近年は業界や分野を問わず多くの企業がSNSアカウントを運用しており、ブランド・サービスのイメージ向上や新規顧客の開拓など、集客ツールとして注目されています。
また介護業界に限って言えば、集客効果以外にも、
- 人手不足の解消
- 業界全体のイメージ改善
- 利用者や従業員の定着率向上
など、さまざまな効果を期待できることをご存知でしょうか?
そこで今回この記事では、介護・老人ホームの企業SNSアカウント成功事例5選と運用ポイントをご紹介していきます。
ぜひこの記事を最後まで読んでSNSアカウント運用のコツを身に着けて、今後のSNSマーケティングにお役立てください。
※ インスタラボの掲載事例につきましては、弊社で取り扱っている事例だけではなく、他社様の素敵な事例もご紹介させて頂いております。ぜひ詳細はURLなどをご確認ください。
目次
介護・老人ホームの企業SNSアカウント成功事例と運用ポイント
それではさっそく、介護・老人ホームの企業SNSアカウント成功事例を5つまとめてご紹介していきます。
順番に詳しく見ていきましょう。
1.特別養護老人ホーム いちご
画像:@tokuyo_ichigo|Instagram
Instagramアカウント:@tokuyo_ichigo
フォロワー数:約2.3万人(2023年6月現在)
まず最初にご紹介するのは、愛知県西尾市にある「特別養護老人ホーム いちご」のSNSアカウントです。
特別養護老人ホーム いちごは、介護職へのマイナスイメージを払拭し、職員の頑張っている姿や働く魅力を発信する目的でInstagramを活用しています。
上記の投稿では、手作りのおやつを施設利用者がバイキング形式で楽しむ様子をシェアし、680件以上のいいねを獲得しています。
介護の仕事は3K(汚い・きつい・危険)と言われていたり、施設職員による虐待のニュースなど、マイナスなイメージを持たれがちですが、上記のような賑やかで楽しい風景を投稿することで施設のPR効果だけでなく業界全体のイメージ改善にもつながるでしょう。
またこちらの投稿では、梅雨の時期にちなんで傘を工作する様子をシェアしています。
Instagramは老人ホーム内での活動を写真付きで簡単に伝えられるため、施設の雰囲気を知りたい利用検討者へのアプローチに効果的といえるでしょう。
2.特別養護老人ホーム美里ヒルズ
画像:@misatohills|Instagram
Instagramアカウント:@misatohills
フォロワー数:約5.6千人(2023年6月現在)
続いてご紹介するのは、三重県津市美里町にある「特別養護老人ホーム美里ヒルズ」のSNSアカウントです。
特別養護老人ホーム美里ヒルズは、サービスの認知度向上やソーシャルリクルーティングを目的にInstagramを活用しています。
上記の投稿では新人職員のトレーニングの様子を発信しており、職場のアットホームな雰囲気が伝わる投稿となっています。
このように実際の仕事の様子をシェアすることで、投稿を見た求職者が企業の理念や雰囲気を感じ取りやすくなるため、入社後の価値観のズレが生まれにくくなり、結果として従業員定着率の向上にもつながるでしょう。
またこちらの投稿では、”リモートショッピング”と題してWeb会議ツール「Zoom」を使って施設の入居者と店舗を繋ぎ、手軽にショッピングを楽しむ様子がシェアされています。
キャプション部分にもあるように、上記のイベントはコロナ禍で生まれたとのことですが、時代や最新技術への対応力の高さが伝わる内容となっており、求職者へのアピールにもなっていることから人材不足の解消につながる投稿といえるでしょう。
3.リハてらす越谷
画像:@rehaterrace_koshigaya|Instagram
Instagramアカウント:@rehaterrace_koshigaya
フォロワー数:約2.5万人(2023年6月現在)
続いてご紹介するのは、埼玉県越谷市にあるリハビリ特化型デイサービス「リハてらす越谷」のSNSアカウントです。
リハてらす越谷は、主にケアマネジャー(介護支援専門員)へのアプローチを目的としてInstagramを使って施設の様子を発信しています。
上記の投稿では、脳を活性化させるエクササイズ「シナプソロジー」にチャレンジする様子をシェアし、ケアマネジャーへのアプローチとしてだけではなく、営業時のツールとしても活用しやすい内容となっていることがポイントです。
こちらの投稿では、頭と体を使うゲーム「カップマッチ」を楽しむ様子をシェアしており、650件以上のいいねを獲得しています。
またリハてらす越谷のInstagramアカウントは、ほとんどの投稿が上記のようにリール動画となっており、より多くのリーチが期待できる工夫はぜひ参考にしたいポイントです。
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4.介護老人福祉施設やまゆりの里
画像:@yamayurinosato|TikTok
TikTokアカウント:@yamayurinosato
フォロワー数:約1.8万人(2023年6月現在)
続いてご紹介するのは、兵庫県丹波篠山市にある「介護老人福祉施設やまゆりの里」のSNSアカウントです。
介護老人福祉施設やまゆりの里は、普段の施設の様子に加えて介護で役立つ情報をTikTokを使って発信しています。
@yamayurinosato 前にアップしたのが見にくいとご意見をいただいたので、別バージョン#介護 #介護施設 #介護福祉士 #老人ホーム #特別養護老人ホーム #理学療法士 #作業療法士 #看護師 #デイサービス #介護士さんと繋がりたい #介護技術 #楽ワザ介護 ♬ オリジナル楽曲 - 介護老人福祉施設やまゆりの里
上記の投稿では、床に座っている状態の人を椅子に座らせるためのレクチャー動画となっており、為になる情報として注目され180万回以上の再生数を記録しています。
TikTokはSNSの中でも瞬間的な拡散力が特に高いため、このような多くの人に役立つ情報の発信に適したプラットフォームといえるでしょう。
@yamayurinosato #介護 ♬ オリジナル楽曲 - 介護老人福祉施設やまゆりの里
こちらの投稿では施設入居者の食事の様子をシェアしており、施設の普段の雰囲気が伝わる投稿といえるでしょう。
また、投稿に寄せられたコメントすべてに返信するなど、ユーザーをファン化する取り組みはぜひ参考にしたいポイントです。
5.社会福祉法人すこやか福祉会
画像:【公式】社会福祉法人すこやか福祉会チャンネル|YouTube
YouTubeチャンネル:【公式】社会福祉法人すこやか福祉会チャンネル
チャンネル登録者数:約1.5千人(2023年6月現在)
最後にご紹介するのは、東京と埼玉で特別養護老人ホームやデイサービスセンターを展開する「社会福祉法人すこやか福祉会」のSNSアカウントです。
社会福祉法人すこやか福祉会は、新卒採用や若手職員といった人材確保を目的にYouTubeを活用しています。
上記の動画では、ケアワーカーとして働く職員が業務内で感じたやりがいや嬉しかったことを発表する内容となっており、学生や求職者に向けて介護業界の魅力を伝えています。
現場で働く人たちのリアルな声を聞けることは就職・転職先の検討に役立つだけでなく、YouTubeは何度も見返せることから、仕事への理解も深まりやすいといえるでしょう。
こちらの投稿では、車イスからベッドへの移乗介助のレクチャーをする動画となっており、登録者数の約40倍の再生数を獲得しています。
TikTokやInstagramなどのプラットフォームに比べて、YouTubeは長時間の動画を投稿できるため、介助の手順が詳しく丁寧に説明されていることがポイントであり、利用するSNSごとの特徴を活かしていることはぜひ参考にしたいポイントといえます。
まとめ
今回この記事では、介護・老人ホームの企業SNSアカウント成功事例を5つまとめてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
同じ介護業界であってもアカウントによってコンテンツの内容はさまざまであり、参考になるポイントも多くあったのではないでしょうか。
また、SNSアカウントの運用にハードルの高さを感じる場合は、SNSアカウント運用代行サービスを活用することで手軽に運用を始めることも可能です。
SNSアカウントの運用代行に興味がある方は、さまざまなニーズに対応できる料金プランを複数揃えるFind Modelにぜひご相談ください。
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