「新商品の認知度を上げたい!」
「若年層へのアプローチを強化したいけどなにをしたらいいの…?」
など、飲料メーカーのマーケティング担当者様は、日々このような課題に直面しているのではないでしょうか。
Instagramリールを活用したインフルエンサーマーケティングは、これらの課題を解決する有効な手段となり得ます。
本記事では、実際にリール動画を活用して顕著な成果を上げた飲料企業とインフルエンサーのタイアップ事例を5つピックアップしてご紹介していきます。
具体的な施策内容や成功要因を分析し、貴社のマーケティング戦略にぜひお役立てください。
目次
Instagramリールを活用したインフルエンサーと飲料企業のタイアップ成功事例5選
それではさっそく、Instagramリールを活用したインフルエンサーと飲料企業のタイアップ成功事例5選を見ていきましょう!
1.コカ・コーラ
初めにご紹介するのは、「コカ・コーラ」が実施したタイアップ事例です。
コカ・コーラは、アメリカの飲料メーカー「ザ コカ・コーラ カンパニー」が製造・販売する炭酸飲料で、世界中で非常に人気のあるブランドです。
甘みのある独特の味わいと強い炭酸が特徴で、世界のソフトドリンク市場をリードする存在。
また、コカ・コーラ社は清涼飲料水のほか、ジュース、スポーツドリンク、ミネラルウォーターなど幅広い製品を展開しています。
そんなコカ・コーラは、世界で大人気の料理系動画クリエイター「Bayashi_バヤシ」さんとのタイアップを実施しました。
【タイアップ事例】:コカ・コーラ×Bayashi_バヤシ さん
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コカ・コーラがBayashi_バヤシさんとタイアップした上記リールは、自然な商品PRが可能な成功事例として非常に参考になります。
Bayashi_バヤシさんとのタイアップのメリットは、普段の投稿スタイルに商品を自然に組み込むことで視聴者に広告感を与えず、商品を強く意識させないまま魅力を伝えられている点です。
この「自然さ」が視聴者の信頼を損なうことなく、コカ・コーラの商品を効果的にプロモーションするのに役立っています。
Bayashi_バヤシさんのリールでは、料理の過程や完成品の中に商品がさりげなく登場し、視聴者はエンターテイメントを楽しみながら、知らず知らずのうちに商品に親しみを感じることができるのです。
特に、若い世代に対して広告の押し付け感が少ないPRは非常に効果的で、エンゲージメントを獲得しやすくする効果も。
さらに、Bayashi_バヤシさんのようなクリエイティブなコンテンツは視聴者の共感を呼びやすく、シェアやコメントといったユーザーアクションを促進します。
エンゲージメント率アップにより、ブランドのメッセージがより広範囲に広がり、SNS上での話題性も増加させることができるのです。
本タイアップは、自然なPRスタイルと巨大なフォロワー基盤を組み合わせることでブランド認知度を一気に拡大し、視聴者に好意的な印象を与えることができている良い事例といえるでしょう。
2.伊藤園
画像:TOP|伊藤園 企業情報
続いてご紹介するのは、「伊藤園」が実施したタイアップ事例です。
伊藤園は、緑茶や日本茶飲料の分野で認知度の高い大手飲料メーカー。
1966年に設立され、お茶のリーディングカンパニーとして、多くの種類の茶製品を展開しています。
「お~いお茶」というブランドが代表的ですが、その他にも茶葉から飲料まで幅広く商品を展開し、健康志向の商品開発や環境に配慮した取り組みでも知られています。
そんな伊藤園は、1分間で社会を知る動画メディアとしてInstagramで約10万人(2024年10月時点)ものフォロワー数を誇る「RICEメディア|1分間で社会を知るメディア」とのタイアップを実施しました。
【タイアップ事例】:伊藤園×RICEメディア|1分間で社会を知るメディア
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上記投稿では、リールを用いて「とろとろのお茶と健康」のテーマでタイアップを実施していました。
リールをはじめとしたショート動画を使用することの大きなメリットは、短時間で視聴者の興味を引きつけ、簡潔にメッセージを伝えられる点です。
特にリールは、視覚的なインパクトが強く、短い時間内で視聴者に新しい知識や商品情報を提供するのに適しています。
本事例では、そんなリールをCM形式で活用しYouTubeなどのプラットフォームへ誘導することで、より詳細な情報を提供しつつ、長時間の視聴を促すことができています。
リールの短い尺で興味を持たせ、YouTube動画でさらに深掘りされたコンテンツを楽しむという2段階のアプローチが取れるため、視聴者のエンゲージメントを高める効果が期待できるでしょう。
結果として、消費者はブランドや商品のストーリーにより深く関与しやすくなり、商品理解や購買意欲が向上します。
本事例ようなSNSマーケティング戦略は、SNSの特徴を最大限に活用し、効果的な広告展開ができるため、マーケティングの視点からも非常に有効といえるでしょう。
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3.友達がやってるカフェ/バー
続いてご紹介するのは、「友達がやってるカフェ/バー」が実施したタイアップ事例です。
友達がやってるカフェ/バーは、「原宿で友達がやってるお店」に遊びに行く疑似体験を提供している話題の飲食店です。
店内はアットホームで、友人同士や一人でも気軽に訪れることができる空間が特徴的。
「いつも飲んでるやつ」などドリンクのネーミングなどメニューにも細部までこだわりがあり、SNSでも話題となりました。
そんな友達がやってるカフェ/バーは、大手飲料メーカーのサントリーと協賛し、「親子愛」をテーマにしたショート動画が大人気のインフルエンサー「親子バラエティ」さんとのタイアップを実施しました。
【タイアップ事例】:友達がやってるカフェ/バー×親子バラエティさん
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上記タイアップ投稿は、父親と息子の自然で心温まる関係を描くことで、視聴者の共感を呼びやすいコンテンツを作り上げている点が強みです。
コメント欄にも見られるように、家族の絆や日常のシーンは多くの人に親近感を持たれやすく、視聴者が感情的に関与しやすくなります。
視聴者に親しみを持ってもらうことで商品のブランドイメージを強化し、好意的に受け取られる土壌を作り出します。
また、インフルエンサーの「日常感」を軸にしたコンテンツは、広告臭さを感じさせず、視聴者が抵抗なく商品に接することができるため、自然な形で商品の認知拡大が図れる点もポイントです。
視聴者が親しみを感じているインフルエンサーの生活の一部として商品が登場することで、場面や価値がよりリアルに伝わりやすくなります。
さらに、動画内での父親の表情ややり取りが視覚的に豊かで感情を揺さぶるため、リールという短いフォーマットでも強い印象を与えられます。
以上のように、感情に訴えるコンテンツを作成し、商品を無理なく日常に溶け込ませる手法は、消費者の心に残るキャンペーンとして成功しやすいアプローチといえるでしょう。
4.YUSEI FARM
画像:YUSEI FARM
続いてご紹介するのは、「YUSEI FARM」が実施したタイアップ事例です。
YUSEI FARMは、土と水をほぼ使わない湿度で育てる次世代農業をしているトマト専門の農園です。
本来の味わいを保ちながら栄養価を最大化した伊勢産プレミアムトマトは、特別な味がするとして話題を集めています。
そんなYUSEI FARMは、少食材・少工程なのに高満足できるレシピを紹介している料理系インフルエンサー「Shun|Food Creator」さんとのタイアップを実施しました。
【タイアップ事例】:YUSEI FARM×Shun|Food Creatorさん
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本タイアップの良いポイントの1つとして、通常の使用方法とは異なる新しい利用方法を提案することで、商品への興味を引きやすくしている点が挙げられます。
そうめんのだしとして使うことで、トマトジュースは飲むだけでなく料理にも使えるという意外性を示しながらも、家庭で試しやすいアイデアを提供して訴求力アップを図っています。
さらに、リールの短い動画形式でレシピを紹介することで、視聴者が手軽に内容を把握できるだけでなく、実際に商品を購入して試してみたくなる誘引力も高めています。
また、キャプション内でブランドや商品の特徴も詳しく紹介することで、視聴者の商品に対する理解を促し、商品の魅力が伝わりやすい構成にしている点も良いポイントです。
リールのビジュアル効果と短時間で内容が完結する点もスマホで見るユーザーに適しており、SNSマーケティングとして効率的なアプローチといえるでしょう。
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5.GREEN BROTHERS(グリーンブラザーズ)
最後にご紹介するのは、「GREEN BROTHERS(グリーンブラザーズ)」が実施したタイアップ事例です。
GREEN BROTHERS(グリーンブラザーズ)は、東京にある人気サラダボウル専門店です。
「緑とともに生きる」をコンセプトにしたサラダボウルは、健康的なライフスタイルをサポートし、心と体を整えてくれます。
そんなGREEN BROTHERS(グリーンブラザーズ)は、美容・ファッションの分野で人気を集め、整理収納アドバイザーや食生活アドバイザーの資格も持つインフルエンサー「Saaya Mizuno」さんとのタイアップを実施しました。
【タイアップ事例】:GREEN BROTHERS(グリーンブラザーズ)×Saaya Mizunoさん
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上記タイアップのSNSマーケティングとしての良いポイントは、Saaya Mizunoさんのライフスタイルに密着したコンテンツを通じて、商品がどのように日常生活に取り入れられるかをリアルに伝えている点です。
ファスティングスムージーの使用法や実際の効果が視覚的にわかりやすく紹介されているため、視聴者が自分も同様に取り組みたくなるような共感を呼んでいます。
また、美や健康を大切にするSaaya Mizunoさんのフォロワー層に対して、Saaya Mizunoさんのように美しくなりたいという憧れを刺激し、商品の購買意欲を高める効果も期待できるでしょう。
リールという短い動画形式で、視覚的な情報と感想を一度に伝えることで、商品の魅力を短時間で効率的にアピールできている点も大きなメリットです。
さらに、キャプション内で商品の詳細が補足されているため、興味を持ったフォロワーが簡単に情報を確認でき、購入行動につながりやすくなっている良い事例といえます。
まとめ
今回は、Instagramリールを活用したインフルエンサーと飲料企業のタイアップ成功事例5選を参考にしたいポイントと併せて解説しましたがいかがでしたか。
本記事でご紹介したInstagramリールでのタイアップを実施した飲料企業は、
上記の5つでした。
それぞれ異なるテーマのアカウントでしたが、どれも商品をチェックしてみたくなる上手なPRでしたね。
商品によって起用すべきインフルエンサーは異なりますので、アピールしたい商品とインフルエンサーの相性を考え、実践することが重要です。
また、インフルエンサー選定にお悩みの方や効率的なSNSアカウント運用を行いたい方は、下記フォームからお気軽にお問い合わせください。
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