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TikTok、10代ユーザー保護と保護者支援を強化 – 新機能と連携で安全な利用環境を促進
画像 | Report Looks at Best Time To Post To Social Apps in 2025
ショートムービープラットフォーム「TikTok(ティックトック)」は、10代ユーザーの健全なデジタル習慣の育成を支援し、保護者によるアカウント管理機能を強化する複数の新機能と取り組みを発表しました。
TikTokは、世界中の若年層ユーザーが創造性を発揮し、交流を深める場を提供する一方で、安全性への配慮も重視しています。10代ユーザーのアカウントには、デフォルトで強力な安全対策が施されています。
今回、さらに保護者向けの「ペアレンタルコントロール」機能を拡充し、よりきめ細やかな管理を可能にします。
「ペアレンタルコントロール」機能の強化 – 休憩タイム設定や交友関係把握が可能に
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2019年に導入された「ペアレンタルコントロール」機能は、保護者や専門家の意見を取り入れながら継続的にアップデートされてきました。
今回の新機能として、
- 休憩タイム設定: 保護者が指定した時間帯(食事、学習時間、夜間など)に、10代ユーザーのTikTok利用を制限できます。
- 利用時間スケジューリング: 定期的な「休憩タイム」のスケジュール設定が可能です。
- 追加時間リクエスト: 予定変更時には、子ども側から追加時間をリクエストし、保護者が最終判断を行います。
- 交友関係の把握: 10代ユーザーのフォローアカウント、フォロワー、ブロックアカウントなどを確認できます。
- コンテンツ報告通知(今後数カ月以内): 10代ユーザーがTikTokのルールに違反していると感じた動画を報告する際、保護者など信頼できる大人に通知する機能です。(ペアレンタルコントロール機能の利用有無にかかわらず利用可能)
- STEMフィードの再有効化: 10代の子どもが無効にしたSTEMフィードを再有効化できます。(日本では未導入)
- 1日のスクリーンタイム制限のカスタマイズ: 平日と週末で異なる制限時間を設定可能です。
- アカウントの「非公開」設定へ再変更: 16歳未満の子どもがアカウントを「公開」に変更した場合、保護者が「非公開」設定へ再変更可能です。
などこれらの機能により、保護者は15以上の安全・健康・プライバシー機能を調整できます。
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10代ユーザーの夜間利用抑制 – 睡眠促進機能とプッシュ通知制限
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10代ユーザーが夜間にスクリーンから離れることを促すため、新たな機能も導入します。
- 睡眠促進機能: 午後10時以降に16歳未満のユーザーがTikTokを利用している場合、「おすすめ」フィードでリラックスを促す通知を表示します。
- プッシュ通知制限: 18歳未満のユーザーへの夜間のプッシュ通知は送信されません(変更不可)。
- 「瞑想エクササイズ」追加のテスト: 今後数週間以内に、「気持ちを落ち着かせて睡眠を促す」新たな機能において、「瞑想エクササイズ」を追加するテストも行う予定です。
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年齢認証に関する業界連携 – 多角的アプローチで課題解決へ
年齢認証は、プラットフォーム、政策立案者、規制当局が取り組むべき複雑な課題です。TikTokは、プラットフォームの年齢に関するルールを適用し、年齢確認の追加的手段も導入しています。
また、グローバルな情報政策リーダーシップセンター(Centre for Information Policy Leadership)およびWeProtect Global Allianceが主催する「年齢確認に関するマルチステークホルダーによる対話」にも参加しています。業界全体での年齢確認手法について議論を進めています。
TikTokは、今後も機能向上と新機能導入を継続し、すべてのユーザーが安全に創造性を発揮できるプラットフォームの提供を目指すとしています。
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