日本のSNS利用者数は8,200万人以上と言われており、企業の採用活動においても多くの求職者にリーチするためにSNSを活用する「ソーシャルリクルーティング」を取り入れるケースが増えています。
また、SNSを使った採用戦略というと、はじめから採用に特化したSNSアカウントを運用する手法が代表的ですが、それ以外にもSNSを使った採用戦略があることをご存知でしょうか?
そこで本記事では、SNSを使った採用戦略の成功事例をSNS別に分かりやすくご紹介していきます。
事例の工夫されているポイントや参考になる部分も解説しているので、ぜひ本記事を参考に今後の採用戦略にお役立てください。
※ インスタラボの掲載事例につきましては、弊社で取り扱っている事例だけではなく、他社様の素敵な事例もご紹介させて頂いております。ぜひ詳細はURLなどをご確認ください。
SNSを使った採用戦略の成功事例4選
それではさっそくSNSを使った採用戦略の成功事例について、
- X(旧Twitter)
- TikTok
- YouTube
といった主要SNS別にご紹介していきます。
順番に詳しく見ていきましょう。
画像:株式会社リソースクリエイション | 求人広告代理店 | SNS運用代行
はじめにご紹介するのは、「株式会社リソースクリエイション」が実施したInstagramを活用した採用戦略の成功事例です。
株式会社リソースクリエイションは、企業のブランディングやファンの創出といったSNS・マーケティング事業を展開しているIT企業。
そんな株式会社リソースクリエイションでは、企業アカウントでありながら一個人のインフルエンサーのようなInstagramアカウント運営をしていることが特徴で、8万人以上のフォロワーを獲得する注目を集めています。
上記の投稿では、アカウントの運営者であるユイカさんの誕生日を知らせており、投稿内容自体は企業との関連がないものとなっていますが、キャプション部分では「#リソースクリエイション 」や「@rc.group0401」などのように会社のPRもする工夫がされています。
インフルエンサーとして企業アカウントを運営することは、企業の認知拡大やブランディングに効果的といえるでしょう。
また、上記のアカウントが人気を獲得していることは、SNS事業やマーケティング事業を展開する同社のポートフォリオとなり、求職者に対して説得力のある実績になっていることもポイントです。
X(旧Twitter)
画像:woodstock.club(ウッドストック)| 1000円から始める米国株投資
続いてご紹介するのは、「woodstock.club」が実施したX(旧Twitter)を活用した採用戦略の成功事例です。
woodstock.clubは、米国株に1000円から投資が可能なSNS型の投資アプリであり、コミュニティの中で学びながら投資ができることが特徴。
X(旧Twitter)アカウントでは、自社サービスの紹介に加えて株価の動きを発信するなど、リアルタイム性の高い情報発信をしており、プラットフォームの特徴を活かしていることが分かります。
そんなwoodstock.clubでは、はじめから採用を目的にSNSアカウントを運営をするのではなく、通常のアカウント運営の中でインターン募集などの投稿をすることによって多くのユーザーにアプローチしていることがポイントです。
Woodstockインターンを募集中です!
これからの社会を担う学生にとって様々なビジネススキルを学んでいただける機会になるかと思います。興味のある方、どしどし応募お待ちしております。https://t.co/HGgrwf05qM pic.twitter.com/D1fRG0tSu4— woodstock.club | SNS型投資 (@woodstockclub) October 22, 2023
上記の投稿では、動画を使ってインターンの内容やベネフィット、応募方法などが紹介されています。
また、投稿内の文章は短く簡潔にまとめることによってユーザーに難しい印象を与えず、投稿を気軽にチェックしてもらえる工夫がポイントといえるでしょう。
さらに、企業の担当者が顔出しをして情報発信することにより、ユーザーに対して安心感を与えられる点もSNSを使った採用戦略の参考になる部分です。
TikTok
続いてご紹介するのは、「USEN-NEXT HOLDINGS」が実施したTikTokを活用した採用戦略の成功事例です。
USEN-NEXT HOLDINGSは、「店舗・施設支援」「通信・エネルギー」「コンテンツ配信」といった3つの軸でDXを推進する事業を展開しています。
そんなUSEN-NEXT HOLDINGSでは、採用に特化したアカウントを開設することによって求職者に対して情報発信をしており、
- 新人研修の様子
- 福利厚生の紹介
- インターン募集のお知らせ
などのコンテンツを中心に構成されています。
@usennext_saiyo 内定者に『就活のこと』を聞いてみました!!#就活 #新卒採用 #通年採用 #USENNEXTGROUP #USENNEXTHOLDINGS #24卒 #就活対策 #面接対策 ♬ son original - Sergi Aliberch🥀
上記の投稿では、内定者へのインタビューを行っており、
- 就活の軸
- 就活の時やってよかったこと
- 入社の決め手
- 選考で評価されたと思うポイント
といった項目を約10秒でまとめて紹介しています。
求職者が参考にしやすい情報発信を行うことは、採用に特化したアカウントを運営する際の基本的な手法であり、需要と供給がマッチしやすくなるため、ぜひ取り入れたいポイントです。
YouTube
画像:きのうのじぶんを超えていく、じぶんへ。|D-nnovation|Deloitte Japan
最後にご紹介するのは、「デロイト トーマツ グループ」が実施したYouTubeを活用した採用戦略の成功事例です。
デロイト トーマツ グループは、監査や税務、法務などの事業を展開する日本で最大級のビジネスプロフェッショナルグループ。
そんなデロイト トーマツ グループでは、採用ブランディングの一環として約3分半の動画をYouTubeにアップロードすることで求職者へのアプローチを実現しています。
SNSの中でもYouTubeは多くの内容を一つのコンテンツに詰め込むことができるため、上記のように企画を立て、ブランドコンセプトやインタビューといった文字や写真だけでは伝えきれない濃い内容を発信する場に適しているでしょう。
また、上記の動画は登録者数約3,000人のチャンネルでありながら、公開から半年程度で25万回以上の再生回数を記録しており、多くの注目を集めることに成功しています。
さらに、動画の概要欄には特設サイトや採用ページのリンクも掲載されており、動画を見て企業が気になったユーザーの導線設計までされていることも参考になるポイントといえるでしょう。
まとめ
本記事では、SNSを活用した採用戦略の成功事例をまとめてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
今回ご紹介した事例のように、SNSを使った採用戦略にはさまざまな形があるため、自社ブランディングに適した方法でSNSを活用してみましょう。
また、採用戦略にSNSを使う際には、プラットフォームごとの強みを活かすことが成功へのポイントとなります。
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