最近ではYouTubeを始める人が増え、ジャンルも多様化してきました。
その規模も、完全に1人で企画・出演・編集する個人YouTuberから、それぞれの役目を分担している企業規模のYouTuberまでさまざまです。
そんな中で新たにYouTubeを開設し、登録者を増やすのは至難の業。
ある程度知られている有名人や有名企業だからと言って、登録者がすぐ伸びるというわけではありません。
そのチャンネル自体が好かれたうえで、「チャンネル登録したい!」と視聴者に思わせなければなりません。
もちろんそのためには企画や編集も大事なのですが、YouTubeを運営するうえで注目すべきポイント、いわゆる「コツ」を掴んでいると登録者も増えやすくなります。
本記事では、YouTube運用で大事にするポイントや、登録者を増やしたい人向けのポイントを解説いたします。
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目次
YouTube運営が注目すべきポイント
YouTube登録者数を増やすためには、まずは「動画を見てもらう」必要があります。
その再生数を増やすための一つの要因として、YouTubeのアルゴリズムを理解する必要があるのです。
そしてYouTube側は動画の内容から善し悪しを判断しているわけではなく、分析によって得られる数字から判断をしています。
その数字は運用している側も確認することができるため、その後どのような対策を取るかの目安になります。
インプレッション数・インプレッションのクリック率
YouTubeにおけるインプレッション数とは、「YouTubeの動画サムネイルがユーザーに表示された回数」、そしてクリック率は「インプレッションされた動画がクリックされた割合」のことを指します。
例えばインプレッション数が1万、クリック率が5%の場合、500回クリックされていることになります。
インプレッションはYouTube検索・YouTubeトップページ・YouTubeフィード(登録チャンネル・急上昇・履歴)や再生リストでサムネイルが表示された場合にカウントされます。
インプレッションが多いことは注目されている証で、クリック率が高いことはサムネイルから動画に興味を持ってもらえた証です。
特にクリック率が大事で、公開1週間後のサムネイルのクリック率は平均5%が一般的ですが、そんな中で8~10%を記録するとYouTubeからおすすめされやすくなり、関連動画や検索結果で上位表示されやすくなります。
視聴者維持率
視聴者維持率は動画を見始めた視聴者がどのくらいの長さ継続して見ていたかを示す割合です。
クリック率は動画の導入として必要ですが、視聴者維持率も重要です。
例えば視聴者維持率が10%の場合、10分ある動画だと1分間しか視聴されていないということになります。
この場合、いくらクリック率が高くてもYouTubeからは優良なコンテンツとみなされません。
動画の内容が面白くない場合、または釣りサムネ(サムネと動画内容がかけ離れすぎている)の場合は視聴者維持率が低くなります。
目安として、維持率が40%を超えるとおすすめされやすくなります。
高評価・低評価数
YouTubeでは「高評価数が多い」というのもおすすめされやすくなる指標の1つです。
しかし、指標は高評価のみではありません。
YouTubeでは2022年から低評価数が視聴者に非表示となり、高評価数のみが表示されるようになりましたが、アルゴリズムとしては高評価・低評価の数はどちらも反映されていて、低評価でも評価無しの動画よりはおすすめされやすくなります。
この考えから生まれたのが迷惑系YouTuberのように「炎上する動画をあえて出す」という戦法なのですが、低評価が高評価の半分を超えた場合はおすすめには載りにくくなります。
そのうえ、いくら有名になったからとはいえチャンネル登録につながるかと言えばそういうわけではなく、さらには過激な動画・悪質な動画が通報されることが増えるとBANされる可能性もあります。
低評価には単純に内容が好みに合わない場合や、嫉妬の気持ちから押す場合もあるので、一概に悪い動画であるとも言えませんが、低評価を狙って獲得しに行くことはおすすめしません。
チャンネル登録数を増やすためには
チャンネル登録者を増やすことは動画の再生数を増やすよりも難しいと言えます。
しかし、しっかりとした対策を練れば登録者も確実に増えていきます。
チャンネルのコンセプトを固める
YouTubeには様々な「○○系YouTuber」というジャンルがありますが、まずは自分のチャンネルを説明すると何系にあたるのかを一言で明確に説明できると強いです。
「料理系」だとレシピを参考にしたい視聴者、「漫画考察系」だと漫画のことをさらに深く知りたい視聴者がチャンネル登録してくれるでしょう。
そして、視聴者は面白い動画を見つけた場合、そのチャンネルの別の動画も見たうえで、それも面白ければチャンネル登録するという場合がほとんどです。
そのため、ジャンルに特化して動画を複数用意するとチャンネル登録してもらいやすくなります。
また、最初は方針が決まっていない場合でも、いろいろな動画を出していくうえでバズった動画が出た場合、そのジャンルに特化したYouTuberに路線変更して「コンセプトを固めなおす」ことも一つの手です。
出演者やスタッフ自体が好かれるようになる
明確なコンセプトを打ち出す動画ではなく、HIKAKINさんやはじめしゃちょーさんのように、様々な企画をやるタイプのYouTuberになりたい人もいるでしょう。
その場合は面白い企画を作り出すことも必要ですが、「出演者・スタッフが視聴者に好かれる」ことも意識すべきです。
視聴者に好かれそのチャンネル自体のファンになってもらえば、いろんなジャンルの動画を出しても「この人が出ているから見よう」となるからです。
視聴者は言葉遣いや動作から出演者・スタッフが一体どういう人か?というのを感じ取っています。
極端に媚を売るのも逆効果になりますが、「全世界に動画を公開している」ということを心がけてふるまうようにしましょう。
サムネイルを工夫する
前述のインプレッションのクリック率の項目でもお伝えしたように、サムネイルが表示されても興味をそそられないとクリックされません。
そのため、サムネイルは非常に重要です。
YouTuberの中には動画公開後、再生回数の伸びが悪いとサムネイルを差し替える人もいるほどです。
サムネイル作りの1つの正解として「人気YouTuberのサムネイルを参考にする」という方法もありますが、あまりに人気のYouTuberだとサムネイル関係なく人気動画になることも多々あるため注意が必要です。
一般論として、良いサムネの条件として
- ごちゃごちゃしていない
- 文字が見やすい
- インパクトのある言葉を使う(最強・ヤバすぎた・最新版データなど)
- 目につきやすい色合い
- チャンネルで統一感を持たせる
- 動画内の山場の画像を使うorサムネイル用に別で写真を撮影する
- タイトルでわかることはサムネイルに書かない
などが挙げられます。
ただし、前述の通り釣りサムネは視聴者維持率の著しい低下を招くので、避けるようにしましょう。
動画のSEO対策を行う
WebサイトではSEO対策(検索エンジン対策)が重要となりますが、これは動画でも同様です。
YouTubeで言葉を入れられる場所としてはタイトル・説明文・タグなどがあります。
関連するワードを入れておくと、検索に引っ掛かりやすくなり、視聴数も増えます。
特にタイトルはサムネイルとともに表示される場合が多く、文言が視聴につながりやすいので引きのあるタイトルにしましょう。
定期的な更新を心がける
YouTuberの中には配信する曜日や時間をしっかり設定する人も多く見られます。
これは視聴習慣を考え、「何曜日のこの時間だからあの動画が上がっているはず」と意識させるためです。
もしスケジュールの関係でその設定が難しいとしても、ある程度間隔をあけずに定期的に更新することが重要です。
もしいくら面白い動画が上がっていても、数か月間更新がないと「もう新しい動画は上げないのかな?」と思われて登録されない可能性があります。
視聴者や関連チャンネルとコミュニケーションを行う
YouTubeではコメントも重要な要素です。
自分のチャンネルにコメントがもらえた場合、コメントに返信するとファン獲得に近づきます。
さらに「視聴者からの質問コーナー」と題し、もらったコメントを動画に反映するなどの施策を取るなど、双方向のコミュニケーションを意識するとより視聴者との距離が縮まります。
他にも、自分のチャンネルに関連した動画にコメントを残すことで、動画投稿者やその視聴者に自チャンネルの動画を見てもらえる可能性もあります。
YouTubeでは「視聴者とのインタラクション(交流)」という要素も重要視しているため、コメントが活発な動画は高く評価されます。
チャンネル登録を促す
よくYouTuberが「チャンネル登録お願いします」と呼び掛けていますが、これも登録者増加のためには必要です。
このようか声かけ以外にも、テキストや登録ボタンがあることで、チャンネル登録のコンバージョン率は高くなります。
画面外にもデフォルトの登録ボタンはあるのですが、動画内に透かしのチャンネル登録ボタンを設置することもできます。
動画内にボタンがあると視聴者が登録ボタンを探す手間が省けるため、ボタンを押す心理的ハードルが下がります。
この手間をかけるだけで視聴後のチャンネル登録に結び付くのでぜひ実践しましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
いまやスマホ1台あれば誰でもYouTubeチャンネルを開設できるようになり、その分YouTuberも珍しくなくなってきました。
しかしその分競争は激化し、視聴者が登録ボタンを押すハードルも上がってきています。
数か月や数年間なかなか伸び悩むこともあるかもしれませんが、ブレイクはいつやってくるかわかりません。
登録者を増やすためには、しっかりとKPIを設定し、コツコツと動画を投稿していきましょう。
最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。
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