Instagramで新規リーチが取れる「リールの使い方完全ガイド」を無料配布中！
画像 : Meta Launches AI Video Restyling Tools in Edits and the Meta AI App
Meta社は、昨年から予告していたAIを活用した動画編集ツールの第一弾として、新機能「Restyle」を発表しました。この機能は、同社の対話型AI「Meta AI」およびInstagramの編集アプリ「Edits」内で利用可能となり、ユーザーが撮影した動画を、まるで別世界のような全く新しいスタイルに一変させることができます。
AIが動画をアニメやコミックの世界に変換
画像 : Meta Launches AI Video Restyling Tools in Edits and the Meta AI App
今回リリースされた「Restyle」は、AIが動画の内容や文脈を深く理解し、その雰囲気や見た目を根本から変えてしまう画期的な機能です。
例えば、あなたが撮影した日常の動画を、まるで自分がアニメ映画の主人公になったかのようなシーンに変えたり、深い海の中を漂っているような映像にしたりすることが可能です。
Meta社は服装や場所、スタイルなどを変える、あらかじめ用意された様々なAIプロンプト（指示）を使って、ショート動画を簡単に編集できるようになると説明しています。動画をグラフィックノベル風にしたり、ヴィンテージコミック調のイラストレーションにしたりすることもできます。雨の日に撮った少し暗い動画も、キラキラとした光や柔らかなフォーカスを加えることで、幻想的な雰囲気の映像に生まれ変わらせることが可能です。
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使い方は簡単、ただし将来は有料化も
画像 : Meta Launches AI Video Restyling Tools in Edits and the Meta AI App
利用方法は非常にシンプルで、ユーザーは自由なテキストで指示を入力するのではなく、あらかじめ用意されたプロンプトの中から好きなスタイルを選ぶだけです。Metaによると、この機能は現在、米国をはじめとする十数カ国で提供が開始されています。
現時点では50種類以上のプロンプトが用意されており、最大10秒間の動画を「期間限定で無料」で変換できます。
ただし、この「期間限定」という言葉には注意が必要です。Instagramの責任者であるアダム・モッセリ氏は以前から、AI編集機能のような高度な技術にはコストがかかるため、将来的には有料化して費用を賄う必要があると示唆していました。今回の発表からも、いずれ「Restyle」のような機能が有料サブスクリプションの一部となる可能性は高いと考えられます。
SNSでの新たな表現、コミュニケーションはどう変わるか
この新機能は、SNSにおける動画のあり方を変えるのでしょうか。
その影響は、かつてSnapchatが提供し人気を博した「レンズ機能」と似たものになるかもしれません。つまり、一部のユーザーはトレンドのエフェクトとしてこの機能を楽しみますが、多くのユーザーはこれまで通り、フィルターをかけない日常の姿を共有し続けると予想されます。
SNSの本来の価値は、人との「つながり」にあります。動画を非現実的なシナリオに加工することは、目新しく楽しい体験ではあるものの、必ずしもその本質的なつながりを深めるものではないという見方もできます。
一方で、「レンズ機能」がそうであったように、特定のスタイルがトレンドとなり、多くの人が同じエフェクトを使って自分の動画を投稿することで、新たなエンゲージメントやコミュニケーションが生まれる可能性も十分にあります。
そのため「Restyle」はMetaのアプリにおける新たな自己表現や楽しみ方を広げる可能性を秘めています。今後のSNSにおける動画コンテンツの進化に注目です。
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