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画像:TikTok Adds Option To Limit AI Content in Feed

TikTokは、ユーザー自身のフィード(おすすめ欄)に表示されるAI生成コンテンツの量を制限できる新しいオプションを追加しました。

この機能は、TikTokが6月に導入した「トピックの管理(Manage Topics)」ツール内に追加されたもので、ユーザーは新しいスライダー操作によって「AI生成コンテンツをあまり見たくない」という意思表示が可能になります。

「ダンス」や「スポーツ」と同様にAIを調整可能に

TikTokによると、「トピックの管理」はすでにダンス、スポーツ、フード&ドリンクといった10以上のカテゴリについて、表示頻度を調整できる機能を提供しています。今回のAIコンテンツに関する設定もこれらと同様のもので、フィードから完全にコンテンツを削除・置換するのではなく、「多様なコンテンツの中から、ユーザーの好みに合わせてフィードを調整する」ことを目的としているとのことです。

これにより、不自然な演技のAI動画や、別人のように加工されたパフォーマーの映像などにうんざりしているユーザーは、設定を変更することで、それらが「おすすめ」に表示される頻度を減らすことができます。

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技術的な課題と「不可視の透かし」の導入

ただし、ユーザーが設定を変更しても、AI動画が完全にゼロになるわけではありません。これは、TikTokの検知システムですべての生成AI動画を完璧に特定することが技術的に難しいためです。

この課題に対し、TikTokは対策を進めています。現在、同社は生成AI動画に対する「不可視の透かし(invisible watermarking)」の導入テストを行っています。

今後数週間のうちに、「AI Editor Pro」などのTikTok内ツールで作成されたコンテンツや、C2PA(コンテンツの出所と真正性を証明するための技術標準)の認証情報付きでアップロードされたコンテンツに対し、この透かしが付与される予定です。

これにより、動画のメタデータに情報が含まれていないクロス投稿(他のプラットフォームからの転載)動画であっても、AIが使用されているかをより確実に識別できるようになり、ユーザーによる表示制限機能の精度向上につながると期待されています。

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「AIコンテンツ」への期待と現実のギャップ

今回の動きは、ソーシャルメディア業界における興味深いトレンドの変化を示唆しています。

最近では画像共有SNSの「Pinterest」も同様のAIコンテンツ制限機能を追加しました。開発者やプラットフォーム側(特にMeta社など)は、「将来的にソーシャルフィードの大部分がAIコンテンツになり、ユーザーもそれを好むだろう」という予測を立て、巨額の投資を行ってきました。

しかし、TikTokやPinterestが相次いで「AI制限機能」を導入した事実は、ユーザー側が必ずしもAIによるビジュアルや動画を歓迎していない現状を浮き彫りにしています。多くのユーザーにとって、ソーシャルメディアは依然として「人間同士のつながり」や「知人の近況」を知るための場所であり、AIボットによる投稿がそれに取って代わる段階には至っていないようです。

AIリテラシー教育への投資も

TikTokは今回の機能追加に合わせ、AIリテラシーと安全性に関する教育コンテンツを作成する専門家を支援するため、200万ドル(約3億円)の基金を立ち上げることも発表しました。また、「Partnership on AI」へのスポンサー支援も行い、責任あるAI開発を後押しする姿勢を見せています。

Facebookなどでは、AI生成画像を本物と信じて拡散してしまうケースも後を絶ちません。今回のTikTokの措置が、単なる一時的な「AIへの抵抗」への対応なのか、それとも人間中心のSNSへの回帰の始まりなのか、今後どれだけのユーザーがこの「AI制限機能」を利用するかが注目されます。

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