商品の認知から購買に至るまでのプロセスは、ここ数年で大きな変化を遂げました。
テレビCMなどで商品の存在を知り、実際に購入するというのが一般的な流れですが、最近の認知のきっかけはSNSなどにも多く存在します。
また、インフルエンサーの登場によって企業の商品の宣伝方法も大きく変化しました。
インフルエンサーは、消費者の購買行動にどのような変化をもたらしたのでしょうか。
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目次
インフルエンサーと購買行動の関係性
インフルエンサーとは
インフルエンサーとは、主にSNSやYouTubeなどで影響力を持つ人を指します。
中でも、Instagramにおけるインフルエンサーはとても多く、高い信頼を獲得しているインフルエンサーも数多く存在します。
Instagramにインフルエンサーが多い理由として、画像や動画で商品をわかりやすく解説できる点が挙げられます。
Twitterなどメインの情報が文章となるSNSの場合は、具体的なイメージが伝わりにくく、商品がどんな形をしているかも想像しづらい可能性がある一方、Instagramは画像などの一枚絵で商品を紹介することができ、投稿を見ているユーザーがじっくり商品をチェックすることができます。
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購買行動への影響
結論から言うと、インフルエンサーは消費者の購買行動に好影響があります。
上述した通り、そもそもインフルエンサーとは「影響力を持つ人」を意味する前提がありますが、更に株式会社マクロミルが運営する世の中の「ホント」と「ホンネ」がわかるメディア「HoNote」が2018年にミレニアル世代を対象に実施した消費意識やお財布事情などに関する調査では、約半数が買い物時にSNSの情報に影響を受けているという結果が出ていました。
画像:ミレニアル世代は貯金意識が高く、投資や資産運用に興味あり?消費意識やお財布事情などを調査|HoNote
上記のように、インフルエンサーが発信している情報をきっかけに消費者が商品・サービスを認知したり、購買意欲向上やファン化などへ繋がる影響をマーケティング手法として活用しているのがインフルエンサーマーケティングです。
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インフルエンサーが影響を与える3つの理由
SNSの検索ツール化
一時前までは、何か情報を調べたい場合「検索エンジンで検索をする」人が大半でしたが、現在では各種SNSも検索するツールとして併用する人が増えてきています。
若い世代の場合はその傾向が特に顕著で、株式会社SHIBUYA109エンタテイメントが運営する若者マーケティング研究機関「SHIBUYA109 lab.」がジギョナリーカンパニー株式会社と2019年に実施した、20歳前後の女性が対象の「SNSのハッシュタグ検索とその実態に関する共同調査」では、Instagramで情報収集しているaround20は82.9%という結果が出ています。
この数値はGoogleやYahoo!などの検索エンジン(57.8%)をはるかに上回る結果で、インフルエンサーが情報発信を行うプラットフォームであるSNSが情報収集を目的とした検索ツールになりつつあることが見て取れます。
情報を集める目的の人がSNSで検索をし、インフルエンサーが発信している情報にたどり着くことで情報の認知をする、という一連の流れが生まれてきていると言えます。
画像:SNSのハッシュタグ検索とその実態に関する共同調査|SHIBUYA109 lab.
インフルエンサーの特化性・統一感
インフルエンサーの多くは、グルメ・旅行・インテリア・ファッション・美容・ガジェットなど何かその人が強く興味関心を持つテーマ・ジャンルを中心に情報発信を行っている特化性があります。
また、特に影響力のあるインフルエンサーの多数は、視覚的にも白を基調にしたシンプルな雰囲気・ピンクやレースが印象的な可愛らしい雰囲気など、ビジュアルの統一感がある投稿をしています。
そのため、SNSを利用する消費者はフォローするインフルエンサーを自分好みの「テーマ・ジャンル」×「ビジュアル」で選択することで、自身が興味を持ちやすい情報を発信しているインフルエンサーにたどり着きやすくなっています。
親近感・共感
インフルエンサーがユーザーの購買行動に影響を与えやすい最大の要因は、一般ユーザーと同じ立場に立っている事です。
一般的に企業が商品の宣伝や告知を行う場合は、商品を販売する立場から長所や良さを伝えます。
その内容は本当に商品の強みであることは変わらないのですが、企業の立場で宣伝を行うのはユーザーからすると当たり前です。
一方で、インフルエンサーはSNSで強い影響力を持っている一般人です。
商品を使う事や、利用する立場であることは変わりません。
同じ消費者の立場であるユーザーからの意見や口コミは信憑性が高く、自分が商品を使った場合に生活や環境が便利になるイメージも湧きやすいため、実際に購買に繋がりやすくなります。
インフルエンサーが購買行動に与える影響:まとめ
今回は、インフルエンサーがユーザーの購買に与える影響について紹介しました。
影響力のあるインフルエンサーはグルメ系やライフスタイル系などジャンルに特化していることが多く、ジャンルも多岐にわたっています。
1つのジャンルに特化することで情報の純度が増し、そのジャンルの情報を求めているユーザーの支持も獲得できます。
情報収集の場が検索エンジン一択の時代から、収集したい情報に応じてSNSを活用するようになっているからこそ、活躍の舞台がSNSであるインフルエンサーを上手く活用して、自社商品・サービスの購買・PRに活かしましょう。
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