地域を繋ぐ交通手段として、私たちの日々の生活を支えている鉄道会社。
皆さんは、全国各地に様々な鉄道会社があることをご存知でしょうか。
近年では、地域の魅力や鉄道利用者を増やすため、SNSを活用したマーケティング施策に乗り出している鉄道会社も数多く存在します。
今回は、鉄道会社が運営しているYouTube企業アカウントを5つご紹介していきます。
本記事では、YouTubeチャンネル運営で参考になるポイントも併せて解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
【鉄道会社 編】企業のYouTubeチャンネル活用事例5選
それではさっそく、鉄道会社が行っているYouTube企業アカウントを5つご紹介していきます。
JR東日本公式チャンネル
まず最初にご紹介する鉄道会社が運営するYouTube企業アカウントは、「JR東日本公式チャンネル」です。
チャンネル名:JR東日本公式チャンネル
チャンネル登録者数:5.15万人(2022年2月現在)
JR東日本は、東日本を中心とした旅客鉄道会社です。
鉄道事業だけでなく、ショッピングセンターやオフィス、ホテルなど駅を中心とした事業展開•まちづくりに取り組み、それぞれの街に住む人々の利便性向上と生活のサポートにも力を入れています。
JR東日本公式チャンネルの普段の投稿は、
- CM
- まちづくり・地域に関する情報
- 子供向けコンテンツ
- YouTube限定コンテンツ
- 地域PR動画
- 企業からのお知らせ・案内
上記のようなものがメインとなっています。
JR東日本公式チャンネルのアカウント運用で参考になるポイントとしては、
- 再生リストで項目ごとに動画を整理し利便性の高いチャンネル作りをしている
- ショート動画を投稿し不特定多数のユーザーにリーチしている
点が挙げられます。
再生リストで項目ごとに整理してユーザーが動画を見やすくしている点は、利便性の高いYouTubeチャンネル作りができている事例として参考になります。
投稿動画が増えてくるとまとまりがなくなり、ユーザーが見たい動画をすぐに探すことが困難になってしまいがちです。
しかし、再生リストを作ることでユーザーが見たい動画を探しやすくなり、再生回数を伸ばすことやチャンネル登録者数獲得にも繋がる可能性が高まります。
さらに、下記の投稿は、最大60秒までの動画が投稿できるショート動画の投稿となっています。
ショート動画は、スマートフォン用YouTubeアプリの「YouTube ショート」という部分から視聴可能な短尺動画を楽しめる機能です。
YouTubeのアルゴリズムによって話題になっている・自分が興味を持ちそうな動画がおすすめ表示されるため、不特定多数のユーザーに動画を見てもらえるチャンスを作ることができます。
また、通常の投稿動画と同様に高評価・低評価ボタン、コメント欄、チャンネル登録ボタンが付いているため、チャンネル登録数を伸ばしたいという目的がある場合には、ぜひ積極的に活用していきたい機能ですね。
東京メトロ公式チャンネル
次にご紹介する鉄道会社が行っているYouTube企業アカウントは、「東京メトロ公式チャンネル」です。
チャンネル名:東京メトロ公式チャンネル
チャンネル登録者数:2.98万人(2022年2月現在)
東京メトロは、主に東京都周辺の地下鉄を経営する鉄道会社です。
銀座線をはじめとした9路線を運営しており、日本の大手私鉄の一つとして知られています。
イメージキャラクターには女優の石原さとみさんを起用した印象的なテレビCMでもおなじみです。
東京メトロ公式チャンネルの普段の投稿は、
- CM
- まちづくり・地域に関する情報
- YouTube限定コンテンツ
- 子供向けコンテンツ
- 企業からのお知らせ・案内
上記のようなものがメインとなっています。
東京メトロ公式チャンネルのアカウント運用で参考になるポイントとしては、
- インフルエンサーを起用したPRを行っている
- 子供向けコンテンツを企画しターゲット層へアプローチしている
点が挙げられます。
東京メトロ公式チャンネルの投稿のほとんどは、イメージキャラクターである女優・石原さとみさんのスペシャル限定ムービーがメインとなっています。
芸能人・インフルエンサーを起用して発信力を強化。登録者数を増やし人気チャンネルに育てることで、その後の企業からのお知らせや発信したい情報を受け取ってもらえるユーザーも増やすことができます。
また、石原さとみさんのファンは他では見ることができない石原さとみさんの動画を視聴することが可能。
東京メトロ公式チャンネルにチャンネル登録をするメリットを与えることができ、コンスタントに限定コンテンツを投稿していくことで、その後のチャンネル登録者離れも防ぐことができるのです。
さらに、下記の投稿は、親子で楽しめる動画コンテンツとして、電車の構造に関する動画内容となっています。
本事例のように、どのターゲット層にチャンネルを視聴してもらいたいかを明確に設定することで、チャンネル内のコンテンツ内容を決定していくことが可能に。
ユーザーにとって分かりやすいチャンネルを作る上では、東京メトロ公式チャンネルのようにターゲット層に合わせてコンテンツ企画を厳選していくことが重要です。
【銚子電鉄】激つらチャンネル
続いてご紹介する鉄道会社が行っているYouTube企業アカウントは「【銚子電鉄】激つらチャンネル」です。
チャンネル名:【銚子電鉄】激つらチャンネル
チャンネル登録者数:7.46万人(2022年2月現在)
銚子電気鉄道は、千葉県銚子市に本社を置く鉄道会社です。
他の鉄道会社と比べて特徴的なのが、食品事業が主な売上を占めているということ。
メイン製品である「ぬれ煎餅」やスナック菓子「まずい棒」はファンの間で大変人気となっています。
【銚子電鉄】激つらチャンネルの普段の投稿は、
- YouTube限定コンテンツ
- 地域PR動画
- 企業からのお知らせ・案内
- YouTubeライブ配信
上記のようなものがメインとなっています。
【銚子電鉄】激つらチャンネルのアカウント運用で参考になるポイントとしては、
- 多くのインフルエンサーを起用し、テレビ番組のようなチャンネル作りで企業イメージ・親近感アップを図っている
-
サムネイルがキャッチーで動画を見たくなる
点が挙げられます。
下記の投稿では、人気お笑い芸人の千原ジュニアさんを起用した企画を行っています。
また、下記の投稿では、YouTubeの人気コンテンツである一発撮りのパフォーマンスを鮮明に切り取るYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」をオマージュしたサムネイル・動画内容作りでユーザーの目を引き付ける工夫を施しています。
本事例のように、YouTube上でのトレンドや話題となっているコンテンツを随時チェックしてチャンネル作りに活かすことで、大きな話題性を獲得することが可能に。
人気インフルエンサーやコンテンツを起用し、従来の企業イメージよりも親近感の沸くチャンネルに作り上げることは、企業・ブランドのイメージアップにも繋がります。
企業のYouTubeチャンネルは「企業の顔」として一般ユーザーの目に触れることになります。
新たなファンを獲得しサービス利用者を増やすためにも、ユーザーを飽きさせないコンテンツ内容と相応しいイメージキャラクター選びは非常に重要ですね。
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小田急電鉄公式チャンネル「OdakyuMovie」
次にご紹介する鉄道会社が行っているYouTube企業アカウントは、「小田急電鉄公式チャンネル「OdakyuMovie」」です。
画像:小田急電鉄公式チャンネル「OdakyuMovie」|YouTube
チャンネル名:小田急電鉄公式チャンネル「OdakyuMovie」
チャンネル登録者数:1.48万人(2022年2月現在)
小田急電鉄は、東京都と神奈川県を中心に鉄道事業を運営する鉄道会社。
日本大手私鉄の一つであり、不動産業も執り行っています。
お客さまの「かけがえのない時間(とき)」と「ゆたかなくらし」の実現に貢献することを企業理念に、子供向けや親子で楽しめる情報発信も積極的に行っています。
小田急電鉄公式チャンネル「OdakyuMovie」の普段の投稿は、
- CM
- まちづくり・地域に関する情報
- YouTube限定コンテンツ
- 地域PR動画
- 企業からのお知らせ・案内
上記のようなものがメインとなっています。
小田急電鉄公式チャンネル「OdakyuMovie」のアカウント運用で参考になるポイントとしては、
- 動画を活用して自社サービスへの導線作りをしている
-
英語テロップの動画を投稿し世界へアピールしている
点が挙げられます。
小田急電鉄は、アプリ利用者を含む全体の鉄道利用客増加の目的のためにYouTubeチャンネルを活用していることがわかります。
動画による説明は多くのユーザーにとって最もサービス詳細を理解しやすいため、サービスを利用するハードルを低く感じさせ、アプリダウンロードの足がかりにすることができるのです。
さらに、下記の投稿のように英語字幕のPR動画で海外旅行者に対しても地域や鉄道をアピールしています。
全世界へ発信できるYouTubeのメリットを活かし、海外からの見込み顧客も取り込む戦略をとっている点は、非常に参考になるポイントです。
海外へのユーザーに対するリーチが早いというYouTubeの特徴を最大限に発揮するためにも、動画の内容を工夫して積極的に見込み顧客の流入口を広げていきましょう。
近畿日本鉄道
最後にご紹介する鉄道会社が行っているYouTube企業アカウントは、「近畿日本鉄道」です。
チャンネル名:近畿日本鉄道
チャンネル登録者数:1.45万人(2022年2月現在)
近畿日本鉄道は、大阪府・奈良県・京都府・三重県・愛知県で鉄道事業を行っている鉄道会社です。
JRグループ以外では日本最長の路線網を持つ鉄道会社としても有名で、「いつも」を支え、「いつも以上」を創ることを企業理念に、地域の人々の生活の安心を支え続けています。
近畿日本鉄道の普段の投稿は、
- CM
- まちづくり・地域に関する情報
- YouTube限定コンテンツ
- 地域PR動画
- 電車紹介
- 企業からのお知らせ・案内
上記のようなものがメインとなっています。
近畿日本鉄道のアカウント運用で参考になるポイントとしては、観光地の魅力を伝える動画を投稿し、鉄道を利用してもらうきっかけ作りをしている点が挙げられます。
下記の投稿では、地域の観光名所である由緒正しき神社「伊勢神宮」を紹介しています。
また、下記の投稿は、近鉄不動産株式会社のマスコットキャラクター「あべのべあ」と共に奈良県・吉野駅の観光名所を巡る紹介動画となっています。
近畿日本鉄道のYouTubeチャンネルでは、観光名所の紹介動画がほとんどの投稿を占めています。
動画投稿をメインとしたSNSであるYouTubeにおいては、風景で詳細が伝わる観光名所の映像は非常に相性が抜群。
本チャンネルでは、視聴者に地域の魅力を伝えて、足を運びたいと思ってもらうきっかけ作りとしての動画作りに力を入れているのです。
観光名所に訪れてもらうことによって、自ずと鉄道利用者も増加させることができるだけでなく、地域活性化にも繋がります。
本事例のように、動画でこそ伝えられる魅力や強みがある場合には、積極的に投稿していくことが魅力的なチャンネル作りと集客・売り上げアップの糧となるのです。
まとめ
今回は、鉄道会社が行っているYouTube企業アカウント5選と参考になるポイント・特徴を併せてご紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介したYouTube企業チャンネルは、
- JR東日本公式チャンネル
- 東京メトロ公式チャンネル
- 【銚子電鉄】激つらチャンネル
- 小田急電鉄公式チャンネル「OdakyuMovie」
- 近畿日本鉄道
以上の5つです。
今回ご紹介したYouTube企業アカウント事例のように、YouTubeアカウント運用の目的を設定し、トレンドをしっかりと抑えながら投稿内容を工夫していきましょう。
ぜひ本記事を参考に、鉄道会社のYouTube企業アカウント運用を施策・検討されてみてはいかがでしょうか。
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