秋には「食欲の秋」や「芸術の秋」などさまざまな要素が含まれているため、秋は企業がインフルエンサーとのタイアップを実施する絶好のタイミングとなっています。
その中でも、スマホやタブレット端末の普及により電子書籍やオーディオブックを利用する人が増えたことから、近年は「読書の秋」をテーマにしたPRが盛んに実施されていることをご存知でしょうか。
そこで今回この記事では、読書の秋をテーマにインフルエンサーを起用したPRの成功事例を5つ厳選してご紹介していきます。
PRの工夫されている点や参考になるポイントも解説しているので、ぜひこの記事を参考に今後のインフルエンサーマーケティングにお役立てください。
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目次
【読書の秋 編】インフルエンサーを起用したPR成功事例5選
それではさっそく、読書の秋がテーマのインフルエンサーを起用したPRの成功事例を5つご紹介していきます。
順番に詳しく見ていきましょう。
1.audiobook.jp
画像:日本最大級のオーディオブック配信サービス - audiobook.jp
最初にご紹介するのは、「audiobook.jp」が実施したインフルエンサーを起用したPR事例です。
audiobook.jpは、日本の書籍を多く取り扱うことや多種多様な機能が搭載されていることが特徴のオーディオブック配信サービス。
そんなaudiobook.jpは、芸能事務所KON-RUSHに所属する女優・インフルエンサーである「傳谷英里香」さんを起用したPRを実施しました。
【PR事例】audiobook.jp×傳谷英里香
秋晴れが増えてきて嬉しい🍂
何するにも秋が一番好き。
私は #オーディオブック で「#世界の教養」と「#パレード」聴いてるよ!
移動中や作業中にながら聴き出来るからサイコウです📖https://t.co/Aq36sw40Xb#audiobook#オトバンク#読書の秋#読書タイム#読書週間#pr pic.twitter.com/wgcMZF1UcP— 傳谷英里香 (@erika_denya) November 11, 2021
上記の投稿では、広告感の少ないシンプルな内容でサービスをPRしており、傳谷英里香さんが実際に聴いている本も紹介することでファンに興味を持たせていることが特徴といえるでしょう。
また、短いツイートでありながら”移動中や作業中にながら聴き出来るからサイコウです”とサービスのストロングポイントはしっかり伝えていることがタイアップ投稿として参考になる部分です。
さらに、複数のハッシュタグを使って検索からのリーチも期待できる投稿となっており、検索性能や拡散力の高いTwitterでツイートの露出が増えやすくなる工夫もされています。
2.Sudio
画像:SUDIO
続いてご紹介するのは、「Sudio」が実施したインフルエンサーを起用したPR事例です。
Sudioは、スウェーデンで誕生したオーディオブランドであり、北欧ならではの洗練されたデザインや高級感が人気となっています。
そんなSudioは、Instagramで読書の記録とレビューを投稿して人気を獲得しているインフルエンサー「ともこ|読書記録」さんを起用したPRを実施しました。
【PR事例】Sudio×ともこ|読書記録
上記の投稿では、読書の秋にちなんでオーディオブックを聴くために使うイヤホンとして「Sudio E2」が紹介され、
- デザイン
- 付け心地
- 音質
- ノイズキャンセリング機能
といったワイヤレスイヤホンを購入する際に気になる主要なポイントに触れており、多くのユーザーにとって有益な情報となっています。
また、ワイヤレスイヤホン自体は読書の秋と直接関係がある商品ではないものの、季節の風物詩やイベントと関連付けることで違和感のないPRになっていることが参考になる部分といえるでしょう。
なお、InstagramはTwitterなど他のSNSと比べると検索性能が低い特徴があるため、上記の「#読書の秋」のようにユーザーがリーチしやすくなるためにハッシュタグは必ず設定したいポイントです。
3.楽天ブックス
画像:楽天ブックス: 本・DVD・CD・ゲームの通販 オンライン書店
続いてご紹介するのは、「楽天ブックス」が実施したインフルエンサーを起用したPR事例です。
楽天ブックスは、書籍だけでなくCDやDVD、ゲームなども取り扱うオンライン書店であり、全品送料無料であることが特徴。
そんな楽天ブックスは、ミニマリストの生活スタイルを実践する様子が人気のユーチューバー「主婦ミニマリストかおなし」さんを起用したPRを実施しました。
【PR事例】楽天ブックス×主婦ミニマリストかおなし
上記の投稿では、楽天ブックスのサービス概要や使い方をテロップ付きの動画で分かりやすく紹介し、サービスの強みである楽天ポイントについて詳しく解説されていることが特徴です。
また、書籍の購入手順など文章だけでは伝わりづらい内容もYouTubeの動画であれば伝わりやすいため、プラットフォームの強みを活かしたPRをしていることがポイントといえるでしょう。
それに加えて、読書の秋の中でも特に読書のモチベーションが高まる読書週間(10月27日〜11月9日)の期間中である11月5日に動画が投稿されていることも、読書の秋をテーマにしたPRならではの工夫です。
4.Dinto
続いてご紹介するのは、「Dinto」が実施したインフルエンサーを起用したPR事例です。
Dintoは、古典文学にインスパイアされた韓国発のヴィーガンコスメブランドで、展開されているアイテムは文学作品や詩人などがモチーフとなっています。
そんなDintoは、おすすめの本の紹介やレビュー動画が人気のインフルエンサーである「文学YouTuberベル」さんを起用したPRを実施しました。
【PR事例】Dinto×文学YouTuberベル
本を開くとそこには…
古典文学にインスパイアされたエモい韓国コスメブランドDintoさんよりたくさんのアイテムをいただきました!
箱には“TOSON”や“DANTE”の文字が。
読書の秋をメイクでも楽しめるなんて最高だな!#pr pic.twitter.com/AAPtYlSu80
— 文学YouTuberベル@読書大好き (@belle_youtube) October 7, 2021
上記の投稿では、島崎藤村やダンテ・アリギエーリの名前を冠した本がモチーフになったパッケージが紹介され、ブランドコンセプトが伝わりやすいPR投稿となっています。
古典文学にインスパイアされたコスメブランドという特徴を持つDintoにとって、読書の秋は絶好のPRテーマであるといえ、読書好きの女性に対して効果的なアプローチを実現したタイアップといえるでしょう。
また、文学YouTuberベルさんのフォロワーが最も多いプラットフォームはYouTubeであるものの、コスメを扱うチャンネルではないため、読書と関連付けて多数のユーザーにリーチするためにTwitterを活用していることもポイントです。
5.森の図書室
最後にご紹介するのは、「森の図書室」が実施したインフルエンサーを起用したPR事例です。
森の図書室は、たくさんの本に囲まれた空間で飲食やおしゃべりができるブックカフェであり、本に登場する食べ物をイメージしたフードメニューが人気となっています。
そんな森の図書室は、Instagramでサイクリングやお出かけの様子を投稿して人気を集めるインフルエンサーの「森川ユカ」さんを起用したPRを実施しました。
【PR事例】森の図書室×森川ユカ
上記の投稿では、8枚の写真に加えてキャプション部分で森の図書室の特徴や料金形態、店内の雰囲気などが紹介されており、投稿を見ただけで店舗情報が網羅できるほど詳細な内容になっていることが特徴です。
また、投稿内で「読書の秋」が前面に押し出されているわけではないないものの、森の図書室では9月~10月の読書への注目が高まる初秋のタイミングで複数のインフルエンサーとのタイアップを実施しています。
このように、タイアップのタイミングを限定した費用対効果の高い広告施策は、基本ながらしっかりと押さえておきたいポイントといえるでしょう。
まとめ
今回この記事では、読書の秋がテーマのインフルエンサーを起用したPRの成功事例をまとめてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
オーディオブックやブックカフェはもちろんのこと、読書と直接関係ない商品であっても工夫次第で違和感なくテーマを活用したPRができることが分かりました。
また記事冒頭でもお伝えしたように、秋には「○○の秋」のように多くの要素が含まれることから、風物詩と関連付けてインフルエンサーマーケティングを始めるタイミングとしても適しています。
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