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SNSの利用が一般的になった近年、マーケティングにおいてもSNSは欠かせないものとなりました。SNSを活用する企業や店舗も増加し、様々な手法でマーケティングを行っており、新たにSNSを活用したマーケティングを検討している方も多いことでしょう。

今回は数あるSNSの中でも特に高い人気を誇り、日本においても特にユーザーが多い「Twitter」を活用したマーケティングについてご紹介いたします。

  • Twitterを活用したマーケティングの特徴・メリット
  • Twitter活用マーケティングの主な4つの手法と成功事例
  • Twitter活用マーケティングを成功させるポイント

について詳しく解説してまいりますので、Twitterを活用したマーケティングの参考としてぜひ、ご活用ください。

目次

Twitterを活用したマーケティングの特徴を詳しく解説

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まずはじめに、Twitterを活用したマーケティングの特徴について解説いたします。

Twitterはユーザーが多く利用層も広い

Twitterは「ツイート」と呼ばれる全角で最大140文字の短文メッセージや画像・動画を投稿することができるSNSです。

従来のコミュニケーションツールやブログなどと比較して、より気軽に投稿することができる点や独特の緩い「つながり」といった特徴から、登場以来非常に高い人気を集めており、全世界でトップクラスのユーザー数を誇るSNSとなりました。

日本においても同様に人気が高く、Twitterの月間利用ユーザー数(アカウント数)は4500万人(4500万アカウント)にも上ります。(2017年10月発表)

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画像:【最新版Excelデータ配布中】5大SNSユーザー数まとめ(Facebook,Twitter,Instagram,YouTube,LINE)|インスタラボ

ユーザー層が幅広いのも特徴で、SNSを活発に利用する傾向がある若年層はもちろん、40代~50代といった高めの年齢層まで幅広い年齢層のユーザーがTwitterを利用しています。ユーザー数が多く、ユーザー層も広い大きなマーケティング市場となり得るのがTwitterというSNSです。

Twitterをはじめとした代表的なSNSのユーザー数については下の記事にて詳しく解説しております。利用するSNSの選定にもご活用いただけますのでぜひ、ご覧ください。

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【最新版Excelデータ配布中】5大SNSユーザー数まとめ(Facebook,Twitter,Instagram,YouTube,LINE)

 

自社を自由にブランディングできる

Twitterは企業のブランディングを行うのに最適なSNSです。

独自のキャラクター性や専門的なツイートを継続的に発信することで企業の知名度向上やイメージの構築をすることができます。

また、ツイートを通してユーザーとのコミュニケーションを行いユーザーの共感や信頼を得るなど、様々な方法で企業のブランディングを行うことができます。

爆発的な拡散力がある

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Twitterは他のSNSと比較して投稿の拡散力が高い点が特徴です。ハッシュタグや「いいね」といったSNSの定番機能はもちろん、他ユーザーの投稿を気軽に再投稿できる「リツイート」機能が標準で実装されており、多くの人に興味を持たれるような投稿は爆発的な勢いで拡散されます。

特に人気の高いツイートは「トレンド」となることもあり、他のメディアに取り上げられ大きな話題になることもあります。「バズる」という言葉も記憶に新しいですが、その「バズる」という現象が起こりやすいSNSがTwitterなのです。

ユーザーとの相互コミュニケーションがしやすい

ツイートにはコメントを付けたり、先述のリツイートやリプライ(返信)をすることができます。従来のマーケティングが企業から顧客への一方的な情報発信が主だったのに対して、Twitterにおけるマーケティングでは企業とユーザーの相互コミュニケーションを容易に行うことができます。

ユーザーの意見や感想といった情報が取り入れやすく、企業イメージの向上や顧客との信頼関係の構築、製品・サービスの改善といった施策につなげやすい点もTwitterを活用したマーケティングの特徴です。

リアルタイム性のある投稿でトレンドや話題を生みやすい

SNSは継続的に情報を発信していくツールです。その中でもTwitterはツイートの気軽さといった要素から特にリアルタイム性が高く、トレンドや話題を生み出しやすいSNSと言えます。

例えば、スタジオジブリのアニメ映画である「天空の城ラピュタ」では、テレビでの地上波放送の際、映画終盤の「バルス」というセリフとあわせて、ユーザーがTwitter上でも「バルス」ツイートを投稿して大きな話題が生まれています。

リアルのイベントやテレビ放送など、クロスメディアにより様々なプラットフォームをまたいだ使い方ができるのも大きなメリットです。ネット上やTVなどで取り上げられる話題もTwitter発のものは大変多く、Twitterの利用は流行の最先端を行く上で有利に働くことでしょう。

Twitterアナリティクスによる効果分析(PDCA)と改善ができる

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Twitterには公式でTwitterアナリティクスという分析ツールが提供されています。Twitterアナリティクスでは、投稿したツイートがどれだけ見られているか、どれほど反応されているかといった情報を確認することができます。

ユーザーの属性(性別、趣味や周溝、住んでいる地域など)や、どういったツイートの反響が大きいかなどデータ活用により施策の改善点を洗い出しやすくなっています。

Twitterを活用したマーケティングの主な4つの手法と特徴

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次にTwitterにおける4つの主なマーケティング手法について、それぞれの特徴をご紹介いたします。

1. Twitterの企業アカウント運用

1つ目の活用方法は自社(企業)のTwitterアカウントを運用する手法です。

企業のTwitterアカウントから継続的に情報発信を行い、ツイートやTwitterユーザーとのコミュニケーションを通してブランディングやプロモーション、フォロワー(ファン)の獲得を目指します。

企業のアカウントが人気となり多くのフォロワーを得ることができれば、低コストで効果的なプロモーションを行うことができる他、フォロワーからの意見やフィードバックによる製品・サービスの改善を行いやすくなるなど、企業にとって多くの恩恵を受けることができるでしょう。

2. Twitter広告の活用

2つ目の活用方法はTwitter広告を活用する手法です。

Twitterでは公式で複数種の広告と配信方法が提供されています。従来の広告方法と比較してより詳細な設定とターゲティングができる点が特徴で、多数かつ幅広いTwitterユーザーの中からPRしたいターゲット層により精度よく情報をリーチすることができます。

画像・動画による豊富な広告フォーマットや、広告をクリックさせるためのCTA(Call To Action)も充実しており、ユーザーの次の行動を促しやすくなっているのも特徴です。

3. Twitterキャンペーン

3つ目の活用方法はTwitterキャンペーンによって自社ブランドの情報を人の口コミ主体で拡散する手法です。

参加すると抽選でプレゼントがもらえるなどユーザーにメリットがあるキャンペーンの参加者をTwitterで募り集客します。

参加条件を「フォロー」「リツイート」「ハッシュタグ投稿」など設定することでフォロワーの獲得、情報拡散、UGC(ユーザー投稿)獲得など、目的に応じて得られる成果の種類をコントロールできる点が特徴です。

Twitterキャンペーンは企業が積極的に行っており、話題になればTwitterのトレンド入りしてさらに爆発的に拡散できるなどTwitterの拡散力をフルに活用したキャンペーン施策を行えます。

4. 人気Twitterインフルエンサーの起用によるインフルエンサーマーケティング

4つ目の活用方法はTwitterインフルエンサーを起用したインフルエンサーマーケティングです。Twitterインフルエンサーとは、Twitterにおいて影響力が高く多くのフォロワーを抱えている人物のことです。

Twitterで人気のインフルエンサーを起用し、製品・サービスのPRやTwitterキャンペーンなどについて紹介をしてもらうことで、インフルエンサーの抱えている数万人から場合によっては百万人を超える多くのTwitterユーザーに対して情報を配信することができます。

TwitterインフルエンサーによるPRでは、通常のツイートのように宣伝されるため、比較的広告臭が少なくなり、自社のターゲットとしているユーザー層へ短期間かつ効率的にマーケティング施策を展開することができるのが特徴です。

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以上がTwitterを活用した4つの主なマーケティング手法となります。

さらに以下では、それぞれのTwitterマーケティング手法について、メリット・デメリットや成功事例を交えて詳しく解説していきましょう。

Twitterの企業アカウント運用のメリット・デメリットと成功事例

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まずはじめに、Twitterの企業アカウント運用について解説してまいります。

メリット:無料で始められてフォロワーはコアなファンになりえる

Twitterのアカウント開設は無料で、ツイートの投稿をはじめとした機能も無料で利用することができるのがTwitterをはじめとしたSNSの大きなメリットです。

ツイートやコミュニケーションを通してユーザーとの良好な関係を構築することができれば、自社のブランディングが出来るうえに、従来のマーケティング方法で得たファンと比べて遜色ない、あるいはそれ以上に根強くコアなファンとなりえます。

コアなファンとなってくれたTwitterユーザーは、製品やサービスについての感想をブログなどで紹介してくれたり、有益なフィードバックをしてくれることもあるため、製品やサービスの売上や品質向上に大きく貢献してくれることも期待できます。

デメリット:ネットリテラシーやコミュニケーション力、ある程度のマーケティング知識が必要。人気になるまで時間がかかる

Twitterは拡散力の高さが特徴ですが、それに伴って「炎上」しやすいSNSでもあります。

過激な発言や誹謗中傷を始めとした好ましくない内容のツイートをしてしまうと、拡散性の高さ故すぐ「炎上」につながってしまいます。そのため、Twitterアカウントを運営する際には正しいネットリテラシーとコミュニケーション力が必須になります。

また、ある程度のフォロワー数を確保しなければ効果的なマーケティングを行うことができません。十分な数のフォロワーを獲得するのに時間が掛かってしまう他、Twitterアカウントの運営担当者にはフォロワーを集めることができるツイートを行えるだけのマーケティングノウハウが必要になります。

Twitter企業アカウントの成功事例

Twitterで活動されている企業アカウントの成功事例を2つご紹介いたします。

スターバックス コーヒー(@Starbucks_J)

twitter-starbucks画像:@Starbucks_J|Twitter

Twitterアカウント:@Starbucks_J|Twitter

Twitterフォロワー数:約468.9万人(2019年9月現在)

こちらはアメリカ発で世界中に展開しており、日本でも人気の高いコーヒーチェーン「スターバックスコーヒー」のTwitterアカウントです。

新商品やイベント・キャンペーンの情報を活発にツイートされており、1日に複数回ツイートされていることも珍しくありません。新商品の情報を投稿する際に「あなたはどっち派?」のようにフォロワーを巻き込んだ投稿を積極的にしている工夫も見られ参考になります。

 

投稿頻度が多くてもツイートの内容は丁寧であり、投稿されている写真や動画といったクリエイティブもおしゃれでカラフルな凝ったものばかり。

世界観の作り込みがすばらしく、情報量の多さと内容の充実がこちらのアカウントが高い支持を受けている大きな理由と言えるでしょう。

SHARP シャープ株式会社(@SHARP_JP)

twitter-sharp画像:@SHARP_JP|Twitter

Twitterアカウント:@SHARP_JP|Twitter

Twitterフォロワー数:約57.8万人(2019年9月現在)

こちらは日本の電機メーカー「シャープ株式会社」のTwitterアカウントです。堅苦しさがあったり宣伝・広告に重きを置いている企業アカウントが多い中、特にフレンドリーで親しみの持てるツイートが特徴的なアカウントです。

 

他社の企業アカウントや有名人と絡んだツイートやフォロワーやファンとのコミュニケーションも積極的に行っており、企業アカウントとは思えないほどのフレンドリーさから多くのユーザーに親しまれています。

たとえば以下は、シャープ株式会社と株式会社タニタのTwitterアカウント同士のロゴデザインが一時的に入れ替わってしまった、映画「君の名は」をもとにしたエイプリルフールネタです。

株式会社タニタのロゴデザインをまねたシャープ株式会社のロゴ▼

シャープ株式会社のロゴデザインをまねた株式会社タニタのロゴ▼


 

自社の情報を発信しているのはもちろんですが、話題のトレンドに触れた内容や担当者の個人的な内容のツイートが多い点が他の多くの企業アカウントとは異なる点で、競合他社の情報をツイートした際には大変話題となりました。

トレンドを取り入れた話題作りやファンとのゆるいコミュニケーションなど、企業のTwitterアカウント運用で大変参考になるアカウントです。

関連記事
かんたん解説!Twitterの企業アカウント運用マニュアル

 

Twitter広告活用のメリット・デメリットと成功事例

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続いて、Twitter広告活用のメリットとデメリットの開設とTwitter広告の成功事例をご紹介いたします。

メリット:狙ったターゲットに的確に広告を配信できCTAで行動を促せる。手軽なオートプロモート機能が活用できる。

Twitter広告は複数の広告フォーマットを選択することができ、ターゲティングも細かに設定することが可能です。ユーザーの性別や年齢をはじめ、居住地域や趣味・嗜好といった情報からアプローチしたいターゲット層に的確に広告を配信することができます。

CTAの設定によって商品やサービスの情報を表示したり、ホームページや商品・アプリの販売サイトといった外部サイトへの誘導を行うこともでき、広告を見たユーザーの行動を促しやすいのも特徴です。

また、Twitter広告がリツイートされてさらに拡散(2次拡散)されても、広告の目的コンバージョン以外の費用はかからないというメリットもあるため、工夫次第で広告の費用対効果を大幅に向上させることができます。

「オートプロモート」という機能もあり、こちらは運用コストが月額定額制で、ツイートが自動的に広告として配信されるため運用管理が容易です。Twitter広告を少ないコストと労力で利用することが可能です。

デメリット:競合との入札で予想以上に費用がかかる場合もある。分析と検証ができないと広告効果を最大化できない

Twitter広告の配信枠は同じ枠での広告配信を希望している競合他社とオークション制で取得することになります。

人気のある枠は入札額が高くなりがちで、広告の配信頻度が多いほどコストも高騰します。希望する広告配信枠・頻度によっては競合との入札により想定以上に広告配信に費用が掛かってしまう場合もあります。

また、広告効果を最大化させるためには広告効果の分析と検証が必須となります。社内にTwitter広告についてのノウハウが無い場合、改善点を見つけることができず費用対効果を高めることが難しくなってしまいます。

その場合は広告代理店などに依頼してTwitter広告を運用してもらうことも選択肢としてありますが、中間マージンが発生するためさらにコストが必要となることにも留意しておきましょう。

Twitter広告の成功事例

Twitter広告を活用して行われたマーケティングの成功事例をご紹介いたします。

旭化成ホームプロダクツ(@ahp_jp)

twitter-asahikasei-home-products画像:@ahp_jp|Twitter

Twitterアカウント:@ahp_jp|Twitter

Twitterフォロワー数:約3.5万人(2019年9月現在)

こちらは「サランラップ」や「ジップロック」などの商品を製造・販売している「旭化成ホームプロダクツ」の公式Twitterアカウントです。2019年2月に開設された新しいアカウントながら約3.5万人ものフォロワーがいる人気のアカウントです。

2019年の3月に「#サランラップ漫画劇場 キャンペーン」が開催されました。有名漫画家が執筆するオリジナル漫画の出演権や、人気漫画家にTwitterのアイコンイラストを描いて貰える権利、有名漫画家オリジナルデザインのQUOカードなど豪華な景品が貰えるということで大きな話題となりました。

「#サランラップ漫画劇場 キャンペーン」を開催するにあたり、同社は「プロモトレンド」「プロモツイート」「カンバセーショナルカード」など複数のTwitter広告を活用しています。

 

キャンペーンが開催された当時はアカウント開設後間もなく、当然ながらフォロワー数も多くありません。そこでTwitter上のおすすめトレンド枠最上位に表示される「プロモトレンド」を利用し、広告表示回数は5,000万回以上にも上りました。

先述の「プロモツイート」「カンバセーショナルカード」も併用した結果、アカウント開設からわずか10日で約2万人ものフォロワーを獲得しました。

キャンペーンツイートはTwitter広告で9,000万回、オーガニックで3,000万回の合計1億2,000万回表示されることとなり、キャンペーンは大きな盛り上がりを見せ大成功となりました。

参考:Twitter×漫画で若年層へのアプローチを強化 「サランラップ」のTwitter活用が成功した理由|Twitterマーケティング

1本満足バー(@ipponmannzoku_)

twitter-ipponmanzoku画像:@ipponmannzoku_|Twitter

Twitterアカウント:@ipponmannzoku_|Twitter

Twitterフォロワー数:約4.1万人(2019年9月現在)

こちらはアサヒグループ食品から発売されている商品「1本満足バー」の公式Twitterアカウントです。こちらのアカウントでは昨年2018年10月に発売された新商品「1本満足バー プロテイン」のPRがTwitter広告を活用して行われました。

 

トレーニングや運動に取り組んでおり、たんぱく質を取りたいと考えているユーザー層をターゲットとした上で行われたこちらのプロモーションでは「ローンチパッケージ」という新商品発売時の広告効果を最大化することを目的とした広告パッケージが利用されました。

まずはじめに「ファーストビューオンリー」と呼ばれる動画広告で認知を大きく拡大。その後、「インストリーム動画広告」でターゲットを絞り込み、より深い内容のコンテンツを配信。

一定の認知を得られた段階で、顕在層向けに動画をタップすると動画を再生したまま外部サイトに遷移される「ビデオウェブサイトカード」が配信されました。

商品特徴にフォーカスしたティザー動画を配信した後に、これまでに起用され認知度の高いタレントのCM動画を配信するなどクリエイティブの内容と配信の順番などにも工夫されており、ブランド全体の目標だった前年比105%を大きく上回る113%の売上を達成するなど、プロモーションは大成功を収めました。

参考:『1本満足バー』の新商品プロモーションの成功支えた、Twitterの『ローンチパッケージ』とは|Twitterrマーケティング

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Twitter広告の特徴とメリットや作成方法をわかりやすく解説

 

Twitterキャンペーンによるメリット・デメリットと成功事例

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続いて、Twitter広告活用のメリットとデメリットの開設とTwitter広告の成功事例をご紹介いたします。

メリット:フォロワーを獲得しながら口コミで情報を広く拡散できる。Twitter広告との併用でさらに拡散も。

Twitterキャンペーンの大きなメリットは、ユーザーが口コミを通じてキャンペーン情報を拡散してくれる点です。

特に、「フォロー&リツイート」形式のキャンペーンでは、ユーザーに自社のTwitterアカウントをフォローしてもらったうえで、リツイートにより情報を拡散してもらえるため、一石二鳥の施策となります。

さらに「フォロー&ハッシュタグ投稿」形式のキャンペーンであれば、自社のTwitterアカウントをフォローしてもらうことに加えて自社ブランドに関するTwitter投稿(UGC)を増やすことができます。

今ではTwitterをはじめとしたSNSで製品の口コミ・評判を調べて購入するか検討する消費者が増えているため、Twitter上に自社のポジティブな投稿が増えることで購買を後押しすることも期待できる手法です。

デメリット:キャンペーンの運用体制やプレゼントの発送など社内リソースが大きく割かれることも

キャンペーンの設計、効果地点(KPI)の設定、プレゼントの確保、キャンペーン中の話題作り、ユーザーからの問い合わせ対応、抽選と商品発送、なりすましアカウント対策など、キャンペーンを実施する負担は想像以上に大きくなります。

また、キャンペーン規約も丁寧に作りユーザーに不利益の無いようにする、プレゼント発送先の個人情報を厳重に管理するなど社内の管理業務も増えます。

さらに、Twitterキャンペーンを実施するにあたり、広報部門と連携して情報発信したり、広告を打ってキャンペーンに集客するなど様々な手法を活用して盛り上げて集客するため、他部署との連携も必要になってくるでしょう。

Twitterキャンペーンは話題化したときの爆発力が大きい反面、大きな反響に企業が対応できるよう丁寧に準備し施策を進めなければなりません。

 

Twitterキャンペーンの成功事例

Twitterキャンペーンの成功事例をご紹介しましょう。

マクドナルド(@McDonaldsJapan)

こちらは世界的に展開する人気ファストフードチェーンであるマクドナルド(@McDonaldsJapan)が行ったTwitterキャンペーン事例です。

フォロー&リツイート形式のキャンペーンであり、特徴的なのは「3日間に合計1万3,000リツイートを達成すると、先着1億3,000万人に同社のホットコーヒーSが無料でプレゼントされる」というもの。

企業が設定した目標を達成することでユーザーにインセンティブが生まれる工夫されたキャンペーンです。

そもそも1億3,000万人=全日本国民に向けたマクドナルドのコーヒーの認知拡大・利用促進を狙ったものですが、サービスとしてただ単に無料にするのではなく、Twitterキャンペーンとして話題性をつくっている点は大変参考になります。

結果的にこちらのTwitterキャンペーン投稿は約6.9万件を超えるリツイートを獲得し、目標を大幅に達成。コーヒー無料の情報は広く知られることとなり大きな話題獲得に成功しました。

牛角(@gyukaku29)

こちらは焼き肉チェーンを展開する牛角(@gyukaku29)が実施した事例で、フォロー&リツイート形式のTwitterキャンペーンとなっています。

特徴的なのは、父の日の週末限定で「店舗にてキャンペーンツイートを見せることでネクタイをかたどった「ニクタイ」がプレゼントされる」という点です。

Twitterキャンペーンは基本的にオンライン上で実施しますが、キャンペーンの拡散力を上手く活用し実店舗への集客力を高めている点は是非参考にしたいポイントです。

昨今の世界情勢によって外食消費が減っている中で店舗へ来店するきっかけを作る手法としてもTwitterキャンペーンは有用です。

プレゼントとしてお食事券を設定しており、無料でワンプレートもらえるようにし、消費者が来店する動機を上手に作っているTwitterキャンペーン事例と言えるでしょう。

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【完全マニュアル】Twitterキャンペーンのやり方とアイデア事例集!認知獲得・集客・購買まで

 

人気Twitterインフルエンサーによるインフルエンサーマーケティングのメリット・デメリットと成功事例

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最後に、人気Twitterインフルエンサーを起用したインフルエンサーマーケティングのメリットとデメリットの解説と成功事例をご紹介いたします。

メリット:自社にない数万~数十万のユーザーに高い訴求力で情報をリーチできる。広告臭を抑えた自然なPRが可能。

Twitterを活用したマーケティングではフォロワーの数がマーケティングの効果に大きく影響します。

自社の企業アカウントに十分な数のフォロワーがいない場合、Twitterで人気のインフルエンサーを起用することで、そのインフルエンサーが抱える数万人~数十万人、あるいは数百万人という膨大な数のフォロワーに高い訴求力で情報を届けることが可能です。

また、Twitterインフルエンサーの発言(ツイート)によるPRのため、一般的な広告と比べて広告臭を少なくして製品やサービスをPRでき消費者から受け入れられやすいのも大きなメリットとなります。

デメリット:有名な人気Twitterインフルエンサーになるほどキャスティング費用がかかる

人気Twitterインフルエンサーを起用する際のデメリットはそのコストの高さです。

フォロワーが多く影響力が高いインフルエンサーほど高いマーケティング効果が期待できますが、一般的に人気が高くなるほどインフルエンサーへの報酬など必要となる費用が高くなります。

インフルエンサーへの報酬計算には「フォロワー単価」という指標が用いられることが多いです。フォロワー単価とは、「インフルエンサーのフォロワー1人当たりの金額価値」のことで、インフルエンサーのフォロワー数が大きくなる(影響力が大きくなる)ほど、費用も大きくなる形になります。

例えばインフルエンサーのフォロワー数が1万人、フォロワー単価が2円であれば、1万人×2円=2万円のような計算になります。

人気Twitterインフルエンサーによるインフルエンサーマーケティングの成功事例

人気Twitterインフルエンサーによるインフルエンサーマーケティングの事例を2つご紹介いたします。

リュウジ×シーチキンチキン

Twitterアカウント:@ore825|Twitter

Twitterフォロワー数:約96.8万人(2019年9月現在)

こちらの投稿は料理研究家「リュウジ」さんと、はごろもフーズ株式会社の商品「シーチキン」とプリマハム株式会社の商品「サラダチキン」がコラボレーションした「シーチキンチキン」のPRをしているタイアップ投稿です。

リュウジさんは「株式会社バズレシピ」の代表取締役を務められており、テレビ番組への出演経験もある有名な料理研究家です。出版されている著書は累計30万部を超え、非常に高い評価を得ています。

Twitterでは美味しく食べられるお手軽レシピを中心に料理のレシピのツイートを投稿されており、どのツイートも数千~数万の「いいね」が付けられる人気のグルメTwitterインフルエンサーです。2019年9月現在で約96.7万人ものフォロワーがおり、その人気の高さは凄まじいものとなっています。

リュウジさんの「シーチキンチキン」を使ったアレンジレシピを紹介したPR投稿も反響は非常に大きく、リツイート数は約1万件、「いいね」は約4.9万件に上ります。「作ってみよう」「作ってみた」というリプライも多く、Twitterインフルエンサー起用により大きな話題を生んだプロモーション成功事例と言えるでしょう。

凸ノ高秀×RAIZIN

Twitterアカウント:@totsuno|Twitter

Teitterフォロワー数:約5.8万人(2019年9月現在)

こちらは「凸ノ高秀」さんのPR投稿です。凸ノ高秀さんは週刊漫画誌で連載経験のあるプロの漫画家で、「最長の一コマ漫画」のギネス世界記録保持者でもあります。

Twitterにおいても漫画やイラストのツイートが人気で、Twitterアカウントのフォロワー数は2019年9月現在で約5.8万人という高い人気を誇ります。

PR投稿は大正製薬株式会社が製造・販売しているエナジードリンク商品「RAIZIN」とタイアップしたもので、凸ノ高秀さんの得意とする漫画で商品のPRを行っています。

他者の共感が得られるかというのが重要になるTwitterにおいて、漫画は非常に相性が良いと言われており、こちらのPR投稿に対しても共感するユーザーは多かったようで約1,200件のリツイートと約6,000件「いいね」が付けられています。

「RAIZIN」はこの他にも複数の漫画家とタイアップしており、それぞれPRのツイートを投稿されています。予算や条件によっては複数名のTwitterインフルエンサーを起用することで、様々なジャンルのユーザーに広くリーチすることができ、PR効果をより高めることも可能です。

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Twitterマーケティングを成功させるポイント

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大きく分けて3通りのマーケティング手法があるTwitterマーケティングですが、最後に手法を問わず必ず押さえておきたいTwitterマーケティングを成功させるためのポイントについて解説いたします。

訴求するターゲットを明確にする

まず第一に、訴求するターゲットを明確にすることが重要です。

広くユーザーにリーチすることができてもターゲティングが適切でなければ目標とするコンバージョンにはつながりにくいでしょう。自社ブランドや商材の特徴を理解した上で需要の高いターゲット層を明確にすることがTwitterマーケティングを行う上で重要になります。

プロフィールを丁寧に作り固定ツイートを上手く活用する

ツイートを見て興味を持ったユーザーはプロフィールを訪れ、どのような企業・ブランドなのかを知ろうとします。そのためTwitterアカウントのプロフィールは非常に重要です。ツイートと同様にプロフィールも丁寧に作成し、自社やブランドの理念・特徴を伝え、ユーザーから興味を持ってもらえるように作り込みましょう。

外部のWEBページへのURLリンクも付加できるので、必要に応じて導線を作っておくことも大切です。

特定のツイートをプロフィールページのトップに固定表示できる固定ツイートも重要です。製品・サービスのPRやキャンペーン・イベントの告知ツイートなど固定ツイートをうまく活用し、アカウントを訪れてくれたユーザーを逃さないよう工夫しましょう。

目的とKPIを設定する(獲得フォロワー数、サイトへの遷移数・率、商品購入数など)

目的にあわせた適切なKPIを設定することも重要なポイントのひとつです。

Teitterマーケティングの目的がブランディングなのか、見込み客の獲得なのか、サイトへの誘導なのか、購買なのか、目的によりKPIは大きく変わってきますので、ゴールとなる目的を明確にした上で、そのゴールを達成するために必要なKPIを逆算して設定していきましょう。

KPIはTwitterマーケティングを行う上での具体的指標であり、施策改善などにも用いることになるため、KPIは高すぎても低すぎても上手く働きません。

目的からの逆算と過去の実績などをもとに、適切な値を設定することがマーケティングを成功させる鍵になります。

分析と検証を繰り返しPDCAを回して改善する

自社で実施している施策の効果を必ず分析し、次回の打ち手を検討するようにしましょう。その際、なるべく定量的な数値データでの計測と分析を行いましょう。

たとえば、

  • ツイートを配信する時間帯を変えた結果のエンゲージメント数(いいね、リツイート、コメントなどの数)に変化はあったか
  • 投稿する画像のを人物写真から動物写真にしたら画像クリック数に変化はあったか

など一つの条件を変えて検証を繰り返します。

かなり地道な作業になりますが、「Plan(計画)」「Do(実行)」「Check(評価)」「Act(改善)」を繰り返し継続的な改善を図るPDCAサイクルはTwitterマーケティングを行う上でも基本の手法となります。

PDCAサイクルを回しながらTwitterマーケティング施策を行い、常にマーケティング効果の最大化を図るよう心がけましょう。

Twitterを活用したマーケティングまとめ

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デジタル広告が一般的になった現在、Twitter広告も大変有効なマーケティング手段として広がりを見せています。しかしながら、従来のマス広告とは異なる特徴を持ったTwitterマーケティングは有効な手法も大きく異なるため、新たに導入するには様々なハードルが存在します。

今回の記事ではTwitterを活用したマーケティングの特徴や活用手法、実際の活用事例をご紹介いたしました。自社でTwitterマーケティングの導入・検討を行う際の参考としてご活用いただければ幸いでございます。

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