人生最大の祝事と言っても過言ではない結婚式。だからこそ結婚式場の選択は慎重に行う人がほとんどでしょう。ブライダル業界の企業としてはそのような人々に選ばれるようなマーケティングを行いたいものです。
今回はブライダル業界のマーケティングの現状についての解説と、今後ブライダル業界の企業がSNS集客を取り入れるべき理由と活用法を詳しく解説してまいります。
実際にSNSを活用した結婚式場集客とインフルエンサーマーケティング成功事例も併せてご紹介してまいりますのでぜひ、ご覧ください。
目次
ブライダル業界が抱える結婚式市場の現状
まずはじめに、ブライダル・結婚式場への集客に大きくかかわる結婚式市場の現状について解説いたします。
結婚する日本人はここ数十年で大きく減っている
少子化が大きな社会問題になっている日本ですが、その影響により日本国内の婚姻数も大きく下がってきています。
厚生労働省の調査によると、日本における第一次ベビーブーム(1947年・昭和22年 前後)と第二次ベビーブーム(1972年・昭和47年 前後)後の婚姻数は継続的な減少傾向であり、2018年(平成30年)においてはここ数十年間で最も少ない59万組の婚姻数となっています。
画像:平成30年(2018)人口動態統計の年間推計|厚生労働省
また、ブライダル総研によるレポートでは2027年までの婚姻数の予測を試算しており、その結果は以下のようになっています。
今後も日本の婚姻数は減少し続ける見込みとなっており、結婚する人の母数が減る中、結婚式場をはじめとしたブライダル業界の集客競争はさらに激化すると予想されます。
参考:
・平成30年(2018)人口動態統計の年間推計|厚生労働省
・婚姻組数予測|ブライダル総研
日本のブライダル市場も縮小傾向
株式会社矢野経済研究所による調査(2017年12月~2018年2月)によると、日本におけるブライダル市場は縮小傾向にあることがわかっています。
画像:ブライダル市場に関する調査を実施(2018年)~潜在的ニーズの掘り起こしと着実な獲得による市場規模維持が業界課題~|矢野経済研究所
2017年のブライダル関連市場規模は「挙式披露宴・披露パーティー」「新婚家具」「新婚旅行」「ブライダルジュエリー」「結納式・結納品」「結婚情報サービス」という主要6分野において前年比98.9%の2兆4,990億円と前年度を下回っています。主要6分野のうちのひとつ、挙式披露宴・披露パーティー市場規模は前年比99.1%の1兆3,960億円で、4年連続の市場縮小となっています。
これは、婚姻届けのみの結婚である「ナシ婚」や、婚姻届けの提出に加えごく最低限の簡略化されたイベントのみを行う「ジミ婚」をはじめとした結婚式に対する価値観の変化から大規模な披露宴を行わなず出費をおさえる夫婦が増えていることも要因と考えられます。
参考:ブライダル市場に関する調査を実施(2018年)~潜在的ニーズの掘り起こしと着実な獲得による市場規模維持が業界課題~|矢野経済研究所
日本の少子化や価値観の変化で結婚を選ばない人も増えている
日本はかつて皆が結婚するという考え方が一般的でした。しかし、近年では晩婚化が進んでいる他、結婚願望がない、あるいは結婚しないという選択肢を選ぶ人も増えてきました。
以下は厚生労働省の発表した調査結果で、若者(15歳~39歳)の結婚観の推移を表したものです。
画像:平成25年版厚生労働白書 -若者の意識を探る- 第2章第2節 結婚に関する意識|厚生労働省
1980年代では「人は結婚するのが当たり前だ」という意識が優勢でしたが、2000年代に入り「必ずしも結婚する必要はない」という意見が優勢となっています。
この結果を受け、同調査では以下のように考察しています。
結婚して一人前や、結婚するのが当たり前といったような社会的な圧力が弱まるとともに、結婚が家や親のためでもない個人を中心に据えたものへ変化する中で、結婚は人生の選択肢の一つとして捉えられるようになっている。結婚するかしないかについての自由度は高まっていると言える。
価値観の変化から「結婚は自由な選択的行為」であるという考え方が広まったことも、結婚する人も減りブライダル関連市場の規模縮小へとつながっている大きな要因と考えられています。
参考:平成25年版厚生労働白書 -若者の意識を探る- 第2章第2節 結婚に関する意識|厚生労働省
ブライダルフェアや結婚式場への集客経路
ブライダル関連のSNSやインフルエンサーマーケティング活用について解説する前に、現在ブライダル・結婚式場への集客経路として選択できる集客方法とそれぞれの特徴をまとめてご紹介してまいりましょう。
結婚情報誌経由での集客
結婚情報誌と言えば株式会社リクルートマーケティングパートナーズから出版されている「ゼクシィ」が特に有名でしょう。
結婚式の開催を考えている夫婦の購買率は高く、ブライダル・結婚式場への集客は「ゼクシィ」をはじめとした結婚情報誌への広告掲載が昔から続く最もメジャーな集客方法と言えます。インターネットが一般的になりSNSが発展した近年でも結婚情報誌経由での集客は未だメジャーな手法となっています。
広告の掲載には掲載料が掛かってくるため、ある程度のコストは掛かってしまいます。
結婚式場紹介サービス・エージェント経由での集客
結婚式場を探している夫婦に提携している結婚式場を斡旋・仲介してくれるのが結婚式場紹介サービスやエージェントです。
式場の紹介や説明を企業の代わりに行ってくれる他、顧客とのやり取りも手厚くサポートしてもらえますが、顧客の紹介や仲介に少なくない手数料が掛かります。
WEBのブライダル媒体経由での集客
インターネットが一般的になって以降登場してきたのがWEBのブライダル媒体です。
言うなればWEB上の結婚情報誌であり、新郎新婦にとって有益な情報が発信されているメディアです。結婚情報誌と同様にWEBサイト上にブライダル・結婚式場のコンテンツや広告を掲載してもらうことが可能ですが、結婚情報誌同様に掲載料が掛かります。
自社サイト(検索エンジン)経由での集客
こちらもインターネットが一般的になって以降一般的になった集客方法で、ブライダル関連企業や結婚式場が自社で運営するウェブサイトです。自社で作成・運営を行うためコストは最低限に抑えることができますが、維持・運営していくためにある程度の労力が必要になります。
結婚式場は実際に見て決めたいと言う顧客が多いため、ブライダル・結婚式場のウェブサイトは他業界と比較して閲覧される比率は高い傾向にあります。
コンテンツが充実しておりクオリティの高い結婚式場のウェブサイトであれば高い集客効果が見込まれる集客方法です。
インターネット広告経由での集客
インターネットの検索エンジンを利用したり、ウェブサイトを閲覧した際にページ内に表示される広告を利用した集客方法です。
設定により細かなターゲティングを行えるため広告を配信したいユーザー層にリーチすることができ、より多くの人に自社の広告を見てもらうことが可能です。
正確なターゲティングを行うことで高い集客効果が期待できますが、広告の出稿にはコストが掛かります。
低予算から配信できるインターネット広告ですが、広告枠の取得はオークション方式である場合が一般的で、競合性の高い検索キーワードや広告の配信頻度によってはコストが高騰してしまう可能性があります。
SNS経由での集客
InstagramをはじめとしたSNSが発展し利用者が増加してきた近年になり登場した集客方法です。SNS経由での集客には大きく分けて
- 自社のSNSアカウントで集客
- SNS広告配信による集客
- SNSインフルエンサー起用による集客
の3通りのパターンがあります。
自社でSNSアカウントを運営し情報を発信し集客
自社でSNSアカウントを運用し人気になることで集客効果を高める方法です。
無料で始められるSNSの特徴から金銭的コストが抑えられるというメリットがあります。しかしながら、アカウントの運営に労力がかかることと魅力的な投稿にはセンスや知識が必要なこと、多数のフォロワーを獲得し維持できるようになるまでは集客効果が得られにくいため、長期的な負担となることに留意しましょう。
SNS広告配信による集客
SNS広告配信により集客する方法です。
インターネット広告と同じように詳細なターゲティングの上低コストから広告を配信することが可能です。オークション形式のため競合が多いと広告費用が高騰する可能性があります。
また、広告クリエイティブや広告クリック後のランディングページが魅力的でない場合、成約につながる大きな集客効果は見込めなくなるためデザイン面にも注力する必要があります。
SNSインフルエンサーを起用したインフルエンサーマーケティングによる集客
SNS上で人気のインスタグラマーをはじめとした「インフルエンサー」に依頼し式場やイベント、ブランド品を告知・集客してもらう方法です。
SNSインフルエンサーの起用に依頼料という形でコストが掛かるデメリットがありますが、短い期間でSNSインフルエンサーが抱える数万~数十万人のフォロワーにリーチできるというメリットがあります。
自社商材や式場にマッチしたSNSインフルエンサーを起用し、効果的なマーケティングを行うことができれば非常に高い認知・集客効果が期待できます。
ブライダルフェアや結婚式場への集客にSNSを活用するべき理由とメリット
それではいよいよ、今大きく注目されているSNSを活用したブライダル・結婚式場への集客についての解説を始めてまいりましょう。まず、ブライダル・結婚式場への集客にSNSを活用する理由とメリットを解説いたします。
SNS(Instagramなど)を通して結婚式場を決める人が増えている
SNSの利用が一般的になった近年、商品やサービスの情報収集にSNSを利用する人が増えています。この傾向は結婚式場を決める場合も同様で、SNSを通して結婚式場を決める人も増えています。
日本最大級の花嫁クチコミコミュニティ「maricuru」を運営する株式会社maricuruが行った調査(期間:2019年3月29日~2019年4月1日)によると、式場・披露宴会場を検討する際に利用した情報源として未だ半数以上が「結婚情報サイト」「結婚情報誌」を利用しています。
一方で、これまでは結婚式場探しの手段として一般的ではなかった「SNS(Instagramなど)47%」「結婚式場・披露宴会場の公式ウェブサイト65%」「ブライダルイベント(結婚式場)49%」を活用している人が一定層いるという結果となりました。
画像:花嫁クチコミコミュニティのmaricuru、式場選びに関する調査〜結婚式準備の実態〜|PRTIMES(2019年6月11日)
2017年4月~2018年3月にリクルート社が行った「ゼクシィ結婚トレンド調査2018調べ(上図左)」と比較してウェディング関連の情報収集にInstagramなどのSNSを活用する人は1年あまりで大きく増加していることがわかります。
InstagramなどのSNSがトレンドツールとして若い女性を中心に普及したこともあり、近年では2人に1人の割合で結婚式場探しにSNSを利用しています。
また、式場・披露宴会場を決定するきっかけになった情報源としても「SNS(Instagramなど)38%」「式場・披露宴会場の公式ホームページ49%」となり、結婚式場や披露宴会場を決める際にもSNSが影響を与えていることがわかります。
画像:花嫁クチコミコミュニティのmaricuru、式場選びに関する調査〜結婚式準備の実態〜|PRTIMES(2019年6月11日)
実際に結婚式場を利用した花嫁の投稿からリアルな口コミを見ることができる点もSNSが好まれている理由のひとつであり、結婚式場探し以外でもブライダル関連の情報収集にSNSを利用する人が増加傾向にあることがわかっています。
こうした状況からも、SNSで結婚式場の魅力的な写真や雰囲気で集客し、興味をもったユーザーを式場・披露宴会場の公式ホームページへ遷移させる導線設計がより重要になるといえるでしょう。
参考:花嫁クチコミコミュニティのmaricuru、式場選びに関する調査〜結婚式準備の実態〜|PRTIMES(2019年6月11日)
SNS、特にInstagramは結婚式と相性が良い
結婚式とSNS、特にInstagramは結婚式と非常に相性が良いと言えます。これは、Instagramが写真や動画の投稿に特化したSNSであるためです。利用者数も年々増加している点も後押ししています。
たとえば以下はウェディングコンテンツ特化のInstagramアカウント「@weddingchicks」の投稿例です。美しい花嫁や結婚式場の写真が魅力的に映り、2019年7月現在90万人以上のフォロワーをかかえる人気Instagramアカウントとなっています。
人はまずはじめに視覚からの印象を強く受けるため、写真や動画などの視覚情報で結婚式場の雰囲気や魅力、サービスの内容を伝えることは非常に効果的なマーケティングとなります。キャプション(テキスト)や画像編集で文字を入れることも可能であるため、文章での補足説明も容易に行うことができます。
雑誌の記事や広告など比べてリアルタイム性の高い最新情報を発信していくことができるため顧客のニーズに応え続けることもでき、InstagramをはじめとしたSNSは大変優秀なマーケティングツールと言えます。
SNSを通して結婚式場を選んでいるユーザーとコミュニケーションがとれることも大きなメリット
写真や動画などを投稿・共有できる以前にSNSはコミュニケーションツールです。そのためSNSを通して結婚式場を選んでいるユーザーと簡単にコミュニケーションを取ることができます。ユーザーからの質問に答えることはもちろん、ユーザーの要望を聞いてサービスの改善に役立てることもできます。
ユーザー参加型のキャンペーンを開催することもでき、従来の集客方法よりも顧客とより身近に接することができるのが、マーケティングツールでありコミュニケーションツールでもあるSNSの利点となります。
ブライダル・結婚式場への集客でSNSを活用する具体的方法
結婚式とSNSの相性が良いと言っても漠然としていて分かりづらいでしょう。ブライダル・結婚式場への集客でSNSを活用する具体的アイデアを実際にSNSを活用した集客事例と併せてご紹介いたします。
先にご紹介しているSNS集客方法
- 自社のSNSアカウントで集客
- SNS広告配信による集客
- SNSインフルエンサー起用による集客
について解説していきましょう。
結婚式場の公式Instagramアカウント運用
画像:@trunkbyshotogallery|Instagram
まずはじめに結婚式場が自社で公式Instagramアカウントを運営している事例をご紹介いたしましょう。
こちらは東京都渋谷区松濤にある5階建てマルチファンクションスペース「TRUNK BY SHOTO GALLERY」の公式Instagramアカウントです。結婚式・披露宴では着席で最大120人まで参加可能で、マルチファンクションスペースという記載の通り結婚式や披露宴以外にもイベントやスタジオなど様々な用途で利用できる会場となっています。
この投稿をInstagramで見る
結婚式場・披露宴会場としての紹介はもちろん、開催されるイベントの周知もこちらで行われています。投稿されている施設紹介の写真はどれもフォトジェニックで雰囲気の良いものばかりで、フォロワー数も約4万3,100人(2019年7月現在)という人気ぶりです。
アカウントはInstagramビジネスアカウントに移行されており、問合せボタンや公式ホームページへのリンクも設置されており、コンバージョンを高められるように作られています。たくさんのハッシュタグにより検索ユーザーがInstagram投稿を見つけやすくし、アカウントへの流入を促している点も見受けられます。
自社Instagramアカウントのフォロワーを短期間で増加させるアイデアとしてInstagramキャンペーンを組み合わせるのもよいでしょう。
視覚から会場の魅力がしっかりと伝わってくる、そして問合せまでの導線づくりを丁寧につくっている結婚式披露宴会場のアカウントとなっています。
関連記事
- インスタグラムで企業アカウントを始める運用の4つのポイント
- Instagramビジネスアカウント移行手順と人気企業プロフィールの作り方
- 【結婚式・ウェディング編】Instagramキャンペーン・プロモーション事例まとめ
Instagram広告配信による集客
画像左:@takeandgiveneeds_official|Instagram広告、画像右:@sowi_daikanyama|Instagram広告
結婚式場集客の2つ目のSNS活用アイデアは、SNS広告の配信による集客です。
上記はInstagram広告の一例になります。全国のゲストハウスを運営し年間1万8000組の結婚式を行っている「TAKE and GIVE NEEDS(T&G)」のInstagram広告(画像左)と、マリッジリングをはじめとしたジュエリーを提供するブランド「sowi」のInstagram広告(画像右)です。
Instagram広告をはじめとしたSNS広告は詳細なターゲティングができる点が大きな特徴です。
「女性」「20代~30代」「未婚」「東京在住」といったターゲット情報を設定することでより結婚に興味のあるSNSユーザーへ的確に広告を配信することができます。投稿はフィード(タイムライン)やInstagramストーリーズに自然と挿入されるため、ユーザーに違和感が少なく自然に広告に興味を持ってもらうことができます。
また、各SNSのシステムが自動的に広告の配信を最適化してくれるため、より感度の高いユーザーへ広告を配信し結婚式場について訴求できる点も見逃せません。Instagramでは100円から広告を配信できるため、低予算で始められる点も魅力的です。
関連記事
人気インスタグラマーによる体験PR(+自社ホームページやInstagram広告への2次利用)
この投稿をInstagramで見る
続いてご紹介するのは、人気インスタグラマーによる体験PRの投稿事例です。
こちらの投稿は人気インスタグラマー「森下まい(@mai_morishita)」さんが結婚式場グループ・株式会社ベストブライダルの企画した結婚式場の特別体験イベントに参加しプレ花嫁体験をしたPR投稿となっています。
森下まいさんは約3万8千人(2019年7月現在)のフォロワーを抱える人気インスタグラマーで、ウェディングドレスで着飾った綺麗な写真と感想を述べたキャプションでイベントを紹介されています。1,000件を超える多数の「いいね!」とコメントが付けられており投稿の人気の高さと反響の大きさが見て取れます。
このように、自社にはない数万人~数十万人のフォロワー(ファン)に一気に情報を拡散させることができる点がインスタグラマーに式場PRを依頼する大きなメリットです。
人気インスタグラマーのフォロワーはインスタグラマーの投稿に強い興味を持っていますので、その延長として結婚式場やブライダルフェアなどにも興味を持ってもらいやすくなることもポイント。
また、起用したインスタグラマーによる写真の投稿はインスタグラマーとの契約次第で自社アカウントでの写真投稿、ホームページでの掲載、広告掲載などのために画像を2次利用させてもらうことも可能です。
Instagram広告や企業のホームページ・ランディングページに結婚体験のレビューを掲載するなど、コンテンツとして公開することで訪問者への訴求力を高めることにつながりますので、写真の2次利用も含めて依頼を検討するとよいでしょう。
関連記事
- ゼロから学ぶインフルエンサーマーケティング-費用の現実と相場、依頼から分析の流れ
- 基礎から応用まで5分で理解するインフルエンサーマーケティング
- インスタグラマーをキャスティング(依頼)する3つの方法とメリット・デメリット
YouTubeで人気のユーチューバーによる結婚体験で式場をPR
動画:結婚したい!!!!!!!|YouTube
SNSインフルエンサー繋がりで、動画共有サービスYouTubeで活躍する人気ユーチューバーによる体験PRの事例もあわせて紹介します。
こちらの事例では人気ユーチューバーの「きりたんぽ」さんがヒューマングループの提供でヒューマンアカデミー株式会社のウェディング講座の体験動画を公開しています。
動画内ではきりたんぽさんがブライダルブーケ作りに挑戦している他、作ったブーケと一緒にウェディングドレスを着用して写真撮影も体験されました。動画の最後には体験したウェディング講座の感想や魅力的な点もしっかりと紹介されています。動画の視聴回数は約25万8,000回、高評価数は約6,000と非常に人気で評価の高い動画となっています。(2019年7月現在)
YouTubeは長時間・高画質の動画をとおした訴求力の高い動画クリエイティブを配信することが可能です。
実際の表情や動き、音声などが合わさることで結婚式場の魅力を存分にアピールでき、結婚式場見学やブライダルフェアなどに興味を持ってもらいやすくなるのは大きなメリットです。
結婚式場やウェディング関連の商材と相性の良い人気ユーチューバーを起用したインフルエンサーマーケティングも非常に高い集客効果が期待できます。
関連記事
ブライダルフェアや結婚式場への集客効果を高める4つのポイント
最後に、ブライダル・結婚式場への集客を行う上で集客効果を最大限高めるために気を付けるべきポイントをご紹介いたします。
ブライダルフェアや結婚式場アピールはターゲットの興味あるキーワードを含める
興味の持てない内容で告知されたブライダルフェアにはターゲットも参加する気にはなりません。参加者を増やすにはターゲットに興味を持ってもらえることが何よりも重要です。
自社のターゲットがどのようなキーワードに興味を持っているのかをしっかり調査し、ターゲットが興味を持っているキーワードを含めた内容でブライダルフェアの告知を行いましょう。
たとえば、以下のフレーズを意識してみましょう。
- 金銭的なキーワード:
「無料」「割引」など - 話題性を訴求するキーワード:
「Instagramで話題」「口コミサイトで話題」など - SNSで話題のキーワード:
「プレ花嫁」「花嫁DIY」など - 式場の雰囲気や強みを表すキーワード:
「ボタニカルな雰囲気」「試着体験」など - 初心者にやさしいキーワード:
「初めてでも安心」「優しくアドバイス」など - シーズン限定のキーワード:
「クリスマス限定」「ジューンブライド限定」など - 大事なライフイベントを伝えるキーワード:
「たった一度なんだから」「最初で最後の結婚式」など
見出しの文句がほんの少し変わるだけで検索エンジン、ブライダル情報サイト、広告、SNSなど様々な場面で注目されやすくなります。
サービス品質を高め口コミ効果を意識した話題性をつくる
結婚式場を決める際にSNSが活用されていますが、結婚式場を探している夫婦は美しい写真とあわせてSNSに投稿されている口コミも見ています。
サービスの質、費用、スタッフの対応、設備や演出など、自分のイメージする結婚式を実現できるかを実際にその式場で結婚式を行った夫婦のSNS(Instagram)投稿を参考にしていますので、口コミは大変重要なものとなります。
SNSではよい印象も悪い印象も口コミで一気に広まるため、提供するサービスの品質を最大限高め、顧客満足度を高めることで評判となり長期的な集客につながります。
また、その式場ならではの独自性もアピールすることで話題を生み出すこともできるため、定期的に企画を行うなど工夫を凝らして口コミ効果を狙うことも意識するととよいでしょう。
式場の世界観を魅せる写真や動画のクオリティは最大限高くする
結婚式場への集客の際に最も重要と言っても過言ではないポイントは写真や動画などのクリエイティブのクオリティです。
結婚式場の選択基準として視覚が高いウエイトを占める以上、視覚に訴える写真や動画のクオリティは最大限高くしなければなりません。結婚式場の世界観や雰囲気といった魅力を余すことなく伝えられるよう、写真や動画の品質を高めるようにしましょう。
自社の結婚式場ホームページのクオリティも最大限高くする
結婚式場を調べている人は気になった結婚式場のホームページを閲覧することが多いです。それは、一生に一度の祝い事である結婚式を行う会場は目で見て決めたいという人が多いためです。
どんな集客方法を選択するとしても自社の結婚式場ホームページを運営しているのであれば、ホームページのクオリティも最大限高くしなければなりません。
自社の結婚式場ホームページを訪れたのであれば自社に対する興味もかなり大きいことでしょう。有力な見込み顧客を失わないよう、結婚式場ホームページのクオリティや問合せへのわかりやすい導線づくりには気を配りましょう。
まとめ
ウェディング・結婚式場の集客方法とSNSを活用した集客事例をご紹介いたしました。
市場の規模縮小が続いているウェディング関連業界ですが、多くの他業界と比較してマーケティング手法の発展が遅れていると言われています。特にSNSを活用したマーケティングやインフルエンサーマーケティングに関しては他業界と比較してもかなり事例が少ないように感じられます。
ウェディング業界企業のマーケターの方々はこの機会にぜひ、マーケティング手法の見直しとSNSを活用したマーケティング手法を検討してみてはいかがでしょうか。
本メディア「インスタラボ」を運営するFind Modelは、インフルエンサーマーケティングのリーディングカンパニーとして、SNSマーケティング支援や、本メディアに蓄積された最新ノウハウを活用して結婚式場への集客とお客様のブランド価値向上を実現いたします。
過去の成功事例やインフルエンサー候補者リストを見てみたいなど、SNSでの集客をご検討の際は是非お気軽にご相談ください。
インフルエンサーマーケティングのプロが、施策に最適なインフルエンサーのキャスティング、PRの実施から効果分析レポートまでワンストップで提供させていただきます。