インフルエンサーを目指す方やSNS運用に取り組む企業様の多くが、「SNSでバズりたい!」という思いで試行錯誤されているのではないでしょうか?
その一方で、バズるための方法を考えても、一過性の流行やタイミングなど、運の要素が強いように感じられるのも事実です。
実際にバズる事象は偶発的に生まれることも多く、常に予想できるものではありません。
しかしながら、過去にバズったコンテンツやアカウントの多くは、SNS運用で重要なポイントをしっかりと押さえて継続した結果にもたらされていることも多く、バズる可能性を高めることは可能だと考えられます。
本記事では、そもそも、"「バズる」定義にはどのようなものがあり、どのような状態なのか" その共通項を探ることで、より具体的な「バズる」ポイントを解説していきます。
アカウントの拡大や発信力強化など、SNS運用を成功させるためにも重要な内容となっておりますので、是非とも参考にしてみてください!
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「バズる」定義と状態
「バズる」という言葉は、「buzz=ハチがブンブンと飛ぶ音」が語源になっており、人々の口で噂される様子を表現しています。
そして、昨今における"噂”や"口コミ"の大半は、SNS上で生まれ、広まり、大きな注目やトレンド化につながっているのです。
こうした背景から、SNSでバズることを目標を掲げる人や企業が増えてきていますが、実際にSNSでバズるとはどのような状態なのでしょうか。
SNSでバズるためのポイントをわかりやすく理解するため、まずは以下のような定義と状態を把握する必要があります。
広範囲に拡散される
コンテンツがバズる際には、多くの人々がSNS上で共有することで急速かつ広範囲に拡散されていきます。
共有にはSNSのシェア機能が用いられ、特にX(旧Twitter)のリツイートやYouTubeの切り抜き動画などは高い拡散効果を生み出します。
注目される魅力がある
バズるコンテンツは、多くの人々から注目されるだけの魅力を持っています。
ユーモア・驚き・感動といったスペシャリティが、コンテンツを目にしたユーザーの関心を掴む要素として必ず含まれているのです。
多くのリアクション=エンゲージメントを獲得している
魅力あるコンテンツでユーザーの関心を掴むということは、多くのコメントやいいねといったリアクションを獲得することにもつながります。
そして各SNSでは、反応率が高い=エンゲージメントに優れたコンテンツがアルゴリズムに認識され、おすすめや検索上位に表示されやすくなります。
つまりバズるコンテンツでは、
- 魅力的なコンテンツが拡散される
- 高評価=エンゲージメントを獲得する
- 再び広範囲に表示されていく
という好循環が生まれているのです。
話題性によるトレンド化
多くのバズるコンテンツには、人々がそのトピックについて話題にしやすいという側面があります。
TikTokでトレンド化した「なぁぜなぁぜ」の例のように、特徴的なフレーズや覚えやすいキャッチーなテーマなどは話題として拡散されやすいと言えるでしょう。
また、話題にしやすいことには、真似しやすいという特徴も含まれていることが多く、特定のアクションやダンスなど、動きのあるコンテンツがトレンド化してバズるケースも増えてきています。
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インフルエンス力が活かされている
コンテンツがバズるまでの過程では、影響力のある人々やコミュニティに取り上げられることで一気に拡散された例も少なくありません。
自身がインフルエンサーでなくても、多くのフォロワーを抱えるアカウントにリツイートされたり、投稿内で紹介されることで、一般ユーザーの口コミレベルとは非にならないほどの拡散効果を得ることができます。
また、インフルエンス力の高い人物に関連づけたコンテンツを活用することで、検索性や拡散力を高める方法もあります。
例として、TikTokやYouTubeで大人気の「ウンパルンパ」さんは、サッカー日本代表の久保建英選手や森保監督など、著名人を題材としたネタでバズ動画を生み出しています。
偶発的に生み出されることも多い
バズることは、SNSマーケティングを行う企業や発信力を高めたい個人にとって非常に望ましい現象です。
しかしながら、バズることを事前に予測することは難しく、絶対にバズる魔法のようなものは存在しません。
したがって、前項までに取り上げた「バズることの定義」と「バズっている状態」の特徴を参考にしながら、ターゲットオーディエンスを汲み取り、魅力的なコンテンツを打ち出し続けることで、バズるまでトライアンドエラーを繰り返すことが重要です。
SNSで「バズる」ポイント!
「バズる」定義と状態について理解を深めていただいたところで、本項からは、実際に「SNSで「バズる」ポイント!」について解説していきます。
バズは、偶発的に生み出されるという点もあり、様々な要素が積み重なって起こる事象です。
しかしながら、人気コンテンツに共通する特徴やポイントを踏まえ、コンスタンスにヒットコンテンツを生み出し続けることで、バズる可能性を限りなく高めていくことが重要になります。
ユーザーの興味を引くコンテンツを生み出す
当然かと思われるかもしれませんが、やはりバズるためには、魅力的で面白いコンテンツであることが不可欠です。
- 多くの人がシェアしたい!真似したい!と思う内容
- 飽きずに楽しめる構成
- ユーモアや驚き、感動など、心を大きく動かすこと
に注力することで、バズるコンテンツが生まれる確率を高めることができるでしょう。
また、コンテンツの価値が高まることは、根本的なファンの獲得や拡散力アップにつながるため、アカウントの成長にも期待できますね。
投稿のタイミングと効果的な拡散方法を見極める
人々のニーズを汲み取り適切なタイミングで投稿することで、より多くのユーザーの関心を集めることも大切です。
- 多くの人々が抱える悩みや興味の矛先を知り、共感を得ること
- SNSや世代ごとに流行するコンテンツの共通点を探し、トレンドに乗ること
- 既知のコンテンツにはない独自の魅力や特徴を押し出すこと
などが特に重要なポイントになるでしょう。
特に最近では、1投稿あたりの視聴滞在時間が短くなりつつあり、手短に楽しめて尚且つ中身が濃い「タイパ」に優れたコンテンツが選ばれる傾向も見受けられます。
TikTok・YouTubeショート・Instagramリールといったショート動画コンテンツは、引き続き注目度を増していくことが予想されるため、積極的に活用していくといいでしょう。
またX(旧Twitter)は、上述したTikTok・YouTubeショート・Instagramリールにリンクでユーザーを流入できるため、拡散力を活かして併用する形がおすすめです。
▼X(Twitter)参考事例:こめお / 闘う料理人。(@komeo1144)さん
【スカイピースじんたん】
プロの料理人が
Uber eatsが届くより
先に同じご飯を作れるのか!!https://t.co/2ofVSUw5sx pic.twitter.com/xCn5YpRuxL— こめお / 闘う料理人。 (@komeo1144) July 28, 2023
料理系コンテンツと格闘技イベントへの出場などで人気上昇中のユーチューバー、こめおさんは、最新のYouTube動画が配信される際に、X(旧Twitter)で拡散。ユーザーの興味をそそるコメントを添えることで、動画を広く認知させています。
SNSごとの特性を活かして認知を広げることで、まずはインプレッションや再生回数を稼ぎ、コンテンツの魅力を多くの人に知ってもらうことが、バズるまでの過程で大切になります。
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視覚的なインパクトと聴覚による情報補完
バズるコンテンツでは、視覚的な要素と聴覚的な要素を巧みに活用することが重要です。
視覚的な要素が活かされる場面は、主にコンテンツへの導入部分になります。
SNSは、投稿が一覧表示される性質上、まずは見た目での訴求が非常に重要となります。
YouTubeならばサムネイル、Instagramならば1枚目の画像といった導入部分において、インパクトのある画像や見出しで、他の投稿から閲覧を勝ち取ることを強く意識していきましょう。
▼YouTube参考事例:マリマリマリー(@marymarymary80s)さん
短編アニメーションで人気のYouTubeチャンネル、マリマリマリーさんの動画サムネイルでは、本編内のワンシーンにサムネイル用のテロップを加えることで、動画の見どころを事前にうまくアピールしています。
特にYouTubeの通常動画は、ショート動画よりも再生ハードルが高くなるため、ユーザーが気になる/見たいと思えるサムネイル作りは、バズる上での必須項目となります。
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そして、前項でも触れたように「タイパ」が求められる昨今においては、聴覚的な要素で情報補完することも重要になります。
特にショート動画コンテンツにおいては、内容に合ったBGMに加えて、ナレーションで情報補完する手法も多く見受けられるようになりました。
▼TikTok参考事例:ココチャンネル(@coco0141cooking)さん
@coco0141cooking 韓国で麻薬卵と言われている病みつき卵を作ってみた🍚簡単にできてご飯のお供にピッタリ#2022 #tiktokレシピ #韓国 #韓国料理 #korea #ご飯のお供 #味付けたまご #마약계란장 ♬ 2:23 AM - しゃろう
麻薬卵をはじめ数々のレシピをバズらせている料理系ティックトッカー、ココチャンネルさんのTikTok動画でもナレーションが活用されています。
テロップやナレーションを用いることで、短い尺の中でも多くの情報を届けることができますね。
充実した内容でコンテンツの評価を高めることも、バズるまでの過程では非常に重要になります。
エンゲージメント率を意識する
投稿の拡散を目的にインプレッション数を稼ぐだけでは、真のコンテンツ評価を得ることはできません。
ユーザーに対してのアフターケアとして、
- コメントへの返信
- コメントを反映させた次回コンテンツ
- フォロワーの投稿に対するリアクション
を徹底していくことで、ファンのロイヤリティ強化に努めることも重要です。
ファンの高評価を得られるようになると、SNSアルゴリズムからの評価も上がり、新規層にコンテンツを届けやすくなります。
まずはアカウントを応援してくれるユーザーを獲得していくためにも、ファン第一で積極的にコミュニケーションを図っていきましょう。
▼TikTok参考事例:ど素人ホテル再建計画 @沖縄県恩納村(@4610_hotel)さん
@4610_hotel #沖縄 #沖縄ホテル ♬ オリジナル楽曲 - ど素人ホテル再建計画 @沖縄県恩納村
沖縄の赤字ホテル再建というアカウントテーマで一気にバズったティックトッカー、ど素人ホテル再建計画さん。
SNSで視聴者と一緒に再建していくというコンセプト通りに、視聴者を巻き込んだ企画やコメントに対する返答動画など、ファンを楽しませる工夫が満載です。
熱心なファンが増えれば増えるほど、コンテンツへの反応率=エンゲージメント率が高まり、高い評価を獲得していくことにつながっていきます。
投稿の閲覧分母が増えると同時に獲得するリアクションもしっかりと増えているか、エンゲージメント率も意識しながらコンテンツを拡散させていきましょう。
何度も見たくなる=中毒性のあるコンテンツを作る
バズるコンテンツのパターンの1つには、何度も見たくなる=中毒性のあるコンテンツも挙げられます。
SNSには、Instagramの「保存」・TikTokの「セーブ」・YouTubeの「後で見る」といったお気に入りコンテンツをキープする機能が搭載されており、これらもコンテンツの評価に影響を与える重要なアクションになります。
▼Instagram参考事例:BOZE STYLE(@boze_style)さん
頭髪の不自由な人々の社会的地位向上を掲げて活動されているエレキ音楽ユニット、BOZE STYLEさんのコンテンツは、耳に残るエレキボタンによる演奏に加えて、見た目の斬新さやアイデアの面白さにより、まさに中毒性の高いコンテンツになっています。
また、上記はInstagramリールの投稿ですが、BOZE STYLEさんは、同様の投稿をTikTokとYouTubeショートでも配信されており、1つのコンテンツで異なるSNSユーザーをカバーすることに成功しています。
この手法には、3つのフォーマットが同じ縦型動画であることに加えて、オリジナル音源であることも重要なポイントになっています。
既存の音楽によるBGMではなく、オリジナルの音声や音楽であれば著作権などの制限を受けずに複数のSNS媒体に配信可能なため、広く認知を獲得することや、クリエイティブ活動のコスパ向上にもつながりますね。
そして、差別化により印象に残りやすい点もメリットになるので、コンテンツが伸び悩む場合などには、独自の音声や聴覚情報にこだわることで、何度も見たくなるような動画作りを意識してみましょう。
Instagramではユーザー層とキャプションの工夫を意識しよう!
バズると聞くと、やはりTikTokを思い浮かべる方が多いと思います。
しかしながら、同じショート動画コンテンツであるInstagramリールも、ユーザー層とキャプションの工夫を意識することでバズりやすくなります。
まず、Instagramは女性ユーザーが多く、10代後半から30代以降のミドル世代まで広く利用されているため、若い世代に人気のTikTokとは異なるユーザー属性を持ちます。
よって具体的には、ファッション・美容・ライフスタイルジャンルの発信と相性が良く、さらには、学びになる/役立つといったTips系のコンテンツと相性がいいです。
また、キャプションが見やすく読まれやすい点も強みであり、投稿する内容のポイントや手順を詳しく紹介することで、情報を補完することができます。
▼Instagram参考事例:JO|1分でわかる 手抜き掃除術(@jo_zubora_souji)さん
誰でも真似しやすい手抜き掃除術を紹介するインスタグラマー、JO|1分でわかる 手抜き掃除術さんのInstagramリールは、まさに生活に役立つTips系の発信がメインであり、1人暮らしの学生や社会人、主婦層というInstagramの属性にマッチしています。
また、キャプションを見てみると、紹介する掃除術を箇条書きで記載し、さらにポイントをわかりやすくまとめていることがわかります。
実際に、JO|1分でわかる 手抜き掃除術さんのInstagramアカウントは、始動から1年経たずに2万フォロワーを達成されており、まさにリールで短期間でインスタアカウントをバズらせられることを証明する事例と言えるでしょう。
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まとめ
今回は、SNSでバズるためのポイントについて解説させていただきました。
そもそもSNSでバズるとはどういう状態なのか?事例から共通項を汲み取ることで、SNSでバズることに現実味が感じられるようになったのではないでしょうか?
また、今回解説したポイントに関しては、SNS運用を成功へと導く上でも非常に重要な内容になっています。
正しいノウハウを基にした日頃の工夫や試行錯誤。その積み重ねの結果として、大きくバズるコンテンツは生み出されるはずです。
是非とも本記事を参考に、SNS運用での大きな成功を掴み取っていただければ幸いです。
また、SNSアカウント運用でお困りの企業様は、豊富なノウハウによるサポート実績豊富な「Find model」にお気軽にご相談ください。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました!
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