専門的な知識を持つ有名人を表すKOL(Key Opinion Leader/キーオピニオンリーダー)は、発信内容に対する説得力の高さからSNSを情報収集ツールとして活用するユーザーに支持されています。
またKOLは、知識や経験が少なくSNSの情報に影響されやすい10代~20代前半の学生から特に注目されていることも特徴です。
そこで本記事では、学生から人気を集めるKOLを5名ご紹介していきます。
ぜひ本記事を参考に今後のKOLを活用したマーケティング施策にお役立てください。
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目次
KOLとインフルエンサーの違い
「KOL」と「インフルエンサー」は、どちらもSNS上で大きな影響力を持つ人物を指す言葉ですが、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。
まずは簡単にKOLとインフルエンサーの違いをご紹介していきます。
記事冒頭でも触れたようにKOLは専門的な知識を持つ有名人を指し、特定の分野において実績やキャリアを築いているスペシャリストでありながら、SNSの一般ユーザーに対する高いコミュニケーション能力・発信力を持っていることが特徴です。
一方で、インフルエンサーは特定の分野に関する専門性が高くないもののSNS上での影響力は高い人物を指します。
そのため、KOLとインフルエンサーは専門性の有無によって分類することができ、KOLが発信する内容には説得力や権威性が高い特徴があるため、商品・サービスに対する信頼性を高めたい場合に広告塔として起用されるケースが多いです。
さらに、中国や台湾ではインフルエンサーよりもKOLの方が重視される傾向にあり、中国で人気を集める日本人KOLの存在も増えています。
KOLについてさらに詳しい内容を知りたい方は、ぜひ以下の記事も併せてご覧ください。
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学生から人気なKOL5選
それではさっそく、学生から人気を集めるKOLを5名ご紹介していきます。
順番に詳しく見ていきましょう。
1.五十嵐ゆかり さん
画像:@yukari_igarashi|Instagram
アカウント:@yukari_igarashi
フォロワー数:約8万人(2024年1月現在)
はじめにご紹介するのは、「五十嵐ゆかり」さんです。
五十嵐ゆかりさんは、管理栄養士・料理研究家として活動するKOLであり、栄養に関する専門的な知識を活用したレシピの紹介を中心に人気を集めています。
フォロワーのメイン層は主婦ユーザーですが、一人暮らしを始める年代の学生からの支持も多く集めていることが特徴です。
上記の投稿では素麵の美味しい食べ方を紹介しており、塩昆布と鶏ガラを加えるレシピをリールを使って投稿しています。
投稿のキャプション部分では、“グルタミン酸とイノシン酸のうま味のかけ合わせ”とあるように、美味しく感じる理由を明確にして伝えることで、ユーザーは「管理栄養士の発言なら間違いない」と納得して情報を参考にしやすくなる効果を期待できるでしょう。
2.asasa さん
画像:@asasa0509|Instagram
Instagramアカウント:@asasa0509
フォロワー数:約10.8万人(2024年1月現在)
続いてご紹介するのは、「asasa」さんです。
asasaさんは、インテリアコーディネーターや整理収納アドバイザーの資格を保有しているKOLであり、2018年には自身の書籍を出版しているほか、多くの雑誌に掲載された実績もあります。
数々の実績を持つasasaさんが発信する情報は信頼性が高く、ニトリや100均など身近なショップのアイテムを使ったインテリアやDIYの投稿が多いことが学生からの支持を集める理由でしょう。
上記は、家具・インテリア用品大手のニトリとのタイアップ投稿となっており、クリスマスのテーブルコーディネートを紹介するものとなっています。
投稿内では全10枚の画像それぞれに、
- アイテムの説明
- 色使いのポイント
- 使い方の工夫
などが文字入れされているため、画像だけを見ただけでも十分な情報量となっていることがポイント。
誰もが知っている有名企業の商品を信頼性のあるKOLが発信することによって、安心感がプラスされユーザーの購入につながりやすくなる効果を期待できます。
3.水谷雅子 さん
画像:@mizutanimasako|Instagram
Instagramアカウント:@mizutanimasako
フォロワー数:約8.3万人(2023年1月現在)
続いてご紹介するのは、「水谷雅子」さんです。
水谷雅子さんは美容研究家・講師・タレントとして活動するKOLであり、テレビ出演経験も豊富なため年代を問わず美容に興味を持つユーザーから支持されています。
さらに、55歳(2024年1月時点)とは思えない美貌から中国で「不老仙妻(美魔女の意)」と話題になり、中国の主要SNSである小紅書(RED)で30万人以上、微博(Weibo)で11万人以上のフォロワーを抱えていることも特徴です。
上記の投稿は、自身のオリジナル製品「masakoビューティーオイル」を使ったハンドマッサージのやり方を解説する動画となっており、水谷雅子さん本人が実演することで情報に説得力が生まれます。
また、製品の使い方を明瞭にすることで購入を検討しているユーザーの購買意欲を後押しする効果も期待できるため、自身の影響力を活かした有効なプロモーションにもなっていることがポイントです。
さらに、本動画は水谷雅子さんのオフィシャルサイトなどからアクセスできる限定公開動画となっており、発信する内容に特別感を付与していることも注目点といえます。
4.樺沢紫苑 さん
画像:精神科医・樺沢紫苑の樺チャンネル|YouTube
YouTubeアカウント:@kabasawa3
フォロワー数:約48.5万人(2024年1月現在)
続いてご紹介するのは、「樺沢紫苑」さんです。
樺沢紫苑さんは、札幌医科大学医学部を卒業後、アメリカ・シカゴのイリノイ大学精神科で鬱病や自殺に関する研究をしていた経歴を持つ精神科医であり、YouTubeやX(旧Twitter)、ブログなどでも精力的に情報発信をしていることが特徴です。
SNSでは主に精神疾患やメンタルヘルスに関する情報を共有しており、進路やいじめなど学生が共感しやすいテーマの投稿も多く作成されていることが若年層から人気を集める理由の一つとなっています。
上記の投稿では、“親との複雑な関係を解決する方法”というテーマで10代が抱えやすい悩みに対するアドバイスをしており、具体的な対処法として、読書をすることで自分の人生と別の視点を得ることが提案されています。
本投稿と同じようなテーマの動画はYouTube上に多くアップロードされていますが、単に影響力を持っているインフルエンサーや経歴が不明瞭なユーザーからの発信が多く、説得力が少ないケースも散見されます。
たとえ同じテーマ・内容を扱っていたとしても発信者によってユーザーの感じ方に大きな違いが表れることは、KOLが持つ最大の魅力といえるでしょう。
5.秋山燿平 さん
画像:秋山燿平|YouTube
YouTubeアカウント:@YoheiAkiyama
フォロワー数:約42.6万人(2024年1月現在)
最後にご紹介するのは、「秋山燿平」さんです。
秋山燿平さんは、“10か国語を話せる東大卒”として人気テレビ番組「さんまの東大方程式」に複数回出演し注目されているKOLであり、多言語話者の特徴を活かして言語学習に関するコンテンツを発信しています。
また、中国の動画投稿サイト・bilibiliでも52万人以上のファンを抱えており、国内外から人気を集めていることも特徴です。
YouTubeチャンネルでは中国のユーザー向けに投稿が作成されていますが、日本語字幕が付いている動画もあるため、多くの学生が参考にしやすい発信内容といえるでしょう。
上記の投稿では、20か国語を操るスティーブ・カウフマン氏をゲストに招き、
- カウフマン氏の学習方法
- 言語学習への考え方
- 学習者へのアドバイス
など、多言語話者同士の興味深い対談が聞ける内容となっています。
動画内の対談はすべて中国語と日本語の字幕が付いており、近年人気の中国語を学ぶ学生にとっては動画自体が学習コンテンツになっていることもポイントです。
カウフマン氏も自身のYouTubeチャンネルを運営していることから、本動画はユーザーが新たなKOLを発見する場としての価値もあります。
まとめ
本記事では、学生から人気を集めるKOLをご紹介してきましたが、いかがでしたか?
フェイクニュースや虚偽情報の増加が問題となっているSNSでは、信憑性の高い情報発信ができるKOLは今後さらに注目の存在となっていくでしょう。
また、説得力や権威性の高さから、KOLはブランドや商品の信頼度を高めるために広告塔として起用されるケースが増えています。
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インスタラボ編集部の公式記事。
支援実績11,000件、最大2.6億リーチ可能なFindModel(ソーシャルワイヤー株式会社)が運営しています。
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