Top画像:Voicy|公式HP
皆さんはSNSやサブスク内のコンテンツで音声コンテンツを使ったことはありますか?
コロナ禍で以前より需要が高まった動画配信サービスが人気を集める中、次のプラットフォームとして「音声配信サービス」が注目されはじめています。
2020年に新たなSNSとして話題になった「clubhouse」や、誰でも簡単に音声収録・配信ができる「stand.fm」など多くのサービスがありますが、その中でも最近他にはない音声プラットフォームとして注目されているのが、今回ご紹介する「Voicy(ボイシー)」です。
今「Voicy」が注目されている理由は何なのか、特徴や使用方法を知りたいという方も多いのではないでしょうか。
本記事では、そんな話題の音声配信プラットフォーム「Voicy」についてご紹介するとともに、Voicyの利用方法をわかりやすく解説していきます。
目次
Voicyとは
音声プラットフォーム「Voicy」は、スマホから収録した声をそのままアーカイブして発信できるシンプルなツールです。
ビジネスのプロや芸能人が配信する「声のブログ」と、4大マスメディアの記事を音声で配信してくれる「メディアチャンネル」をメインコンテンツに、ビジネス、ライフスタイル、トーク、ハウツー・学習、エンタメ、スポーツのチャンネルカテゴリから様々なジャンルのトークを楽しめます。
Voicyの配信者は応募通過率約5%の厳しい審査を通過した選りすぐりパーソナリティで構成されており、安心して聴くことのできる声に出会えるプラットフォームであるという点も特徴的です。
画像:音声プラットフォーム「Voicy」、27.3億円を調達。声で、明るい未来へ変えていく。|PR TIMES
忙しい人でも「ながら聴き」できることから、2022年現在ではVoicyの平均聴取維持率は80%を超えており、会員登録者数は約150万人と急激に利用者数は増加しているのです。
設立7年目となった2022年にはチャンネル数が1,600以上、テレビ・新聞などのメディアは72チャンネルとなり、スポンサーやプレミアムリスナー機能などを活用したパーソナリティの中には1か月で約900万円という収益を得ることができる方も見られるようになりました。
Voicyの基本料金は無料となっていますが、「プレミアムリスナー」や「差し入れ」などの収益化可能な制度が充実していることも配信者・視聴者に選ばれるポイントでもあるでしょう。
Z世代のVoicyの使い方
画像:Z世代の7割以上が「音声コンテンツをよく聞いている、聞く機会が増えた」と回答。Voicyと電通、Z世代向けの「声の社内報」トライアルプランを数量限定で提供開始。|Voicy
2021年8月、Voicyが株式会社電通と共同で行った200人の現役大学生に対する「音声メディア利用」についてのアンケートの結果、「音声コンテンツをよく聞いている、聞く機会が増えた」と答えたZ世代の大学生は72.5%と非常に多くの割合を占め、音楽を含まない音声メディアを利用すると回答した人が32.5%という回答が得られました。
YouTubeやSNSなどのプラットフォームが日常的に利用されるようになった現代において、目から情報を得ることに疲れた世代が、発信者の感情が伝わりやすく、人との繋がりを感じられる音声プラットフォームを好む傾向があることが分かってきています。
また、VoicyはSNSと連動させていることや様々なジャンルのコンテンツが楽しめることから、他のSNSと比較して20~30代の若い層にリーチしている点も特徴的です。
さらに、電車などの移動時間や他の作業と並行し、動き回りながらも好きなコンテンツに触れることができるVoicyは、多忙な現代人の生活に適しているプラットフォームなのです。
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Voicyの利用方法
画像:Voicy|公式HP
Voicyは、Webとアプリのどちらからでも登録・視聴することが可能です。
どちらから登録する場合でもアカウント作成には約1分程度と短い時間で簡単に登録、利用開始をすることができます。
アカウント作成
モバイル端末からアプリをダウンロードし、お好みの方法でアカウントを作成します。
TwitterなどのSNS経由での登録も可能ですが、メールアドレスから作成する場合は、
- ニックネーム
- メールアドレス
- パスワード
を入力し「メールの認証に進む」をタップしましょう。
プロフィール設定
入力したメールアドレスにメールが届いたら、メールに記載された認証URLにアクセスしアカウント登録を完了させます。
プロフィール作成画面に進み、
- 生年月日
- 性別
- 職業
- 知っているパーソナリティ3人の選択
上記の設定を行うとホーム画面へと遷移します。
アカウント作成は以上の簡単なステップのみで完了です。なお、パソコンのブラウザから登録する場合も同様の方法で登録を行うことができます。
タブの種類
Voicyには画面下部に項目ごとに分類された5種類のタブがあります。
ここでは、5種類のタブとそれぞれで利用できる機能についてご紹介していきます。
ホーム/フォロー中
「ホーム」タブではトレンドのハッシュタグに関連した放送の他、
- フォロー中の放送
- ピックアップチャンネル
- 再生ランキング
- 生放送
- マーケティング
- ニュース・天気
- メンタル・心理学
- キャリア
- 投資・マネー
- 最新ニュースをお届け!
- 注目チャンネル
- 急上昇ニュース・メディアチャンネル
- ブランド公式チャンネル
- Podcasyセレクション
上記14つのカテゴリーから好みのチャンネル・放送を検索することができます。
お気に入りのチャンネルは「フォロー」することができ、「フォロー中」タブから簡単にアクセスできるようにすることが可能です。
「フォロー中」タブでは「すべて」と「未聴」を確認できるため、聞き逃した放送を判別しやすいメリットがあります。
アプリの通知を許可すれば、チャンネルの更新情報を受け取ることも可能です。
ライブラリ
「ライブラリ」タブでは、保存した放送やいいねした放送、再生履歴を閲覧することができます。
下記右画像のように放送の右上にあるアイコンをタップすることで「あとで聴く」内に放送を保存することができますので、活用してみましょう。
見つける/マイページ
「見つける」タブではキーワードの検索窓に入力してチャンネル・放送を検索したり、「話題」「注目のトークテーマ」などVoicyがピックアップしたカテゴリーの中から好みのチャンネル・放送・ハッシュタグを選択することが可能です。
「マイページ」タブでは、アカウント情報の設定・確認や「プレミアムリスナー」「差し入れ」などの有料のチャンネル会員や配信者に送る投げ銭の購入履歴の閲覧、音の設定、問い合わせなどができるようになっています。
Voicyの視聴方法
配信者のチャンネルにアクセスすると、
- プロフィール
- 放送投稿数
- 放送一覧
- フォロワー数
- 総再生回数
をチェックすることができます。
また、お気に入りのチャンネルはフォローしておくことで、フォロー中タブからアクセスしやすくなりますので活用してみましょう。
配信者がTwitter、Instagramへのリンクを設定している場合は、プロフィールから他のSNSへもアクセスすることが可能です。
「すべての放送へ」をタップすると、投稿された放送一覧を確認することができます。
聴きたい放送は1タップで再生でき、上記右画像のように参考記事など他サイトへのリンクを配信者が設定している場合は、矢印のアイコンからURLをコピーすることが可能です。
再生中の放送は再生速度を変更したり、15秒巻き戻すなどの操作も1タップで簡単に行うことができます。
プレミアムリスナーとは
一般のラジオ放送とは異なるVoicyの機能「プレミアムリスナー」とは、月額制のチャンネルに登録するリスナーが限定の放送を視聴・コメントできるサービスのことです。
限定放送の他にも、
- 無料公開が終了した放送のバックナンバー視聴
- 自分のプロフィール画像にプレミアムリスナー限定バッチ表示
- 会員ナンバー付与
などの特典があります。
プレミアムリスナーに登録するには、配信者のプロフィール画面から「〇月のプレミアムリスナーに参加する」をタップし、金額を確認した上で再度「〇月のプレミアムリスナーに参加する」を選択しましょう。
支払いはモバイル端末ごとに設定された方法から行ってください。
差し入れとは
差し入れとは、応援したい配信者に対して投げ銭をすることができる機能です。
差し入れをするには、プロフィール画面にある手のアイコン(左画像矢印)をタップするか、プロフィール画面最下部にある「差し入れする」をタップしましょう。
差し入れ金額は配信者が設定した金額のものの他、自由に金額を設定することもできます。
また、差し入れと一緒に応援のメッセージを送ることもできます。
金額・メッセージの入力が終わったら「差し入れする」をタップして完了です。
他のSNS同様、上記の機能で収益化できるようになることで、放送・活動を継続することができたり、コンテンツのクオリティを高めることができるようになったりと、配信者にとって非常に重要なものです。
好みの配信者がいる場合には、上記の機能を活用して応援・バックアップしてみましょう。
Voicyの配信方法
Voicyでは登録料・配信費用もなく誰でも配信者に応募することができますが、高クオリティの放送を提供したいという運営側の方針によって、審査通過率が数%の厳しい審査を通過する必要があります。
Voicyの配信者の審査に応募するには、Voicyパーソナリティ募集のページ右上にある「応募する」をタップし、
プロフィール、良く使うSNSや配信したいジャンルなどの項目を入力、応募しましょう。
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まとめ
本記事では音声プラットフォーム「Voicy」について簡単に解説させていただきましたが、いかがだったでしょうか?
コロナ禍の影響で需要が高まった動画配信プラットフォームに次ぐ、新たなトレンドとなるであろう音声配信プラットフォーム。
そんな中でも独自のサービスや便利な機能を利用できるVoicyは、今後ますます注目を集めることが期待されます。
クリエイターの可能性をますます拡充してくれるであろうVoicyを今からチェックし、新たなプラットフォームとして活用してみてはいかがでしょうか。
本記事を最後までご覧いただきありがとうございます。
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