どんなに素晴らしい動画を制作しYouTubeに投稿したとしても、ユーザーに観てもらえなければファンの獲得も期待するマーケティングの成果も得られません。
実際、YouTubeに動画を投稿しても、なかなか再生数が伸びず、チャンネル登録者数も伸び悩んでいるという人も多いのではないでしょうか。
もしあなたがYouTubeを多くの人に見てもらいチャンネル登録してもらいたいと思うなら、ぜひとも攻略したいのがYouTubeの検索とおすすめ動画表示のアルゴリズム(仕組み)です。
YouTubeでは様々な施策を講じることで、
- YouTubeの検索結果に動画が上位表示
- YouTubeの様々な場所に動画がおすすめ表示
されやすくなるのです。
そこで本記事では、どんなことを意識して動画を制作すればYouTube検索アルゴリズムからおすすめ表示されるのかを徹底解説していきます。
あなたのYouTubeチャンネルの成長にぜひお役立てください。
目次
- 1 YouTube検索アルゴリズムの目的とおすすめ表示される場所
- 2 YouTube検索で重要視される3つの指標
- 3 YouTube動画が検索結果やおすすめで表示されるアルゴリズム(仕組み)
- 4 【重要】YouTube検索結果で上位表示されるためのポイント
- 5 YouTube公式による「アルゴリズム」とパフォーマンスに関する回答
- 5.1 宣伝する動画をどのように選んでいるのか?
- 5.2 動画ランキングについて: 視聴者の情報と動画のパフォーマンス
- 5.3 YouTubeのアルゴリズムに適している動画は?
- 5.4 動画のタイトルやサムネイルを変更すると、アルゴリズムによって動画のランキングが変わるのか?
- 5.5 パフォーマンスの低い動画があると、チャンネルに悪影響を及ぼすか?
- 5.6 収益化のステータス(黄色のアイコンなど)は動画の検索に影響するか?
- 5.7 毎日または少なくとも週 1 回以上は動画をアップロードする必要があるか?
- 5.8 視聴回数がチャンネル登録者数よりも少ないのはなぜか?
- 5.9 動画の視聴者数に影響を及ぼすその他の要因は?
- 5.10 タグはどれくらい重要か?
- 6 まとめ:YouTubeで検索・表示される一番の近道は「視聴者に気に入られる」こと
YouTube検索アルゴリズムの目的とおすすめ表示される場所
YouTube検索で検索結果の上位に表示されやすく、おすすめ動画に選ばれやすい動画を制作するために、まずはYouTubeの検索機能とおすすめ動画が表示される仕組みについて知る必要があります。
YouTubeには世界中の多くのユーザーによって常時多数の動画が投稿されています。これらの動画を人の手で管理することはできませんので、YouTubeでは独自の高度なアルゴリズムによって動画を管理・自動表示しています。
YouTubeの検索アルゴリズムの目的は2つ
YouTubeアルゴリズムの目的は大きく分けて2つ。
YouTubeユーザーに
- 「好みの動画を見つけてもらう」こと
- 「好みの動画をたくさん視聴してもらう」こと
です。
これらYouTubeの検索アルゴリズムの目的を実現するために、
- 動画の内容
- 動画のタイトル
- サムネイル画像
- 動画概要欄の説明文
- 視聴したユーザーの反応
- 動画の視聴回数や時間
- 高評価・低評価の数
- コメント数
といったデータが利用され、動画の自動表示に利用されています。
その他、
- ユーザーが過去に視聴した動画や視聴時間
- 逆に視聴しなかった動画
といったデータも活用されており、「動画の情報」と「ユーザーの行動情報」をかけあわせて、ユーザーが求めているYouTubeの検索結果やおすすめ動画がリアルタイムで提示されるようになっています。
検索アルゴリズムによりYouTubeの動画が表示される主な場所
YouTubeでは、主に以下の場所にアルゴリズムにより動画が自動で表示されるようになっており、YouTubeの検索・おすすめ表示攻略の目的は、すなわち、以下の場所における自分の動画の優先表示を狙うことを指しています。
検索結果
YouTubeの検索結果では、YouTubeの検索ボックスからキーワード検索を行うことで、検索したキーワードと親和性の高い動画が自動的に表示されます。
検索したキーワードとの関連性、自分の過去の動画閲覧データなどに加えて、アルゴリズムにより内容や質も加味された動画が表示されます。
ホーム画面
YouTubeのホーム画面には自動で新着の動画やおすすめ動画、登録しているYouTubeチャンネルの動画が表示されます。
主に自分の過去の行動データから興味関心の高いと思われる動画が自動で表示されます。
自分から能動的に動画を探さなくてもYouTubeのアルゴリズムが自動的におすすめの動画を表示してくれるため、新しい動画やクリエイターとの出会いの場となる大変重要な場所です。
関連動画
YouTubeの関連動画はパソコンでは動画の右側、アプリでは下側、自動再生を使用している際には次の動画として表示されます。
表示される動画はYouTubeのアルゴリズムによって視聴者の過去のデータや動画との親和性といった要素を用いて選ばれます。
急上昇タブ
YouTubeの急上昇タブでは人気の音楽や映画の予告編、大きな話題となっているトップニュースなどその国で今人気の高い動画が表示されます。
表示される動画を選ぶ際にアルゴリズムが主に用いるのは情報の「人気度」と「新鮮さ」です。
動画の再生回数や、再生回数の伸びの早さ、視聴された地域、動画の新しさが参照されており、同じチャンネルから最近公開された他の動画と比較したパフォーマンスも考慮されます。
Googleの検索結果
画像:Google検索結果より
YouTubeの動画は実は大手検索エンジンであるGoogleの検索結果にも表示されます。
こちらはGoogleの検索エンジンでもアルゴリズムが導入されていますが、やはりYouTube検索アルゴリズムを意識した有益性の高い人気の動画が上位表示されやすくなります。
世界大手の検索エンジンを介して自分の動画が表示されることで、爆発的かつ継続的な動画流入が見込めるメリットは見逃せません。
YouTube検索で重要視される3つの指標
それでは、YouTubeの検索アルゴリズムに選ばれる動画の制作・投稿ができるよう、より詳しくYouTubeアルゴリズムについて解説してまいりましょう。
まずはYouTube検索で重要視される3つの指標について解説いたします。
1. 関連性
YouTube検索アルゴリズムでまず第1に重要な要素が「関連性」です。
関連性とは、検索した人のキーワード(検索意図)に対してどれだけ関連性の高い動画かが評価されます。
具体的には、
- タイトル
- タグ
- 動画の説明文
- 動画内容
がユーザーの検索内容とどれだけ一致するかを調べます。
例えば、「サッカー」というキーワードで検索した場合、タイトルやタグ、動画の説明文に「サッカー」に関連するキーワードが含まれているか、動画の内容が「サッカー」に関連するものであるかなどから、YouTubeの検索結果に表示するかどうか判断されます。
2. エンゲージメント
YouTube検索アルゴリズムで第2に重要な要素が「エンゲージメント」です。
エンゲージメントとは、動画を見たユーザーの反応や行動のことで、YouTube動画を閲覧した人の行動データから、検索したユーザーの答えが得られる有益な動画かが評価されます。
具体的には、
- 動画の再生数や視聴時間
- 視聴完了率
- 高評価・低評価数
- 高評価率
- コメント数
- 総再生時間
などのデータから「エンゲージメント」の判断が行われます。
3. 品質
YouTube検索アルゴリズムで第3に重要な指標が「品質」です。
「品質」については、そのチャンネルに特定の分野・トピックについての専門性・権威性・信頼性(E-A-T)があるかがシステムによって識別されます。
- 専門性(Expertise)
特定のトピック・分野について詳しいか - 権威性(Authoritativeness)
特定のトピックについて多くの人から認められているか - 信頼性(Trustworthiness)
客観的で信頼できる情報元であるか、あるいは信頼できる情報元を参照しているか
たとえば、人気クリエイター(ユーチューバー)は、エンタメ、コスメ、ファッション、グルメ、旅行など特定の分野の専門的な情報を発信しており、多くのチャンネル登録者を獲得していることからE-A-Tが高いといえます。
また、ニュースや政治、医療、科学情報などの正確性や信頼性が重要な分野のコンテンツも信頼性の高い(E-A-Tの高い)情報機関、研究機関の提供するYouTube動画が優先的に表示されるようになります。
YouTube動画が検索結果やおすすめで表示されるアルゴリズム(仕組み)
以上で紹介してきたの重要な3つの指標「関連性」「エンゲージメント」「品質」を主としてYouTubeの検索結果やおすすめ動画が選定されますが、その他にもYouTubeアルゴリズムでは以下の要素も考慮されます。
具体的に紹介していきましょう。
視聴者のYouTubeでの行動データ
個々のユーザーにとって検索結果が最適なものとなるよう、ユーザーの検索履歴や再生履歴といった過去の行動データが利用されます。
具体的には、
- 動画の再生履歴
- 検索の履歴(有効にしている場合)
- 登録しているチャンネルの傾向
といったデータが用いられており、ユーザーごとの細かなニーズに応えた動画の提示を行っています。
例えば、スポーツの動画をよく視聴しているユーザーが「cricket」という単語で検索をすると、昆虫の「cricket(コオロギ)」ではなくスポーツの「cricket(クリケット)」に関する動画が表示される可能性が高まります。
同じ動画をオススメされた他ユーザーの視聴完了率
以前に同じ動画をおすすめされた他ユーザーの視聴完了率もアルゴリズムによって利用される指標のひとつです。
視聴完了率は動画の品質や視聴したユーザーが楽しめる内容であるか、興味関心の高い内容であるかを判断する材料になります。
つまり、
他ユーザーの視聴完了率が高い動画
=動画が高品質で視聴者が楽しめる・有益と感じる動画
と判断され、YouTubeの検索結果の上位やおすすめ動画に表示される可能性が高くなります。
ニュース、医療、歴史的出来事、化学など信憑性が必要となる分野は「信頼性」が重視される
先の項目でも紹介しましたが、ニュースや歴史的出来事、医療・化学など情報の信憑性が必要になる分野では「信頼性」のある投稿者(YouTubeチャンネル)の動画ほどYouTube検索結果の上位やおすすめ動画に優先的に表示されます。
例として、ニュースであれば公的機関や規模の大きな報道機関など信頼できるニュース提供元の動画が優先して表示されます。
医療や健康関連の情報であれば公衆衛生機関や保健機関などの専門家による動画が優先して表示されます。
音楽、コメディ、エンタメなどの分野では「関連性、鮮度、人気」にもとづいて表示される
音楽やコメディ、エンタメなどの分野は情報の移り変わりが激しく常にトレンドが変化します。
こうした分野の動画はYouTube検索およびおすすめ動画において
- 話題との関連性
- 情報の鮮度、最新性
- 高い人気性
といった要素に基づいて表示されるようになっており、これら3つの要素が高い動画ほど上位に表示されやすくなります。
たとえば、今の季節的なトレンドや一時的に話題になっている(バズっている)テーマを取り入れた動画がYouTubeの検索アルゴリズムからピックアップされやすくなります。
【重要】YouTube検索結果で上位表示されるためのポイント
Googleなど検索エンジンで検索結果の上位に自身のWEBサイトが表示されるように対策する「SEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)」。
実は、YouTube検索においてもGoogle検索と同様に有効なSEO施策があり、おすすめ表示される上で非常に重要です。
ここではYouTubeの検索結果で自分の動画が上位表示されるための具体的な方法やポイントを紹介していきます。
YouTubeの動画タイトルは関連するキーワードを含めてキャッチーにする
YouTube動画のタイトルは動画の内容に関連するキーワードを含めた上でユーザーが視聴したいと思えるようなキャッチーなものにしましょう。
動画タイトルは検索結果を左右する重要な指標となるため、ユーザーが検索したキーワードが動画タイトルに含まれていることで検索結果として表示されやすくなります。
たとえば、「金目鯛の煮付け」がキーワードであるとき、以下のようにタイトルをつけることができるでしょう。
- BAD:「今日の晩ご飯です」
⇒ キーワードも入っておらず、どんな動画かわからない - GOOD:「今日の晩ご飯は金目鯛の煮付けです!」
⇒ キーワードが入っていて悪くはないが、インパクトに欠ける - VERY GOOD:「超豪華!金目鯛の煮付けが美味しすぎて晩ご飯が幸せ!」
⇒ キーワードもあり、キャッチーで動画をクリックしたくなる
もちろん動画の内容に沿ったタイトルにすることが大切です。
どんなタイトルだと動画をクリックしたくなるか、じっくり考えてタイトルを検討しましょう。
タイトルのつけ方のおすすめの学び方
使用するキーワードを決定する際には、自分のYouTube動画が表示されやすくなるためになるべくユーザーの利用率が高く競合性の低い(他の動画が使用していない)キーワードを選ぶのが理想です。
とはいえ、条件に合致するキーワードを見つけることは簡単ではありませんので、
- YouTubeの急上昇やトレンドの動画タイトル
- 人気のYouTubeチャンネルの動画タイトル
をチェックして、どんなキーワードを使っているか、どのようにタイトルを付けているかを参考にしてみるのがおすすめです。
なお、動画と関係のないキーワードをタイトルに含めるのは避けましょう。
動画タイトルに含まれるキーワードと動画の内容が乖離していると検索したユーザーがほしい情報ではななくなり、YouTubeの検索結果に表示されないどころか、悪評に繋がる可能性もあります。
サムネイル画像は動画内容が分かりターゲットの目を引くように作る
動画タイトルと同様にサムネイル画像も非常に重要です。
サムネイル画像はユーザーがYouTubeの検索結果でまず目にするポイントであり、タイトルとサムネイル画像を見てユーザーは動画がどのような内容であるのかを判断します。
サムネイル画像は動画の再生以前にビジュアル面からのアピールができる唯一のポイントでもあるため、内容がわかりターゲットの目を引くものを作りましょう。
なお、目を引くことを意識するあまり動画内容と乖離したイメージのサムネイルを使用するのは動画タイトルと同様の理由で控えましょう。
また、自分のYouTubeチャンネルの世界観を崩さないようにサムネイル画像を作ることも忘れずに。
動画概要欄の説明文はキーワードを含め、わかりやすくかつ詳しく記載。関連するサイトの情報も
YouTube動画の説明文はユーザーがわかりやすく、より多くの情報が得られるよう詳しく記載しましょう。
動画のメイントピックになる「キーワード」を含めて、動画の内容を「ユーザー」と「YouTube検索アルゴリズム」の双方に説明してあげることもYouTubeのSEOにおいて重要です。
また、動画に関連するサイトのURLなど補足情報を記載するとユーザーにとって親切です。
たとえば商品を紹介した動画であれば、商品の詳細・購入ページのURLを記載することでユーザーの理解を深められると共に、興味を持った視聴者がスムーズに商品の購入もできるので利便性を感じてもらいやすくなります。
YouTubeチャンネルのプロフィールや概要を充実させる
YouTubeの検索結果では動画だけでなくYouTubeチャンネルも表示されます。
動画だけでなくYouTubeチャンネルのプロフィールや概要も、自分が何者でありどのような情報を発信しているのかしっかりと記入し内容を充実させましょう。
YouTubeチャンネルのプロフィールや概要にも関連するキーワードを盛り込むことで動画と同じく検索結果でより上位に表示される可能性が高まります。
また、自分のYouTubeチャンネルを訪れたユーザーに向けて
- 凝ったデザインのバナー画像で印象に残す
- まず見てほしい動画をプロフィールのTOPに固定表示する
- 再生リストで人気の動画をまとめる
などにより興味を高め動画を視聴する環境を整えることも、ユーザーからの高評価に繋げることができるためおすすめです。
季節や話題のトレンドも取り入れる
季節的な内容や話題のトレンドを取り入れてYouTube動画を制作・公開するのもおすすめです。
クリスマス、バレンタイン、サマーセールなど季節的な内容や話題のトレンドは検索するユーザーが多いため関連する動画の視聴回数が伸びやすくなります。
鮮度の高い季節・トレンドに関する動画はYouTubeのアルゴリズム的にも検索上位に表示されやすく、おすすめ動画にも表示されやすいことからも視聴回数の増加が期待できます。
視聴ユーザーに動画のネクストアクションを促す
自分の動画に高評価をしてもらい、他の動画も見てもらい、チャンネル登録もしてもらうように、YouTube動画内でユーザーに行動を促すようにしましょう。
たとえば、関連動画や再生リストのシリーズ動画を観てもらうよう動画内で視聴者に訴求するのは効果的です。
また、YouTube動画内にユーザーの行動を促すCTA(コール・トゥ・アクション)を追加できますので、関連動画やサイトへ誘導するのもおすすめです。
画像:ユニクロから超巨大な謎の箱が届いたので開封します。。。|HikakinTV - YouTube
こちらは人気ユーチューバー「ヒカキン」さんの動画の最後に設置されているCTAです。
関連動画やチャンネル登録を促しており、ユーザーの次のアクションを上手く促しています。
動画の反応、視聴時間、視聴完了数、コメントなどデータを分析して動画をブラッシュアップさせる
動画を制作し公開し終えてもそれで終わりではありません。
ユーザーに動画を観てもらいチャンネルに登録してもらったとしても、ユーザーを楽しませ満足してもらえるコンテンツを提供し続けなければ人気を維持し続けることができずせっかく獲得したチャンネル登録者やファンは離れていってしまいます。
そこで、投稿した動画やYouTubeチャンネルについての詳細なデータを確認できる「YouTubeアナリティクス」という公式提供の無料分析ツールを活用しましょう。
(※動画の「設定(歯車マーク)⇒「字幕」から日本語字幕で視聴できます)
リーチ、エンゲージメント、視聴者についてなど様々なデータが閲覧できるためコンテンツを改善させる際には大変有用です。
動画に対するユーザーの反応や視聴時間、視聴完了数、コメントなどのデータを分析して動画をブラッシュアップし、継続的にユーザーの期待に応えられるコンテンツの提供に努めましょう。
【重要】有益なYouTube動画であることが大前提
YouTubeを活用したマーケティングを実施するのであれば魅力的な動画を制作し公開することは大前提であると言えます。
テロップ、動的エフェクトやBGM・効果音もあわせて動画を魅力的に演出しましょう。
また、どんなにYouTube検索で上位評されるためのSEO施策を行ったとしても、動画の内容が魅力的かつ有益でなければ長期的に閲覧されることはありません。
たとえば、以下の要素を盛り込み、YouTubeの動画視聴者に有益な情報を発信しましょう。
- 新鮮な情報
⇒ 業界の最新トレンド情報、お得なセールス情報 など - 学びがある情報
⇒ 収納の豆知識、続きやすいダイエット情報 など - 生活の悩みが解消される情報
⇒ 食事の献立を提案、お肌のトラブル改善 など - エンタメ性がある情報
⇒ おもしろ動画、癒される動物画像、行ってみたくなる絶景動画 など - 共感を得られる情報
⇒ コンプレックスの克服体験、ホットな話題についてのオピニオン(意見)
YouTubeの検索結果に上位表示されるための施策を行い、動画がユーザーの目に留まって視聴回数が伸びたとしてもユーザーからの高評価は得られません。
動画自体が魅力的でなければチャンネル登録者やファンを得られないどころか、逆にイメージダウンにも繋がりかねません。
YouTubeでは何よりもまず「動画」を洗練させましょう。
動画を参考にできる人気のYouTubeクリエイター(ユーチューバー)は以下の記事にまとめていますのであわせてご活用ください。
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【ジャンル別】おすすめインフルエンサー(インスタグラマー,ユーチューバー)紹介リンク集
YouTube公式による「アルゴリズム」とパフォーマンスに関する回答
YouTubeでは公式動画で、「YouTube の検索と見つけやすさのシステム、およびチャンネルと動画のパフォーマンスに関するよくある質問」について回答しています。
その回答例について下記にまとめました。
宣伝する動画をどのように選んでいるのか?
「動画に合う視聴者」ではなく、「視聴者に合う動画」を選んでいます。
YouTubeにアクセスしている視聴者に合わせて動画を選抜しているのです。
動画ランキングについて: 視聴者の情報と動画のパフォーマンス
動画は数百のシグナルに基づいてランク付けされますが、「視聴者のパーソナライズ」と「動画のパフォーマンス」によって決定します。
視聴者によるパーソナライズは、「選択して視聴する動画」「無視する動画」「拒否する動画」「チャンネルやトピックを視聴する頻度」などに分かれて判定されます。
動画のパフォーマンスは、視聴者が動画を視聴したときにどの程度の興味を示すかを表したものです。
視聴者がその動画を「選択して視聴する」か、「無視する」か、「『興味なし』をクリックする」か、動画をどの長さまで視聴するか、その中でも特に動画の平均視聴時間と平均視聴率が重要視されます。
また、高評価を押しているかなどの満足度の測定もあり、時にはユーザーアンケートも行われます。
YouTubeのアルゴリズムに適している動画は?
YouTubeは動画の種類については感知せず、視聴者の好みに合わせることだけを優先しています。
そのため、視聴者を知り、好みを把握することに力を入れましょう。
動画のタイトルやサムネイルを変更すると、アルゴリズムによって動画のランキングが変わるのか?
変わる可能性はありますが、それは視聴者の反応が変わったことがシステムに反映された結果です。
そのため、動画がある程度成功している場合は、タイトルやサムネイルをむやみに変更しないでください。
パフォーマンスの低い動画があると、チャンネルに悪影響を及ぼすか?
重要なのは動画がおすすめとして表示された時の、各動画に対する視聴者の反応です。
YouTubeでは主に「動画に対する指標」と「視聴者レベルの指標」に基づいておすすめ動画を出しています。
時間経過によって視聴者がおすすめ動画を見なくなると、チャンネル全体の視聴数が下がる可能性があります。
収益化のステータス(黄色のアイコンなど)は動画の検索に影響するか?
いいえ、特に関係ありません。
ただし、きわどい内容の動画や暴力など、刺激の強いコンテンツは、収益化が無効になる場合がありますし、不適切という理由であまり多くの視聴者におすすめされない可能性もあります。
毎日または少なくとも週 1 回以上は動画をアップロードする必要があるか?
YouTubeの過去数年にあたる分析からは、アップロード後の視聴回数の増加は、アップロードの間隔と相関がないことがわかっています。
多くのクリエイターは量より質で視聴者の信頼を獲得しているのです。
燃え尽き症候群にならないよう、自身の健康管理をしっかりしたうえで取り組んでいきましょう。
視聴回数がチャンネル登録者数よりも少ないのはなぜか?
チャンネル登録者数は皆さんの動画を選んで再生している視聴者の数を表しているわけではありません。
視聴者は数十のチャンネルを登録しているため、アップロードされたものを毎回見るとは限らないのです。
そのため、YouTubeアナリティクスを使用して、自分のコンテンツを実際に視聴しているユーザーに注目しましょう。
動画の視聴者数に影響を及ぼすその他の要因は?
視聴者が動画にたどり着く要因は以下のようなものがあります。
トピックインタレスト:特定のトピックに関する動画に関心を示し、その動画を視聴している視聴者の世界全体での数を示します。
時間が経つにつれ話題は薄まっていきますが、Google Trendsを使えば世界の関心事がどのように変化しているかを把握することができます。
競合:YouTubeのシステムでは、視聴者が特に自発的に視聴する動画をすべて分類してランク付けする必要があります。
動画で優れたパフォーマンスと指標を出していても、他のチャンネルやクリエイターの動画がさらに高いパフォーマンスを発揮すれば、獲得するインプレッション数は少なくなる可能性があります。
季節性:YouTubeのトラフィックは1年の様々な時期ごとに変動することがあります。
視聴者の居住地やそこでの暮らしの中で何が起こっているかを把握しましょう。
夏休みなど、主要な長期休暇中は視聴者数が変動するものと考えましょう。
タグはどれくらい重要か?
実はタグはさほど重要ではありません。
タグはよくあるスペルミスを拾うために存在するものだからです。
まとめ:YouTubeで検索・表示される一番の近道は「視聴者に気に入られる」こと
素晴らしい内容の動画を公開しているYouTubeクリエイターは大変多くいますが、YouTube検索やおすすめ動画への最適化が上手く行えておらず視聴回数の増加に繋げることができていない人も多く存在ます。
実際の所どうすれば投稿した動画がアルゴリズムに選ばれるのでしょうか。
答えは非常にシンプルで「視聴者に気に入られること」です。
YouTubeアルゴリズムで利用されるデータはどれも動画がどのくらい視聴者に気に入られているかを判断するための基準であり、視聴者に気に入られているほどアルゴリズムによりYouTubeのおすすめ動画や検索結果に選ばれやすくなります。
自身のファンにしたいターゲットを明確にし、視聴者に気に入られるように動画を制作・投稿を継続することが、動画の視聴回数を増加させ自社のYouTubeチャンネルの成長とYouTubeマーケティング成功の為の一番の近道となります。
今回の記事によって現在、自社の企業YouTubeチャンネルの運営でお悩みのご担当者さま、これから企業YouTubeチャンネルの運営を企画・検討されているご担当者さまの助けになることができれば幸いです。
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