
SNSを使った王道のマーケティング手法に、「インフルエンサーマーケティング」が挙げられます。
インフルエンサーマーケティングでは、多くのフォロワーから人気を集めるインフルエンサーをキャスティングすることで、商品やサービスの絶大なPR効果を生み出すことが可能です。
しかし一方で、
- インフルエンサーに自社製品のPRを依頼するにはどんな方法がある?
- インフルエンサーに依頼するときの料金相場はいくら?
- インフルエンサーに依頼する際に注意すべき点は?
など、さまざまな疑問を抱えるマーケティング担当者の方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、インフルエンサー施策を検討している方に向けて、
- インフルエンサーへの4つの依頼方法
- インフルエンサーに依頼する際の費用・料金相場
- 依頼する時の7つのポイント
- 参考にしたいPR成功事例8選
などを詳しく解説します。
インフルエンサーマーケティングの依頼方法を学び取れる実践的な内容ですので、ぜひ最後までご覧ください!
なお、インフルエンサーマーケティングについて体系的に学びたい方は「インフルエンサーマーケティングとは?効果や手法、注意点を解説!【成功事例付き】」で詳しく解説していますので、合わせてご参考にしてください。
※本メディアの掲載事例は、弊社で取り扱っている事例以外にも他社様の事例もご紹介しております。詳細は各URLをご確認ください。
目次
インフルエンサーマーケティングとは?
インフルエンサーマーケティングとは、Instagram、YouTube、X(旧Twitter)、TikTokなど、SNS上に多くのファンを抱える「インフルエンサー」に商品やサービスを宣伝してもらうマーケティング手法のことです。
本項でインフルエンサーマーケティングの特徴や施策における5つの型を解説しますので、まずはその仕組みや施策の実施方法について把握しましょう。
インフルエンサーマーケティングの特徴
インフルエンサーマーケティングは、従来のマーケティングとは異なる次のような特徴を持ち合わせています。
- 情報を届ける相手をターゲティングしやすい
- 一般的な広告よりも広告臭が少なく受け入れやすい
- SNSを通して口コミによる拡散が期待できる
- データを取得できるので効果計測がしやすい
特に従来のマーケティングでは、企業が消費者に直接購買を働きかけるマスアプローチが主流でしたが、インフルエンサーマーケティングでは、インフルエンサーが企業と消費者の橋渡しとなり、商品やサービスとより親和性の高いユーザーに訴求力を発揮できるようになりました。
また、フォロワーの特性はインフルエンサーの発信内容や人物像に大きく影響を受けるため、特定のコミュニティに向けてターゲティングがしやすい点も特徴です。
インフルエンサーマーケティングの5つの型
では、実際にインフルエンサーマーケティングには、どのような施策があるのでしょうか?
本項では、主にインフルエンサーマーケティングで見られる5つの型をご紹介します。
1.商品ギフティング・サービス体験型
インフルエンサーに自社商品を提供し、SNSでレビューを投稿してもらう施策です。
実際に商品を体験してもらうことで、ユーザーに対して説得力の高いPRを実現することに期待できます。
企業からインフルエンサーに商品を送付する必要はありますが、ほとんどがオンライン上で完結するため、比較的導入しやすい施策方法です。
2.現地訪問型
店舗、イベント、観光地などにインフルエンサーを招聘して商品やサービスを体験・PRしてもらう施策です。
インフルエンサーに現地に来てもらう必要がありますが、来場型の施設やポップアップイベントの告知などに適しています。
後からPRコンテンツを投稿してもらうだけでなく、イベントにゲスト出演してもらい、当日の集客につなげる施策も有効です。
3.監修・コンサルティング型
商品開発やイベント企画の際に、インフルエンサーに監修役を依頼する施策形式です。
インフルエンサーのセンスやネームバリューを活かせるため、飲食店の新メニュー開発、アパレル商品のデザイン、イベントの企画立案などに適しています。
商品や企画に対してインフルエンサーの視点からフィードバックをもらえるため、ブランド価値を高めるヒントを得られる点もメリットです。
4.ライブコマース型
SNSのライブ配信機能を活用して、インフルエンサーに商品やサービスをリアルタイムでPRしてもらう施策です。
質問に対してその場で返答できるため、商品やサービスに対する疑問を解決しながら購入を促すことができます。
事前告知を徹底し、ライブ参加者限定のお得情報などを取り入れることで、配信中の瞬発的な売上獲得に期待できるでしょう。
5.コラボレーション型
企業とインフルエンサーがコラボして商品やサービスを共同制作する施策形式です。
コラボ商品は話題になりやすく、売上に加えてブランド認知を高めることにも期待できます。
また、コラボが決まった段階から少しずつ情報解禁していくケースが多く、インフルエンサーの人気ぶりを長期間に渡ってPRに活かせる点もメリットです。
インフルエンサーへの4つの依頼方法とメリット・デメリット
次に、インフルエンサーへの4つの依頼方法をご紹介します。
それぞれのメリット・デメリットにも触れていますので、本項を参考にして自社に最適な依頼方法を選択しましょう。
1.インフルエンサーマーケティング/キャスティング会社を利用する
インフルエンサーマーケティング/キャスティング会社を利用する依頼方法は、最も確実にPRを成功させたい方におすすめの方法です。
インフルエンサー施策を熟知したプロが、最適なインフルエンサー選定やマネジメント、PR実施から効果分析までを担当してくれます。
ただし選ぶ会社によっては、コストが割高になったり、キャスティングのみを担っているケースもあるので、実績あるインフルエンサーマーケティング/キャスティング会社を選択することがポイントになるでしょう。
メリット
- 自社の商品や目的に合うインフルエンサーを起用できる
- インフルエンサーマーケティングのノウハウがなくても実施できる
- 費用やスケジュール調整などマネジメントも依頼できる
デメリット
- 利用するには費用が発生する
- 会社選びが重要となる
なお、インフルエンサー会社選びに迷った際は、以下の記事で優良なキャスティング会社を紹介していますので、合わせてご参考にしてください。
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【2024年】注目のインフルエンサーマーケティング会社まとめと選び方
2.直接インフルエンサーに依頼する
自社で直接インフルエンサーに依頼する方法は、中間業者を挟まない分、低コストで実施することが可能です。
また、直接やり取りをすることで施策実施までの流れを早められることもあります。
ただし、最適なインフルエンサー選定、報酬交渉、マネジメント、投稿内容チェック、効果分析などを全て自社で行う必要があるため、人的リソースとノウハウを要する点は留意しておく必要があるでしょう。
メリット
- コストを抑えることができる
- 施策の自由度が高い
デメリット
- 十分なノウハウと人的リソースが必要
- オファーの難易度が高い
3.インフルエンサー事務所に依頼する
インフルエンサー事務所に依頼する方法は、PR依頼に慣れたマネージャーなどが窓口になることが多く、直接依頼する方法よりも簡単です。
施策内容や希望を伝えた上で、PR可能な所属インフルエンサーをアサインしてもらうことができます。
ただし、インフルエンサー事務所の多くはマージン制(歩合制)であるため、直接依頼するよりもコストは割高になるケースが多いでしょう。
メリット
- インフルエンサーをマネジメントしやすい
- 所属インフルエンサーをリストアップしてもらえる
デメリット
- 直接依頼するよりも割高になりやすい
- 出演内容に対して事務所の意向や制限を受ける場合がある
4.インフルエンサーマッチングプラットフォームを利用する
インフルエンサーマッチングプラットフォームを利用する方法では、ツールやアプリを活用してインフルエンサー選定や連絡、依頼情報の管理などが可能です。
ただし、あくまで利便性を向上させるメリットが大きく、インフルエンサーとのやり取りやスケジュール管理、商品の発送などは基本的に自社で行う必要があります。
メリット
- PR案件に意欲的なインフルエンサーを探せる
- 依頼状況やインフルエンサーに関する情報を管理しやすい
デメリット
- ある程度のノウハウや人的リソースが必要
- プラットフォーム利用料が発生する場合がある
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「プラットフォーム型×定額制」は得なのか?「ディレクション型」と徹底比較【インフルエンサーマーケティング会社の選び方】
インフルエンサーマーケティングの費用・料金相場
では、実際にインフルエンサーにPR依頼する場合、どれくらいの費用が掛かるのでしょうか?
インフルエンサーマーケティングの費用・料金相場について解説します。
インフルエンサーマーケティングで発生する主な費用
インフルエンサーマーケティングで発生する主な費用は、次の通りです。
- インフルエンサーに対する報酬
- インフルエンサーにPR依頼する商材費用
- 訪問・宿泊などにかかる交通費・宿泊費
それぞれについて詳しく解説します。
インフルエンサーに対する報酬
インフルエンサーマーケティングの費用の大半を占めるのが、インフルエンサーに対する報酬です。
インフルエンサーへの報酬は、フォロワー単価をベースに算出されることが多く、どれだけ多くのユーザーにPRコンテンツをリーチさせることができるかという点が基準になっています。
しかし実際には、フォロワーが多ければ良いというわけではなく、商材のターゲット層との相性やエンゲージメント率の高さなど、企業側は様々な要素を基に検討することで、費用対効果をさらに高めることができるでしょう。
インフルエンサーにPR依頼する商材費用
企業がインフルエンサーにPR依頼する際は、インフルエンサーに無料で商品やサービスを提供することになります。
インフルエンサーに商品を郵送する配送料金なども、忘れずに予算に含めておく必要があるでしょう。
訪問・宿泊にかかる交通費・宿泊費
インフルエンサーに来場してもらったり、イベントに参加してもらう場合は、訪問・宿泊にかかる交通費や宿泊費も企業が負担することになります。
拘束時間や移動距離が長くなればなるだけ費用は高くなるため、無駄のないスケジューリングや、インフルエンサーの活動拠点も考慮したキャスティングが重要になるでしょう。
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インフルエンサーマーケティングの料金相場とフォロワー単価
インフルエンサーマーケティングの報酬の相場は、1投稿につき「フォロワー数×2~4円」と言われています。
たとえば、フォロワー数が10万人のインフルエンサーに依頼する場合は、20万円~40万円の報酬が相場ということです。
上記はあくまで目安であるため、インフルエンサーのPR実績や、SNSごとの作業工数なども考慮する必要があります。
特にYouTubeのように、編集と撮影時間が長いPRコンテンツを依頼する場合は、上記のフォロワー単価よりも高くなりやすいでしょう。
【パターン別】インフルエンサーマーケティング費用例
より具体的にイメージしやすいように、インフルエンサーマーケティングの費用例を3パターン紹介します。
1.商品ギフティングのケース
「商品ギフティング」は、自社商品をインフルエンサーに送付して、SNSでタイアップ投稿(レビューPR)を発信してもらう施策です。
- インフルエンサーフォロワー数:5万人
- 起用人数:3名
- フォロワー単価:2円
- Instagramフィード投稿1回
上記の条件の場合、PR施策の実施費用は【5万人 x 3名 x 2円=30万円】となります。
2.現地訪問のケース
インフルエンサーに店舗やイベント、観光地などへ現地訪問してもらう場合は、
- 時間拘束費
- 交通費
- 宿泊費
- アクティビティ費
など、その他費用が必要に応じて発生します。
- インフルエンサーフォロワー数:5万人
- 起用人数:3名
- フォロワー単価:2円
- Instagramフィード投稿1回
上記の条件の場合、PR施策の実施費用は【5万人 x 3名 x 2円=30万円】+【その他費用5~10万円】となり、【合計で35~40万円】の費用が見込まれるでしょう。
このように、インフルエンサーマーケティングの費用を考える時には、商材の特性や実現したいPR施策に応じて、様々な費用を想定する必要があります。
予算内でインフルエンサー施策の費用対効果を最大限に引き出したい方は、PR施策の企画から効果分析までをワンストップで依頼可能な「Find Model」にぜひご相談ください!
インフルエンサーマーケティング依頼時の7つのポイント
では、実際にインフルエンサーマーケティングを成功させるためには、依頼時にどのような点を意識すればいいのでしょうか?
以下、インフルエンサーマーケティング依頼時の7つのポイントをまとめましたので、ぜひ参考にしてください!
1.依頼するインフルエンサーのフォロワー属性から親和性を確認する
インフルエンサーマーケティングの成功を大きく左右するのが、商材とフォロワーの親和性です。
インフルエンサーが発信するPR投稿を最初に目にするのはフォロワーであるため、フォロワーのニーズとPRする商材の相性が良ければ、初動のエンゲージメント率が高まります。
そして、初動の優れたエンゲージメント率は、Instagramアルゴリズムの評価につながるため、おすすめフィードを通じて、さらに多くの新規ユーザーへPRを届けることに期待できるでしょう。
よって、インフルエンサーの依頼を検討する際は、フォロワーの人数だけでなく、性別や年代、住む地域た投稿内容などを確認し、より商材に適したフォロワー属性を持つインフルエンサーに絞って依頼していきましょう。
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2.商材や目的に合ったSNSでPRを依頼する
インフルエンサーマーケティングでは、どの媒体でPRを発信するのかという点も非常に重要です。
施策効果を最大限に発揮できるSNS媒体は、PRしたい商材や目的によって異なります。
具体的には、
- 「商品の製造過程を詳細に伝えて、こだわりやブランドストーリーを伝えたい」
→YouTuberに長尺動画でのタイアップを依頼する - 「若い世代に向けて、新商品の認知拡大や売上アップを狙いたい」
→TikTokでティーン世代に人気のインフルエンサーに依頼する - 「繁忙期に備えて、ファミリー層の集客を狙いたい」
→子連れスポット情報に強いママ・インスタグラマーに依頼する
というように、ターゲット層を明確にして、PR施策で最も達成したい目的を設定すると、PRに最適なSNS媒体を選択しやすくなるでしょう。
3.適切な目標数値(KPI)を設定する
インフルエンサー施策を立案する際には、先に適切な目標数値(KPI)を設定することで、依頼するインフルエンサーのフォロワー規模や得意なPR手法などを絞りやすくなります。
例えば、
- 認知獲得を目指す場合のKPI
→「インプレッション数(投稿が見られた数)」「リーチ数(投稿を見たユーザー数)」 - 商品の販促を目指す場合のKPI
→「投稿への反応数(クリックやいいね!など)」「ECサイトへの遷移数」「売上数」
というように、目的によって注目すべき指標は大きく異なるため、単に「フォロワー数やリーチ範囲」を重視することもあれば、「PRに対するリアクション実績」や「リール動画づくりが上手い」など、様々な要素を材料にして最適なインフルエンサーを選定しやすくなるでしょう。
4.インフルエンサーが作り出すクリエイティブを信頼する
予算をかけてインフルエンサーにPR依頼するとなると、企業側も「商品を大きく見せてほしい」「このように話してほしい」など、自社が望む見せ方や要望を押し付けたくなるものです。
しかし、インフルエンサーマーケティングの真骨頂は、インフルエンサーが持つ投稿の雰囲気や独自性、広告臭の少ないアプローチであるため、企業側の要望を押し付けるとかえって成果が出なくなることも少なくありません。
また、途中から大きな変更や追加を依頼することは、インフルエンサーへの大きな負担や関係性の悪化につながるため、事前にしっかりとPR内容を刷り合わせることも大切です。
インフルエンサーは「SNSにおける魅力的なコンテンツ」を企画・撮影・編集・発信するプロフェッショナルであるため、企業は、インフルエンサーが作り出すクリエイティブを信頼する姿勢を持つように心がけましょう。
5.PRに活用できそうなネタをインフルエンサーに提供する
インフルエンサーの創造力を最大限発揮してもらうためには、PRに活用できそうなネタを充分に提供することが大切です。
ただPRしてほしい商品を発送するのではなく、開発経緯や商品に関する小ネタなどがあると、インフルエンサーも投稿アイデアを生み出しやすくなります。
PRコンテンツの質を高めるために、企業は指示や要望ではなく、ネタになりそうな情報を探してインフルエンサーに活かしてもらうようにしましょう。
6.他の施策と掛け合わせて戦略的にPRを行う
インフルエンサーマーケティングを実施すると世間からの注目度が高まるため、タイアップ投稿だけで施策を済ませてしまうのは非常に勿体ないです。
タイアップPRに合わせてセールやキャンペーン企画を併用し、戦略的に集客・売り上げの最大化を目指していきましょう。
また、Instagramでは、タイアップ投稿をそのまま自社広告として配信する「パートナーシップ広告」も非常に効果的です。
インフルエンサーの質の高い投稿を広告として多くの新規層に届けることができるので、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?
7.効果測定から次回施策の改善策とアイデアを探る
インフルエンサーに依頼して製品やサービスをPRしてもらうなら、効果計測と分析を必ず行いましょう。
フォロワー増加数や自社ECサイトへの遷移数、売上増加への寄与など、施策効果を詳しく分析することで、次回の改善策やアイデアを得ることができます。
各SNSには、投稿のデータを確認できるインサイト機能が備わっているので、施策後にインフルエンサーから提出してもらい分析の参考にしましょう。
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インフルエンサーマーケティング依頼時の注意点
続いて、インフルエンサーマーケティング依頼時の注意点を解説します。
気を付けないと大きな損失につながる項目もありますので、内容をしっかりとご確認ください!
フォロワー買いや低エンゲージメントに注意
最近では、インフルエンサーの「フォロワー買い」が大きな問題になっています。
フォロワー買いとは、文字通りフォロワーを金銭で購入することであり、活発な利用者ではないダミーアカウント=中身のない見せかけのフォロワーを所有することになります。
当然、投稿してもフォロワー数に対して低エンゲージメントとなるため、PR依頼しても情報が殆ど拡散されることはありません。
フォロワー属性をチェックする段階で、フォロワー買いをしていないか、エンゲージメントをしっかりと獲得できているかをしっかりと確認しておきましょう。
PR内容は事前にしっかりと刷り合わせておく
PR投稿の作成中に変更が生じると、投稿スケジュールの遅れやクリエイティブの質の低下につながる懸念が高まります。
また、投稿後の変更、削除が必要なケースでは、インフルエンサーに負担を与えるだけでなく、ユーザーからの不信感にもつながりかねません。
くれぐれもPR内容は事前にしっかりと刷り合わせておくようにしましょう。
施策内容によって費用が大きく変動することも
インフルエンサーマーケティングの費用は、施策内容によって大きく変動するものです。
主に次のようなケースでは、別途費用が発生するので注意しましょう。
- ストーリーズ投稿(ECサイトへのURLつき)
- ライブ配信による商品セールス
- 新商品の監修・コラボ
- ブログ記事執筆
- 動画作成
トラブルがないように、事前に依頼内容をしっかりと確認しましょう。
PRの関係性を明記し、ステマ対策を徹底する
インフルエンサーとのタイアップ投稿には、必ずPRの関係性を明記してもらい、広告であることが明確にわかるようにしましょう。
広告であるにも関わらず、広告表記を怠れば、ステマ(ステルスマーケティング)や景品表示法違反になる場合があります。
炎上してしまえば、企業の信頼とブランドイメージを大きく損ねることになるので、ステマ対策は必ず徹底しましょう。
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参考にしたい魅力的なPR成功事例8選
最後に、インフルエンサーマーケティングで参考にしたい魅力的なPR成功事例8選をご紹介します。
様々なジャンルの商材、インフルエンサーの事例をまとめていますので、ぜひ参考にしてください!
ファッション・ブランド関連
ファッション・ブランド関連のインフルエンサーマーケティングでは、ブランド価値を高めるトップモデルや、日本を代表して活躍するアスリートの起用などが見られます。
ディオール
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フランスを代表する世界的ブランド「ディオール」は、女優・モデルとして活躍する「大政絢さん」を日本でのプロモーションに起用。
大政絢さんのアカウントでは、上記のようなタイアップ投稿も頻繁に投稿されています。
ディオールが持つエレガンスで洗練されたイメージにふさわしいタイアップ起用になっており、メディア露出も多い人気女優の着用効果により、高いプロモーション効果を実現しています。
アディダスジャパン
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ドイツ生まれの世界的スポーツブランド「アディダス」では、日本で開発された新しいウォームアップウェアのPRにサッカー日本代表「浅野琢磨選手」を起用。
浅野琢磨選手の公式Instagramアカウントでは、上記のタイアップ投稿が発信されました。
国民的人気を誇る浅野選手とのタイアップということで、投稿にはたくさんのコメントが寄せられ大きな話題に。瞬く間に新商品を世間に認知させることに成功しました。
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グルメ・旅行関連
グルメ・旅行関連のインフルエンサーマーケティングでは、お店や施設紹介に特化したインフルエンサーアカウントとのタイアップPRが多く見られます。
赤から
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愛知県発祥の人気鍋チェーン店「赤から」は、絶品グルメを365日毎日投稿する人気グルメ系アカウント「厳選グルメさん」とのタイアップPRを実施。
リール動画を通じて、期間限定で復活した2種類の鍋メニューを全国区に周知させることに成功しています。
グルメ系のPRとショート動画は、非常に相性がよく、本事例においても「煮える熱々の鍋」や「プリップリのモツ」の映像が、視聴者の来店意欲を掻き立てる効果につながりました。
BUB RESORT
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アウトドアやグランピングなどを楽しめるリゾート施設を運営する「BUB RESORT」は、愛知発の子連れおでかけスポットを紹介する人気インフルエンサー「にこさん」とタイアップPRを実施。
山梨県にある「BUB RESORT 八ヶ岳」のレビューPRを通じて、ファミリー層を中心とした施設の認知拡大、集客に成功しています。
「子どもも大人も帰りたくない!」というキャッチフレーズが素晴らしく、実際に子供たちが楽しむ様子を余すことなく紹介することで、施設の魅力を具体的にPRしていました。
美容・健康関連
美容・健康ジャンルは、インフルエンサーマーケティングが非常に活発なジャンルの一つであり、タイアップ投稿では、依頼するインフルエンサーの認知度はもちろん、ユーザーを引き付けて競合と差別化を図る企画力が求められるようになってきています。
アルビオン
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東京・銀座に本社を置く大手化粧品メーカー「アルビオン」は、Instagramで人気の美容インフルエンサー「Romiさん」とのタイアップPRを実施。
2024年に50周年を迎えたロングセラー商品「薬用スキンコンディショナーエッセンシャル(通称スキコン)」をリール動画でPRしています。
「夫にスキンケアしてもらう」という面白い企画で注目度を高めており、PR抜きで楽しめる広告臭を抑えたタイアップ動画に仕上がっていました。
SOKUYAKUウェルネス
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健康食品や漢方薬、OTC医薬品などの通信販売を手掛ける「SOKUYAKUウェルネス」は、お笑いタレントでブロガー・インスタグラマーとしても活躍中の「にしおかすみこさん」をプロモーションに起用。
上記のようなタイアップ投稿で、定期的に同ブランドの商品をPRしています。
特に上記事例では、キャプションでSOKUYAKUウェルネス公式アカウントが開催する「フォロー&いいねキャンペーン」の周知も担っており、複数の施策を連動させることでPR効果を漏れなく発揮することに成功していました。
その他の業界
その他にもインフルエンサーマーケティングは、様々な商材のプロモーションに活用されており、ターゲット層がニッチな商品や無形サービスなどに対しても認知拡大、販促効果を発揮しています。
シェーン英会話
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ネイティブ講師による子供向け英会話教室を全国展開する「シェーン英会話」は、東京発の子連れおでかけ情報で人気を集めるインフルエンサー「こんぶさん」とのタイアップPRを実施。
合計9枚にも及ぶ画像・動画素材を用い、同社の英会話サービスの魅力を余すことなくPRしています。
特に、フォロワーへの事前アンケートなど、ユーザー目線を取り入れた内容が素晴らしく、「どうして英会話教室に通わせるのか」という目的を明確化することで、説得力の高いPRコンテンツに仕上がっていました。
カラリア
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毎月自分が選んだ香水が届く“香りのサブスクサービス”「カラリア」は、InstagramやTikTokでファッションやライフスタイルを発信されている人気インフルエンサー「あみさん」とのタイアップPRを実施。
タイアップ動画の前半では、あみさんのお気に入りの香水や季節ごとのおすすめなどを紹介しており、ファン必見の内容が視聴効果につながっています。
そして、動画の後半から自然な流れで「カラリア」の紹介に移っており、ユーザーに対して押し付け感のない動画構成で、高感度の高いPRコンテンツを実現していました。
ここまで紹介してきたように、インフルエンサーによってプロモーションのアプローチ方法や商材の見せ方は異なります。
「Insta Lab(インスタラボ) 」では、 SNS・インフルエンサーマーケティング専門メディアとして、他にも様々なインフルエンサーマーケティングの事例を取り上げていますので、自社に合うインフルエンサーを選定する際の参考にしていただければ幸いです。
まとめ
今回は、インフルエンサーマーケティングの依頼方法について網羅的に解説いたしました。
特に、インフルエンサーマーケティングを依頼する際のポイントは、施策成功を左右する非常に重要な内容になっていますので、何度も見返して参考にしていただければ幸いです。
また、インフルエンサーマーケティングの成果を確実に引き出すためには、プロのノウハウを活かし、商材や目的に対して最適なインフルエンサーを選定することが最も大切になります。
インフルエンサーマーケティングの施策効果を最大化させたい方は、企画から効果分析までワンストップで依頼できる「Find Model」にお気軽にご相談ください!
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