SNSの影響力が年々増している現代において、SNSアカウント運用は多くの企業が採用するマーケティング施策の一つです。
そんなアカウント運用は、未経験の状態から施策の効果を生み出すことが難しいことに加え、社内のリソース不足などから運用を外注しているケースも多いことをご存知でしょうか。
しかし、運用の外注は施策効果を生み出しやすいメリットがある一方で、リアルタイム性の高い情報発信が難しいなどデメリットもあります。
そこで本記事では、企業のSNSアカウント運用を内製化するために知っておきたいポイントを分かりやすく解説していきます。
ぜひ本記事を参考にして、今後のSNSアカウント運用にお役立てください。
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目次
SNSアカウント運用を内製化するメリット
まずは、企業がSNSアカウント運用を内製化することで得られる3つのメリットをご紹介していきます。
順番に詳しく見ていきましょう。
スピーディーな情報発信が可能になる
外部サービスを介さずに社内環境のみでアカウント運用をすることで、自社製品に起きた問題の周知や社内の出来事など、リアルタイム性の高い情報発信がしやすくなります。
また、外注先とのやり取りがなくなって運用にスピード感が生まれることにより、ストレスが少ないアカウント運用にもつながるでしょう。
ユーザーとのコミュニケーションが取りやすくなる
アカウント運用を内製化することによって、ユーザーからコメントや質問、クレームがあった場合に素早い対応ができ、コミュニケーションの取りやすさが向上します。
代行サービスの中にはDM対応やコメントへの返信をしてくれるサービスもありますが、商品やサービスに関する詳しい質問には社員による対応が確実といえるでしょう。
また、双方向コミュニケーションが取りやすくなることは、企業・ブランドに対するイメージ構築や信頼関係を築くためにも役立ちます。
コストを抑えられる
運用代行サービスの多くは有料であるため、内製化することで外注費をゼロに抑えることができます。
また、代行サービスによって内容やスキルも異なるため、外注先から納得したサービスを受けられない場合は複数のサービス利用を検討する必要も生まれるでしょう。
そのため、SNSアカウント運用の内製化はコストだけでなく手間も軽減できる取り組みといえます。
なお、内製化に伴って人件費が増えるケースもあることから、必ずしもコストが減少するとは言い切れません。
SNSアカウント運用を内製化するためのポイント
続いて、SNSアカウント運用を内製化するための3つのポイントを解説していきます。
初めのうちは代行サービスを活用して経験値を蓄積する
SNSアカウントを運用するための人的リソースが社内になかったり、運用の経験が少ない場合、自社だけでアカウント運用をしても施策効果を生み出すことは難しいでしょう。
また、SNSに対するリテラシーやステマ規制法に関する知識が無いままアカウント運用を始めることによって、思わぬ炎上で企業・ブランドの信頼を失う可能性もあります。
そのため、アカウント運用ができる環境が整っていない場合は、初めのうちは運用代行サービスを活用することがおすすめです。
また、代行サービスから送られてくるレポーティングなどのデータから経験値を蓄積することによって、自社だけでも施策効果を生み出せるようになりスムーズな内製化につながります。
専門の担当者やチームを設置する
SNSアカウント運用は施策実施に必要な工数が多く、
- 投稿作成
- ユーザー対応
- 広告運用
- アクセス数分析
- 炎上対策
などを毎日行う必要があるため、他業務との兼任では中途半端な結果になりやすいです。
そのため、社内環境のみでアカウント運用したい場合は、専門の担当者やチームを設置することが成功への近道といえるでしょう。
また、担当者やチームを設置することで炎上やステマ対策、リテラシー向上に取り組みやすくなるメリットもあります。
長期的な運用目的を設定する
目的が曖昧なままアカウント運用を内製化すると、アカウントの方針がブレてしまうことに加え、効果測定や改善も難しくなります。
そのため、
- 商品・サービスの認知度向上
- ユーザーのファン化
- ユーザーとの交流
など、SNSアカウントを運用する目的を明確にしてから運用を始めるようにしましょう。
また、アカウント運用を継続できるように長期的な目的設定をすることがおすすめです。
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SNSアカウント運用の成功事例
最後に、社内環境のみでSNSアカウント運用をしている企業の成功事例をご紹介します。
内製化をした際のイメージをつかむためにぜひ参考にしてみてください。
アイラップ
画像:@i_wrap_official|X
X(旧Twitter)アカウント:@i_wrap_official
フォロワー数:約30.6万人(2024年1月現在)
最初にご紹介するのは、「アイラップ」のアカウント運用事例です。
アイラップは、岩谷マテリアル株式会社の看板商品のマチ付きポリ袋であり、X(旧Twitter)アカウントでは「中の人」による親しみやすい投稿で人気を集めています。
ユーザーのファン化やユーザーとのコミュニケーションを積極的に行いたい場合には、アイラップのようにフランクな印象を与える運用方法がおすすめです。
(´・ω・`)昨日テレビで #あくとりさん が…
(´・ω・`)紹介されていたらしい…
(´・ω・`)冬は需要が高まるからね…
(´・ω・`)オススメだよ…
ヨドバシドットコムhttps://t.co/SfMM6no7xM
ビックカメラ.comhttps://t.co/GW4s4PyCLR
ハンズhttps://t.co/uvnEepcEm8pic.twitter.com/YmwmxhK65j
— アイラップ【公式】 (@i_wrap_official) December 28, 2023
上記の投稿では、自社製品「あくとりさん」の紹介をする内容となっており、動画を使って製品の魅力がひと目で分かるようになっています。
また、“昨日テレビで紹介されていたらしい”とあるように、話題になったタイミングでスピーディーに投稿作成されているため、内製化のメリットが顕著に表れている投稿といえるでしょう。
サントリー
画像:@suntory_jp|Instagram
Instagramアカウント:@suntory_jp
フォロワー数:約20.2万人(2024年1月現在)
続いてご紹介するのは、「サントリー」のアカウント運用事例です。
サントリーは国内トップの売り上げを記録する大手飲料メーカーであり、Instagramアカウントでは自社製品と相性の良いレシピや商品紹介をして人気を集めています。
単純な自社製品のPRではなく、ユーザーにとって情報価値の高い投稿作成をしていることが参考になるポイントです。
上記の投稿は、サントリーの新商品である「サントリー生ビール」の担当者へのインタビューする内容で、担当者同士でラップバトルをするユニークな企画となっています。
SNS担当者と製品担当者のやり取りは社内環境で運営しているからこそ生み出せるコンテンツであり、投稿へのコメントを促していることもエンゲージメント率を高めるための工夫として参考にしやすいポイントといえるでしょう。
まとめ
本記事では、SNSアカウント運用の内製化について詳しく紹介・解説してきましたが、いかがでしたか?
社内環境だけでSNSアカウントを運用することによって多くのメリットが生まれるため、環境が整っている場合は内製化に取り組むこともおすすめです。
また、記事内でもご紹介したように未経験からSNSアカウント運用をする場合は、初めのうちは代行サービスを活用してプロの技術を活用し、徐々にノウハウを蓄積して内製化していくことが成功への近道となります。
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インスタラボ編集部の公式記事。
支援実績11,000件、最大2.6億リーチ可能なFindModel(ソーシャルワイヤー株式会社)が運営しています。
M.N・Y.O・T.S・R.S・K.Mの5名のライターで運用。
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