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友人やグループとおすすめリール動画を共有できる専用フィードが登場
画像 : Instagram Launches ‘Blend’ Reels Sharing Feature
インスタグラムは、1年以上にわたるテストと調整を経て、リール動画のための新機能「Blend(ブレンド)」を正式に発表しました。この機能を使うと、友人や特定のグループチャットのメンバーと、それぞれにおすすめされたリール動画が組み合わさった特別なフィードを共有できます。
「Blend」機能の仕組み
「Blend」フィードの作成は、DM(ダイレクトメッセージ)を通じて招待を送ることから始まります。招待された友人やグループメンバーが承認すると、「Blend」専用のフィードが作成されます。
このフィードには、参加しているメンバーそれぞれが普段インスタグラム上で視聴したり、「いいね!」などの反応を示したりしたリール動画の傾向に基づき、アルゴリズムがおすすめする動画が表示されます。さらに、特定のリール動画がフィード内の誰に対しておすすめされているのかも確認できるため、「この動画は〇〇さん向けなんだね」といった発見もあります。
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共有の手間を省き、会話を促進
これまで、面白いリール動画を見つけた際には、個別にDMで友人に送信するのが一般的な共有方法でした。インスタグラムによると、このDMでの共有はアプリ内で最も一般的なコミュニケーション方法の一つになっているとのことです。
新機能「Blend」は、この個別に送り合う手間を省き、お互いにおすすめされるであろう動画を一つの共有フィードでまとめてチェックできるようにします。これにより、共通の興味関心を持つ友人やグループとの間で、より手軽にリール動画を通じた交流が生まれることが期待されます。
さらに、「Blend」フィード内の動画に対して誰かがコメントしたりリアクションしたりすると、その通知が関連するチャットに届く仕組みになっています。これにより、「このリール、まさにあなたっぽいね!」といった感想の共有が促され、会話がより活発になることを目指しています。
新しい共有体験への期待と考察
インスタグラムは、「Blend」を通じて、DM利用の増加とリール動画の人気を背景に、ユーザー同士の共有体験をさらに深め、活発化させたい考えです。
この機能は、より協力的でインタラクティブな新しい交流の形を提供する可能性があります。一方で、これまでの「特定の友人の好みに合わせて動画を選んで送る」という、よりパーソナルでキュレーションされた共有体験とは異なる側面も持ちます。例えば、犬好きの友人、DIY好きの友人、フィットネス好きの友人それぞれに個別に動画を送る場合と異なり、「Blend」フィードでは様々なジャンルの動画が混在することになります。これが、人によっては「個別に送る特別感」が薄れると感じる可能性も指摘されています。
とはいえ、この新しい共有の形がユーザーにどのように受け入れられるか、インスタグラムは大きな期待を寄せています。
「Blend」の始め方
「Blend」フィードを作成するには、友人やグループとのDMチャット画面を開き、画面上部(チャット名が表示されている箇所など)に追加される可能性のある「Blend」作成オプション(またはアイコン)をタップし、招待したいメンバーを選択します。(※具体的なUIは提供開始時にご確認ください)
今後のユーザーの反応と、この機能がどのように活用されていくのかが注目されます。
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