「Twitterの運用を頑張っているけど、ネタがなくて継続が難しい!」そう感じている方も多いのではないでしょうか。
そんなとき、Twitterが公式で紹介している「モーメントカレンダー」が役に立ちます。
モーメントカレンダーとは、いわゆる「今日は○○の日」がまとまったカレンダーで、Twitterで過去の各月で話題になったテーマを知ることができる便利なアイテムです。
今回は、モーメントカレンダーの活用法について紹介していきましょう。
目次
Twitterのモーメントカレンダーとは
Twitterのモーメントカレンダーは、Twitterのマーケティングが公式に発表しているアイテムのひとつです。
モーメントカレンダーはいわゆる「今日は何の日」がまとめられているカレンダーで、クリスマスなどの季節のイベントから、オリンピックなどの国際的なイベントまで、幅広い分野の話題をカバーしています。
その日に盛り上がる可能性の高いハッシュタグやキーワードを紹介してくれているので、プロモーションやマーケティングに役立ちます。
画像:Twitterモーメントカレンダー| Twitterマーケティング
Twitterのモーメントカレンダーは四半期に1回更新されています。
以下の公式ページからダウンロードできますので、参考にしてみましょう。
⇒ Twitterモーメントカレンダー|Twitterマーケティング
Twitterモーメントカレンダーの特徴
モーメントカレンダーの特徴は大きく2つあります。
- 今日が「何の日」かが分かる
- 去年話題になったキーワードが分かる
今日が「何の日」かが分かる
一つ目は、冒頭でもご紹介した通り、「今日は〇〇の日」が分かることです。
モーメントカレンダーでは、新しいカレンダーが順次公開されています。2021年11月現在では、2022年3月までのカレンダーを見ることができますが、どの日付を見ても何かしらのイベントが書き込まれています。
ですので、このカレンダーを見れば、自社のプロモーションに繋げられるキーワードを必ず見つけることができるはずです。
また、カレンダーに記載されたイベントは、「 記念日・祝日」「季節」「スポーツ」「エンターテイメント」のように、イベントの性質ごとに色分けされているので、見つけたいカテゴリのイベントが探しやすくなっています。
去年話題になったキーワードが分かる
二つ目は、去年話題になったキーワードが分かることです。
各月のカレンダーの下部に「前年度のツイート分析」が配置されています。ここでは、去年の同じ時期のツイート分析を基に、その月に特別大きな盛り上がりを見せるであろう話題やキーワードが紹介されています。
例えば、1月であれば「新年」「成人の日」が取り上げられおり、各話題が特に大きな盛り上がりを見せた具体的な月日がその下に記載されています。
また、その話題でどのようなワードが多く使われたか、どのようなハッシュタグが頻繁に使われたかなども分かります。
去年どのようなイベントがタイムラインで話題になったかを知ることができるので、その情報を参考に、今年のプロモーション計画を立てることができます。非常に便利な機能ですよね。
Twitterモーメントカレンダーの活用例:「今日は何の日」を取り入れている企業5例
それでは、「今日は何の日」をツイートに取り入れている企業の例を5つご紹介します。
猫の日×セメダイン(@cemedinecoltd)さん
一つ目の事例は、接着剤メーカーの「セメダイン(@cemedinecoltd)」さんが「#猫の日」を取り入れたツイートです。
#猫の日 限定、肉球アイコンฅ(・ω・)ニャッ! pic.twitter.com/pARpxu45RF
— セメダイン (@cemedinecoltd) February 21, 2021
猫の日にちなんで、企業のアイコンを猫の足跡風にしています。
イベントにちなんで、期間限定でアイコンを変更する方法は、どんな分野の企業さんでも取り入れやすいですよね。
ハロウィン×Galaxy Mobile Japan(@GalaxyMobileJP)さん
二つめの事例は、スマートフォンなどモバイル関連の製品を販売する「Galaxy Mobile Japan(@GalaxyMobileJP)」さんが「#ハロウィン」を取り入れたツイートです。
\今日は #ハロウィン 💕/
Galaxy特製ケーキを作ってみました!#GalaxyNote9 のカメラは、シーンを判別して、自動で色味を調整するので、美味しそうに撮れました✨
よく見ると…ケーキの上に👀⁉️
わかった方は、RT!#トリックオアトリート👻カメラ詳細は👉https://t.co/DyPlLeHsnk pic.twitter.com/sQdNps4UC3
— Galaxy Mobile Japan (@GalaxyMobileJP) October 31, 2018
ハロウィンにちなんだケーキを使って、「#ハロウィン」に参加。
ケーキの画像を活用して自社の製品をアピールしているのはとても上手なプロモーション方法ですね。
また、製品のURLを添付して、ツイートから購入までの導線を作っている点も真似したいポイントです。
バレンタイン×キリンビバレッジ♪(@Kirin_Company)さん
次にご紹介するのは、清涼飲料水メーカーの「キリンビバレッジ♪(@Kirin_Company)」さんが「#バレンタイン」を取り入れたツイートです。
いよいよ #バレンタイン
あなたの今日のドキドキは?
ちょっとドキドキ😊な方は「RT」
すごくドキドキ😳な方は「♡」寒い待ち合わせの時間は#午後の紅茶 であたたまってくださいね✨#心あたたまるバレンタイン で
みなさんのエピソードも
お待ちしています💌#世界でいちばんあったかい #紅茶派— キリンビバレッジ♪ (@Kirin_Company) February 13, 2020
フォロワーに質問を投げかけて、RTやフォローを促したり、エピソードを募集することによって、フォロワーと積極的にコミュニケーションを取ろうとしています。
フォロワーとの積極的な交流が、SNSアカウントの運用には重要ですので、こちらもぜひ参考にしたいツイートです。
クリスマス×コイケヤ【公式】(@koikeya_cp)さん
次にご紹介するのは、お菓子メーカーのコイケヤ【公式】(@koikeya_cp)さんが「#クリスマス」を取り入れたツイートです。
🎄数量限定🎅
湖池屋スナック18品クリスマスセット🎁
本日発売スタートです🎵 #クリスマスイブ #クリスマス
気になっていただけた方は
▼こちらをタップ👇ˎˊ˗— コイケヤ【公式】 (@koikeya_cp) November 25, 2021
こちらはクリスマス限定で発売されているお菓子の詰め合わせ「クリスマスセット」を宣伝しているツイートです。
クリスマスは、一年の間で最も盛り上がるイベントのひとつですので、それにちなんだ特別なセットを販売する企業さんも多いのではないでしょうか。
そのプロモーションを、旬の話題に関するハッシュタグをつけてツイートすれば、普段の投稿よりも必ずいい反応があるはずです。
いい育児の日×バブ公式(@bub_jp)さん
最後にご紹介するのは、入浴剤バブをプロモーションしている「バブ公式(@bub_jp)」さんが、「#いい育児の日」を取り入れたツイートです。
🌃12名様に🌃#バブの赤い人 Presents#ママパパ応援バブ セット🎁✨
バブのお風呂で温まってから
ホームシアターでおやすみなさい😴①@bub_jpと@takaratomytoysをフォロー
②この投稿をRT
育児中に思わず笑ってしまったことなどもリプください😊
※11/30(火)23:59迄#いい育児の日 #育児の日 pic.twitter.com/fv9ez76fC5— バブ公式 (@bub_jp) November 19, 2021
11月19日(いい育児の日)にちなんで、育児に奮闘するお父さんお母さんを応援するツイートです。
このツイートのように、「今日は何の日」は製品に関する直接的な宣伝だけではなく、キャンペーンのプロモーションにも多く利用されています。
タイムリーなイベントにちなんだハッシュタグを利用することで、より多くの消費者にアプローチしましょう。
Twitterのモーメントカレンダーを使うときのポイント
最後に、カレンダーを使うときのポイントをご紹介します。ポイントは以下の3つです。
- 過去話題になっているキーワードを取り入れる
- 過去に話題になっているハッシュタグを取り入れる
- 画像をつけてツイートする
過去話題になっているキーワードを取り入れる
一つ目は、過去に話題になっているキーワードを取り入れることです。
ご紹介したように、モーメントカレンダーでは「前年度のツイート分析」から過去に盛り上がった話題や、その話題でよく使われたワードを確認することができます。
「前年度のツイート分析」のワード群の文字の大きさは、そのワードが使用された頻度に対応していますので、より大きく表示されているワードを含めてツイートするようにしましょう。そうすれば、検索されやすくなります。
過去に話題になっているハッシュタグを取り入れる
二つ目は、過去に話題になっているハッシュタグを取り入れることです。
「前年度のツイート分析」を参照すれば、過去に盛り上がったハッシュタグも確認することができます。
ひとつのトピックに対して、複数のハッシュタグが使用されている場合も多いので、そのトピックに関するハッシュタグを複数入れておくとよいでしょう。
(例:猫の日というトピックに対して、「#猫の日」だけではなく、「#にゃんにゃんの日」、「#2月22日は猫の日」など、複数のハッシュタグを含めてツイートする)
画像をつけてツイートする
三つ目は、画像をつけてツイートすることです。
やはり文字だけのツイートよりも、画像つきのツイートの方が目に止まりますよね。今回ご紹介した企業アカウントさんのツイートにも全て画像や動画が添付されていました。
また、商品の魅力も、画像つきの方が伝わりやすいはずです。モーメントカレンダーを利用すれば、消費者の需要や興味が高まるタイミングでツイートをすることができますので、その機会を十分に活かすため、ぜひ画像をつけて投稿しましょう。より多くのユーザーの興味を引きつけることができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、Twitterの公式がビジネス向けに発信している「モーメントカレンダー」についてご紹介しました。
このカレンダーを利用すれば、ツイートのネタにも困りませんし、タイムリーな話題を簡単に取り入れることができます。
人気のキーワードやハッシュタグを確認することもできますので、Twitterのアカウント運営に必ず役立つはずです。今回ご紹介した事例をぜひ参考にしてみてください。
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