YouTube広告は、ユーザーが好きな動画を見ている際に表示される広告です。
動画の再生前後や視聴途中に表示されるものが多く、時には煩わしいと思うこともあるのではないでしょうか。
一方で、企業目線ではYouTubeを利用する世界中の人に自社の広告を配信できるメリットがあるため、多くの企業が広告媒体として活用しています。
今回はそんなYouTube広告についての理解を深めるべく、YouTube広告にどのような種類があるのかを紹介していきます。
記事を参考にして、YouTube広告を利用して自分の製品やサービスを知ってもらうためのひとつの機会としてみてください。
目次
YouTube広告の種類
それではさっそく、YouTube広告の種類をご紹介いたします。
YouTube広告は、
- 動画フォーマットの広告
・スキップ可能なインストリーム広告
・スキップ不可のインストリーム広告
・インフィード動画広告
・バンパー広告
・アウトストリーム広告
・マストヘッド広告 - 画像フォーマットの広告
・ディスプレイ広告
・オーバーレイ広告
の大きく2つに分けられます。まず動画広告の主な例からご紹介していきます。
スキップ可能なインストリーム広告
画像:https://support.google.com/google-ads/answer/2375464?hl=ja
スキップ可能なインストリーム広告は動画開始前や動画の途中で流れる広告です。ユーザーは広告が5秒間再生された後にスキップすることができます。
普段YouTubeを視聴している方々はよく目にする広告ではないでしょうか。
ユーザーはYouTube広告をそのまま視聴するかスキップするかを選ぶことができます。
スキップされなかった場合、ユーザーに動画広告を長く見てもらえるため、自社商品やサービスについて深く認知させることができます。
課金形態は「CPV単価制」です。(※CPV=Cost Per View:動画視聴課金)
視聴者が広告を30秒以上閲覧(30秒未満の動画は視聴完了)した場合、あるいは、30秒経つ前に動画を操作すると課金されます。
スキップ不可のインストリーム広告
画像:https://support.google.com/google-ads/answer/2375464?hl=ja
スキップ不可のインストリーム広告は30秒間以下のスキップできない動画広告で、視聴者は最後まで動画を見ないと本編動画を見ることができません。
YouTubeの動画本編の前後か途中に挿入できます。
動画を表示してメッセージ全体を伝えたいときに最適です。
一方で、普段のYouTube広告に対して30秒間以下と長編な動画広告になるので、内容によっては視聴者に不快感を与えてしまう可能性もあるので表示させる内容には十分注意しましょう。
課金形態は「インプレッション単価制」です。
広告の表示回数に基づいて広告料金が発生します。
インフィード動画広告
画像:https://support.google.com/google-ads/answer/2375464?hl=ja
インフィード動画広告は、動画のサムネイル画像とテキストで構成され、ユーザーがクリックすることで動画が再生されます。
YouTubeのインフィード動画広告は
- YouTubeの検索結果
- 動画の関連動画の横
- YouTubeモバイルアプリのTOP
などに表示されることから、ユーザーの目に留まりやすく認知を向上させることが期待できます。
課金形態は「CPC課金制」です。(※CPC=Cost Per Click:クリック課金)
YouTubeユーザーが動画のサムネイルをクリックして広告を視聴したら課金されます。
バンパー広告
引用:https://support.google.com/google-ads/answer/2375464?hl=ja
バンパー広告は、スキップできない最長6秒間の短時間動画広告です。
視聴者は必ず6秒間のYouTube動画広告を見てからでないと本編の動画を見ることができません。
バンパー広告は動画が最後まで再生されるため、認知度が高まりやすくブランディングにも適しているので是非取り入れてみましょう。
課金形態は「インプレッション単価制」です。
広告の表示回数に応じて料金が課金されます。
アウトストリーム広告(モバイル専用)
画像:https://support.google.com/google-ads/answer/2375464?hl=ja
アウトストリーム広告は、YouTubeではなくGoogle広告と連携しているサイトやアプリなどに配信されるモバイル専用の動画広告です。(※YouTubeでは利用不可)
アウトストリーム広告は音声なしで動画再生が開始され、ユーザーがタップするとミュートが解除されます。
より多くの顧客にリーチできるよう、モバイルで動画広告のリーチを拡大させることができます。
YouTubeを利用していないユーザーにも広告を目にしてもらうことができ、認知度向上に繋がるでしょう。
課金形態は「vCPM制」です。(※vCPM=viewable Cost Per Mille:視認可能なインプレッション単価)
動画広告が2秒以上再生された(=視認された)回数に応じて広告の料金が課金されます。
マストヘッド広告
画像:https://support.google.com/google-ads/answer/9709826
マストヘッド広告は、パソコン、モバイル、テレビなどさまざまなデバイスでYouTubeのホーム画面に大きく表示されるYouTube動画広告(純広告)です。
YouTubeの中で最も目に触れる場所となるホーム画面にダイナミックな広告を配信できるため、大きな認知拡大効果が期待できます。
なお、他の動画と異なり、Google営業担当者を通じての広告配信予約が必要となります。
課金形態は「インプレッション単価制」です。
広告の配信回数に応じて広告の料金が課金されます。
ただし、純広告(特定の広告枠を買い取る形式の広告)のため、Googleの広告担当者に確認の上どれくらいの費用で出稿可能か見積もりを相談しておきましょう。
YouTubeの画像広告
続いてYouTubeの画像広告の種類をご紹介していきます。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告とは、YouTubeのサイト内の画面右側のおすすめ一覧の上部に表示される広告です。
一般的なWEBサイトに掲載される画像広告がYouTubeのプラットフォーム内に表示されるイメージになります。
動画を視聴中のユーザーや関連動画を探しているユーザーに対して目に留まりやすい特徴があります。課金形態は主に「CPC単価制」「インプレッション単価制」が用いられます。
オーバーレイ広告
画像:https://support.google.com/youtube/answer/2467968?hl=ja
オーバーレイ広告は、動画を再生中、動画の下部に表示されるバナー画像広告です。
視聴者は興味ない広告の場合、「x」ボタンを置くことで広告を消すことが可能になっています。
画像やテキスト形式で表示され、視聴者がクリックすることで指定したWEBサイトに移動させることができます。
視聴者が動画を見ている際に表示されるYouTube広告であるため、視聴者の目に留まりやすく商品やサービスの認知度向上に繋がります。
課金形態は主に「CPC単価制」「インプレッション単価制」が用いられます。
YouTube広告のメリット
それでは、企業や団体がYouTubeで広告を配信するメリットは一体何なのか、3つのポイントと併せてご説明していきます。
ターゲットに合わせた配信ができる
Googleを使用した主要サービスのユーザーデータをもとに関心が高く購入してもらえる可能性の高いユーザーを予測できるようになってきました。企業は自社の商品やサービスを、対象にしたいターゲットを絞って広告を表示させることができます。
価値の高い多くのユーザーにリーチできる
YouTube広告は、全世界で20億人以上、日本でも6,500万人以上のユーザーに利用されている動画配信サービスです。視聴者がYouTubeで好きな動画を見ている際に時間・デバイスを問わず広告を配信するので、多くの人に見てもらうことができます。
費用対効果が高い
YouTube広告は、入札単価一円からと非常に低い価格で広告を配信することができます。
また動画広告がスキップされれば料金が発生しないため、興味を持っているユーザーに絞って見てもらうことができます。
まとめ
YouTubeの動画広告のさまざまな種類をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
YouTubeは世界中で利用されておりたくさんのユーザーを抱えていることから、YouTubeで広告を配信することでたくさんのユーザーの興味を引き寄せることができます。
ですので、ぜひYouTube広告を利用してまずはたくさんのユーザーの目に留まるような広告の内容を考えてみましょう。
インスタラボ編集部の公式記事。
支援実績13,700件、最大3.2億リーチ可能なFind Model(ソーシャルワイヤー株式会社)が運営しています。
ILライター:M.N・Y.O・T.S・R.S・K.Mの5名で運用。
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