企業がYouTubeチャンネルを運営することは珍しくなくなってきましたが、「企業のYouTubeって一般消費者向けに運営するものでしょ?」と考える方も多いのではないでしょうか。
しかし実は、サービスの認知拡大や商品の販売促進のために法人向けに特化した企業のYouTubeチャンネルも多く存在しているんです。
そこで今回この記事では、BtoB企業のYouTubeチャンネル活用事例を5つピックアップしてご紹介していきます。
チャンネル運営の参考になるポイントも解説しているので、ぜひこの記事を最後まで読んで今後のSNSアカウント運用にお役立てください。
※ インスタラボの掲載事例につきましては、弊社で取り扱っている事例だけではなく、他社様の素敵な事例もご紹介させて頂いております。ぜひ詳細はURLなどをご確認ください。
目次
BtoB企業のYouTubeチャンネル活用事例5選
それではさっそく、BtoB企業のYouTubeチャンネル活用事例をご紹介していきます。
順番に詳しく見ていきましょう。
1.株式会社SmartHR
画像:SmartHR|YouTube
YouTubeチャンネル:SmartHR
チャンネル登録者数:約2.5千人(2023年6月現在)
まず最初にご紹介するのは、「株式会社SmartHR」のYouTubeチャンネル活用事例です。
株式会社SmartHRは、クラウド技術の活用によって人事・労務の業務効率化をサポートするサービスを提供する会社であり、煩雑な業務がシンプルになるとして注目されています。
そんな株式会社SmartHRのYouTubeチャンネルでは、
- サービスの機能紹介
- サービスの導入事例
- イベントレポート
などを中心に配信されています。
上記の投稿は、サービスの各種機能の利用シーンや使い方を分かりやすくまとめた動画となっており、利用するメリットを明確に伝えられていることがポイントです。
また、労務担当者と従業員の二つの目線で利便性が紹介されていることは、サービスの導入を後押しする工夫といえるでしょう。
またこちらの動画では、ホテルや旅館の予約サービスを提供する「株式会社一休」がSmartHRのサービスを取り入れた際の、
- 導入した経緯
- サービス利用時の工夫
- これから利用する方へのアドバイス
などを実際の人事総務担当者がレポートする様子となっています。
このようにリアルな利用実態をYouTube上で公開することで、利用時のイメージが湧きやすくなりサービス導入のきっかけになる効果が期待できるでしょう。
2.株式会社村田製作所
画像:株式会社村田製作所 / Murata Electronics|YouTube
YouTubeチャンネル:株式会社村田製作所 / Murata Electronics
チャンネル登録者数:約5.7千人(2023年6月現在)
続いてご紹介するのは、「株式会社村田製作所」のYouTubeチャンネル活用事例です。
株式会社村田製作所は、テレビやPC、スマートフォンのほか、環境、ウェルネスなど幅広い分野の電子部品を製造する大手電子部品メーカーです。
そんな株式会社村田製作所のYouTubeチャンネルでは、
- PR動画
- 企業の取り組みの紹介
- 製品の使い方
などを中心に投稿されています。
上記の動画はリチウムイオン二次電池に関する注意喚起動画となっており、リチウムイオン二次電池を単体で販売する企業だけでなく一般消費者に向けても注意を促しています。
また上記の動画は英語や中国語でも同様の内容が投稿されており、世界シェアNo. 1の製品も多く抱え、59社の海外関連会社を展開する株式会社村田製作所ならではの工夫が確認できました。
こちらの動画では、AGV(無人搬送車)やAMR(自立走行搬送ロボット)に最適な「FORTELION 24Vバッテリモジュール」を紹介。
AGVやAMRは生産性向上や人手不足解消のため注目されており、バッテリモジュールに求められる要素を動画内で詳しく解説することで、製品の導入を促しています。
3.ベルフェイス株式会社
画像:オンライン営業システム bellFace【ベルフェイス公式】|YouTube
YouTubeチャンネル:オンライン営業システム bellFace【ベルフェイス公式】
チャンネル登録者数:約0.8千人(2023年6月現在)
続いてご紹介するのは、「ベルフェイス株式会社」のYouTubeチャンネル活用事例です。
ベルフェイス株式会社は、オンライン営業システムの開発・提供を軸とした会社であり、訪問営業からの脱却を実現するインサイドセールスで活躍するサービスとなっています。
そんなベルフェイス株式会社のYouTubeチャンネルでは、
- 導入事例の紹介
- ロープレ動画
- サービスの機能紹介
などを中心に投稿されています。
上記の投稿は、
サービス導入の検討材料になるだけでなく、具体的な操作の流れまで紹介されているためユーザーマニュアルとしての役割も担っていることがポイントといえるでしょう。
こちらの動画は、SMBC日興証券株式会社の営業企画部長が、
- bellFaceのサービスを導入した経緯
- 導入後の効果や反応
- 導入を検討している方へのメッセージ
などについてのインタビューに答える様子となっています。
導入企業へのインタビューは導入前の不安を払拭するために有効であり、導入を検討している企業に対して最後の一押しとなるYouTubeの活用方法といえるでしょう。
4.株式会社カケハシ
画像:KAKEHASHI - 株式会社カケハシ|YouTube
YouTubeチャンネル:KAKEHASHI - 株式会社カケハシ
チャンネル登録者数:約0.3千人(2023年6月現在)
続いてご紹介するのは、「株式会社カケハシ」のYouTubeチャンネル活用事例です。
株式会社カケハシは、薬局でデジタル技術を活用する薬局DXを推進するサービス「Musubi」を提供する会社であり、薬剤師の業務効率化に貢献しています。
そんな株式会社カケハシのYouTubeチャンネルでは、
- 薬局経営者へのインタビュー
- 企業のビジョン・コンセプト紹介
- ドキュメンタリームービー
などを中心に投稿されています。
上記の動画では、Musubiの機能や利点をアニメーションで紹介し、より良い薬局体験の実現をすることで得られる魅力を伝えています。
また、薬局や薬剤師側だけではなく患者側のメリットもあわせて紹介することで、より安定した薬局経営を目指す経営者に対する効果的なアプローチになっているでしょう。
こちらの動画では、2つの薬局を経営する株式会社ON THE ROAD代表の岩倉英雄氏へのインタビューとなっており、Musubiを利用することで改善した問題などが分かるようになっています。
日本の多くの薬局では、薬歴の記入による薬剤師の残業時間が延長する「薬歴残業」が課題となっており、Musibiを導入することで薬歴残業がゼロに近くなったことが動画内で説明されているため、多くの薬局経営者にとって魅力的な内容といえるでしょう。
5.株式会社島津製作所
画像:株式会社島津製作所 / Shimadzu Corporation|YouTube
YouTubeチャンネル:株式会社島津製作所 / Shimadzu Corporation
チャンネル登録者数:約1.8千人(2023年6月現在)
最後にご紹介するのは、「株式会社島津製作所」のYouTubeチャンネル活用事例です。
株式会社島津製作所は、分析計測機器や医療画像診断機、航空産業機器などを作る大手メーカーであり、ノーベル賞受賞者を輩出するほどの技術力の高さが魅力。
そんな株式会社島津製作所のYouTubeチャンネルでは、
- 製品紹介
- 社員の声
- 会社の概要や歴史
などを中心に投稿されています。
上記の動画では、固体や粉末、液体、薄膜などあらゆる試料が分析可能なことが特徴のエネルギー分散型蛍光X線分析装置の新製品発売を告知しており、分析速度の高速化や対応する試料のバリエーションの多さをアピールしています。
このように顧客が抱える問題を解決できる製品のPRは、動画を使うことで分かりやすく伝わるため、文章だけでは伝えづらい内容を発信したいケースでもYouTubeが有効活用できることが分かります。
また2021年には新型コロナウイルスに関する受託検査事業をおこなっている旨の動画を投稿し、自社の技術を活用してウイルスの終息に向けた取り組みを実施していることをシェアしています。
このように社会問題への積極的な取り組みは企業の信頼性が高まるため、他社と差別化が図れる要素がある場合はYouTube上で発信することもおすすめです。
まとめ
今回この記事では、BtoB企業のYouTubeチャンネル活用事例をまとめてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
一般消費者向けに思われがちな企業のYouTubeチャンネルですが、法人向けにも有効な活用方法があり参考になるポイントもあったのではないでしょうか。
またYouTubeの運営に関するノウハウがない場合には、SNSアカウント運用代行サービスに委託して手軽にYouTube運営を始めることもおすすめです。
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