ファッション業界ではトレンドが目まぐるしく変わり、消費者に新鮮な情報を届けることが必須となっています。
SNSを使って情報発信したり、ホームページやWEBメディアを使っていかに消費者との接点をつくるかに注力しているファッション・アパレルブランドも多いでしょう。
SNSでの情報発信においては、さまざまSNSが使われていますが、LINE公式アカウントを活用してファッションブランドの新作やキャンペーン情報を発信している企業も多くいます。
LINE公式アカウントは、フォローしてもらうことで自社からの情報を送ることができたり、チャットボット機能を活用してユーザーとのコミュニケーションを密にできたりと、便利な機能を利用できるようになります。
今回は、そんな企業の運営するファッションブランドのLINE公式アカウントを紹介していきます。
ファッションブランドでSNSマーケティングを検討している際にぜひお役立てください。
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目次
参考にしたいファッションブランドのLINE公式アカウント5選
それではさっそく、参考にしたいファッションブランドのLINE公式アカウントを5つご紹介いたします。
ユニクロ
画像:ユニクロ | LINE Official Account
最初にご紹介する参考にしたいファッションブランドのLINE公式アカウントは「ユニクロ」です。
LINEアカウント:ユニクロ | LINE Official Account
友だち登録者数:約4,046万人
ユニクロは実用(カジュアル)衣料品の製造小売を一括して展開する日本における代表的ファッションブランド。コスパや質の良さから全世界から絶大な人気を集めています。
そんなユニクロの公式LINEアカウントは、ファッションブランドの公式LINEアカウントの中で最も友だち登録者数が多く人気を誇っています。
定期的に配信されるメッセージには、セール商品やおすすめ商品の情報が豊富。ひとつひとつの商品がいつまで販売されているか、色は何種類あるのかなど詳しく書かれているのでとても分かりやすくなっています。
画像:ユニクロ | LINE Official Account
トーク下に表示されるリッチメニューには
- オンラインストア情報
- 随時更新されるセール情報
- 今週のチラシの詳細
- 会員ページへの移動
- 毎週更新される話題の新作情報
- 季節に合ったおすすめしたいアイテム
以上6つの項目をチェックすることができました。
デジタルチラシには期間限定商品や一部店舗商品など限定的なものがおすすめされています。
ページ上部の項目では性別、カテゴリーを選択することができ、ユーザーが素早く商品を探すことができるように工夫されています。
折込チラシを見ることも少なくなった現代ですが、WEB上でチラシを見ることができるのでとても便利ですね。
リッチメニューのひとつ「会員IDバーコード」の画面をタップすると、会員ページへ移動することもできます。
ユニクロ会員になると会員限定クーポンや自分が購入した商品一覧などを見ることが可能になります。
画像:ユニクロ | LINE Official Account
またタイムライン投稿(現在ではLINE VOOM)の最大の特徴は毎日朝・昼・夜の計三回にわたって投稿を継続して発信しているところです。タイムラインに毎日定期的に情報発信を行うことで、ユーザーに情報を見てもらえる機会が増え、今後の集客に繋がります。
タイムライン投稿の内容は、季節に沿ったアイテムのコーディネート例やこれから発売開始する新商品の紹介などがメインです。
他にも、おしゃれな人のコーディネートが見れる特集の紹介や「ピンク色の新作」「クリスマスに合うレッドアイテム」など色別にまとめた特集を配信しているところもポイント。いまいちコーディネートのやり方が分からないとき、カラーごとにアイテムを探しているとき、とても参考になる情報が満載です。
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ギャップ ジャパン
画像:ギャップ ジャパン | LINE Official Account
続いてご紹介する参考にしたいファッションブランドのLINE公式アカウントは「ギャップ ジャパン」です。
LINEアカウント:ギャップ ジャパン | LINE Official Account
友だち登録者数:約575万人
「ギャップ」はアメリカ・カリフォルニア州のサンフランシスコで生まれ、いまや世界各国に約3.500店を構える大型ファッションブランドです。
リッチメニューの「トップ」のタブには
- ストア&オンラインのセール情報
- 新規登録で使えるクーポン
- Gap公式キッズクラブ"ブラナンクラブ"について
チェックすることができます。
画像:ギャップ ジャパン | LINE Official Account
また「スタイリング」「商品をさがす」のボタンもあります。
「スタイリング」をタップし「性別で選ぶ」のボタンをタップすると、コーデの一覧のサイトへ移動します。
また「商品をさがす」をタップし表示されるバナーから検索したいカテゴリーを選択するとおすすめのアイテム一覧へ移動します。
どちらもメッセージ機能を使ってアンケート形式で先にユーザーに探す手順を示すことで簡単に商品一覧をチェックしてもらえます。LINEのメッセージ機能と公式オンラインサイトをリンクさせた大変秀逸な例と言えるでしょう。
「オンラインストア」のタブを選択し、「ウィメンズ」「ガールズ」などをタップすると選択したターゲットに向けた商品がオンラインストアでチェックできる仕組みになっています。
またタイムライン投稿の中で特に反応が良かった投稿をご紹介します。
画像:ギャップ ジャパン | LINE Official Account
一つ目(左)は「Gapで楽しむ冬のファミリーコーデ」とをテーマとして、Webマガジン「HOUYHNHNM」が選ぶ10組のおしゃれ親子のスナップ特集の一例です。Gapのアイテムを街中で着こなした親子の姿が映し出されています。
二つ目(右)は、「Gap公式キッズ&ベビーモデルのICONIC STYLE・GAP DENIM特集」です。アイテムを可愛らしく着こなしているキッズモデルの画像はとてもインパクトがありますし、お子さんにぜひ着させたい!と考える方も多いのではないでしょうか。
画像と併せて公式サイトへのリンクも貼ってあるのでユーザーを誘導しているポイントもあります。また実際に他の人の着こなしを見ることでコーディネートの参考にもなりますね。
オンワード・クローゼット
画像:オンワード・クローゼット | LINE Official Account
続いてご紹介する参考にしたいファッションブランドのLINE公式アカウントは「オンワード・クローゼット」です。
LINEアカウント:オンワード・クローゼット | LINE Official Account
友だち登録者数:約1,083万人
オンワード・クローゼットは「23区」「組曲」「Paul Smith」など人気ブランドがお買い求めいただけるオンワードグループ公式ファッション通販サイトです。
LINE公式アカウントのファッション部門でユニクロに次ぐ2番目に人気の高いアカウントとなっています。
画像:オンワード・クローゼット | LINE Official Account
オンワード・クローゼットのLINE公式アカウントではセールやキャンペーンなどお得な情報をいち早く知ることができます。またLINEアカウントとオンワードメンバーズの会員IDを連携すると、「ラスト1通知」や「お値下げ連絡」などがメッセージとして送られてきます。
上部に示した画像のように、リッチメニューではお得なクーポンや売れ筋ランキングを見ることができます。
左下のボタンをタップすると最新の売れ筋ランキングのページに移動することができるなど、ユーザーにもっとブランドを知ってもらうための仕掛けが盛り込まれていますね。
画像:オンワード・クローゼット | LINE Official Account
タイムライン投稿には、人気スタッフによるお気に入りアイテム紹介とアイテムをチョイスした理由などをまとめた特集を見ることができます。自分が着こなしたいあるスタイルがあれば、それに合わせたブランドのアイテムをスタッフの皆さんが紹介してくれています。
他にも、期間限定のキャンペーンや最新売れ筋ランキングなどの情報も。
お得なキャンペーンを実施することで、少し商品を買うことに抵抗があった人の購買意欲を掻き立てることができます。また売れ筋ランキングを見ることで最新の流行りについても確認できるので、これらの情報を頻繁に発信していくことでより大きな集客が見込めるでしょう。
LINE公式アカウントの運営をするならぜひ取り入れたいポイントですね。
DHOLIC
画像:DHOLIC | LINE Official Account
続いてご紹介する参考にしたいファッションブランドのLINE公式アカウントは「DHOLIC」です。
LINEアカウント:DHOLIC | LINE Official Account
友だち登録者数:約67万人
最新トレンドファッション・コスメを扱うライフスタイル通販サイト「DHOLIC」。さまざまなライフスタイルに寄り添い、生活の中で気軽に身近に利用することのできる通販サイトです。
画像:DHOLIC | LINE Official Account
LINE公式アカウントのメッセージでは、基本的にクーポン情報についてチェックすることができます。右下の「コスメモニター」では自分で商品のレビューを投稿するとキャンペーンに参加することができるといった企画も組み込まれています。
モニターを募集するなど、一般消費者の口コミやレビューといった「UGC」を獲得することは、公平な商品紹介ができ、購入を検討している人の背中を押してあげられることからSNSマーケティングを行う上で大変重要です。
画像:DHOLIC | LINE Official Account
タイムライン投稿の最大の特徴として、以下の2点が挙げられます。
-
画像が多く、消費者が知りたい情報が豊富
-
キャプションが丁寧(価格、型番など)
一つ目のポイントにもあるように、ひとつの投稿に最大の4枚の画像を付けて紹介しており、ユーザー商品のイメージを分かりやすく伝えている特徴があります。
また価格や型番などの情報が丁寧で分かりやすく、ひとつひとつのアイテムに対してリンクが載せられているので気になった商品をいち早くチェックすることができます。
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.st / ドットエスティ
画像:.st / ドットエスティ | LINE Official Account
最後にご紹介する参考にしたいファッションブランドのLINE公式アカウントは「.st / ドットエスティ」です。
LINEアカウント:.st / ドットエスティ | LINE Official Account
友だち登録者数:約734万人
.st(ドットエスティ)とはグローバルワークやローリーズファーム、ニコアンドなど30の人気ブランドが集まる直営WEB STOREです。
LINEのメッセージから送られてくる
- セール情報
- 新作アイテム
- 先週の人気アイテムのランキング
- 予約商品
のタブをタップすることで簡単に情報を入手することができます。
画像:.st / ドットエスティ | LINE Official Account
店舗でお買い物をしたとき会員バーコードを提示するとポイントが貯まる仕組みとなっています。有名ブランドを併せ持つ.stならではの、たくさんのお店で利用できるメリットがあるのでぜひ一度登録してみたいですね。
また同社の公式アプリも展開しており、こちらでも同様にクーポン情報やポイントを管理できるサービスとなっています。こちらもぜひチェックしてみてください。
まとめ
ファッションブランドのLINE公式アカウントについて紹介してきましたが、いかがでしたか。
ファッションはトレンドの移りが激しく、また、他ブランドとの競争もし烈なことからいかに普段からファンを囲い込めるかが重要です。
その点、LINE公式アカウントは集客~ファン化につなげるさまざまな機能が充実しているため、ファッションブランドの強い味方となってくれるでしょう。
今回の記事を参考にぜひLINE公式アカウントの運営を強化してみてはいかがでしょうか。
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