスとして企業がSNSを運用する際の注意点を見ていきましょう。
SNS運用の目的と方向性をはっきりさせる
企業としてのSNSは一個人としてではなく、利益を求める団体として運用していくのが大前提になります。
SNSを活用してどのように企業をアピールしていくかを社内で共有することが大切です。
どのようなユーザー(ターゲット)に、どんな商品(サービス)を、どんな形でアピールしていくのかを定めて運用していくことで、SNSの世界観に一貫性が出て、支持するユーザー確保につながります。
どのSNS媒体で運用していくのか検討する
SNSにはさまざまな種類があり、媒体によって特徴や使い方、機能、さらにはユーザー層まで異なるため、SNS運用の目的やターゲットに沿ってどのSNSを選ぶかを検討する必要があります。
例えば、X(旧Twitter)では匿名で自由な発言ができる場という特徴があります。
主に文字をメインとして言葉のやり取りを楽しむSNSのため、コラムや記事を発信する場合はX(旧Twitter)の方が向いているでしょう。
一方Instagramは画像や動画がメインになるため、写真の質を重要視して閲覧しているユーザーが多くいます。
企業としてアピールしたい商品の見栄えを意識したプロモーションをしたい場合に適しています。
以上のように、SNSによってユーザー層や特徴、求めるものが変わります。
運用を始める際は、どのSNSが自社に合っているのかを見極めることが大切です。
IT・SNSリテラシーを高め炎上防止に努める
SNS運用は炎上という危険性が隣り合わせにあることを意識して運用していかなければなりません。
炎上の原因としては、モラルにかけた言動や、批判を受けた時の対応方法など、ユーザーが不愉快だと感じた時に起こりえます。
SNSは良くも悪くも拡散速度が速いため、炎上してしまうと、多くの人にマイナスな印象を与えてしまいます。
SNS運用前にガイドラインなどを作成し、ルールの順守を徹底することで、このようなリスクを防ぐ必要があります。
SNS運用代行
SNSでは継続的、且つ効果的な運用が必要です。
SNSの運用に人員を割かなくてはいけませんし、そもそもノウハウがないという企業も多いと思います。
こうした需要をうけて今、さまざまなSNS運用代行会社がメリットの大きいサービスを提供しています。
運用代行のメリット
まず、運用代行を依頼するメリットを4つご紹介していきましょう。
定期更新ができる
運用代行を依頼すれば、人員や労力を割かずに継続的なSNS運用が可能になります。
SNSアカウント運用において、どのSNSにも共通していえることは、更新頻度が高い方がエンゲージメントを獲得できるということです。
定期更新でユーザーを飽きさせない工夫をすることができれば、新規フォロワーの獲得やフォロワー離れにも繋げることができるでしょう。
コスト削減ができる
SNSアカウント運用によって、自社の人員、時間など様々なコストを削減しながら効果的なSNSマーケティングを行うことができます。
更新頻度を高めたり、高エンゲージメントのツイート・キャンペーン内容を施策するにあたって、ある程度のコストがかかってしまうのがSNSアカウント運用です。
特に、ノウハウがない企業にとっては大きなコスト削減となるでしょう。
炎上などのリスク回避ができる
SNSでは、コメント欄などに多くのユーザーから批判や誹謗中傷の投稿が集中する「炎上」が起こってしまう場合があるのです。
社会的・道徳的に不適切だと判断された内容やSNSのルールから逸脱した内容である場合、炎上に繋がるケースも稀に見受けられます。
炎上や企業のイメージダウンのリスクを回避するためにも、ノウハウやルールを熟知している運用代行会社に依頼するのが良いでしょう。
ノウハウが学べる
運用代行会社のアカウント運用方法を日々チェックし、分析レポートや月次報告会を行うことで、自社のSNSノウハウも得ることができるでしょう。
自社担当者もSNSアカウント運用について詳しくなれば、より効果的なSNSマーケティング戦略を打ち出していくことができます。
運用代行の作業内容と相場
参考としてSNS運用代行の相場例とどのような作業内容かを紹介しましょう。
※毎月の投稿数や作成する画像・動画の数などに比例して料金は変わりますのでご留意ください。
10万円前後/月
- 原稿作成…SNSに投稿する記事(テキスト、写真、動画)の作成作業。
- 投稿作業…作成した原稿を投稿する作業。ターゲット読者に合わせた媒体、配信タイミングで投稿をします。
20~30万円/月
- 原稿作成
- 投稿作業
- コメント対応…投稿に対するコメントに返信する作業。
- 分析レポート作成…振り返りやSNSの効果改善を話し合う上で、月次レポートは役立ちます。
- 月次報告会…月次レポートを元に、振り返りや効果改善の提案をする定期的な打ち合わせをSNS運用代行会社と行います。
50万円~/月
- 原稿作成
- 投稿作業
- コメント対応
- 分析レポート作成
- 月次報告会
- (+α)広告運用…広告費をかけて広告運用をすることで通常のSNS運用だけではリーチできない相手に対して広く投稿を見てもらうことができます。配信地域や年齢、趣味などを設定して広告を配信できるため、ターゲットへの露出を増やせるメリットがあります。
- (+α)SNSキャンペーン…SNSを活用したキャンペーンによるフォロワーの獲得や集客・売上アップにつなげます。
- (+α)インフルエンサーPR…SNSで影響力の大きいインフルエンサー(ユーチューバー、インスタグラマーなど)にブランドを紹介してもらい認知拡大~フォロワー獲得~製品・サービスの購入を加速させます。
SNS運用代行会社を紹介
最後にSNS運用代行を提供している企業をいくつか紹介しましょう。
Find Model/ソーシャルワイヤー株式会社
画像:Find Model
Find Modelは、インフルエンサーマーケティングを強みとするサービスであり、Instagramを中心とした質の高いSNS運用にも定評があります。
- アカウント開設・初期設定
- 投稿内容の企画・制作
- 投稿代行
- エンゲージメント対策
- 効果測定・分析
- インフルエンサーマーケティング
GLOBAL LINK JAPAN
GLOBAL LINK JAPANは東京に本社と大阪に支社を構えるソーシャルメディア支援会社です。
SNS運用代行サービスではInstagram、YouTube、Facebook、LINE、Wechat、WeiboなどのSNS運用代行サービスを提供しています。
ライトアップ
出典元:株式会社ライトアップ
ライトアップを運営するライトアップ株式会社はメールマーケティング支援、webコンテンツ企画制作、SNS(ソーシャル)運用代行、web制作・CMS構築のサービスを提供しています。
Facebook、X(旧Twitter)、Instagram、LINEなどのSNS媒体に対応して運用代行サービスを提供しており、投稿コンテンツの企画・制作・運用、コメント返信対応・監視、レポーティングなど幅広く支援が可能です。
運用代行会社を選ぶ際の注意点
運用代行を依頼するかどうかを悩まれている方は、以下のポイントをチェックして検討してみましょう。
捻出可能な予算の限度
運用代行会社に依頼することで、運用方針に見合ったプランへの予算を捻出する必要があります。
運用代行会社によってプランや予算感も異なりますので、
- 価格
- 運用実績
- 効果測定基準
- プラン・サービス内容
上記をしっかりと確認し、自社の方針とマッチした運用代行会社を選びましょう。
大規模のSNSアカウントである
フォロワー数が多いなど規模の大きいSNSアカウント運用である場合は、投稿に対する労力がかかることや、様々なリスクが伴いやすくなります。
効果的なマーケティング施策を安全に行うために、運用代行会社に依頼することは良い方法でしょう。
レポートをより詳しく確認したい
運用代行会社に依頼することで、ミーティングや月次報告会での詳細なレポートやノウハウを確認することができます。
ミーティング・月次報告会などで得たノウハウを自社に活かしたいという方は、ぜひ運用代行会社に依頼することをおすすめします。
まとめ
今回は、SNS運用の基礎知識からメリット、成功事例、そして代行サービスまで幅広く解説しました。
- 低コストで始められる
- ターゲットにピンポイントに情報を届けられる
- 双方向のコミュニケーションでファンを獲得できる
など、多くのメリットがあります。
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