Instagramは、自身で撮影した写真や動画を投稿するだけでなく、他ユーザーの投稿を閲覧したり、情報収集を行うためのツールとしても非常に優れています。
自分の趣味と近い投稿を閲覧するのを楽しみにしているユーザーも多く、時間を忘れてInstagramを閲覧してしまう人も少なくないのではないでしょうか。
そんな時、Instagramでは「発見タブ」が役に立ちます。
検索方法が特殊なInstagramでは、発見タブを利用することで新しいユーザーや投稿を見つけることができます。
今回は、そんなInstagramの発見タブについてご紹介していきます。
目次
Instagram発見タブとは
発見タブはInstagramにおいて新しいアカウントや投稿を見つける有効な手段です。
ここでは、発見タブの概要をご紹介します。
ユーザーの新たな興味関心を見つける手段
発見タブはInstagramのアプリ下部にある虫眼鏡のアイコンをタップすることで表示されます。
画面一番上にはキーワード入力欄があり、すでに検索したい対象がある場合はこちらにキーワードやハッシュタグを入力して検索を行います。
ちなみにキーワード入力欄のすぐ右には「ネームタグ」読み取り画面に移行するアイコンがあり、タップするとネームタグ読み取り欄へ移行します。
ネームタグとは、友人や店舗のInstagramアカウントを検索する際、アカウント名から検索するだけではなく、このネームタグからQRコードのようなものを読み取り検索することができる機能です。
ネームタグを使うことで簡単にユーザーをフォローしたり他SNSでユーザー情報をシェアすることができます。
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発見タブを利用するメリット
写真や動画の投稿が主となっているInstagramでは、キーワード検索がありません。
Instagramではハッシュタグやユーザー名に関連するキーワードを入力することで検索を行います。
Instagramの検索の仕組みは、自分の興味関心のあるものを効率的に検索できる点において非常に優れています。
ハッシュタグ検索の仕組みは、検索する側からするとハッシュタグを付けている投稿が見つけやすく、投稿を行う側からすればハッシュタグを付ければ投稿を見つけてもらいやすくなるため、双方にとってwin-winです。
一方で、発見タブはInstagram上で自分の興味関心が湧く可能性があるものを見つけられます。
皆さんは、Instagramの発見タブを見ていて「なんか自分の好みに近いものばかり表示されるな…」と感じたことはないでしょうか。
実は、Instagramの発見タブに表示される投稿は、ユーザーがフォローやいいね!にした投稿に基づいて選ばれています。
つまり、発見タブで表示される投稿は自分の好みである可能性が高く、ハッシュタグやユーザー検索などでは見つけられなかった自分の興味関心のあるコンテンツを教えてくれる項目なのです。
他投稿閲覧との違い
Instagramでは、投稿を閲覧する手段がいくつか存在します。
ここでは、閲覧方法ごとの違いを見ていきましょう。
フィード投稿、ハッシュタグ検索
Instagramを開くと1番最初に表示されるのがフィード投稿です。
自分がフォローしているユーザーの投稿が、投稿された順に表示されます。
フィード投稿に関しては、既に自分の興味関心がハッキリと向いており、既に認知している人や物を表示させます。
またハッシュタグ検索は、検索画面のキーワード入力欄に検索したい対象のハッシュタグを入力することで表示されます。
ハッシュタグ検索については、自分の中で検索したい対象が明確に決まっている場合に有効な手段と言えるでしょう。
それぞれ微妙にニュアンスは異なりますが、どちらも少なからず自分が認知しているものについての投稿を閲覧する手段となっています。
Instagram発見タブ
一方で、発見タブについてもハッシュタグ検索と同じ画面(虫眼鏡のアイコンをタップして表示される画面)で表示されます。
発見タブについては前述の通り、自分のアクション(フォローやいいね!)に基づいた投稿が表示されます。
且つ、自身がまだ触れたことのない投稿やユーザーが多いため、新たに興味を持つ可能性が高いです。
つまり、まだ認知していない(フォローに至っていない)が、興味を持つ可能性が非常に高いコンテンツを発見するための機能ともいえます。
Instagram発見タブのアルゴリズム
Instagramの発見タブには、ユーザーの興味関心に近しいものが表示されます。
では、一体どのようにユーザーの好みの投稿を選定しているのでしょうか。
ここでは、Instagramの発見タブに表示されるアルゴリズムについてご紹介します。
閲覧したアカウントの類似度
Instagramの発見タブに表示される投稿は、単に過去に見た投稿に似ているものを表示しているわけではありません。
発見タブでは、過去に閲覧した履歴を基に興味関心が近しいと思われるアカウントを特定し、そのアカウントの投稿を表示しています。
つまり、発見タブに表示される投稿は「投稿単位」ではなく「アカウント単位」で選定されているのです。
Instagramではこのような情報を、効率良く活用するための運用を行っています。
InstagramはFacebook傘下のサービスであるという利点を活かし、膨大な情報量からアカウント同士の類似点を瞬時に判別し、各ユーザーに適したアカウントを選定するためのシステムが備わっています。
無数のアカウントを管理しているFacebook傘下のサービスだからこそできる正確なターゲティングで、ユーザーに新たなコンテンツを提案できるのです。
発見タブに表示される投稿の選定
Instagramでは、ユーザーが発見タブを表示する度に無数のアカウントの類似度を測っているわけではありません。
各アカウントごとの発見タブに適切な投稿を表示するために、投稿候補を絞るための工夫がされています。
まず、ユーザーに関連すると思われるアカウントの候補から、より近しいものを洗い出します。
次に、アカウント候補の中からスパムやポリシー違反などの可能性のあるアカウントを取り除きます。
有害なアカウントを除外するフィルターを通して、500までに投稿を絞り込みます。
500まで絞り込んだ投稿の中から、更に発見タブに表示させる上位25投稿までを厳選します。
その際、各ユーザーが発見タブで行うアクションの傾向を分析し、そのアクションが行われる可能性が高い投稿を優先して選定します。
たとえば、発見タブで見つけた投稿を「保存」する傾向が高いユーザーは、過去に保存した投稿の傾向を分析して、保存されやすいと判断された投稿が発見タブに表示されるようになります。
同じ投稿ばかりにならない設計
発見タブでは、ユーザーが既に認知している投稿とまだ触れたことのない投稿の両方がバランス良く表示されるような工夫が施されています。
より多くのアカウントの投稿を発見タブに表示させるために、同一アカウントから複数の投稿が表示されないような仕組みになっています。
なので原理上、発見タブに表示される投稿に1つのアカウントから2つ以上の投稿が表示されることはありません。
このようにInstagramの発見タブでは、発見タブを開くたびにユーザーにとって常に新しいコンテンツを提案できるような造りになっているのです。
Instagramの発見タブ:まとめ
今回は、Instagramの発見タブについてご紹介しました。
Instagramの数ある投稿の閲覧方法にも特徴があり、
- フィード投稿、ハッシュタグ検索は既に認知している(興味のある)コンテンツを閲覧する方法
- 発見タブは、認知していないが自分の関心が高い可能性のある投稿を閲覧する方法
となります。
また、発見タブに表示される投稿は、
- 「投稿単位」ではなく、「アカウント単位」で選定される。
- 高度なシステムによって選別されており、ユーザーの発見タブにおけるアクションの傾向によって選別される。
- 同じ投稿ばかりにならないような工夫が施されている。
といった特徴があります。
発見タブのアルゴリズムを改めて見てみると、何となく自分好みの投稿が表示される理由や、スパムなどのアカウントを見かけない訳がよく分かりました。
本記事を参考にして改めてInstagramの発見タブを覗いていると、新たな発見があるかもしれません。
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