
様々な場面でSNSが活用される昨今では、各種SNSのロゴデータを使いたいシーンが多いのではないでしょうか?
特に企業においては、
- WebサイトにSNSロゴでシェアボタンを設置したい
- 商品パッケージや配布するチラシデザインにSNSロゴを使いたい
といったケースでSNSのロゴデータが必要です。
しかし、SNSのロゴデータは、各公式SNSが権利を持つものであり、ガイドラインや利用規約に従って正規のダウンロードページから取得する必要があります。
本記事で、SNS別ロゴデータのダウンロードページ(Instagram,X,TikTok,YouTube,LINE,Facebook,Threads)と使用上の注意点を紹介しますので、様々なシーンにご活用ください!
目次
SNS別ロゴデータのダウンロードページ
それでは、SNS別ロゴデータのダウンロードページをご紹介します。
使用上の注意点もまとめていますので、よく確認してご活用ください。
Instagramのロゴデータのダウンロードページはこちら▼
https://about.meta.com/ja/brand/resources/instagram/instagram-brand/
「Instagramアイコンの使用に関するガイドライン」を確認後、「ロゴパック」の同意にチェックを入れてダウンロード可能です。
ロゴパックの中には、背景透過のPNGデータやPhotoshopなどで使えるEPSデータが含まれており、gradient(虹色)・白色・黒色の合計3パターンが用意されています。
使用上の注意点
ガイドライン記載の主な注意事項は、以下の通りです。
- 最小サイズは「29px×29px」
- 使用するロゴ周辺4辺に、使用サイズの半分以上の余白を設ける
- 改変・変形・回転はしない(利用規約範囲内であれば色の変更は可能)
- Instagramの最初の文字「I」は大文字で使う
- 周囲のコンテンツと同じフォントサイズ、同じスタイルを使用する
- 「Instagram」という語を変更または省略したり、別の言語に翻訳しない
- 「Insta」や「gram」という文字列を他のブランド名と組み合わせて使用しない
- Instagramブランドの一部を会社名、商標名、一般的な語と組み合わせて使用しない
- キャンペーンが「Instagramで」行われることを知らせる目的以外では「Instagram」という語を使用しない
- 「Insta」または「gram」という語を使うハッシュタグを他のソーシャルネットワークで使うことはできない
- InstagramをFacebookやその他のFacebook企業と共に言及することは可能
利用許可申請が必要な場面
- ライブ配信
- コマーシャル
- 映画
- 動画
- テレビ番組
- ラジオ
- OOH広告
- A4サイズ以上の印刷物
などの使用に当てはまる場合は、利用許可を英語でリクエストする必要があります。
承認プロセスには2つのステップがあり、
- 用途がわかる台本や資料を提出
- クリエイティぶ完成後の承認審査
それぞれに2~3週間を要するため、早めに準備する必要があるでしょう。
出典:Instagramブランドアセットとブランドガイドライン|Meta|Instagram
X(旧 Twitter)
X(旧Twitter)のロゴデータのダウンロードページはこちら▼
https://about.twitter.com/en/who-we-are/brand-toolkit
ダウンロード可能なロゴパターンは、以下の4種類です。
- Xロゴ(黒バージョンと白バージョン)
- ロゴと文字の組み合わせテンプレート
- パートナーシップを示すためのテンプレート
- 投稿を共有したいときのためのテンプレート
使用上の注意点
X(旧Twitter)では、ロゴをダウンロードすることで、ブランドガイドライン中の商標ガイドラインと利用規約、およびすべての規則とポリシーに同意したものとみなされます。
なお、「Xブランドガイドライン」(英語表記)には、主に以下のような注意事項が記載されていますので、ご確認ください。
- ロゴは黒い背景の場合は白、白い背景の場合は黒で表示する
- ロゴの周囲には、左右上下ともにロゴの幅と同等以上の空白を確保する
- ユーザー名とXロゴをペアリングする際にテキストの高さをロゴの高さに合わせて使用する
- 使用環境(デザイン)に応じて、暗い背景の場合は白いロゴ、明るい背景の場合は黒いロゴを使用する
その他ガイドラインには、書式スタイルの使用例や、X(旧Twitter)独自の用語解説などが記載されています。
また、質問がある場合は、「trademarks@x.com」に英語でリクエストを送信することが可能です。
TikTok
TikTokのロゴデータのダウンロードページはこちら▼
https://developers.tiktok.com/doc/getting-started-design-guidelines?enter_method=left_navigation
ロゴパックの中には、TikTokロゴやボタン、アイコンが入っており、PNGやAIファイルのほか、ボタンはSVG形式も含まれます。
使用上の注意点
TikTokのロゴデータを使用するには、書面による許可を得た上で「TikTokブランドと使用ガイドライン」を順守する必要があります。
ガイドライン記載の主な注意事項は、以下の通りです。
- TikTok 商標を商品や衣料品などの販促品に使用しない
- TikTok 商標を名詞または動詞として使用しない (例:「TikTok を作りました」ではなく「TikTok アプリでビデオを作りました」)
- 「Tik」と「Tok」の間に間違えてスペースを入れない
- 文字「T」は全て大文字で他のすべての文字は小文字。
- 「TikTok」という単語を変更、省略、または別の言語に翻訳したり、ラテン文字以外のアルファベットを使用しない
- ブランド名を変更または省略したり、同音異義語(「Tiktok」「tiktok」「Tik Tok」で使用しない
なお、ロゴデータの使用許可の専用リクエストフォームはないため、「お問い合わせ|TikTok for Business」から申請しましょう。
出典:TikTokブランドと使用ガイドライン|TikTok for Developers
YouTube
YouTubeのロゴデータのダウンロードページはこちら▼
https://www.youtube.com/intl/ja/howyoutubeworks/resources/brand-resources/#logos-icons-and-colors
ダウンロード可能なロゴパターンは、以下の3種類です。
- フルカラーライトロゴ
- フルカラーダークロゴ
- モノクロロゴ
使用上の注意点
YouTubeのダウンロードページには、主に以下のような使用上の注意点が記載されています。
- ロゴの周囲のクリアスペースは、アイコンの三角形のサイズと同等以上にする
- ロゴの最小サイズは印刷で3.1mm、デジタルで20px
- YouTube ロゴは決して変更してはいけない
- 赤いアイコンの中の三角形は常に白色でなければいけない
- 白背景または明るいイメージの上では黒のフルカラーンのロゴ、ほぼ黒の背景または暗い画像には、白いフルカラーのロゴを使用できる
- 特定の色や画像の上にフルカラーのロゴを表示するのが難しい場合は、代わりにモノクロのロゴを使用する
- ロゴまたはアイコンをリンクに活用できるのは、リンク先がYouTubeチャンネルの場合のみ
なお、YouTubeブランド要素の使用には特別な承認が必要であり、「ブランド使用リクエストフォーム」から英語で提出して審査を受ける必要があります。
LINE
LINEのロゴデータのダウンロードページはこちら▼
https://line.me/ja/logo
ブランドアイコンとアプリケーションアイコンが取得可能であり、AI、PSD、PNGの3種類のファイル形式が用意されています。
使用上の注意
LINEのダウンロードページには、以下のような使用上の原則が記載されています。
- 全てのロゴデータは、データを変形 ・加工せず、そのまま使用することを原則とする
- アニメーションや効果(拡⼤、回転、装飾など)をつけることも禁止
そして下記画像は、ロゴデータの取り扱いに関する禁止事項をわかりやすくまとめたものです。
また、ロゴデータの使用に際しては、視認性と独立性を確保するためのアイソレーション(不可侵領域)が下記画像のようにルール付けされています。
アイコン・ボタンともに最小サイズは「モバイル:40px」「PC:20px」と定められており、最小使用サイズ以下での使用は、十分な可読性が確保できないため禁止となっています。
Facebookのロゴデータのダウンロードページはこちら▼
https://about.meta.com/ja/brand/resources/facebook/logo/
- Facebook Blueと白色の「f」を使用したプライマリーカラーのメインロゴ
- 白色のロゴと透明な「f」を使用したセカンダリーカラーのサブロゴ
を取得可能であり、AI、PNGの2種類のファイル形式が用意されています。
使用上の注意点
Facebookのダウンロードページには、主に以下のような使用上の注意点が記載されています。
- Facebook Blueロゴを画像の上に重ねて使用する場合、「f」は必ず白色。透明にしない。
- ロゴの余白はロゴの幅の1/2に設定する。ロゴの幅をXとすると余白は0.5X。
- デジタルで使用する場合のロゴの最小サイズは幅16px。印刷物の場合の最小サイズは幅6mm。
- Facebookのワードマークを使用するのは禁止
- 親指を立てた「いいね!」シンボルを使用するのは禁止
- ロゴの「f」だけを使用するのは禁止。そのほか、色の変更などの編集加工は全て禁止。
- ロゴの隣に「Facebook」という単語を記載するのは禁止。どのような単語もロゴとつなげないこと。
なお、テレビ、デジタル広告、印刷パッケージなどでFacebookブランドアセットを使用する場合は、クリエイティブをリリースする前にFacebookチームに提出し、審査を受ける必要があります。
Threads
Threadsのロゴデータのダウンロードページはこちら▼
https://about.meta.com/ja/brand/resources/instagram/threads/
- ホワイトカラーのロゴ画像とロゴ+ワードマークの画像
- ブラックカラーのロゴ画像とロゴ+ワードマークの画像
を取得可能であり、AI、PNG、SVGの3種類のファイル形式が用意されています。
使用上の注意点
Threadsのダウンロードページには、主に以下のような使用上の注意点が記載されています。
- 周囲には最低限の余白(アイコン幅の1/4幅)を設ける。
- ロゴとワードマークを切り離して使用しないこと
なお、その他のガイドラインは、Instagramと同様(Instagramブランドアセットとブランドガイドライン|Meta|Instagram)の内容が適用されます。
また、Threadsのアセットをライブ配信、ラジオ、OOH広告、A4サイズ以上の印刷物で使用する場合も、利用許可を英語でリクエストする必要があります。
まとめ
今回は、SNSロゴのダウンロード方法や使用上の注意点をご紹介いたしました。
公式ロゴは各SNSの象徴であるため、誤った使用を防ぐための細かなルールが存在します。
特に、余白の確保や最低限の使用サイズなどは、知らぬ間に違反してしまっているケースもあるのでよく注意しましょう。
各種SNS運用でお困りの際は、「Find Model」にお気軽にご相談ください。
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