ショートムービーの先駆け的存在でもあるSNSサービス、TikTok。
"踊ってみた"や振付を行う動画から火が付いたサービスですが、現在ではライフハック紹介やコーディネート紹介が投稿されたりTikTok専門ドラマが制作されるなど、幅広いジャンルの動画が投稿されています。
TikTokerへのPR依頼方法
TikTokerにPRを依頼する方法としては、主に3つの手段があります。
直接DMやメールを送る
TikTokerに直接DMを送る方法です。
フリーで活動を行っているTikTokerは直接依頼を行うケースが多いでしょう。
事務所や仲介業者を介さずにアプローチできるため、
- マージンを払う必要性が無く、コストを抑えることができる
- やり取りをスムーズに行える
などのメリットがあります。
一方、デメリットとしては
- 自社の依頼を引き受ける利点を提示するなど、営業力やノウハウが必要となる
- 個人相手になるため、トラブルが生まれる可能性も高くなる
などが挙げられます。
TikTokerの所属する事務所へ連絡する
依頼したいTikTokerが事務所に所属している場合、所属事務所に連絡を行いましょう。
また、特定のTikTokerが決まっていない場合も、自社のターゲットに合ったTikTokerを提案してもらうことも出来るでしょう。
主なTikTokerの事務所には
- studio15(スタジオフィフティーン)
- RERAISE(リレイズ)
- GROVE株式会社
などがあります。
事務所を介してTikTokerへ依頼するメリットとしては、
- PRなどの依頼に慣れているため、効果的な提案が受けられる
- TikToker選定の手間を減らすことができる
- 個人とのやり取りではないため、トラブルを防げる
などが挙げられます。
しかし、事務所の中にはまだ実績のない怪しい事務所などもありますので、しっかりと調査してから依頼を行いましょう。
インフルエンサープラットフォーム(仲介業者)に連絡する
TikTokerをはじめとする様々なインフルエンサーを紹介するインフルエンサープラットフォームを介して最適なインフルエンサーを紹介してもらうやり方です。
インフルエンサープラットフォームを使用することで、
・自社にノウハウが無い場合も、製品やサービスのターゲットと親和性の高いTikTokerとマッチングをしてもらえる
・TikTokerを自社で探す手間が省ける
・プラットフォームによっては、投稿のインサイトを上げるためのサポートといったサービスまで受けることができる
などのメリットがあります。
利用料金は発生しますが、TikTokerを探す手間や時間、マッチングの確実性を考えると、ノウハウのない企業には最適な方法であると言えるでしょう。
自社に合った方法を採用し、依頼を行ってみましょう。
なお、弊社Find Modelでも、TikTokerを含むインフルエンサーとのマッチングをはじめ都市、企画から効果分析まで全てを任せられるトータルサポートを行っています。
貴社の商材やサービスに最適なインフルエンサー/SNS/広告プランを提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。
TikTokerへPRを依頼する際の費用相場
TikTokerにPRを依頼する際には、依頼費用を支払う必要があります。
基本的に、TikTokerを含むインフルエンサーへの依頼費用は、フォロワー数によって変わります。
単価はインフルエンサーによって異なりますが、フォロワー数×2円〜6円 が相場となっています。
インフルエンサーの呼び方はフォロワー数によって変わり、それぞれインフルエンサーの単価の相場は以下のようになっています。
名称 | フォロワー数 | 単価 |
---|---|---|
メガインフルエンサー | 100万人~ | 4~6円 |
ミドルインフルエンサー | 10万人~ | 3~5円 |
マイクロインフルエンサー | 1万人~ | 2~3円 |
基本的に、フォロワー数が多くなればなるほど単価は高くなるケースが多いです。
インフルエンサーや事務所によっては設定が大きく異なることもあるため、事前に確認しておきましょう。
また、平均再生数で費用を算出する方法もあります。
その場合、平均再生数×0.1~3円=案件予算 が相場となっています。
再生数の場合は同じ人が何回も見ている可能性があるため、アナリティクスなどから訪問者数を確認してもらうことも重要です。
他にも、リーチ数や実際の再生数に応じて費用が発生する成果報酬型といったシステムもあります。
報酬形態はインフルエンサーや事務所・仲介企業によって異なるため、契約前に確認しておきましょう。
TikTokerにPRを依頼する際の注意点
では、TikTokerにPRの依頼をする際、どんな点に注意していく必要があるのでしょうか。
順番に解説していきます。
自社のターゲットに合ったフォロワーを持つTikTokerを選定する
TikTokerに商品やサービスをPRしてもらう際は、自社の製品やサービスのユーザーとなり得る層がフォロワーに多いインフルエンサーを起用することが重要となるでしょう。
やみくもにフォロワーが多いTikTokerにPRを行ってもらっても、見込み客が閲覧しているとは限りません。
まずは自社が何を目的としてPRを依頼するのか、アプローチしたいターゲット像はどのようなユーザーなのかを明確にし、ターゲットに対して最適なインフルエンサーの起用を行っていきましょう。
広告・PRを明記する
ステルスマーケティング、通称"ステマ"が問題となってから、PRを行う投稿への取り締まりは厳しくなっています。
景品表示法及び特定商取引法によって、案件には「PR」「広告」といった表記を入れることが義務付けられています。
これはTikTokに限らずあらゆるSNSにおいて注意が必要であり、現在では広告動画・投稿にも「プロモーションを含みます」と表示されるようになりました。
PRと明示していない投稿を行ってしまうと、ステマであるとユーザーから判断され、自社・インフルエンサー共にイメージダウンや炎上に繋がってしまう恐れがあります。
投稿を行う際にはPR投稿であることを分かりやすく明記しておきましょう。
フォロワー数だけでなく、TikTokerのエンゲージメントに注目する
多くのユーザーに投稿を閲覧してもらうためにも、TikTokerのフォロワー数は選定の際に重要な指標の一つとなります。
しかし、フォロワー数が多いだけで実際のフォロワーの熱量が低かったり、本人には影響力や話題性が無い場合もあります。
中にはフォロワーを購入しているというインフルエンサーも存在するでしょう。
上記のようなインフルエンサーを起用してしまうと、依頼費用はかかったのに効果が得られないということにも繋がります。
上記のようなケースを避けるために、エンゲージメントを見てからTikTokerに依頼を行いましょう。
エンゲージメントは、TikTok投稿に対するいいね数、コメント数、閲覧数といったフォロワーのアクションのことを指します。
エンゲージメント数は、ある種フォロワー数よりもリアルにTikTokerの影響力を反映している数値であるとも言えます。
PR投稿を依頼する際には、上記の点に注意して依頼を行っていきましょう。
企業が行ったTikTokerのPR依頼事例
では、実際にTikTokerを起業が起用した事例にはどのようなものがあるのでしょうか。
実際に見ていきましょう。
NICO【平成フラミンゴ】×THE BODY SHOP
@___nicoichi___ みんなもTHEBODYSHOP集合ね❤️#ザボディショップ#とろけてするん#クレンジングバター#pr ♬ オリジナル楽曲 - NICO【平成フラミンゴ】
上記は、2人組の女性YouTuber、平成フラミンゴのNICOさんによるTikTokのPR投稿です。
YouTubeやInstagramなど、さまざまなSNSで活動されているインフルエンサーの場合、TikTokのフォロワー層も幅広いことが予測されます。
また、その知名度の高さから発信する内容への信頼感や安心感も高く、PR投稿とは相性の良いインフルエンサーです。
動画はTikTokの中では長めの2分以上の動画となっています。
長尺になると動画の離脱率も高まる懸念がありますが、上記のNICOさんの動画のように常にユーモアを欠かさず"ついつい見続けてしまう"動画を製作してくれるTikTokerによるPRであれば、長尺でもユーザーに広告感を感じさせず閲覧してもらうことができますね。
ゆら猫 × 8 THE THALASSO
@yuraneko_ サラサラ髪の秘訣!#エイトザタラソ #垢抜け #pr #ヘアケア #派手髪 #おすすめ紹介 ♬ オリジナル楽曲 - ゆら猫⬛
上記は、TikTokの踊ってみたなどから知名度を上げ、現在(2023年4月時点)150万人以上のフォロワーがいる人気TikTokerのゆら猫さんによる投稿です。
アイドルとしての顔も持つゆら猫さんは、その可愛らしいビジュアルと圧倒的なセンスで、TikTokの中心ユーザーである若年層を中心にファンを増やし続けています。
PR投稿では、最初に他の投稿と投稿に対するコメントを紹介し、質問への解答のような形で商品の紹介を行っています。
上記のような形で始まる投稿は序盤に感じさせる広告感が薄いため、見続けてもらいやすいというメリットがあります。
普段から頻繁に投稿を行っているゆら猫さんならではの方法であり、TikTokを上手く活用した投稿例であると言えますね。
まとめ
以上、TikTokerへPRの依頼を行う際のやり方や注意点をご紹介しましたが、いかがでしたか。
若年層から火が付いたTikTokですが、現在では年齢性別問わず幅広いユーザーが増加し、企業が活用する例も増えています。
フォロワー以外にも投稿を閲覧してもらいやすい特性を持つTikTokはPR投稿との相性も良いため、最適なTikTokerを起用して投稿を作成することで新規顧客を取り込むことも期待できるでしょう。
自社のサービスや商品の認知拡大を狙いたい場合は是非活用していきましょう。
また、弊社Find ModelではTikTokを含む各種SNSで独自のノウハウを活かしたインフルエンサーマーケティングや企画・運営を行っています。
自社の製品・サービスやブランド・イベントの認知拡大を狙いたいとお考えのご担当者様はお気軽にご相談ください。
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