2020年8月から日本にも導入された、Instagramのショートムービー機能である「リール」は、15秒または30秒の短い尺での動画を共有するサービスとして普及しています。
TikTokをはじめとして、短尺で情報を取り入れやすい動画がユーザーに求められている中、リール専用タブがホームに設置されたりなど、リーチが伸びやすい機能として注目されています。
最近では、企業アカウントも、自社商品を取り上げたリール動画をアップすることによって、ブランドの認知を広めたり、アカウントのフォロワーを増やすことに成功しています。
今回は、そんなInstagramのリール機能の活用がうまいファッションブランド5選をご紹介!
ファッションブランドの事例と併せて、リール機能を活用して、自社商品のプロモーションや店舗の集客を促進させるポイントを解説してきます。
「リール」の作り方を動画でわかりやすく解説▼
目次
Instagramリール活用が上手いファッションブランド5選
それではさっそく、Instagramリール機能の活用が上手いファッションブランドを紹介していきます。
GU(ジーユー)
まず初めにするのは、日本のファストファッションブランドであるGU(@gu_for_all_)です。
「ファッションを、もっと自由に。」というコンセプトがブランド名の由来となっています。
画像:@gu_for_all_
アカウント:GU(ジーユー)|Instagram
フォロワー数:約133万人(※2022年7月現在)
1000円〜5,000円程度の商品が多いなど、低価格でありながらも、しっかりとトレンドを抑えられるブランドとして、年代問わず幅広い層からの支持を得ています。
GUは、店舗スタッフからのスタイリング提案や商品紹介ではなく、ファッション系インスタグラマーが商品を着用・着回ししたリール動画をGUのアカウントで紹介。
よりユーザーに親しみやすく、参考にしやすい内容となっています。
ファッション系インスタグラマーからも大人気のGUは、既に多くのリール動画が投稿されていることで、コストをかけずリール動画を投稿することに成功。
複数のインスタグラマーの投稿をリポストすることで、スタイルやパターンを限定されることなく、幅広い層にリーチすることができています。
アカウント運用担当者がリールを作成するのは手間暇かける必要がありますが、一般ユーザーが投稿しているリール動画をリポストすることで、ユーザーにとっても企業アカウントにとってもメリットがある運用方法となっていますね。
WEGO(ウィゴー)
次にご紹介するのは、大阪・アメリカ村発のUSEDショップであるWEGO(@wego_official)です。
現在では、古着・リメイクにとどまらず、オリジナルアイテム・セレクトアイテムなども多く取り扱っています。
画像:(@wego_official)
アカウント:WEGO(ウィゴー) | Instagram
フォロワー数:約52.4万人(※2022年7月現在)
WEGOは、低価格に、程よく個性を演出しながらもトレンドを取り入れることができるファッションブランドとして、若年層に支持されています。
本Instagramアカウントでは、洋服だけにとどまらず、アクセサリーや帽子などの小物類も充実しており、新しいトレンドを抑えたアイテムの活用方法を知ることができるリール動画としても、リーチが伸びやすくなっているがポイントと言えます。
まだ使い方やコーディネートの仕方が広く認知されていないような最新のアイテムの使用方法をいち早くリール動画で取り上げることによって、従来のブランドのファン以外からのリーチに繋げることができます。
また、WEGOはスタッフの自己紹介のリール動画が多くあるのもポイントです。写真投稿よりも人間性や雰囲気を伝えやすいという点が、動画のメリットであるとも言えます。
スタッフ自身がインフルエンサーのような役割を担うことによって、Instagramアカウント自体のファンを増やすのみならず、実際に店舗に足を運ぶ顧客の増加を促す効果があります。
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RANDEBOO(ランデブー)
次にご紹介ブランドは、Instagram発祥であるブランド、RANDEBOO(@randeboo_official)です。
アカウント:RANDEBOO(ランデブー) | Instagram
フォロワー数:約17.3万人(※2022年7月現在)
モデルのSEIKAと彼女の恋人である阿部卓真が立ち上げたレディースブランド。
ヴィンテージテイストでありながら、トレンドがミックスされているブランドとして、10代後半~20代女性に人気です。
公式ECサイトでの販売がメインとなっているなど、SNSでのPRが上手いブランドとして注目されています。
RANDEBOOのリール動画の特徴は、サムネイル画像がリール動画内の切り抜きではなく、別の着用画像を設定している点です。
アカウントのリール動画一覧を開いたときにも、一貫したブランドイメージを残すことができます。
また、リール動画の中では、モデルでありディレクターのSEIKAさんが様々な着回しをする様子がテンポよく編集されています。
シンプルさや分かりやすさがしっかりありながら、ブランド自体が提供したい雰囲気を演出する音楽・セットに抜かりがありません。
おしゃれに敏感なInstagramユーザーは、視覚的に「良い」と思える情報を積極的に取り入れる傾向があるため、以上のような細かい工夫がフォロワーの増加につながる可能性が高いです。
17㎏(イチナナキログラム)
続いてご紹介するアパレルブランドは、プチプラ韓国レディースファッションブランドの、17㎏(@17kg_official)です。
トレンドアイテムからベーシックなアイテムまで豊富な商品を手ごろな価格で販売しており、若い女性を中心に人気となっています。
アカウント:17㎏ (イチナナキログラム)| Instagram
フォロワー:約47.9万人(※2022年7月現在)
Instagramアカウント自体の運用を得意としたブランドである17kg。
リール動画では、コンセプト別に“1週間コーデ”など参考にしやすいコーディネートの仕方を取り上げることによって、ブランドアカウント自体のファンを増やすリール動画となっている点がポイントです。動画内で着用されている商品は、「商品を見る」というボタンからそのまま商品購入ページに繋がっており、購入までの流れがスムーズにできるようになっています。
また、新たに撮影した動画のみならず、ECサイトで使用している着用画像を繋いだ動画を多く出しているのが17㎏のリール動画の特徴です。既存の写真を使用することで動画を撮影する手間が省ける一方、投稿よりもテンポよく商品を見ることができるため、これらの動画もしっかりと再生回数が伸びています。
リール動画というサービス自体がいかにユーザーに訴求しやすくなっているかが伺えます。
FREAK'S STORE(フリークスストア)
最後にご紹介するのは、男女問わず人気を誇るセレクトブランド、FREAK'S STORE(@freaksstore_official)です。
アカウント:FREAK’S STORE(フリークスストア) | Instagram
フォロワー:約35.9万人(※2022年7月現在)
「10年経っても色褪せない服」を中心に、アメリカンカジュアルのスタイルを提案しており、メンズのみならず、カジュアルに着こなせるレディースアイテムも取り揃えています。
また、有名ブランドとコラボした別注アイテムを販売して話題となるなど、日本のセレクトショップのベスト10に入る売り上げを誇っています。
そんなFREAK’S STOREのリール動画は、動画の中のでも字幕でサイズや価格をしっかり表記することで、動画内でユーザーに情報が伝わりやすい工夫がなされています。
スタッフが実際に来て街を歩いていたり、着用しているスタッフの身長も表記されているなど、より着用したイメージが伝わりやすくなっているところがポイント。
「身長別 ワンピース着回し」など、サイズ感が伝わりやすいリール動画も多くアップされています。
オンラインショッピングで顧客が感じるサイズへの不安感を払拭しやすいのも、写真投稿と動画の違いです。
また、男女で着てデートをしているような演出をしているところも、ユニセックスのブランドである強みを生かしたリール動画となっています。
街中で実際に着ているイメージを視覚的に感じてもらうことによって、商品の購入意欲に働きかけることができます。
まとめ
今回は、Instagramリール活用が上手いファッションブランドをご紹介しました。
リール動画は、フォロワー以外にも動画を見てもらうことができるというメリットがある一方、分かりやすさや、見たくなるような個性が求められているため、個々のブランドや企業に合った工夫が必要です。
どんなリールの再生数が伸びているのか、実際にInstagramをよく見ることが重要です。
また、本記事を参考に、ユーザーが再生しやすく、アカウントのファンを増やせるようなリールを作っていきましょう。
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