
SNSの運用代行とは、自社の企業SNSアカウントをアウトソーシングして、他社に運用してもらうことです。
社内にSNSを運用する人的リソースやノウハウがなくてもSNSマーケティングのプロに運用してもらうことができ、フォロワー数や売上の向上に繋げることから、SNS運用代行に注目する企業は増えています。
SNSアカウントを開設したいけれど、どうしたら良いか分からない…開設したけれど、フォロワーが伸び悩んで十分な効果が得られない…という企業担当者の方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、
- SNS運用代行で依頼できる作業内容、料金相場
- SNS運用代行会社を選ぶポイント
- SNS運用代行会社5社
- SNS運用代行を依頼する際のポイント
- SNS運用代行を依頼するメリット
についてご紹介します。
SNS運用代行を企業に依頼する際の参考にしてみてください。
目次
SNS運用代行で依頼できる作業内容
まず最初に、運用代行で依頼できる作業内容や料金相場についてご説明します。
SNS運用代行で依頼できる作業内容
SNS運用代行で依頼できる主な作業内容は以下の通りです。
- プロフィールの作成や添削
- 投稿原稿の作成や添削
- 投稿の代行
- コメント返信
- アカウントパトロール
- 効果的なハッシュタグの選定
- キャンペーン企画や立案
- 商材・コンテンツの撮影
- 画像や動画の作成、編集
- 分析レポートの作成
- 定例ミーティング
- 広告運用
- インフルエンサーによるPR
アカウントの開設、運営自体から運営結果の分析、プロモーションまで、幅広い工程をカバーしており、企業のニーズに合わせてさまざまな支援をしてもらえます。
SNS運用代行を利用すれば、アカウントの開設、運営、分析までを一括してSNSのプロにアウトソーシングすることができる点が大きな魅力です。
SNS運用代行の料金相場
SNSアカウント運用代行会社は、価格帯によって、様々なプランを提供しています。
特定のプランを設定していないアカウント運用代行会社もありますが、その場合には、固定の基本料金に各オプションの料金が上乗せされていくという形式をとっている場合がほとんどです。
詳しくは、それぞれのSNSアカウント運用代行会社に問い合わせ・見積もりを依頼する必要がありますが、ここでは、各金額で行える作業内容について、大体のイメージをご紹介します。
月額10万円前後
コンテンツの内容は固まっていて、投稿内容の作成、添削のみを他社に頼みたい、SNS運用に大きな予算を割けないという方向けの価格帯です。
この価格帯で依頼できる主な作業は以下の通りです。
- 投稿現行の作成、ライティング
- 投稿の代行
比較的リーズナブルなお値段である代わりに、依頼できる内容もシンプルです。
月額20〜30万円
多くのSNSアカウント運用代行会社が、「ベーシックプラン」や「スタンダードプラン」と位置付けている価格帯です。
上記の価格帯でご紹介したものに加え、以下のような作業を依頼することができます。
- コメント返信
- アカウントパトロール(問題のあるコメントがついていないか等、アカウントが問題なく運営されているか確認する作業)
- 効果的なハッシュタグの選定
- キャンペーン企画や立案
- 商材・コンテンツの撮影
- 画像や動画の作成、編集
- 簡易な分析レポート
SNSアカウント運用にまつわる一通りの作業を依頼することができますので、とりあえず始めてみたいという方におすすめの価格帯です。
月額50万円〜
この価格帯になると、基本的には、SNSアカウント運用に必要な全ててが揃います。
上記の価格帯でご紹介した作業に加え、以下のようなものを依頼することができます。
- 詳細な分析レポートの作成
- 定例ミーティング
- 広告運用
- インフルエンサーの起用
SNS運用代行会社から手厚いサポートを受けることができますので、SNS運用に力を入れたいという方向けの価格帯です。
SNS運用代行会社を選ぶ際に把握しておくべき注意点
各料金の価格帯で可能な作業内容のイメージをご紹介しました。
次に、SNS運用代行会社を選ぶポイントを4つご紹介します。
自社に必要な支援は何かを把握する
一つ目は、自社に必要な支援は何かを把握することです。
まずは、自社のSNSアカウント運営において、何がネック・課題になっているのかを洗い出しましょう。
自社に何が足りていないかをしっかりと把握し、そこを補填するようなSNSアカウント運用代行会社に依頼することが重要です。
例えば、SNSの運用方法はある程度分かっているけれど、もっと多くのユーザーにリーチしたいという場合は、広告運用や、インフルエンサーの起用に強い代行会社に依頼するべきでしょう。
反対にSNSについては全くの初心者で、アカウントの開設方法から分からないという場合は、開設から運用、分析までを丸ごと依頼できるような代行会社に依頼するべきです。
各SNS代行会社の強みを把握する
上記でもご説明した通り、自社の弱みを補ってくれるような運用代行会社に依頼することが重要です。
各社、得意な作業工程やSNSの種類が異なりますので、各代行会社の強みをきちんと把握しましょう。
例えば、Instagamのアカウントを開設したい/フォロワー数を伸ばしたいという場合は、Instagramアカウント運用代行を専門としている運営代行会社に依頼しましょう。
動画による訴求を強めたい場合は、動画制作ノウハウのあるSNS運用代行会社に依頼するとよいでしょう。
各代行会社の実績を把握する
各SNSアカウント運用代行会社の実績を把握することも重要です。
SNSのアカウント運用のコツやテクニックは、各業界によって異なります。
ですので、なるべく自社と同業種の企業アカウントを運用した実績のあるSNS運用代行会社に依頼をしましょう。
料金の相場を把握する
料金の相場を把握することも重要です。
求めている作業内容に、大体どれくらいの費用がかかるのかを事前に把握することができていれば、SNSアカウント運用代行会社と費用の交渉をすることができます。
また、相場よりも大幅に高い価格を提示してくる企業に対しては、警戒心を持つことができます。
実際に依頼する際には、複数の代行会社から見積もりを取り、費用の概算を把握しておくのがおすすめです。
なお、安かろう悪かろう、高かろうよかろう良かろう、というものでもありませんのでご注意を。SNS運用の品質やコミュニケーション、緊急対応など諸々の品質も確認しておくことを忘れずに。
SNS運用代行会社
次に、SNS運用代行会社を5社ご紹介いたします。
ソーシャルワイヤー 株式会社
画像:Find Model
ソーシャルワイヤー 株式会社の「Find Model」は、インフルエンサーマーケティング事業を主軸にしたSNSマーケティング支援、SNS運用代行サービスを提供しています。
インフルエンサーマーケティングとは、InstagramやYouTube、 TwitterなどのSNSで大きな影響力を持つ、インフルエンサーと呼ばれるクリエイターに、商品のプロモーションを依頼するマーケティング手法です。
SNSアカウント運用代行の実績も豊富で起用できるインフルエンサー登録数も多いので、SNS運用代行しつつインフルエンサーに自社製品のPRを頼みたいという方におすすめです。
株式会社リプカ
画像:株式会社リプカ
株式会社リプカはInstagramの運用を専門とする、運用代行会社です。
もともとは、HP作成や広告運用から始まった会社ですが、自社でWEB集客を始めたところ成功を納め、半年間で毎月100件近くの問い合わせを受けるようになったということです。
このような経緯を持つ企業であるということから、株式会社リプカには、集客のためのノウハウが豊富に蓄積されていると言えます。
また、大手企業から中小企業まで幅広い運用実績を持っていることも特徴の一つです。
株式会社コムニコ
画像:株式会社コムニコ
株式会社コムニコは、SNS運用のプランニングから、運用支援、SNS広告運用まで幅広くサポートしてくれる運用代行会社です。
2008年からアカウント代行事業を開始し、現在約1,000アカウントの運用実績を持っています。
運用代行を実際に行う場合には、コンサルタント、コンテンツクリエイター、オペレーターが一つの運用チームとなり、アカウントの企画、運営、管理を実施します。
株式会社グローバルリンクジャパン
株式会社グローバルリンクジャパンは、企業SNSアカウントの新規開設から、既存企業SNSアカウントの運用代行サービスを提供しています。
主要なSNS(YouTube、Instagram、LINE、Twitterなど)全てに対応しており、また、SNSコンサルティングサービスも提供しているので、「SNSをブランディングに活用したい」、「海外顧客に情報を発信していきたい」等、特定の課題を持っている企業におすすめです。
サムライト株式会社
画像:サムライト株式会社
サムライト株式会社も、主要なSNS(YouTube、Instagram、LINE、Twitter)に対応していますが、特に特徴的なのはYouTubeアカウントの運用支援サービスです。
サムライト株式会社のYouTubeアカウントの運用支援サービスでは、YouTubeアカウントの「ブランドアンバサダー」となるインフルエンサーの起用、プロの放送作家が企画・構成した動画コンテンツの作成をセットにして提供しています。
YouTubeで効果的なプロモーションを行いたいという方におすすめの運用代行会社です。
SNS運用代行を依頼する際のポイント
SNS運行代用を依頼する際のポイントをご紹介します。
事前に設定した目的が果たされているか定期的に確認
分析レポートや、運営の結果を把握し、当初設定した目的(フォロワー数、いいね数、インプレッション数、コンバージョン数など)がきちんと達成されているか確認しましょう。
運用代行会社がインサイト機能を活用した分析データを提供してくれる場合には、自社のターゲットにきちんとリーチできているかを確認しましょう。
改善点がある場合には、運用代行会社にフィードバックを行い、より理想的な運用が出来るようブラッシュアップしていきましょう。
自社にSNS運用のノウハウが蓄積できるか
SNSアカウントの運用代行をアウトソーシングする際、自社にSNS運用のノウハウが蓄積できるか、という点も重要な判断項目の一つです。
アウトソーシング先の企業からノウハウを吸収することで、自社での運用能力が高まり、最終的にはSNS運用を内製化できる体制づくりにつながるからです。内製化できれば、コストダウンにもなります。
そのため、アウトソーシングを通じて、自社にSNS運用のノウハウが蓄積できるかという点も考慮してSNSアカウント代行会社を選定するようにしましょう。
SNS運用代行を依頼するメリット
SNS運用代行会社に依頼するメリットを4つご紹介します。
SNS運用のプロに任せることができる
一つ目のメリットは、企業SNSアカウントを運用のプロに任せることができるという点です。
SNS運用代行会社に依頼することで、アカウントの設計、アカウントの運用、企画の立案、撮影など、企業SNSアカウントの運用に必要な各工程をプロに依頼することができます。
プロに依頼することによって、クオリティが高く効果的なアカウント運営が可能になります。
炎上などのリスクを回避することができる
企業内の担当者がSNSのアカウントを運営する場合、その個人が発言、投稿することによってアカウントが炎上してしまうというリスクがあります。
企業SNSアカウントの炎上は、企業自体の信用低下にも繋がる深刻な事態です。
企業SNSアカウントの運用を、運用代行会社に依頼することによって、炎上などのリスクをプロの視点から未然に防ぐことができます。
リソースを他の主業務に回すことができる
おもに中小企業では、SNSのアカウント運用にまでリソースを割くことができないという場合もあるでしょう。
企業SNSアカウントを運用代行会社に依頼すれば、プロモーション以外に注力することができますので、製品やサービスの質の向上に努めることができます。
SNS運用のノウハウをプロから吸収できる
SNS運用のノウハウをプロから吸収し、自社に蓄積することができれば、最終的にはSNS運用を内製化することも可能です。
SNS運用の内製化を最終目標に据え、まずはノウハウ吸収のために運用代行会社に依頼するというのも一つの方法です。
時間はかかりますが、最終的には、SNSアカウント運用に強い担当者・チームがつくられ、SNS運用のコストを抑えつつ、広告、キャンペーン、インフルエンサーPRなど複合的な施策を打つこともできるようになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、SNSの運用代行についてご紹介しました。
ご説明した通り、SNSのアカウント運用代行を依頼する際には、自社の弱みを補ってくれるような運用代行会社に外注することが重要です。
また、分析データを定期的に確認して、効果的な運用ができているかチェックすることも怠らないようにしましょう。
SNSをより効果的に活用して、フォロワーの獲得、自社の売上拡大に繋げたいという企業担当者の方、ぜひ本記事をご参考に、今後のプロモーションにお役立てください。
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