SNSが普及し、テレビだけでなくInstagramやTwitterなどのSNSを用いて情報発信を始める企業が大変増えています。
そんな中、動画配信を中心とする”YouTube”を使用してマーケティングを行う企業も増えており、YouTubeの広告だけでなく企業のYouTubeチャンネルを開設するケースも増えてきています。
YouTubeを使ってどういった戦略をとればよいのか、、、どんな動画を上げていけばよいのか、、、そんな疑問に答えるため、今回はYouTubeにて情報発信をしている外食産産業ビジネスを展開する企業のYouTubeアカウントについて紹介していきます。
真似したい工夫されたポイントもあわせて解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
情報発信している外食企業のYouTubeチャンネル
さっそく、YouTubeにて情報発信をしている外食企業のYouTubeアカウントを5つ紹介していきます。
日本マクドナルド株式会社
画像:マクドナルド公式(McDonald’s) - YouTube
最初にご紹介するYouTubeにて情報発信をしている外食産業の企業は「日本マクドナルド株式会社」です。
YouTubeチャンネル:マクドナルド公式(McDonald’s) - YouTube
チャンネル登録者数:14.1万人(2021年10月現在)
日本マクドナルド株式会社のYouTubeでは、新商品や期間限定のシーズナルメニューの紹介のCMを多く共有しているほか、子供に大人気のハッピーセットのおもちゃの紹介や”マクドナルド品質”の紹介ムービーを多く配信しています。
また、大人気のお笑い芸人の四千頭身とコラボし、クルー募集を促進する短編ムービーをシリーズごとに配信。
そのほか、全国で実施している”子どもたちの日常生活に必要なルールやマナーを伝えるプログラム「ハロードナルド!」のプログラムの一部をYouTube内で特別配信しています。
環境面の取り組みにも力をいれており、動画配信することで社会への呼びかけにもつながっていると考えることができます。
こうした「環境」や「雇用」といった「SDGs」をテーマにした活動をSNSで発信している企業も増えており、「先進的な企業だ」と企業活動をアピールしやすくなります。
YouTubeチャンネルのテーマにもよりますが、「SDGs」や「CSR(企業の社会的責任)」等の活動を発信する媒体として検討してみるとよいでしょう。
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日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社
画像:ケンタッキーフライドチキン 公式YouTubeチャンネル - YouTube
次にご紹介するYouTubeにて情報発信をしている外食産業の企業は「日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社」です。
YouTubeチャンネル:ケンタッキーフライドチキン 公式YouTubeチャンネル - YouTube
チャンネル登録者数:1.58万人(2021年10月現在)
日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社のYouTubeでは、新商品はもちろん、定番の人気商品や期間限定商品のCMを多く配信しています。
また、自社の魅力を存分に伝えつつ、SNSで採用活動を行う「ソーシャルリクルーティング」の役割としても活用できているYouTubeチャンネルでもあります。
たとえば、会社説明のムービーや実際に働かれているクルーの方々のインタビューを交えた紹介ムービーを配信し、一緒に働くメンバーの募集をYouTubeを通して行っています。
そのほか
- 自社の商品を使ったアレンジレシピの紹介
- チキンの上手な食べ方
- 今世界で話題のASMR(高音質の咀嚼音など)
などユニークな動画配信も多く行っており、商品の魅力や特徴を伝えながら視聴者の興味をつかむ興味深いムービーを多く取り揃えています。
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スターバックス コーヒー ジャパン株式会社
次にご紹介するYouTubeにて情報発信をしている外食産業の企業は「スターバックス コーヒー ジャパン株式会社」です。
YouTubeチャンネル:スターバックス 公式 - YouTube
チャンネル登録者数:1.37万人(2021年10月現在)
スターバックスコーヒージャパン株式会社のYouTubeでは、
- 季節ごとに代わるシーズナルドリンクのメイキングムービー
- おすすめのコーヒー
- どんなコーヒーにどのフードが合うのかなどのおすすめのペアリング
を紹介するおしゃれな動画が多く配信されています。
商品に関する動画だけでなく、働く人々の思いや地域での開催イベントの一部紹介ムービーもあり、公式YouTubeを訪れた多くの人々がスターバックス コーヒー ジャパンの魅力を実際に感じることができます。
ムービーの中には、普段見ることのできないバリスタ側の視点が色鮮やかな動画と共に配信されている点も視聴者の方々の興味をそそります。
また、使用しているコーヒー豆の農家に関するムービーも複数投稿しており、視聴者の方々の”コーヒー”に対するストーリーが膨らみコーヒーの魅力をより感じることのできる点も数ある魅力のうちの一つです。
ストーリーテリングはブランドイメージを作り上げる上で大変重要です。
ブランドの理念や軸としている要素を発信し、共感してもらうことで根強いファンも増えてきますので「ブランドメッセージ」という側面にも注目してみましょう。
タリーズ コーヒー ジャパン株式会社
次にご紹介するYouTubeにて情報発信をしている外食産業の企業は「タリーズ コーヒー ジャパン会社」です。
YouTubeチャンネル:TULLYS COFFEE JAPAN - YouTube
チャンネル登録者数:約6700人(2021年10月現在)
タリーズコーヒージャパンのYouTubeでは、主にドリンクの作り方や再現レシピが多く配信されています。
普段お店で注文するドリンクがどういった過程で作られているのか興味を持つ人々は少なくないはず、、、そんな視聴者の興味をそそるムービーを多く共有されています。
商品紹介だけでなく、ブランドの理念や活動もあわせて配信することでブランドメッセージを視聴者に伝えて共感してもらいブランドを好きになってもらえるような運営がされています。
高度な技術で可愛らしいキャラクターを巧みに描く、人気の”デザインカプチーノ”の動画も配信しており、魅力が詰まったムービーが多くあります。
ラテアートなどデザインの施された動画はYouTubeでも人気であり、店舗の商品を活用したアート作品もアイデアとして取り入れてみると、YouTubeチャンネルのコンテンツのバリュエーションを増やすことができるでしょう。
コーヒーが好きな人がさらにコーヒーに関して詳しくなれるノウハウ情報も豊富。ユーザーに役立つ情報はシンプルに人気になりますので、専門的な情報をわかりやすくして教える教育コンテンツもおすすめです。
くら寿司株式会社
次にご紹介するYouTubeにて情報発信をしている外食産業の企業は「くら寿司株式会社」です。
YouTubeチャンネル:無添くら寿司 - YouTube
チャンネル登録者数:約6100人(2021年10月現在)
無添くら寿司のYouTubeでは、おすすめの商品の紹介を基本に人気お笑い芸人ダウンタウンを起用したCMをYouTubeに多く共有しています。
尺の短い動画が多いですが、YouTube内などの動画広告として配信できるため「YouTubeへの集客」と「YouTube広告配信」の両面を兼ねそろえた運用が見られます。
また、自社の実施しているサービスや視聴者の興味をそそる旬の魚をつかった大人気の寿司の紹介ムービーも多く配信しています。
新型コロナウイルスの店内での対策を動画で配信することで多くのお客様が安心して楽しめる空間を作りだそうとしている点もとても魅力的です。
YouTubeには動画を見てくれた人の分析ができる「YouTubeアナリティクス」機能がありますので、動画再生時間や高評価などの反応から人気動画の成功要素を見つけ出し、新しい動画に盛り込んでいきましょう。
まとめ
YouTubeにて情報発信をしている外食企業のYouTubeアカウントを紹介してきましたが、いかがでしたか。
自社の紹介したい商品やサービスなど、動画配信だからこそできる魅力の詰まったムービーが多くあり、どの企業のYouTubeアカウントもそれぞれ個性が出ていて、視聴者の興味をそそるものばかりでしたね。
YouTube配信では、視聴者からの評価やコメントも見ることができるため、何に関心が多く集まっていて、何を改善すべきなのか。などより多くのお客様の声を身近に聞くことができる点も魅力の一つです。
今後もInstagram、Twitterそして今回ご紹介したYouTube含め、さまざまなSNSを使用したマーケティングが多く採用されていくと考えられます。
ぜひ参考にSNSを活用した戦略のヒントにしてみてください。