現代のWebマーケティングにおいて、SNSショート動画は欠かせないツールとなっています。
特に、短い時間で視聴者の関心を引きつけ、ブランドの魅力を効果的に伝えることができるショート動画は、企業やブランドにとって強力なPR手段です。
しかし、
- どのようにアカウントを運用したら顧客にリーチしやすいのか分からない
- PRとして効果的なクリエイティブ作りに悩んでいる
などの悩みを抱えているSNS担当者やマーケターも多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、BtoB向け企業のInstagram、YouTube、TikTokのショート動画活用事例5選と参考になるポイントを併せて分かりやすく解説していきます。
本記事を読むことで、
- BtoB向け企業の効果的なSNSショート動画の活用方法
- 具体的なSNS運用戦略
- ブランド価値の向上に役立つ投稿作り
などについて学ぶことができますので、ぜひ本記事を参考に、実際のアカウント運用に活かし、効果的なSNSマーケティングを実現してみてはいかがでしょうか。
※ インスタラボの掲載事例につきましては、弊社で取り扱っている事例だけではなく、他社様の素敵な事例もご紹介させて頂いております。ぜひ詳細はURLなどをご確認ください。
目次
BtoB向け企業のショート動画(Instagram・YouTube・TikTok)活用事例5選と参考になるポイントを解説!
それではさっそく、BtoB向け企業のInstagram、YouTube、TikTokのショート動画活用事例5選と参考になるポイントを併せて分かりやすく解説していきます。
1. Fujitsu(Instagramリール)
画像:@fujitsu.global|Instagram
アカウント:@fujitsu.global
フォロワー数:約7,860人(2024年7月現在)
初めにご紹介するのは、「富士通株式会社(Fujitsu)」のアカウント運用事例です。
富士通株式会社(Fujitsu)は、1935年に設立された日本を代表する総合IT企業です。
情報通信技術(ICT)ソリューションの提供を主な事業としており、システムインテグレーション、ITコンサルティング、アウトソーシングなどのサービスを企業向けに提供しています。
また、ソフトウェアやクラウドサービス、セキュリティソリューションを開発・提供し、サーバーやパソコン、ネットワーク機器といったハードウェア製品も取り扱っています。
Fujitsuは、Instagramリールで新しい技術や製品の紹介動画を投稿しています。
特に、ITソリューションやデジタルトランスフォーメーションに関する情報を簡潔に解説しています。
そんなFujitsuのInstagramリールで参考になるポイントとしては、
- 技術的な内容を短くわかりやすく伝えることで、視聴者の興味を引いている
- 新技術や製品を紹介することで、企業の先進性をアピールしている
上記2点が挙げられます。
企業が運営するSNSアカウントにおいてショート動画を投稿する際、専門知識を簡潔かつ分かりやすく共有することは、視聴者の関心を引くために非常に重要です。
SNS利用者は日々大量の情報に触れているため、短時間で興味を引くことが求められます。
技術的な内容を簡単に説明することで、専門的な知識を持たない人でも理解しやすくなり、商品やサービスの魅力を広く伝えることが可能です。
分かりやすい動画は視聴者に親しみやすく、コメントやシェアといった反応を引き出しやすくなり、企業のSNSアカウントのエンゲージメントを高める効果も期待できるでしょう。
さらに、専門的な知識を効果的に共有することで、企業のブランドイメージが強化されるため、視聴者は企業を信頼し、商品・サービスを利用したいと感じるようになります。
2. hitachi(Instagramリール)
画像:@hitachi|Instagram
アカウント:@hitachi
フォロワー数:約4.9万人(2024年7月現在)
続いてご紹介するのは、「日立製作所(Hitachi)」のアカウント運用事例です。
日立製作所(Hitachi)は、日本を代表する総合電機メーカーであり、世界中で幅広い製品・サービスを提供しています。
同社は、社会インフラの設計、製造、保守を担うインフラシステム部門から始まり、鉄道システム、エネルギーインフラ、都市インフラなどを含む多岐にわたるインフラソリューションを提供しています。
また、情報・テレコミュニケーションシステムでは、ITインフラやクラウドサービス、データセンターを展開し、企業のデジタル化を支援しています。
Hitachiは、TikTokで製造プロセスや工場の内部を紹介する動画を配信しています。
加えて、社員のインタビューや働き方改革に関する動画も投稿しています。
そんなHitachiのTikTok動画で参考になるポイントとしては、
- 社内の様子や製造プロセスを見せることで、透明性を強調し信頼感を醸成している
- 働きやすさや職場環境をアピールすることで、リクルーティング効果を高めている
上記2点が挙げられます。
企業が運営するSNSアカウントにおいてショート動画を投稿する際、社内の様子や製造プロセスを見せることは、透明性を強調し、視聴者に対して信頼感を醸成する上で極めて重要です。
内部の様子を公開することで、企業がどのように製品を作り上げているか、またはどのように業務を行っているかを視覚的に伝えることができ、視聴者に企業がオープンで信頼できる存在であると感じさせます。
また、働きやすさや職場環境をアピールすることも効果的です。
アピールすることよって、視聴者は企業が従業員を大切にし、良好な労働環境を提供していることを理解してもらう機会となるでしょう。
上記のような情報は、一般ユーザーや顧客だけでなく、潜在的な採用候補者にとっても魅力的に映り、企業への興味や応募意欲を高める効果があります。
したがって、社内の様子や製造プロセスだけでなく職場環境をアピールすることは、企業の透明性の協調や信頼感を醸成するだけでなく、優秀な人材の採用にも寄与する重要な戦略といえるでしょう。
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3. DENSO Official Channel(YouTubeショート)
画像:@densoofficialchannel2979|YouTube
アカウント:@densoofficialchannel2979
フォロワー数:約6.960人(2024年7月現在)
次にご紹介するのは、「デンソー株式会社(DENSO Corporation)」のアカウント運用事例です。
デンソー株式会社(DENSO Corporation)は、日本を代表する自動車部品メーカーです。
デンソーは、主に自動車業界において先端技術の開発技術を誇り、自動車メーカーに対して自動車用エレクトロニクス、モーター、センサー、制御システムなどの高性能部品を提供しています。
デンソー株式会社のYouTube公式チャンネル「DENSO Official Channel」では、YouTubeショートでセキュリティソリューションやAI技術に関する簡単なチュートリアルやデモ動画を公開しています。
そんなDENSO Official ChannelのYouTubeショートで参考になるポイントとしては、
- 短い時間で実用的なデモンストレーションを見せることで、製品に対する視聴者の理解を促進している
- SEO効果の高いYouTubeのショート動画からSNSを利用しない人にもリーチしている
上記2点が挙げられます。
企業が運営するSNSアカウントにおいてショート動画を投稿する際、製品の使い方や利点を短時間で具体的に示すことは、視聴者の理解を促進するために極めて重要です。
短時間で要点を伝えることで、視聴者は製品の機能について迅速に把握でき、実際に使用するイメージが湧きやすくなります。
具体的な情報を提供することは、視聴者が製品に対して興味を持ち、購入意欲を高める効果があります。
さらに、YouTubeのショート動画はGoogle検索にも表示されやすく、広範な視聴者にリーチできる点も大きなメリットです。
検索結果に表示されることで、SNSを利用しない人にもアプローチでき、企業の認知度を高めることが可能です。
本事例のように、短時間で製品の使い方や利点を具体的に示すことや、YouTubeのショート動画がGoogle検索に表示されやすいという特性を活用することで、視聴者の理解を促進し、広範囲のターゲット層にリーチすることができるでしょう。
4. Sony(Instagramリール)
アカウント:@sony
フォロワー数:約227.5万人(2024年7月現在)
続いてご紹介するのは、「ソニー株式会社(Sony)」のアカウント運用事例です。
ソニー株式会社(Sony)は、世界的に広範な製品とサービスを提供するエレクトロニクス企業です。
同社は、1946年に創立され、初期はラジオ修理店としてスタートしましたが、その後、消費者向けエレクトロニクス製品、エンターテインメント、プロフェッショナルソリューション(放送用機器、業務用カメラ、医療用映像診断システム)、金融サービスなど多岐にわたる事業を展開しています。
Sonyは、Instagramリールで新製品や技術開発の舞台裏を紹介しています。
特に、クリエイターやインフルエンサー紹介と共に自社製品のPRをしている点は、エンゲージメント率を高める上で参考にしたいポイントです。
そんなSonyのInstagramリールで参考になるポイントとしては、
- 製品開発の背景や技術者のストーリーテリングを通じて、ブランドの価値を高めている
- 高品質な映像・グラフィックスのビジュアルコンテンツで、視覚的に訴求力のあるコンテンツを提供している
上記2点が挙げられます。
企業が運営するSNSアカウントにおいてショート動画を投稿する際、製品開発の背景や技術者のストーリーテリングを通じてブランドの価値を高めることは、SNSによるPRにおいて重要なポイントです。
製品がどのように生まれたのか、その背後にある技術者の努力や情熱を伝えることで、視聴者は製品に対する深い理解と共感を得やすくなります。
つまり、本事例のようなストーリーテリングは、企業のブランドイメージを強化し、視聴者に対して信頼感と親近感を与える効果があるといえるでしょう。
また、高品質な映像やグラフィックスのビジュアルコンテンツを提供することもSNSマーケティングにおいては重要な要素です。
視覚的に魅力的なコンテンツは、視聴者の注意を引きつけやすく、メッセージを効果的に伝えることができます。
鮮明な映像や美しいデザインは、視聴者に対してプロフェッショナルな印象を与え、製品やサービスの価値を高める効果があるのです。
本事例のように、視聴者に対して強い訴求力を持つコンテンツを作り上げることで、ブランドの認知度と信頼性を向上させていきましょう。
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5. IBM(TikTok)
画像:@ibm|TikTok
アカウント:@ibm
フォロワー数:約4.72万人(2024年7月現在)
そして最後にご紹介するのは、「IBM」のアカウント運用事例です。
IBM(International Business Machines Corporation)は、1911年に設立されたアメリカの多国籍テクノロジー企業です。
コンピュータハードウェアおよびソフトウェア、クラウドコンピューティング、人工知能(AI)などの技術サービスを提供しており、特にビジネス向けのソリューションに強みを持っています。
@ibm Take a walk in the shoes of Hafsa Sohail, a Commercial Manager under IBM’s Apprenticeship Program in London. Check out our link in bio to sign up for our talent network. #DayInTheLife ♬ original sound - IBM
IBMは、TikTokでオフィスソリューションや技術のデモ動画を配信しています。
また、社員の働き方に関するインタビューも投稿しています。
@ibm IBM Tech + LEGO Bricks = next-level creativity. Unveiled at #Think2023 ♬ Overthinker - INZO
そんなIBMのTikTok動画で参考になるポイントとしては、「教育的な内容をエンターテインメント性を持たせて伝えることで、視聴者の関心を引きつけている」といった点が挙げられます。
企業が運営するSNSアカウントにおいてショート動画を投稿する際、教育的な内容をエンターテインメント性を持たせて伝えることは、視聴者の関心を引きつける上で非常に有効です。
教育的なコンテンツは、視聴者にとって有益でありながら、エンターテインメント性を持たせることで楽しく学べるものとなります。
ショート動画で教育的なコンテンツを提供することにより、視聴者は退屈せずに情報を吸収でき、企業に対する好感度アップも期待できるでしょう。
上記のアプローチは、視聴者の興味を引き続けるだけでなく、ブランドに対する忠誠心を育むのにも役立ちます。
本事例ように、取り組みの可視化を図るコンテンツを提供し、SNSを通じてブランドの透明性を高め、信頼を得ていくことはアカウント運用において非常に重要なポイントです。
まとめ
今回は、BtoB向け企業のInstagram、YouTube、TikTokのショート動画活用事例5選と参考になるポイントを併せて分かりやすく解説していきましたが、いかがでしたでしょうか?
本記事でご紹介したのは、
- Fujitsu(Instagramリール)
- hitachi(Instagramリール)
- DENSO Official Channel(YouTubeショート)
- Sony(Instagramリール)
- IBM(TikTok)
上記5つの企業の投稿事例でした。
BtoB企業がショート動画を活用する際の要点は、技術的な内容を分かりやすく伝えることや、企業文化や製品開発の背景を視聴者に共有することにあります。
各プラットフォームの特性を最大限に活用し、専門知識の共有やデモンストレーション動画の発信など、多様なコンテンツを通じてブランドの認知度と信頼性を向上させていきましょう。
また、SNSアカウント運用にお悩みの方や、インフルエンサーとのタイアップをご検討中の方は、下記フォームからお気軽にお問い合わせください!
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