インフルエンサーマーケティングとは、インフルエンサーが企業から依頼を受け、製品・サービスを紹介・PRする施策です。
インフルエンサーマーケティングにおける投稿は一般的に「PR投稿」と呼ばれており、企業やブランドと消費者をつなぐ重要なマーケティング方法の一つとなっています。
Instagramを活用したインフルエンサーマーケティングに限らずですが、PR投稿の効果測定は施策の成否を図り、さらに次の施策につなげる上で重要なことは言うまでもないでしょう。
また、2023年10月よりステルスマーケティング景品表示法上の規制対象となったことで、インフルエンサーマーケティングにも大きな影響が出ています。
そこで今回は、Instagramを活用したインフルエンサーマーケティングを行った際のデータの確認方法についてわかりやすく紹介します。
インスタグラマーを起用したPRのデータを確認する参考としてご活用ください。
インサイトのチェック方法を動画でわかりやすく解説▼
目次
インスタグラマーの投稿データを確認できる「Instagramインサイト」とは
最初に、Instagram上で投稿のパフォーマンスを確認できる「Instagramインサイト」機能について簡単に紹介しておきましょう。
「Instagramインサイト」とは、Instagramの各投稿のパフォーマンスを確認できる公式機能です。

画像:36 Essential Instagram Metrics to Measure in 2025 | Sprout Social
確認できるデータとしては
- いいね数(ハートアイコン):投稿がいいねされた数
- コメント数(吹き出しアイコン):投稿で獲得したコメント数
- シェア数(紙飛行機アイコン):投稿がInstagram内でシェアされた数
- 投稿保存数(しおりアイコン):投稿がInstagram内でブックマークされた数
- リーチ数:投稿を見た人の数
- リンクのクリック数:設定したURLリンクがクリックされた数
- 表示された場所:投稿が見られた場所
- フォローしていないアカウント(フォロワー以外ユーザー)へのリーチ割合
など、表に現れないInstagram投稿の情報も確認することができます。
Instagramを活用したインフルエンサーマーケティングを行った際にも必ず確認すべきデータであり、施策の効果分析を行う際に取得する必要があるデータです。
InstagramでインスタグラマーのPR投稿データを確認する方法は主に2つ

それではInstagramでインスタグラマーのPR投稿データをチェックする方法を紹介していきましょう。
インスタグラマーのPR投稿のパフォーマンスを測る「インサイトデータ」は大きく以下の2つの方法で確認ができます。
- 【方法1】インスタグラマーからインサイトデータをもらう
- 【方法2】タイアップ投稿タグで自社が直接データを確認する
それぞれの方法を紹介していきましょう。
なお、透明性の確保や運用管理の観点から、タイアップ投稿タグ(Paid partnership)を使ってデータを確認する方法が一般的です。
【方法1】インスタグラマーからインサイトデータをもらう

インスタグラマーからPR投稿のインサイトデータをもらう方法は、従来から行われているオーソドックスなデータ確認方法です。
InstagramにてPR投稿をしてもらった後、一定の期間をおいてインスタグラマーからPR投稿のインサイトデータをスクリーンショットなどで送ってもらいます。
DM(ダイレクトメッセージ)やメールなどで手軽にやり取りできる手軽さがメリットです。
デメリット・注意点
ただ、この方法はいくつかデメリットがあります。
まず、とあるタイミングにおけるインサイトデータしか確認できない点です。
Instagramインサイトは基本的に投稿した本人のみしか確認できないため、数日にわたりデータの伸びを観測したいといった場合にインスタグラマーから何回もデータをもらう必要があり手間がかかってしまいます。
また、インサイトデータの誤送付が起こる可能性がある点も挙げられます。
たとえば人気のインスタグラマーだと複数の企業から同時にPRを依頼されていることもあり、ヒューマンエラーにより別の企業のインサイトデータを受け取ってしまう可能性も生まれてしまいます。
反対に自社のインサイトデータが他の企業に渡ってしまうリスクもあると考えると、細心の注意を払って情報をやり取りする必要があるとわかるでしょう。
また、あまり考えたくはありませんが、インサイトデータの画像に不正をされる可能性もゼロではありません。
たとえば、PR依頼をリピートしてもらうために、PRの成果が低かったにもかかわらずあたかもPRの成果が高かったようにインサイトデータを改ざんされると、企業では正しいデータなのか判断がつきません。
本来の成果と異なるデータを渡されてしまうと、施策の効果分析や投資判断を誤ってしまうためいつまでもマーケティングの成果が出ずに終わってしまいます。
(※インスタグラマーの方々を信頼はしておりますが、あくまで可能性がゼロではないという話です。)
基本的にはあまり無いデメリットではありますが、留意しておきましょう。
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【方法2】タイアップ投稿タグで自社が直接データを確認する

Instagramのインサイトの確認方法としてもう一つ紹介するのは、「ブランドとのタイアップ投稿タグを設定してもらい自社で直接確認する」方法です。
この方法によるPR投稿のインサイトデータの確認を強くおすすめします。
ブランドコンテンツのタイアップ投稿タグとは
「タイアップ投稿タグ」とはInstagramでPR投稿を行う際に、その投稿がPR投稿であることを明確に示すラベルのことです。
タイアップ投稿タグが設定されたPR投稿には「○○とのタイアップ投稿」と表記されます。

Instagramにはタイアップ投稿タグ(Paid partnership)機能があり、PR投稿での明示に活用できます。
企業はインスタグラマーと連携して本機能を設定する必要があります。
タイアップ投稿タグのメリット
タイアップ投稿タグのメリットとしては大きく以下が挙げられます。
タイアップ投稿があることで、インスタグラマーと企業の関係性をはっきりとユーザーに伝えることができるため、ステマ(ステルスマーケティング)の防止にもなります。
また、PR投稿を見たユーザーはタイアップ投稿タグを通じてブランドのInstagramアカウントに遷移することができます。
従来は「メンション(@+ユーザー名)」「アカウントのタグ付け」などで誘導していましたが、企業のInstagramアカウントへの入り口を増やせる点はメリットと言えるでしょう。
さらに、インスタグラマーのPR投稿のインサイトデータを企業が直接確認できるようになります。
先に紹介しているインスタグラマーからインサイトデータの画像を送ってもらう方法のデメリットがなくなるため、企業にとってもインスタグラマーにとってもストレスなくPRを実施できるようになるのは大きなメリットでしょう。
タイアップ投稿の設定方法
ブランドとのタイアップ投稿タグの設定手順は以下の通りです。
Instagramのブランドコンテンツタイアップ投稿タグの設定手順▼
- インスタグラマーと企業(広告主)とで契約を交わしておく
- 【企業】Instagramをビジネスアカウントに設定する
- 【企業】ビジネスパートナーのタグ付け設定をONにする
- 【企業】ビジネスパートナーとして目的のインスタグラマーを承認する
- 【インスタグラマー】PR投稿を作成しタイアップタグを設定・投稿する
詳しい設定方法は以下の記事にてわかりやすく解説していますので、あわせてご確認ください。
タイアップ投稿タグを設定してもらってインスタグラマーのPR投稿のインサイトを確認する方法
タイアップ投稿タグの設定ができ、PR投稿をしてもらった状態であれば、自社のInstagramアカウントからインスタグラマーのPR投稿のインサイトデータを見ることができます。
まず、ブランドのInstagramアカウントの「通知(ハートアイコン)」をタップしましょう。
すると、「収益化とショップ」という項目に通知が届いていますのでタップします。

画像:The Complete List of Instagram Features for Marketing Experts | Sprout Social
すると「ブランドコンテンツ」のページになり、タイアップしているインスタグラマーの投稿が一覧で表示されます。
インサイトデータを見たいPR投稿をタップしてください。インスタグラマーのPR投稿が表示されます。
画像・動画の下に表示されている「インサイトを見る」をタップすれば、通常のInstagramインサイトのデータを確認することができます。

タイアップ投稿タグを削除することもできる
自社のブランドと関連のないInstagram投稿にタイアップ投稿タグが付いている場合に削除することもできます。
タイアップ投稿の右上「…」をタップしてオプションメニューを開きましょう。
メニュー内の「タイアップ投稿ラベルから自分を削除」をタップし、確認画面で「削除」をタップすれば自社ブランドのタイアップ投稿ラベルを削除できます。

画像:How to Add Paid Partnership Label on Instagram Post, Reel, and Story - TechWiser
PCでの管理方法(Meta Business Suite)

PCでの管理方法としておすすめなのが「Meta Business Suite」です。
Meta Business Suiteとは、InstagramやFacebookを運営するMeta社から提供されているビジネスツールであり、SNSでのあらゆる広告活動においてサポートすることができます。
Meta Business Suiteでできることは、主に以下の通りです。
- 広告の作成
- 広告の成果(パフォーマンス)の確認
- 広告の支払い、請求書の管理、支払いアクティビティの確認
- メッセージやコメントの返信、自動返信の設定(DM)
- ブランドに有益でないコンテンツの隣に広告の非表示を行う
- インサイト分析
- 予約投稿
このように投稿の作成・予約、コメント返信やDMの管理、広告運用、インサイト分析などを本ツールのみで効率的に行うことが可能であり、SNSのPR活動において業務負担を軽減し、マーケティング活動がより活発化するでしょう。
また企業や事業者であれば誰でも無料で利用可能なので、他社とのビジネス競争でリードするためにも積極的に活用することが望まれます。
ステマ規制への対応(運用の注意点)
消費者庁が方針を示したことで、2023年10月以降はステルスマーケティングが景品表示法上の規制対象となった点が注目を集めました。
ステルスマーケティングとは広告や宣伝であることを隠しながら、商品やサービスを宣伝する行為であり、もし違反してしまうと事業者のみ罰則を与える仕組みとなっています。
PRであることが一般消費者に分かりやすく表示されていない場合、景表法上の問題となる可能性があります。投稿時に「PRである旨」の明示(表示位置・文言など)を確認しましょう。
事業者(広告主)はインフルエンサーとのコミュニケーションを密にして、徹底的にリスク管理を行うことが求められますね。
ステマ対策に関して詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご覧ください。
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(補足)パートナーシップ広告を使う場合の計測・注意点
もしクリエイターの作成したオーガニック投稿(通常の写真や動画投稿)の数値が高かった場合、企業が自社の広告として組み込み配信できる広告配信の手法があります。これをパートナーシップ広告と呼びます。
パートナーシップ広告では、以下のように企業とクリエイター両者にメリットがあるのが特徴です。
- 企業側のメリット: クリエイターが作成したクオリティの高いコンテンツを自社広告として配信できる。
- クリエイター側のメリット: クリエイター自身の投稿を企業の広告として広く拡散してもらえる。
そのため、質の高い投稿が増えれば増えるほど企業はそれらの投稿を有効活用して広告費の費用対効果を高めることができます。
ユーザーも企業に宣伝してもらうことで報酬を頂いたり、アカウントの認知度が高まることでフォロワーの増加に繋がるでしょう。
Instagramで数字を残している多くの人気インフルエンサーはインサイトで日頃から投稿を分析・研究し、質を高めるための取り組みを継続して行うことでパートナーシップ広告を締結することができています。
そのためインサイトはSNSマーケティングで成功するためのパートナーとして有効利用することが求められます。
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(補足)リールのPR投稿で確認したいインサイト指標

Instagramでは最大3分(180秒)のショート動画を投稿できますが、その短尺動画の効果分析もインサイトを活用して行うことができます。
具体的な内容としては、
- 再生数
- 再生時間
- リーチしたアカウント数
- 平均再生時間
- フォロー数
などの項目を確認することが可能であり、反応が悪かった・良かった動画それぞれの反応度の違いによる細かな分析をすることで、エンゲージメントを平均的に高めることができるでしょう。
またInstagramにおいて特に重要な指標は、一人当たりの動画の再生時間です。動画への滞在時間が長ければ長いほど、Instagramへの滞在時間が長いこととイコールになるため、Instagramからの評価はとても高くなります。
評価が高くなればなるほど、Instagramの発見タブやリール動画タブに表示されやすくなるので、多くのユーザーに目が留まるリール動画で宣伝効果を最大限に引き出すためにも、リール動画分析でのインサイト活用は積極的に行っていきましょう。
まとめ

インスタグラマーのPR投稿のインサイトデータを確認する方法を紹介してきました。
SNSは今やなくてはならない存在となり、SNSを活用したマーケティングは今後も活発になっていくでしょう。
消費者に近い目線でPRしてもらえるインスタグラマーは企業と消費者とのつながりを作ってくれる貴重な存在となります。
ぜひブランドを愛してくれるインスタグラマーを探し、パートナーシップを結んでみましょう。
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