多方面の企業がSNSマーケティングを活用する昨今では、その目的やアプローチ方法にも様々なパターンが見られ、中でも、"集客"を目的にSNSを活用する例は多く存在しており、SNSの活用で売上UPを図りたい企業は増え続けています。
また、SNS集客の優れた事例が多いジャンルの1つに"宿泊業界"が挙げられ、ホテル・旅館は日本のおもてなし文化を代表するサービスであることから、国内外の幅広い客層に対するさまざまなアプローチがされていることをご存じでしょうか。
そこで本記事では、「SNSを活用したホテルの集客戦略と成功事例3選」をご紹介いたします。
選りすぐりのSNS集客のポイント・事例となっておりますので、是非とも多くの企業様のSNSマーケティングにお役立てください。
※ インスタラボの掲載事例につきましては、弊社で取り扱っている事例だけではなく、他社様の素敵な事例もご紹介させて頂いております。ぜひ詳細はURLなどをご確認ください。
目次
SNSを活用したホテルの集客戦略
まずはじめに、「SNSを活用したホテルの集客戦略」について主な例をご紹介します。
来館・宿泊利用につながるSNSキャンペーンを実施する
一般的に企業のSNSキャンペーンは、当選時の賞品が成功を大きく左右します。
ホテルの集客を目的とする場合には、食事券や宿泊券を賞品に据えることで着実に来館・宿泊を獲得することができるでしょう。
また、さらに費用対効果を高める工夫として、UGCを促す参加条件を組み込むことも効果的です。
宿泊時の思い出を自社のオリジナルハッシュタグに紐づけて投稿してもらうフォトキャンペーンは、ユーザーの参加に際してポジティブな口コミを増やす効果にも期待できるでしょう。
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インフルエンサーにタイアップ投稿でPRしてもらう
SNSマーケティングの王道手法であるインフルエンサー施策は、ホテル集客においても効果的です。
特に、インフルエンサーが実際に来館・宿泊してのレビューは、参考度の高い情報として多くのユーザーの目に触れることに期待できます。
なお、ホテルとインフルエンサーのタイアップPR事例については、以下の記事で詳しく解説しておりますので是非ともご参考にしてください。
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フォロワーとのコミュニケーションでファン(リピーター)を獲得する
SNSでは、ユーザーに問いかける投稿内容や「コメント」「いいね」といったコミュニケーションにより、フォロワーとの信頼構築が可能です。
SNSでフォロワーと良好な関係を築く先には、ブランディングと顧客ロイヤリティを同時に向上させるメリットがあり、ファン化(顧客化)によって継続的な集客に期待することができるでしょう。
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観光客を意識した幅広い情報発信
ポストコロナの昨今では、ホテルや旅館の宿泊需要が加速しており、主に観光業界の活発化が後押しとなっています。
よって集客戦略では、エリア問わず遠方に住む観光客まで認知を広げるための幅広い情報発信が肝になります。
特に観光客のホテル利用は、宿泊サービスを受けることよりも前後に予定される観光が目的であることが多いので、周辺の観光情報や風土に関する情報発信が、今後も重要度が増すことでしょう。
インバウンドを意識したグローバルな情報発信
居住エリアを問わない遠方の観光客には、当然ながら海外から渡航してくる訪日外国人も含まれます。
主要SNSは世界中で利用されているため海外にも情報を飛ばしやすい点が強みです。
- 外国語キャプション・ハッシュタグの活用
- 映像だけでも理解できるショート動画の活用
など、インバウンドを意識した情報発信によって、外国人宿泊客を獲得していくことに期待できるでしょう。
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SNSを活用したホテル集客の成功事例3選
続いて、「SNSを活用したホテル集客の成功事例3選」をご紹介いたします。
1.横浜ベイホテル東急
はじめにご紹介するのは、「横浜ベイホテル東急」のSNS運用事例です。
横浜ベイホテル東急は、横浜の美しい夜景とオーシャンビューを楽しめる、みなとみらいを代表する5つ星ホテルです。
同社のSNS集客の成功事例として、
- Instagram・X(旧Twitter)同時開催でのSNSキャンペーン
- 節目のフォロワー達成にちなんだ来館時の割引施策
上記2点に注目して解説いたします。
Instagram・X(旧Twitter)同時開催でのSNSキャンペーン
同ホテルは、SNSキャンペーンを高頻度で実施しており、InstagramとX(旧Twitter)で同時開催している点もポイントに挙げられます。
実際に上記「#ベイ東急de春さんぽ SNS投稿キャンペーン」では、
- ホテル公式アカウントをフォロー【Instagram または X(旧Twitter)】
- 「桜」や「春」に関連したホテルでのワンシーンを撮影
- 指定ハッシュタグ「#ベイ東急de春さんぽ」「#横浜ベイホテル東急」を付けて、Instagram または X(旧Twitter)で写真を投稿!
という条件で募集され、抽選で「ランチコースペアお食事券」「ディナーブッフェペアお食事券」が贈られました。
賞品がお食事券ということで、ホテルのレストラン集客につながるキャンペーンになっており、2つのSNSで同時開催することでフォロワーの循環や参加漏れ防止に効果を発揮していました。
フォロワー数の節目達成に合わせた来館時の割引施策
また同ホテルのInstagramアカウントでは、2024年4月にフォロワー数1.7万人を達成。
感謝の気持ちを込めた達成記念キャンペーンとして、ホテル内カフェの割引施策を実施しています。
電話予約で「インスタを見た」と伝えることで、1.7万人にちなんだ「17%OFF」になるアイデアが素晴らしく、アカウントに注目が集まる節目のタイミングを上手く集客に活用されている点は非常に参考になるでしょう。
2.ホテル椿山荘東京
続いてご紹介するのは、「ホテル椿山荘東京」のSNS運用事例です。
ホテル椿山荘東京は、四季折々の美しい自然景観が魅力の庭園「椿山荘」に併設するホテル及び婚礼施設です。
同社のSNS集客の成功事例として、
- InstagramハッシュタグによるUGCのWeb活用
- インバウンドを意識したグローバル向けの発信の工夫
上記2点に注目して解説いたします。
InstagramハッシュタグによるUGCのWeb活用
椿山荘では、Instagram上でメンション(アカウントのタグ付け)や自社ハッシュタグによるUGCを積極的に促しており、上記のようにWebサイト上に投稿を出力表示する工夫が見られます。
ハッシュタグやメンションで自社に関連する投稿をカテゴライズすることは、ユーザーからの検索性向上に加え、上記事例のように顧客レビューのまとめのような役割にも活用することができるので、1つの手法として押さえておきましょう。
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インバウンドを意識したグローバルな発信の工夫
また、同Instagramアカウントは、インバウンド意識の高さも優れた特徴になっており、殆どの投稿に英語キャプションとハッシュタグが設定されています。
また単に翻訳するだけでなく、発信内容から日本文化を海外に届ける意図が垣間見れ、実際に上記リール動画には「伝統的な日本庭園へようこそ」という意味の英語フレーズも表示されていました。
海外ユーザーが自分達にベクトルを感じられる工夫は、宿泊利用を検討する上での大きな安心感につながるので、外国人の心に届くアプローチ方法を是非とも磨いていきたいですね。
3.はんなりおやど 龍泉閣
最後ご紹介するのは、「はんなりおやど 龍泉閣」のSNS運用事例です。
はんなりおやど 龍泉閣は、大分県九重町の温泉地、宝泉寺温泉郷の温泉宿です。
「美肌美人の湯」と「豊後牛」を売り出すほか、ツーリング客が多いバイク宿としても人気を集めています。
同社のSNS集客の成功事例として、
- 利用客が登場する投稿の発信
- コンセプトが伝わる定番の写真投稿がある
上記2点に注目して解説いたします。
利用客が登場する投稿の発信
同旅館のInstagramアカウントでは、上記のような利用客が登場する写真投稿が発信されており、施設の親しみやすい雰囲気がうまくアピールされています。
さらに写真の掲載依頼に応じる客数の多さが顧客満足度の高さも意味しており、新規客に向けてポジティブなイメージを印象付けることに成功しています。
コンセプトが伝わる定番の写真投稿がある
また、利用客との写真投稿は、 外観の特徴でもある風車の装飾をバックに撮影されており、定番の画角で旅館の認知度を高める効果が窺えます。
さらには、バイクのポーズやバイク・ヘルメットが登場する写真も定番化しており、"バイク宿"として人気を博す同旅館の個性を発揮することにも成功しています。
特にInstagramは写真がメインコンテンツになるため、魅力的なフォトスポットを用意したり、施設の特徴が伝わる画角を用意しておくことで、写真投稿による認知度アップに繋げることができるでしょう!
まとめ
以上、今回は「SNSを活用したホテルの集客戦略と成功事例3選」について解説させていただきました。
ECサイトやサブスクサービスなど、自宅で楽しめるサービスや商品が増える中、宿泊業界のように実店舗ならではの集客戦略を必要とする業種はまだまだ沢山あります。
特に、SNSマーケティングによる認知拡大やオーガニック投稿の充実は、集客向上の重要ポイントになりますので、アカウント運用やキャンペーン施策などで特に意識していきましょう。
なお、SNS運用やインバウンド向け施策でお困りの際はサポート実績13,700件以上の豊富なノウハウを持つ「Find Model」にお気軽にご相談ください!
インスタラボ編集部の公式記事。
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ILライター:M.N・Y.O・T.S・R.S・K.Mの5名で運用。
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