※本記事は、Facebook Japan主催イベント・House of Instagramの「現代に求められる『価値共創マーケティング』とは」の内容をもとに情報を追加して独自にまとめた記事です。
SNSが広く普及した昨今、インフルエンサーを起用した施策は企業のマーケティング戦略に欠かせないものとなりました。
そんな中、「インフルエンサーの効果的な起用法が分からない…」とお悩みの担当者様も多いのではないでしょうか。
実はインフルエンサーには「専門インフルエンサー」「ソーシャルインフルエンサー」「一般インフルエンサー」という3つの種類があり、それぞれのインフルエンサーに異なった役割・強みがあります。それを理解した上で案件を進めることによって、効果的なPRを実施することができます。
画像:House of Instagram 2022 VOD
上記いずれかのインフルエンサーだけではなく、全ての種類のインフルエンサーとPRを実施することが必要です。
SNSや口コミサイトなどあらゆるプラットフォームを使ってリサーチを行う現代の消費者に、できるだけ多く・できるだけ多様な情報を提供するためです。つまり、消費者がどのツールを使ってリサーチしても製品の情報に触れるようにする必要があるということです。
本記事ではインフルエンサーの3つの種類と、それぞれのインフルエンサーを起用する際のポイント・期待できる効果についてご紹介します。
インフルエンサーの種類・期待できる効果を理解することで、インフルエンサーマーケティング戦略を効率的・効果的に組み立てることができますのでぜひ最後までご覧ください。
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目次
専門インフルエンサー
専門インフルエンサーとは、そのジャンルに対して専門的な知識を持っている人を指します。専門家・プロがSNS等で発信し、影響力を持っている場合がこれに当てはまります。
専門インフルエンサーはそのジャンルのプロフェッションです。そのため、専門インフルエンサーに製品のポジティブな情報をPRを通じて発信してもらうことで、企業は製品やブランドへの信頼を醸成することができます。
専門インフルエンサーとコンテンツを作る際のポイントは、コンテンツに専門性を入れ込むことです。一般ユーザーでは思い至らない専門家ならではの視点やテクニック・深い知識など、視聴者が「なるほど」と納得できるようなコンテンツを目指しましょう。
専門インフルエンサーを起用した施策の具体例
専門インフルエンサーを起用した施策の一例として、ユーチューバーのかじえりさんがBOBBI BROWN(ボビイ ブラウン)の製品をPRをした動画をご紹介します。
かじえりさんはYouTubeを中心にメイクに関する情報を発信しているメイクアップアーティストです。
本動画でかじえりさんはBOBBI BROWN(ボビイ ブラウン)の製品を使ったベースメイクの方法を解説されています。
ファンデーションの塗り方や製品のポイントをプロならではの解説力・表現力で説明している本動画はユーザーから高評価を得ています。
動画には以下のようなコメントが寄せられており、本タイアップが製品への信頼醸成・期待感の向上に繋がっていることが分かります。
絶対買いに行きますー!
ソーシャルインフルエンサー
ソーシャルインフルエンサーとは、SNS上で大きな影響力をもつクリエイターのことです。
ソーシャルインフルエンサーが発信するコンテンツには各クリエイターの世界観・キャラクター・スタイルが反映されています。そのため、企業は消費者に楽しんでもらいながら商品知識を提供することができます。
ソーシャルインフルエンサーとコンテンツを作る際のポイントは、インフルエンサーの世界観・スタイルを尊重することです。クリエイターのフォロワーは、クリエイターの個性が発揮されたクリエイターらしいコンテンツを期待しています。そのため、企業がインフルエンサーの発信内容・コンテンツを過度にコントロールするとインフルエンサーらしさがなくなり、結果としてフォロワーからのいい反応を得られなくなります。
ソーシャルインフルエンサーを起用するときは、商品情報を詰め込みたい!という気持ちを抑え、インフルエンサーの個性を活かすことを第一に考えましょう。
ソーシャルインフルエンサーを起用した施策の具体例
ソーシャルインフルエンサーを起用した施策の一例として、インスタグラマーの山口夏実さんがメイベリンの製品をPRをした投稿をご紹介します。
本PR施策では、ショート動画の中でテンポよく・視覚的に分かりやすく商品のポイントが訴求されています。そのため、ユーザーは短い時間で簡単に商品のポイントを知ることができます。
商品情報を詰め込みすぎず、インフルエンサーの視点でコンパクトにまとめられたコンテンツを発信することで、消費者に楽しみながら気軽に商品を知ってもらうことができます。
一般インフルエンサー
一般インフルエンサーとは、一般ユーザー(消費者)に最も近いインフルエンサーのことです。
消費者に最も近い一般インフルエンサーに、リアルなレビューを投稿してもらうことで商品の信頼性・評判をさらに高めることができます。
一般ユーザーは商品の良し悪しを判断する際、一般インフルエンサーのレビューを比較的身近な意見として参考にします。そのため、一般インフルエンサーにリアルかつポジティブな情報を発信してもらうことで商品の信頼性や評判をより高めることができます。
一般インフルエンサーとコンテンツを作る際のポイントはとにかくリアルな意見を投稿してもらうことです。一般インフルエンサーの強みはリアルなレビューにあります。企業がコンテンツをコントロールするとその強みを消してしまうことになります。ネガティブな意見もそのまま受け入れる必要がありますが、そのリスクをできるだけ避けたい場合はブランドにもともと好意的なユーザーやブランドのファンにPRを依頼するとよいでしょう。
一般インフルエンサーを起用した施策の具体例
ソーシャルインフルエンサーを起用した施策の一例として、ユキさん(フォロワー数約3,000)・DOMEさん(フォロワー数約60)がメイベリンの製品をPRをした投稿をご紹介します。
MAYBELLINE SPステイ ヴィニルインク、しばらく使ったけどめちゃくちゃいい。
しっかり発色&ツヤなのにほんっとうに落ちにくい!さらに普通のクレンジングでちゃんと落ちるのがありがたい。
個人的に61のオレンジブラウンが特に好き。#メイベリン #SPステイヴィニルインク #落ちないリップ #提供 pic.twitter.com/c0OLuIdks8— ユキ (@___yukiiiii___) October 9, 2022
メイベリンのフィットミーのリキッドファンデと、相性抜群なプライマー♡
これ組み合わせると本当に崩れにくくて仕上がりがとってもきれいな肌に♪
さらっとマットで厚塗り感がなく、とーっても軽い!
フィットミーファンデ使うならこのプライマーもぜひ☆#ガチモニター_メイベリン_フィットミー pic.twitter.com/UEBpM0tiVl— DOME (@DOME47163189) October 26, 2022
消費者に比較的近い立場で発信されているリアルな口コミは、商品の質を裏付ける根拠となります。そのため、一般インフルエンサーのポジティブな口コミは、消費者の製品へのクオリティに対する信頼感や期待感をアップさせます。
専門インフルエンサー・ソーシャルインフルエンサーのPRで高めた期待感や信頼性を、一般インフルエンサーの口コミが裏付けるという形です。
専門インフルエンサーやソーシャルインフルエンサーと同時に一般インフルエンサーを起用して、情報の信頼性・期待感をさらにアップさせましょう。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事ではインフルエンサーの3つの種類と、それぞれのインフルエンサーを起用する際のポイント・期待できる効果についてご紹介しました。
冒頭でお伝えした通り、一つの種類のインフルエンサーだけではなく、全ての種類のインフルエンサーと網羅的にPRを実施することが必要です。
ただ、ブランドの雰囲気やマーケティングの方向性を考慮して、ある種類のインフルエンサーを重点的に起用するというのもよいでしょう。
例えば、「信頼醸成」を主眼とするなら専門インフルエンサーを重点的に起用する、「商品認知の拡大」を主眼とするならソーシャルインフルエンサーの割合を増やす…というように、ブランドや製品のフェーズに合わせて起用するインフルエンサーの種類のバランスを考えましょう。
Find Modelではインフルエンサーを起用したマーケティング事業を運営しており、訪問型PR施策や、インスタグラマーによるレビュー投稿などのプロジェクトを実施してきました。
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