
SNSを活用したマーケティングが主流となりつつある昨今では、「SNSブランディング」という言葉を耳にする機会が増えました。
しかし、SNSを運用して自社商品やブランド認知を高めたいけれど、
- 「何から始めればいいのか分からない」
- 「そもそもSNSブランディングって何?」
といった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、SNSブランディングについて、
- 概要やメリット
- ブランド構築の流れ
- 成功させるポイント
- 成功事例
などを分かりやすく解説していきます。
SNSを活用して商品やブランドイメージの構築・向上を図る上で非常に参考になる内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。
※本メディアの掲載事例は、弊社で取り扱っている事例以外にも他社様の事例もご紹介しております。詳細は各URLをご確認ください。
目次
SNSブランディングとは?
「SNSブランディング」とは、SNSを活用して、企業や商品・サービスのブランドイメージを構築・向上させるマーケティング戦略のことを指します。
単に情報を発信するだけでなく、ユーザーとのコミュニケーションを通じてブランドへの共感や信頼関係の構築を目指すため、多くの人々に対して自社の存在を印象付けることに効果的です。
また、個性やブランドストーリーを押し出したアプローチに適しているため、新ブランドの立ち上げや競合他社との差別化を図りたい場合に、特に有効といえるでしょう。
SNSブランディングの重要性
ブランドイメージを構築し、顧客との関係性を深める上で、SNSブランディングは非常に重要な役割を果たします。
主な理由として、
- 継続的なコミュニケーション機会の獲得
- 4大メディア(テレビ・新聞・雑誌・ラジオ)の衰退
という2点が挙げられます。
継続的なコミュニケーション機会の獲得
情報過多により消費者が膨大な情報にさらされている現代社会では、自社ブランドを強く認知させるために継続的なコミュニケーションが重要です。
その点でSNSは、「いいね」「コメント」といった機能でコミュニケーションの機会を増やしてくれるため、多くのユーザーにブランド認知を植え付けていく効果に期待できます。
4大メディア(テレビ・新聞・雑誌・ラジオ)の衰退
インターネットが普及しきった昨今では、「テレビ離れ」が騒がれているように、従来の4大メディア(テレビ・新聞・雑誌・ラジオ)の衰退が見られています。
実際に、現代人の情報源はSNSをはじめとしたネットが中心となっているため、ブランド構築を図る際の土俵にはSNSを活用していくことが効果的だといえるでしょう。
こうした理由からSNSブランディングは、企業の規模や業種を問わず積極的に取り組むべき戦略という認識が広まりつつあるのです。
関連記事
【最新Excel配布中】日本・世界のSNSユーザー数まとめ<Facebook,X(Twitter),Instagram,YouTube,LINE,TikTok>
SNSブランディングのメリット
次に、SNSブランディングのメリットを解説します。
企業がSNSブランディングを実践することで得られる主なメリットは、次の通りです。
親しみやすいブランディング
SNSは、企業とユーザーが直接コミュニケーションできる場です。
テレビCMや雑誌広告のような一方通行のコミュニケーションとは異なり、
- コメントやDMで会話する
- ユーザーの投稿をリポストする
といった双方向のコミュニケーションが可能なため、従来のマーケティングよりも親しみやすいブランディングの実現に期待できます。
顧客ロイヤリティの向上
SNSブランディングは、顧客ロイヤリティ(=ブランドへの愛着や信頼)の向上にも効果的です。
継続的な情報発信やユーザーとの交流により顧客の関心を維持しやすく、ブランドとの間に信頼関係を築きやすくなります。
特に、フォロワー限定のキャンペーンなど、特別な価値提供を心がけることで、ブランドに対する顧客からの愛着を強めることができるでしょう。
体験性と共感性を活かしたマーケティング
SNS投稿は、体験性の高いコンテンツを生み出すことに長けています。
画像や動画、文字情報を駆使したコンテンツにより、
- 複数枚の写真で商品の多様な利用シーンをイメージさせる
- 商品の使い方を映像とテロップでわかりやすく説明する
など、ユーザーが商品価値を実感しやすくなるアプローチが可能です。
またSNSでは、ブランドストーリーや商品開発の裏側、企業の社会貢献活動などを発信することで、ユーザーの深い共感を呼び起こすことにも期待できます。
単に商品の機能や性能をアピールするだけでなく、SNSを通じてブランドのコンセプトや企業理念を広く伝えていくことで、企業価値を高めることができるでしょう。
UGC増加とトレンド化
UGC(User Generated Content)とは、一般ユーザーによって生成されるコンテンツのことを指します。
SNSブランディングによって、企業や商品に対するユーザーからの関心が高まると、次第にユーザー自らが商品やサービスに関する投稿(UGC)を作成、拡散してくれるようになります。
特に、一般消費者からのレビュー投稿は、広告色が出やすい企業発信の情報よりも参考にされるケースが多く、口コミによるトレンド形成にも期待できるでしょう。
SNSブランディングを構築する流れ
SNSブランディングのメリットが理解できたら、実際にSNSブランディングを構築する流れを掴んでいきましょう。
SNSブランディングは、大きく分けて次の6つのステップで構築することができます。
1.目的とコンセプトを決める
まずは、SNSブランディングの目的を明確にしましょう。
- 新商品の認知度向上
- ブランドイメージの刷新
- 熱狂的なファンコミュニティの形成
といった目標を設定することで、SNSアカウントをどのように運営していくべきかを判断する指標にすることができます。
そして目標が定まったら、ブランドの世界観やターゲット層とすり合わせて、SNSアカウントのコンセプトを決めましょう。
- エシカルなインテリア雑貨のECブランド
→「環境に配慮したサステナブルなライフスタイルを身近に感じてもらう」 - インバウンド向け民泊紹介サービス
→「宿泊地周辺のスポット紹介や利用方法を動画で視覚的に伝える」
といった形で言語化すると、どのようなコンテンツを発信していくかをより明確にイメージしやすくなるでしょう。
2.ブランドアセットを定める
ブランドアセットとは、ブランドを構成する独自要素であり、世間のブランド認知を高める上で非常に大切です。
ブランドアセットの例には、次のようなものがあります。
- ロゴ
- キービジュアル
- キャッチコピー
- テーマカラー
- フォント
ブランドアセットは、SNSのプロフィール画像、ヘッダー画像、投稿コンテンツなど、あらゆる場面に使用することで、ブランドの世界観を統一する効果を発揮します。
特にInstagramアカウントでは、トンマナを統一してプロフィールの投稿一覧を美しく見せる手法が有効ですので、ブランドに合ったテーマカラーやフォントを決めて、投稿用テンプレートを用意しておく方法もおすすめです。
3.ターゲティングとCEPを設定する
ブランドアセットを定めたら、SNSブランディングのターゲット層を明確にして、CEP(Category Entry Point:カテゴリーエントリーポイント)を設定しましょう
CEPとは、消費者が特定のカテゴリーの商品やサービスを必要としたときに、最初にブランドや企業を想起させるためのきっかけになる部分です。
例えば、「学生が夏に喉が渇いた」ときに一番最初に思い浮かべる飲料ブランドのように、CEP設定では、ある特定の条件とターゲット層に対して、自社商品がどのようなニーズを満たすことができるかを事前に想定します。
そして、CEPに基づいて戦略的にSNSブランディングを行うことで、自社のターゲット層に対して確実に認知効果を生み出すことに期待できるのです。
まずは、ターゲット層の年齢、性別、興味関心、ライフスタイルなどを詳細にして、どのような状況で自社の商品やサービスが必要とされるのかを明確化していきましょう。
4.ブランドコミュニケーションのガイドラインを定める
企業の公式アカウント運営では、人事異動や退職といった内部の事情に影響なく継続できる環境を整えておく必要があります。
その上で特に重要になるなのが、ブランドコミュニケーションのガイドラインです。
ブランドコミュニケーションのガイドラインでは、SNSでの発信内容やコミュニケーション方法に関するルールを定めます。
- 言葉遣い
- 投稿頻度
- コメントへの対応
- 炎上対策
など、詳細なガイドラインを定めることで、ブランドイメージの一貫性を保ち、トラブルを未然に防ぐことができるでしょう。
5.ブランディング戦略に沿ってSNSを運用する
SNSブランディングの構築について、ここまで解説してきた、
- 目的とコンセプト
- ブランドアセット
- ターゲティングとCEP
- ブランドコミュニケーションのガイドライン
の整理ができたら、ブランディング戦略が整ったも同然です。実際にSNSを運用していきましょう。
初めのうちは、定期的な情報発信やユーザーとのコミュニケーションを継続することで、エンゲージメントやフォロワーの獲得を目指していくことになります。
フォロワーが増えて運用に慣れてきたら、キャンペーンやインフルエンサーとのコラボなど、さまざまな施策を通じてブランドの存在感を高めていきましょう。
6.ブランド調査などで分析・調整を繰り返す
SNSブランディングを成功させるためには、定期的にブランド調査を実施し、SNSアカウントの運用効果を測定することも大切です。
- フォロワー数の推移
- エンゲージメント(いいね!、コメント、シェア数など)
- UGCのリサーチ(エゴサーチ)
- ブランドイメージに関するアンケート
などを分析して改善点を見つけ、ブランディング戦略を定期的に調整しながらアカウント運用の最適化を目指しましょう。
関連記事
Instagramアカウント運用代行会社10選|メリット、選び方、費用感を徹底解説
SNSブランディングを成功させるポイント
SNSブランディングを構築する流れを掴んだら、実際にSNSブランディングを実践していきましょう。
本項では、SNSブランディングを成功させるポイントをご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
明確なペルソナを設定しておく
SNSブランディングを成功させるためには、ターゲット層を具体的にイメージすることが大切です。
一般的なWebマーケティングと同様に、SNSマーケティングにおいても明確なペルソナ設定は有効であり、
- 年齢
- 性別
- 職業
- 地域
- 趣味
- ライフスタイル
- 休日の過ごし方
- よく見るSNSアカウント
などを定めることで、ターゲット層の核心を突く訴求文やクリエイティブデザインの最適化に期待できます。
最適なSNSを選択する
SNSブランディングを成功させるためには、SNSの特性を掴んで、自社ブランドと相性の良いSNSを選択することも重要です。
SNSブランディングに有効なSNSと主な特性は、次の通りです。
SNSブランディングに有効なSNSと特性
- 【Instagram】美しい写真や動画素材を活かして、幅広い層にアプローチ可能。
女性や主婦層への高い販促力も特徴で、インフルエンサーマーケティングの成功事例も多い。 - 【X(旧Twitter)】情報鮮度が高く、拡散力にも優れる点が魅力。
キャンペーンやイベントの告知に適しているほか、リアルタイムで予約や混雑状況を伝える実店舗・施設のアカウント運用にも最適。 - 【TikTok】若い世代にアプローチしやすく、トレンド形成につながりやすい。
ダンスや流行りネタへの挑戦で親しみやすい社風をアピールし、求人に活かす企業例も多い。 - 【LINE】日本で最も利用されているSNS。
お得な情報発信で顧客ロイヤリティを高めたり、予約機能やチャットボット導入で集客・問い合わせを円滑化しやすい。 - 【YouTube】長尺動画で詳細な商品紹介や企業情報の発信に最適。
ブランドのコンセプトムービーや社員インタビューなど、コンテンツの活用幅が広い。
なお、活用するSNSアカウントは1つではなく、目的ごとに同時運用して使い分けることも可能です。
また、同時に複数のSNSを運用することで、いずれかしか利用していないユーザーの取りこぼしを防ぐ効果にも期待できるでしょう。
トンマナの統一を徹底する
トンマナとは、「トーン&マナー」の略で、ブランドの表現における雰囲気や言葉遣いのことを指します。
前述した<ブランドアセットを定める>の項でも触れましたが、トンマナの統一は、ブランドイメージの一貫性を保ち、ユーザー認知を高める効果をもたらします。
逆に言えば、毎回クリエイティブデザインや言葉遣いが安定しないアカウントは、覚えてもらい辛いということになるので、事前に定めたブランドアセットをしっかりと守ることが大切です。
中の人やキャラクターを活用する
SNSブランディングの成功例の中には、
- SNSの運用担当者(中の人)
- ブランド公式のマスコットキャラクター
などを活用しているアカウント事例が多くみられます。
中の人やキャラクターを前面に出すことで、公式アカウント特有の堅いイメージが軽減されるので、親近感を生み出すことに効果的です。
また、キャラクターを活用する場合はグッズ展開などもしやすいため、ブランドアイコンとしてさらなる認知効果に期待できるでしょう。
広告やインフルエンサー施策でブランド浸透を早める
自社ブランドの存在を一気に広めたい場合には、SNS広告やインフルエンサー施策を活用する方法が最も有効です。
SNS広告は、詳細なターゲティングやアルゴリズムに基づき、自社ブランドと親和性の高いユーザーにリーチできるため、フォロワー獲得やブランドサイトへの誘導に力を発揮します。
また、自社の商品カテゴリーやターゲット層に影響力を持つインフルエンサーにPR施策を依頼すれば、世間にブランドの魅力を一気にアピールすることができるでしょう。
特に、インフルエンサーマーケティングは話題性を生み出しやすく、UGCの生成を促進する効果にも期待できるので、長期的なブランディング効果にもつながります。
関連記事
インフルエンサーへの依頼方法と費用や料金相場、魅力的なPR成功事例7選
SNSブランディングの成功事例
本項では、実際にSNSブランディングに成功している企業の事例をいくつかご紹介します。
様々な業種の成功事例を取り上げていますので、ぜひ参考にしてください。
1.明治安田
画像:@meijiyasuda.official|Instagram
生命保険商品などを手掛ける「明治安田」は、SNS運用に力を入れており、
- X(旧Twitter)
- YouTube
- LINE
の公式アカウント(チャンネル)を運用しています。
中でもInstagramアカウントでは、トンマナが統一されたコンテンツとコンセプトが伝わる投稿内容で多くのフォロワーを獲得。
人の笑顔や幸せをテーマにしたフォトコンテストなど、写真コンテンツを活かしたユーザー参加型の施策も見られます。
素敵な笑顔あふれる写真をピックアップすることで、同社が掲げる「ひとに健康を、まちに元気を。」というブランドイメージをしっかりとユーザーに浸透させていますね。
また、ブランドのイメージカラーであるグリーンとオレンジの配色が守られていることで、ブランドアセットによる認知効果も果たしています。
わかさ生活
画像:@wakasaseikatsu_official|Instagram
サプリメント「ブルーベリーアイ」でお馴染みの「わかさ生活」では、
- X(旧Twitter)
- YouTube
- LINE
- TikTok
を運営しており、マスコットキャラクターの「ブルブルくん」が登場するハイクオリティなコンテンツが特徴になっています。
上記のInstagramリールでは、3D映像を駆使した本格的なアニメーション動画で視聴者を楽しませています。
ユーザーからも思わず「どこに力入れとんねん笑笑笑笑笑笑最高」というツッコミのコメントが届いており、ファンの期待に応えていることがうかがえますね。
その他の投稿にもブルブルくんは登場しており、マスコットキャラクターを活用した親しみやすいブランディングに成功しています。
ニッカウヰスキー
画像:@nikka_jp|X
アサヒグループの子会社で、日本を代表する洋酒ブランドである「ニッカウヰスキー」では、
- X(旧Twitter)
の公式アカウントを運営しており、中でもX(旧Twitter)では、ウイスキーのボトルマークに描かれている通称「ニッカおじさん」にちなんだアカウント運営で人気を集めています。
今年の❤️#バレンタインデー は、心をこめた手づくりの
チョコベーコン
ベーコンをカリカリに焼き、湯煎で溶かしたチョコレートを塗って冷ましたら完成じゃ!ベーコンの塩気とチョコの甘さが相まってウイスキーと合うんじゃよ!愛とか恋は甘くてしょっぱい!そう思うのはわしだけかのう? pic.twitter.com/YnAJA71A8i
— ニッカウヰスキー【公式】 (@nikka_jp) February 13, 2025
「ニッカおじさん」の徹底したキャラ設定と世界観がポイントになっており、一人称の「ワシ」や語尾の「~じゃよ」などの工夫で親しみやすい情報発信を実現しています。
また、発信内容も「お酒に合うつまみのレシピ」や「お酒に関する雑学」など、ブランドイメージにマッチしており、有益な情報発信で顧客ロイヤリティ(愛着)を高めている点も非常に参考になるでしょう。
パインアメ
画像:@nikka_jp|X
戦後間もない1951年(昭和26年)の発売以来、今なお愛され続ける「パインアメ」では、
- X(旧Twitter)
- LINE
を運営しており、現代の若い世代にもパインアメブランドをしっかりと浸透させています。
中でもX(旧Twitter)では、中の人(アカウント運用担当者)の人柄や風通しの良い社風が伝わる投稿スタイルが魅力です。
みなさーん、おパよーございまーっす( ´▽`)ノシ
— パインアメの【パイン株式会社】(公式) (@pain_ame) February 17, 2025
定番の挨拶「おパよーございまーっす」は、毎日欠かさず投稿されており、ブランドを印象付けるだけでなく、コメントでのコミュニケーションのきっかけにもなっています。
看板商品を前面に押し出した運用と、中の人による肩ひじ張らない投稿スタイルをぜひとも参考にしたいですね。
サンリオ
「ハローキティ」など数多くの人気キャラクターを生み出す「サンリオ」では、
- X(旧Twitter)
- YouTube
- LINE
- TikTok
に加えて、ライブ配信サービス「SHOWROOM(ショールーム)」や、メディアプラットフォーム「note」なども活用しており、国内外のブランド認知とファン獲得に成功しています。
@sanrio Tag the My Melody to your Kuromi #sanrio #kuromi #mymelody ♬ Relaxed (Sped Up) - MC Mablo Dos Paredões
上記のTikTokの例のように、海外向けの公式アカウントも運用しており、グローバル市場でブランド人気を成長させるための重要な役割を果たしています。
マスコットキャラクターが登場するショート動画には、簡単な英語テロップがついていますが、言語に頼らずとも視覚情報と音楽で楽しめる点がTikTokの強みです。
世界に向けてブランディングを図る場合には、SNSの映像コンテンツを活かして感覚的に視聴できる投稿を発信していきましょう。
大京警備保障
都内を中心に交通誘導などを手掛ける「大京警備保障」は、
- X(旧Twitter)
- TikTok
を運営しており、中でもTikTokでバズった企業アカウントとしてユーザーから人気を集めています。
@dkykeibi_tokyo What is this character?#animegelsheet #anime #fyp #foryou ♬ 紅蓮の弓矢 (第1〜13.5話OP) - mu-ray
上記の「目のイラストを書いた冷えピタを上司(CEO)に貼り付ける」というネタ動画を皮切りに面白い企業アカウントとしての地位を獲得。
中年社員の日常を通じて同世代に元気を与えている点はもちろん、会社名を背負う社員3人をブランドアイコンに採用している点なども企業の愛着を強めるポイントになっています。
SNSブランディングの注意点
最後に、SNSブランディングの注意点を解説します。
一貫性のある発信を徹底する
アカウントを運用する際には、ブランドイメージを損なわないよう、一貫性のある発信を心がけましょう。
言葉遣いやデザインなど、すべての要素においてブランドコンセプトに沿った表現を用い、「1アカウントにつき1つの人格」を徹底することが重要です。
運用時のガイドラインを共有しておく
担当者によって投稿の雰囲気にズレが生じたり、引き継ぎの際にブランドイメージが大きく変わらないように運用時のガイドラインを共有しておきましょう。
SNS運用に関わるメンバー全員がガイドラインを遵守することで、担当者が変わってもトラブルやファン離れを防ぐことができます。
炎上対策を忘れない
SNSアカウントのコンセプトやキャラクター設定を優先するあまり、過激な発言や不適切な表現が出てしまうことのないように気を付ける必要があります。
投稿のダブルチェックが可能な体制を整え、コメントやDMにおいてもユーザー視点を忘れずに慎重にコミュニケーションを取るように心がけましょう。
まとめ
本記事では「SNSブランディング」をテーマに、企業に必要な知識や成功するためのポイントを解説させていただきました。
SNSブランディングは、あらゆるビジネスにおいて、
- ブランド認知の獲得
- 顧客ロイヤリティの向上
- 売上・集客向上
に貢献する強力な手段となります。今回解説したブランド構築流れやアカウント運用のポイントを参考にしていただき、目指すべきブランディングの実現に向けて歩みを進めていきましょう。
なお、より短期間でブランド認知を高めてビジネスを加速させたい場合は、インフルエンサー施策が非常に有効な選択肢となりますので、ご興味のある方はぜひ「Find Model」にお気軽にご相談ください!
▼関連記事
▼おすすめ資料をダウンロードする