
Metaが開発したInstagram公式の無料動画編集アプリ「Edits(エディッツ)」をご存じですか?
Edits(エディッツ)は、スマホで完成度の高い動画を作成・編集できるアプリとして話題です。
Apple Storeでは4,300件以上のレビューで☆4.6を獲得し、Google Playでは17万件以上のレビューで☆4.3を獲得。
すでに1000万を超えるダウンロード数となっています。(※2025年9月現在)
しかし発表されてから日が浅いということもあり、これから利用を検討する方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、「【2025年最新】インスタ公式の動画編集アプリ「Edits」とは?使い方や機能を解説!」と題し、アプリの基本情報や使い方、メリットなどを詳しく解説します。
Instagramを運用しているSNS担当者や、動画編集アプリを探している方におすすめの内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
Edits(エディッツ)とは?
Edits(エディッツ)とは、Instagramを運営するMeta社が発表した公式の動画作成アプリです。
TikTokが提供しているCapCutに対抗する立ち位置で開発された背景もあり、無料で様々な編集機能を利用できます。
また、スマホでの操作性に優れており、編集後にそのままInstagramへ投稿できる点も特徴です。
その他、Editsの主な機能・性能は、次の通りです。
- 高画質・HDR撮影に対応:フルHD(1080p)以上の4K解像度、最大60fpsに対応。
- 最長10分まで編集可能:リール動画の最大尺(3分)を大幅に超える長尺動画の編集にも対応。
- ウォーターマークが表示されない:YouTubeなど他のプラットフォームにも併用して動画を転用しやすい。
- AIを利用したアニメーション:AIを使って静止画像から魅力的な動画を作成可能。
- インサイト:投稿された動画のパフォーマンス分析を行うことができ、スキップ率などの指標を確認しながら動画編集の最適化を目指せる。
- プロジェクト:複数の作業中の動画を1か所で管理でき、作業を中断した場合も途中から再開可能。
- Instagramとの連携:編集完了後にそのままInstagramに投稿でき、Editsアプリのみで動画の作成~投稿まで完結。
現状でもすでに十分な機能を有していますが、今後さらにアップデートによる新機能の追加にも期待が高まります。
▼関連記事
インスタグラムマーケティングとは?他のSNSとの違いや戦略、成功事例を紹介
一般的な動画編集アプリとの比較
Edits(エディッツ)が支持される主な理由には、他アプリとの性能差が挙げられます。
以下、表にまとめましたのでご覧ください。
機能 | Edits | 一般的な編集アプリ |
料金 | 無料 | 有料プランあり |
解像度 | 最大4K | ~2Kまで |
Instagramとの連携 | あり | なし |
透かし(ウォーターマーク) | なし | ありorプランによる |
AI機能 | あり | なし |
最長動画編集枠 | 10分 | 無料版では数分程度 |
上記のように、Edits(エディッツ)には、高性能でありながら課金要素がありません。
これは、Instagramの利用促進や活性化につながる工夫であり、
- 学生などコストを抑えたい若いユーザーも気軽に利用できる。
- クリエイターの編集スキルの底上げにつながる。
- リール動画の全体的な質が高まる
- 質の高いSNSとしてブランド力の向上
という戦略的な要素も絡んでいると考えられます。
いずれにしてもユーザーにとっては、非常にコスパ良く動画編集を行えるアプリであるため、まだ試していない方はぜひ利用してみることをおすすめします。
▼関連記事
【最新版】わかりやすい!Instagram「リール(Reels)」の使い方をシンプルに解説
今後のアップデート予定
Edits(エディッツ)では、定期的にアップデートが実施されています。
機能改善を続けていくには、皆さまからのフィードバックが欠かせません。ご要望の多い機能については、今後もさらにEditsに組み込んでいきたいと考えています。新しい機能やアップデートを追加する取り組みはすでに進めています。
今後は、制作中の動画を他のクリエイターやブランドと共有できる機能などが予想されています。
また、AI動画変換機能「Restyle」が2025年6月に実装されたばかりであるため、引き続きAI機能の細かなアップデートにも期待ができそうです。
Edits(エディッツ)の使い方
画像:Edits、Instagramアプリ | Google Play
Edits(エディッツ)を実際に使ってみましょう。
ここからは、動画の編集方法や主要機能の使い方を解説します。
アプリのダウンロード
Editsアプリをダウンロードするためには、Apple StoreまたはGoogle Playへアクセスする必要があります。※iOS/Android向け(PC版は提供されていません)
ダウンロード完了後、アプリを起動するとInstagramとの連携を行うためアカウントのログイン画面が表示されます。
まずは、指示に従ってInstagramへのログインを完了しましょう。
もしInstagramアカウントを持っていない場合は、この機会に作成しましょう。
▼関連記事
【初心者向け】Instagram(インスタグラム)とは? 始め方から使い方までわかりやすく解説
最初のプロジェクトを作成
一通りの設定が完了すると、次のような画面が表示されるので、まずは編集したい動画をスマホのギャラリーから選択しましょう。
右下の「+」ボタンを押し、ギャラリーから編集する動画を選択
自動的に編集画面が開き、次のような画面が表示されたら準備OK
音源
まずは、動画に入れる音源を選択しましょう。音源とは、動画上で流れるBGMのことを指します。
カットやフェードなどの編集ポイントを決めやすくなるので、初心者の方は音源から決めるのがおすすめです。
下部の編集メニューから「音源」を選択
音源を検索 or おすすめやトレンドから使用したい音源を選択
動画クリップの上に音源クリップが表示されればOK
タップして左右にずらすと、音源の使いたい部分を調節できます。
また、下部に表示される音源のメニューでは、
- 分割:音源を区切る・不要な部分を削除する
- 音量:音量を調整する
- フェード:だんだん大きく・小さくなる効果を加える
などの編集を加えることができます。
▼関連記事
SNSで使える!著作権フリーのおすすめBGM YouTube・Instagram・TikTokそれぞれご紹介
テキスト
次に、動画にテキストを挿入してみましょう。テキストでは、動画のタイトルや字幕などを文章で表示させることができます。
下部の編集メニューから「テキスト」を選択
テキストボックスに好きな文章を入力
テキスト入力欄の上には、フォントや文字色の変更などの編集ツールも用意されています。
テキストの編集が完了したら右上の「完了」を選択
動画クリップの上にテキストクリップが表示されればOK
タップして左右にずらすと、テキストを流したいタイミングや長さを調節することができます。
また、次のようにプレビュー画面上のテキストを直接タップして、配置を調整することもできます。
音声
続いて、音声の入力方法を解説します。Edits(エディッツ)では、後から声を録音して追加することも可能です。
下部の編集メニューから「音声」を選択
録音ボタン(赤丸)を押して声を録音
録音後の音声は、「音源」と同様に長さやタイミングを調整することができます。
キャプション
Edits(エディッツ)には、キャプションと呼ばれる自動字幕機能も備わっています。
これにより「テキスト機能」で手入力しなくても、字幕(テロップ)を入れることが可能です。
下部の編集メニューから「キャプション」を選択
自動的にキャプション(テキスト)クリップが作成されればOK
AIが音声を認識してキャプションを生成するため、誤字や漢字の間違いなどはよく起こります。あくまで効率化を図る補助的な機能として活用しましょう。
▼関連記事
マーケターのためのAI完全ガイド|特徴や活用方法、人気の生成AIサービス12選を解説!
オーバーレイ
オーバーレイ機能では、編集動画に別の画像や動画を重ねて表示することができます。
下部の編集メニューから「オーバーレイ」を選択
ギャラリーからオーバーレイに追加したい画像・動画を選択
別の画像で動画の内容を補足したい場合や、人物のワイプを入れたい場合などに有効な機能ですので、必要に応じて使ってみましょう。
効果音
動画の雰囲気やシーンを演出するために、効果音も活用してみましょう。
Edits(エディッツ)には、様々な効果音があらかじめ用意されています。
下部の編集メニューから「効果音」を選択
動画に追加したい効果音を選択
動画クリップの上に効果音クリップが表示されればOK
タップして左右にずらすと、効果音を使いたいタイミングを細かく調節できます。
リアクション、アラート、ASMRなど、バリュエーション豊富な効果音が用意されているので、動画の雰囲気に合わせて使ってみましょう。
切り抜き
切り抜きとは、画像・動画内の被写体(人物や物)を、背景から切り抜くことができる機能です。
Edits(エディッツ)では、画像や動画から切り抜いた素材を、編集動画に重ねて表示させることができます。
下部の編集メニューから「切り抜き」を選択
ギャラリーから切り抜きたい画像・動画を選択
基本的には、自動で不要な背景を削除して動画クリップの上に表示されますが、手動で範囲を指定・調整することも可能です。
ステッカー
Edits(エディッツ)には、ステッカーと呼ばれる動画に装飾を加えるためのスタンプ機能も備わっています。
Instagramアプリの編集機能にもあるので、こちらは既にお馴染みの方も多いと思います。
下部の編集メニューから「ステッカー」を選択
動画に追加したいステッカーを選択
本家インスタアプリでもお馴染みのステッカーで、動画を楽しく装飾できます。
ストーリーズ用の動画をEdits(エディッツ)で作り置きしておくなどの活用方法もおすすめです。
完成動画の保存/Instagramへの投稿
動画編集完了後は、解像度やフレームレートなどを変更し、動画をエクスポートしましょう。
編集画面上部の「2K」を選択してエクスポート時の設定
解像度やフレームレートを設定したら「エクスポート」選択
Instagramに投稿
Instagramに投稿する場合は、通常のインスタアプリと同じく、
- キャプション
- ハッシュタグ
- カバー
- タグ付け
などを設定して「シェア」を押せばOKです。
まとめ
最後に、本記事で触れたEdits(エディッツ)のメリットをおさらいしましょう。
- 初心者でも使いやすいシンプルなUI
- 課金なしで有料級の機能・性能
- Instagramに連携投稿ができる
やはり一番の魅力は、他の一般の動画編集アプリよりもコストに優れ、スマホ一つで手軽に質の高い動画を作成できる点と言えるでしょう。
ただし、Instagramの将来を見越したMetaの戦略的背景があるため、今後一部機能が有料化される可能性はゼロではありません。
それでも現状は、特にInstagramユーザーにとって、利用しない手はないくらい有益なツールであるため、まだ使ったことがない人はぜひ試してみてはいかがでしょうか?
なお、Instagramの運用効果を最大化したい企業担当者さまは、まずは「Find Model」にお気軽にご相談ください。
お気軽にご相談ください


▼関連記事
▼おすすめ資料をダウンロードする