検索エンジンのみならずSNSで人気のグルメやスイーツの情報を収集することが一般的になった今、SNSを活用した情報発信の重要性が高まっています。
中でも、「インフルエンサー」の発信する質の高い情報への注目が高まっており、それに伴い、インフルエンサーに自社製品やブランドをPRしてもらう「インフルエンサーマーケティング」も企業と消費者をつなぐ重要な活動として広く取り入れられるようになっています。
今回はSNSにおいて人気が高いジャンルであり、「インスタ映え」や「SNS映え」、「フォトジェニック」といった言葉との関係も深い「グルメ」に着目し、グルメや飲食店に関連するインフルエンサーマーケティングの成功事例をご紹介してまいります。
それぞれの事例の工夫ポイントもあわせて解説していますので、自社ターゲットに沿ったSNS選定や施策内容の参考としてぜひお役立てください。
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目次
【Instagram】グルメ・飲食店のインフルエンサーマーケティング事例
それでは早速、グルメ・飲食店のインフルエンサーマーケティング事例をご紹介してまいりましょう。まずはじめに、Instagramにおけるインフルエンサーマーケティングからご紹介いたします。
山崎製パン株式会社×ゆうとグルメ
はじめにご紹介するのは、山崎製パン株式会社によるInstagramを活用したグルメ・飲食店関連のインフルエンサーマーケティング事例です。
山崎製パン株式会社は東京都千代田区岩本町に本社を置く日本最大の製パン企業であり、その規模は世界でも第2位の規模を誇ります。食パンや調理パン、菓子パンなどパン製品をはじめ菓子の製造・販売も行っており、小売店への卸売はもちろん直営店を運営し自社販売も行っています。
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こちらの事例で山崎製パン株式会社が起用したインフルエンサーは人気の高いグルメ系インスタグラマーの「ゆうとグルメ(@yuuuuto38)」さんです。
ゆうとグルメさんは2020年6月現在で約17.1万人のフォロワーを持つ人気グルメインスタグラマーです。カフェや飲食店を巡り提供された様々なメニューをスイーツを中心に多数紹介しており、色鮮やかな写真と詳細でわかりやすい紹介文とレビューにより女性ユーザーを中心に大きな支持を集めています。
インフルエンサーマーケティングのポイント解説
PR投稿にはゆうとグルメさんのおすすめパンベスト3が紹介されています。
キャプション(テキスト)では「冷凍してチーズケーキ風にしても、トースターでこんがり焼いて食べても、どんな食べ方をしてもおいしい最強の菓子パン!」のように、おすすめの食べ方を紹介してくれている点がポイント。
市販されている食品はアレンジして食べることで新しい発見があり美味しいと話題になることもあります。
グルメ系のインスタグラマーはさまざまなアレンジレシピを知っているため、従来製品の魅力をさらに掘り起こしてもらえるのは大きなメリットと言えるでしょう。
フォロワーにどの商品が好きかも質問しており、コミュニケーションのきっかけを作っているのもさすがです。
また、同社はゆうとグルメさんとあわせて人気ユーチューバー「はじめしゃちょー」さんを起用したPR動画も投稿されており、2020年6月現在で再生数約123万回、高評価数2.8万を獲得しているなど高く評価されています。
人気インフルエンサー2名を同時に起用し、それぞれのインフルエンサーのフォロワーへ対して広く情報を発信できたインフルエンサーマーケティング事例であり、反響の大きさからも非常に高いPR効果を得られている成功事例と言えるでしょう。
キリンビール株式会社・江崎グリコ株式会社×はなとも
続いてご紹介するグルメ・飲食関連のインフルエンサーマーケティング事例は、キリンビール株式会社と江崎グリコ株式会社のコラボレーション商品「氷結meetsアイスの実」のPR事例です。
「氷結meetsアイスの実」はキリンホールディングス株式会社の傘下でビールやチューハイをはじめとした種類の製造・販売を行うキリンビール株式会社の人気チューハイ製品「氷結」と菓子をはじめとした食品の製造販売を行う江崎グリコ株式会社のロングセラー製品「アイスの実」がコラボレーション商品です。
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こちらの事例では人気グルメインスタグラマーである「はなとも(@hanatomo84)」さんが起用されました。
はなともさんは2020年6月現在で約7.7万人のフォロワーを持つ人気インスタグラマーで、スイーツの情報を専門に発信しているグルメ系インスタグラマーです。
日本スイーツ協会認定のスイーツコンシェルジュとして活動されており、様々なWeb媒体にてスイーツ専門ライターとしても活躍されている人物です。スイーツ関連の書籍も出版されており、スイーツファンの女性を中心に多数のファンから支持されています。
インフルエンサーマーケティングのポイント解説
PR投稿では期間限定で販売される「氷結meetsアイスの実」の発売を告知するとともに、「氷結meetsアイスの実」に江崎グリコ株式会社の「アイスの実」を追加して楽しむ「追い果実」をおすすめの飲み方として紹介しています。
写真も「アイスの実」の鮮やかな彩りと「氷結」の涼しげで爽やかな様子が見事な構図となっており、暑さの厳しさが増すこれからの季節にぴったりな商品の魅力をうまく表現しています。
こちらのPR投稿は、いいね!数が6800件を超えており、普段の投稿の反応率(平均エンゲージメント率)を上回って話題になっているのは注目すべきポイントです。
インフルエンサーマーケティングによるPR投稿は、「広告」としてユーザーからの反応が低くなる傾向がありますが、インフルエンサーと商材の相性が良い場合、普段の投稿よりも多くの反応を獲得することができます。
PR実施の費用対効果も大きく変わりますので、どのインフルエンサーが最も自社と相性良さそうか、丁寧に選定しましょう。
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パンチョ渋谷店×フォーリンデブはっしー
続いてご紹介するInstagramを活用したグルメ・飲食店関連のインフルエンサーマーケティング事例は、株式会社B級グルメ研究所の展開するグルメブランド「スパゲッティーのパンチョ」が行った事例です。
「スパゲッティーのパンチョ」は東京を中心にこだわりのナポリタンとミートソース専門店ブランドです。
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こちらの事例では人気のグルメインスタグラマーである「フォーリンデブはっしー(@fallindebu)」さんが起用されました。
フォーリンデブはっしーさんはテレビや雑誌をはじめとした様々なメディアで「日本一のグルメブロガー」と称され、グルメエンターテイナーとして広く活躍されている方です。2020年6月現在、Instagramにて25.2万人のフォロワーを超える人気を獲得しています。
インフルエンサーマーケティングのポイント解説
こちらのインフルエンサーマーケティング事例では、インフルエンサーとコラボした新商品を開発しています。
インフルエンサーとコラボした商品開発によって、
- インフルエンサーのネームブランドを借りることができる
- グルメのプロ視点かつ消費者視点の切り口でターゲットに刺さる商品開発ができる
- 新商品の広告塔としてインフルエンサーが情報拡散に協力してくれる
- 自社メニューについてフィードバックがもらえる
など、グルメブランド・飲食店として大きなメリットを享受できるのが魅力です。
店舗への集客、小売店での販売など、「あのグルメインフルエンサー(インスタグラマー)監修!」のようなフレーズがあることで訴求力が一気に高まりますので、施策のアイデアとして検討してみるとよいでしょう。
おにくのちらし京都二寧坂店×あんころ
最後にご紹介するInstagramにおけるグルメ・飲食店関連のインフルエンサーマーケティング事例は、京都府京都市東山区に店舗を置く「おにくのちらし 京都二寧坂店」による事例です。
「おにくのちらし 京都二寧坂店」は厳選した松坂牛や京漬物を使用し、素材の味を活かした調理法で仕上げたちらし寿司「肉ちらし」を提供する料理店です。
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こちらの事例ではグルメインスタグラマーの「あんころ(@ankoloworld)」さんが起用されています。
あんころさんは2020年6月現在で約1万人のフォロワーを持つ人気グルメインスタグラマーです。
京都や大阪など関西圏の料理店やカフェを中心に様々なグルメを紹介しており、高級なものからリーズナブルなもの、和食や洋食、お肉などガッツリ系からスイーツに至るまで幅広いジャンルのグルメを紹介されており、ファン層もまた幅広いものとなっています。
インフルエンサーマーケティングのポイント解説
PR投稿では鮮やかな写真とキャプションでおにくのちらし 京都二寧坂店が提供する「肉ちらし」とデザートのわらび餅が紹介されており、店舗の魅力やこだわりがしっかり伝わるように表現されています。
店舗へのアクセスや営業時間、予約ができるかも丁寧に紹介してくれており、位置情報タグも設定してくれているため、見ているユーザーにとっても飲食店にとっても役立つ投稿が意識されています。
グルメは地域別に様々な特色があり、それに伴い地域のグルメを専門に紹介しているインフルエンサー(インスタグラマー)も存在します。
地域に特化したグルメ情報を発信しているインフルエンサーは、その地域において訴求力高い情報を発信できるため、飲食店にとっては集客する上で心強い味方となるでしょう。
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【YouTube】グルメ・飲食店のインフルエンサーマーケティング事例
続いて、YouTubeを活用して行われたグルメ・飲食店のインフルエンサーマーケティング事例をご紹介いたします。
マルハニチロ株式会社×木下ゆうか
はじめにご紹介するYouTubeを活用したグルメ・飲食店関連のインフルエンサーマーケティング事例は、マルハニチロ株式会社による事例です。
マルハニチロ株式会社は東京都江東区に本社を置く大手食品会社であり、冷凍食品やレトルト食品、缶詰やソーセージといった製品群の製造・販売を行っていることで有名です。
こちらの事例ではインフルエンサーとして人気ユーチューバーの「木下ゆうか」さんが起用されています。
木下ゆうかさんは2020年6月現在でなんと約547万人ものチャンネル登録者数を誇る大人気ユーチューバーであり、様々な料理や食品を大食いする動画を多数投稿されている大食いユーチューバーです。
グルメや飲食店の紹介やレビューを行うグルメユーチューバーとは少しジャンルが異なるものの、料理や食べ物をメインに扱うユーチューバーの中ではトップクラスの人気です。
インフルエンサーマーケティングのポイント解説
PR動画の内容はマルハニチロ株式会社の製品である冷凍食品「王様のソテーピラフ」を食べるというもの。大食いユーチューバーということもあり食べる量はなんと5kg・20人前。
ピラフを食べつつ特徴や感想をしっかりと解説しており、オリジナルのチーズソースを使ってのアレンジレシピも紹介しています。5kg・20人前をしっかりと完食し、動画の最後には製品のプレゼントキャンペーンの告知とURLの誘導も行っています。
動画の再生回数は2020年6月現在で約86万回、高評価数も1万を超え、非常に反響が大きく評価の高い動画となりました。
「大食い」はシンプルながら自社製品を大量に使ってもらえるため、非常にインパクトの大きい訴求ができます。
インフルエンサーがおいしそうに食べてくれるので視聴者は食べてみたい欲求も掻き立てられるのも、大食いグルメユーチューバーとコラボするメリットといえるでしょう。
鬼そば藤谷×SUSUSRU TV.
次にご紹介するのは、東京都渋谷区に店舗を構えるラーメン店「鬼そば 藤谷」によるYouTubeを活用したグルメ・飲食店関連のインフルエンサーマーケティング事例です。
「鬼そば 藤谷」はものまねタレントとして活躍されている「HEY!たくちゃん」さんが経営されているラーメン店で、複数のコンテストや大会で優勝を果たすなど日本だけでなく世界的にも高く評価されています。
こちらの事例で起用されているインフルエンサーは人気グルメユーチューバーの「SUSURU」さんです。
SUSURUさんはラーメンユーチューバーとして活動されているユーチューバーで、運営するYouTubeチャンネル「SUSUSRU TV.」で紹介しているグルメはラーメンのみ。
「毎日ラーメン生活」と称して毎日ラーメンを食べ続けており、2020年6月現在でその記録はなんと1650日を突破しています。まさにラーメン好きの、ラーメン好きによる、ラーメン好きのためのYouTubeチャンネルとなっており、チャンネル登録者数は約82.4万人という高い人気を誇ります。
インフルエンサーマーケティングのポイント解説
PR動画は「鬼そば 藤谷」とSUSURUさんのコラボイベント開催に向けてコラボラーメンの試作品を試食するという内容です。
まるでテレビのグルメ番組のような軽快な解説トークが付けられており、その語り口はさすがラーメンユーチューバーといった詳細でわかりやすい動画はさすが。
ラーメンの魅力が視聴者に余すところなく伝わる内容となっており、イベントへの期待が高まる良質なPR動画となっています。
イベントへの集客としてインフルエンサーマーケティングを活用する場合は、
- イベント前:告知として動画を配信してもらう
- イベントが数日ある場合:初日に来てもらいイベントレポートしてもらう
- イベント当日:ゲストとしてステージに登壇してもらう
などが検討できます。告知のタイミングで集客の内容も結果も大きく変わってきますので、どのような形でグルメユーチューバーとコラボするか丁寧に設計しましょう。
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四川伝統火鍋 蜀漢 心斎橋店×ケニチ
最後にご紹介するYouTubeを活用したインフルエンサーマーケティング事例は「四川伝統火鍋 蜀漢 心斎橋店」による事例です。
「四川伝統火鍋 蜀漢 心斎橋店」は大阪府大阪市中央区の心斎橋に店舗を構える火鍋専門店で、日本でもファンが多い中国四川省の伝統料理である火鍋を存分に楽しむことができます。
こちらの事例ではユーチューバーの「ケニチ」さんが起用されています。
ケニチさんは2020年6月現在で約25.8万人のフォロワーを持つグルメユーチューバーです。
リーズナブルなグルメや低価格でグルメやお酒を楽しむことができるお店を主に紹介されており、「1,000円でべろべろに酔うことができるような」価格帯のお店を紹介する、通称「せんべろ」シリーズは安くお酒と料理を楽しみたい男性たちを中心に大変人気の高い動画シリーズとなっています。
紹介するグルメはガッツリ系やお酒のおつまみになるものが多く、ファンやフォロワーはお酒好きな男性が多い印象です。
インフルエンサーマーケティングのポイント解説
PR動画はケニチさんと奥さんのご夫婦で3色火鍋を食べるというもので、お店のスタッフの説明を受けながら様々な具材を火鍋で楽しみます。スタッフの方の丁寧な説明で火鍋を食べたことがない視聴者にもその魅力がわかりやすくなっています。
また、店内の様子、お店の仕組み、メニューとその値段も紹介しているため、訪問した時のイメージがわかるような動画構成は視聴者にとってありがたいポイントです。
何よりもケニチさんご夫婦がとても仲良く楽しげで美味しそうに料理を楽しむ様子が好印象で、お店に行ってみたい(同じ体験をしてみたい)という意欲がそそられます。
大変魅力的なPR動画となっており、2020年6月現在で約12.8万回という動画再生数と1,100件を超える高評価数、コメント欄に寄せられる肯定的なコメントの数々からも動画の訴求力の高さが伺えます。
飲食店の雰囲気やユニークなアピールポイントがある場合は、ぜひインフルエンサーを店舗に招いてPRしてもらうようにしましょう。
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【Twitter】グルメ・飲食店のインフルエンサーマーケティング事例
最後に、Twitterで行われたグルメ・飲食店のインフルエンサーマーケティング事例をご紹介いたします。
味韓×りょうくんグルメ
はじめにご紹介するTwitterで行われたグルメ・飲食店関連のインフルエンサーマーケティング事例は、東京都新宿区神楽坂に店舗を構える韓国料理店「味韓」による事例です。
「味韓」はSNS上でも話題になった人気の韓国版チーズフォンデュ「チーズタッカルビ」や「海鮮チヂミ」や「サムギョプサル」といった有名な韓国料理、「マッコリ」をはじめとした韓国酒など、本格的な韓国グルメを楽しむことができるお店です。
まじでこの世の全てのユッケ好きに教えてあげたいんだが飯田橋の【味韓】には全ての人間を虜にする禁断の51センチ和牛ローストビーフ風ユッケ寿司がある。
これがレア食感で超絶美味いからぜひ全国のユッケ好き、ユッケを愛する者たち、ユッケを憎む者たち、全てのユッケ関係者に伝われっ!#PR pic.twitter.com/1nB8q3V92y— りょうくんグルメ🥞🍽🍓 (@uryo1112) November 25, 2019
こちらの事例ではインフルエンサーとして「りょうくんグルメ(@uryo1112)」さんが起用されています。
2020年6月現在、Twitterにて約42.2万人ものフォロワーを持つりょうくんグルメさんはTwitterで活躍するグルメ系インフルエンサーの中でもトップクラスの人気を誇る人物です。
投稿の冒頭に付けられる「まじでこの世の全ての○○に教えてあげたいんだが」のフレーズは大変有名で、SNS上で話題となり爆発的な人気となったタピオカやチーズハットグといったグルメブームの火付け役でもあります。
都内各地にある多数のカフェや飲食店を巡り見つけた魅力的なグルメを多数紹介されており、オシャレなカフェの洋食屋やスイーツから肉や魚などのガッツリ系まで幅広くカバーしています。
インフルエンサーマーケティングのポイント解説
PR投稿では長さが51cmもある味韓の和牛ローストビーフ風ユッケ寿司を紹介。いつものフレーズから始まり、Twitter文字数制限に収まるよう要点をしっかりまとめた簡潔でわかりやすい文章とSNS映えのする美麗な写真で料理の紹介を行っています。
PR投稿には2020年6月現在約1.3万件の「いいね」、約1,700件を超えるリツイートが付けられており、PRに対する反響が非常に大きいことがわかります。
Twitterはリツイートにより上手くすれば爆発的な情報拡散である「バズ」も期待できるのが大きな魅力。
グルメインフルエンサーのグルメが好きなフォロワーがさらに情報を広げてくれるため、グルメと親和性の高いユーザーに効率的に情報を届けることができるのがTwitterによるインフルエンサーマーケティングのメリットです。
太閤園×唯一無二の絶品グルメ(むにぐるめ)
続いてご紹介するのは、藤田観光株式会社が運営する大阪府大阪市都島区のレストラン「太閤園」によるTwitterを活用したグルメ・飲食店関連のインフルエンサーマーケティング事例です。
「太閤園」は藤田財閥の総帥であった藤田傳三郎男爵が明治43年ごろ、子息のために築造した網島御殿をもとにつくられた歴史的のある建造物です。約8000平方メートルある敷地のうちほぼ半分を占める日本庭園があり、宴会場や結婚式場などレストラン以外にも多数の施設を備えています。
【太閤園】
@大阪:京橋駅から徒歩6分いちごスイーツビュッフェを堪能できるお店。
旬の品種のイチゴを好きなだけ食べ比べ可能で、イチゴとクリームをたっぷり詰め込んだフルーツサンドやイチゴのモンブラン、あまおうタルトまで食べ放題!
5/7までの期間限定ランチビュッフェになります✨#PR pic.twitter.com/HzpIvFVUAl
— 唯一無二の絶品グルメ(むにぐるめ) (@muni_gurume) January 18, 2020
こちらの事例では「唯一無二の絶品グルメ(むにぐるめ)(@muni_gurume)」さんがインフルエンサーとして起用されています。
唯一無二の絶品グルメ(むにぐるめ)さんは2020年6月現在Twitterで約123.7万人ものフォロワーを持つ大人気のグルメ系インフルエンサーです。
日本全国のグルメを年間約1,200件も食べ歩き、高級グルメから庶民的なご当地のB級グルメ、ライトに楽しめる軽食からお腹いっぱい食べられるガッツリ系、フルーツやスイーツ、ドリンクに至るまでジャンルを問わず様々な魅力的なグルメを紹介し人気を博しています。
インフルエンサーマーケティングのポイント解説
PR投稿では太閤園で楽しむことができるいちごスイーツビュッフェの紹介を行っています。
PRツイートは1件だけでなく最初の投稿にリプライの形でツイートを複数つなげており、旬のいちごをふんだんに使ったスイーツやランチの鮮やかで美しい写真を多数掲載。加えて動画も投稿し詳細な解説文と併せて非常に丁寧に紹介を行っています。
結果として、2020年6月現在全投稿併せて2万件を超える「いいね」、5,700件を超えるリツイートを獲得しており、多数寄せられているリプライからもその反響の大きさが伺えますね。
Twitterは140文字のテキスト制限がありますが、1つのツイートに最大4枚の画像を一度に表示させることができるため、おいしそうな写真を複数載せることでユーザーの興味を一瞬で引ける強みがあります。
本事例のように、飲食店メニューの魅力を計13枚の写真と動画を使って余すところなく伝えるパワープレーはInstagramではできないインパクトの強い訴求ができるため、インフルエンサーマーケティングを行う上でも是非取り入れたいポイントです。
クノールカップスープ×リュウジ@料理のおにいさんバズレシピ
最後にご紹介するTwitterを活用したグルメ・飲食店関連のインフルエンサーマーケティング事例は、人気のインスタントスープブランド「クノール」による事例です。
「クノール」はドイツ発祥の食品・飲料ブランドであり、日本においては味の素株式会社がライセンス生産を行い販売しているスープブランドです。
これマジでお湯入れて混ぜるだけで冗談みたいに旨いので一度試してほしい
「伸びるカップスープリゾット」
マグカップに温かいご飯150g、お好みのカップスープ、さけるチーズ裂いて入れ熱湯120cc入れ混ぜ塩で味を整えるだけ
さけるチーズとカップスープが旨いので当然旨い、約束された勝利です #PR pic.twitter.com/l8EKO8KsLJ
— リュウジ@料理のおにいさんバズレシピ (@ore825) March 13, 2020
本事例では、グルメインフルエンサーとして「リュウジ@料理のおにいさんバズレシピ(@ore825)」さんが起用されました。
リュウジさんは、料理研究家として活躍している方でテレビをはじめ様々なメディアに出し、レシピ本も出版。
SNSフォロワー数はTwitterが約147万人、Instagramは約72万人、YouTubeで81万人と、合計300万フォロワーをかかえるトップクラスのグルメインフルエンサーです。
インフルエンサーマーケティングのポイント解説
PR投稿では、カップスープを使ったリュウジさんオリジナルのレシピが紹介されています。
料理研究家であるリュウジさんのレシピは簡単に作れて美味しいと大変好評で、商品のアレンジレシピを是非食べてみたいと、いいね数6.2万、リツイート1.2万という驚異のPRとなりました。
グルメ・料理の専門家であるインフルエンサーに誰でもできるアレンジレシピを紹介してもらうことで、ぜひ食べてみたいと商品の購買意欲を掻き立てることに成功しています。
さらに、同時におこなっているTwitterキャンペーンの告知もあわせて行っています。
インフルエンサーにより商品をPR、さらにTwitterキャンペーンの告知も同時に行いシナジーを生み出した一石二鳥の抜け目ない事例です。
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まとめ
グルメ・飲食店関連のインフルエンサーマーケティング事例を紹介してきましたがいかがでしたか。
Instagram、YouTube、Twitterと、SNSプラットフォームによりインフルエンサーマーケティングの施策の内容も異なっているのがお分かりいただけたかと思います。
インフルエンサーマーケティングはブランドと親和性の高いインフルエンサーの選定はもとより、施策の目的に応じて自社ターゲットに訴求しやすいSNSを選択することも重要です。
その上で、店舗へ来てもらう、メニューを監修してもらうなど、グルメ商品や飲食店の魅力を引き出すインフルエンサーマーケティング施策を検討していきましょう。
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インフルエンサーマーケティングの基礎から成果を出す実践方法のすべて
SNSマーケティング専門メディア「インスタラボ」を運営するFind Modelでは、インフルエンサーマーケティングのリーディングカンパニーとしてナショナルクライアントを中心に豊富な支援実績がございます。
- 施策目的に最適な「本物の」インフルエンサーキャスティング
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- 下書きチェック、ステマ防止
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インフルエンサーの過去PR成果データも豊富に蓄積されていますので、高い成果が期待できる目的に沿ったインフルエンサー選定・施策の実現が可能です。
貴社に親和性の高いインフルエンサーのリストとお見積も無料でご提供しておりますので、是非お気軽にご相談ください。
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