リール(Reels)とは、Instagramで動画を投稿できる機能の1つです。
最大90秒のショート動画を自由に加工して、投稿・共有ができます。
Instagramにて15秒から最大90秒の短尺動画を共有できる新機能です。
動画にはスタンプやペイント、音楽、ARエフェクトなどを追加でき、よりクリエイティブな動画を作成・共有することができます。
本記事ではInstagram新機能である「リール」の基本的な使い方について
- リール(Reels)とは
- リール動画を見る方法
- リール動画を投稿する方法
- リールに関するQ&A
の項目に沿ってシンプルにわかりやすく解説していきます。
リール(Reels)動画の作り方をわかりやすく解説しております▼
目次
Instagram「リール(Reels)」とは
画像:Instagram、短尺動画を作成・発見できる新機能「リール」を発表|Facebook Newsroom
リールとは、Instagramの動画共有機能の1つです。
スタンプやBGMなどの加工ができ、人気SNS「TikTok」に似た機能です。
リールには以下の特徴があります。
- スマホ全画面表示の動画投稿ができる
- 15秒から最大90秒の短尺動画を作成・共有が可能
- テキストやスタンプなどの基本編集ができる
- BGMやARエフェクトなどの動画編集もできる
- フォロワー以外のユーザーにも見つけてもらいやすくなる
Instagramストーリーズと似た機能ですが、大きな違いは「リール専用タブ」や「発見タブ(虫メガネアイコン)」内でも表示される点。
自身のフォロワー以外のユーザーにもリール動画が表示されるため、より多くのユーザーに自分のコンテンツを見てもらえる可能性があるのがリールの大きな特徴です。
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人気のリール動画は数千万回も再生されるなど、ひとたび話題になれば、自分の投稿を非常に多くの人に見てもらえるポテンシャルを秘めています。
それでは、実際にどのようにInstagramのリールを使うのか以下で紹介していきましょう。
リールの動画を見る方法
まずは、リールの動画を見る方法を紹介します。
リールが表示される場所は主に
- Instagram発見タブ
- リール投稿者のInstagramプロフィール
- Instagramフィード
の3カ所です。リールの操作方法とあわせて紹介しましょう。
リール動画の見方と操作方法
リールはタップとスワイプにより直観的な操作が可能です。
各アイコンの説明▼
- プロフィール
リール投稿者のプロフィールを表示 - 続きを読む
リールのキャプションテキストを表示 - 音源タイトル
タップすると同じ音源が使われているリール動画を一覧表示 - エフェクト
タップすると同じエフェクトが使われているリール動画を一覧表示
- ハート
リールに「いいね!」をする。 - コメント
リールにコメントを残す。他ユーザーのコメントも閲覧できる - シェア
リールを他ユーザーにシェア。自分のInstagramストーリーズにも共有できる - その他メニュー
報告、興味なし、保存、リール動画のURLリンクコピー、外部へのシェア、リミックスが可能。
見たくないジャンルのリールが表示されるときは「興味なし」により、表示頻度をある程度減らすことができる。
リールの見方1:発見タブから見る
Instagramアプリ下部の「発見タブ(虫眼鏡アイコン)」をタップすることで、フィード投稿と併せてリール動画が表示されます。
画像:Instagramアプリ「発見タブ」
リールの見方2:プロフィールから見る
Instagramでリールを投稿しているユーザーのプロフィール画面にある「リール」アイコンからも過去投稿されたリールを閲覧することができます。
リールの見方3:フィードから見る
Instagramのフィード(タイムライン)画面にリールをシェアしている人がフォロワーの中にいる場合、リール動画が自分のフィード画面も表示されます。
動画の左下に「リールを見る」が表示されており、動画をタップすることでリール動画を全画面で表示できます。
画像左:Instagramフィード画面、画像右:@pooboobijou|Instagram
リールの見方4:リールアイコンから見る方法
ホーム画面下の右から2番目にある「リール」アイコンからもリールを見ることができます。
表示されるリール動画はデフォルトではInstagramからのおすすめ投稿となっていますが、フォローアカウントのリール動画・近くのスポットで撮影されたリール動画を閲覧することも可能です。
リール動画の投稿方法
続いてリール動画を投稿する方法を紹介します。
リール動画作成の仕組み
リールの動画は15秒から最大で90秒のショートムービーを作成できます。(基本は15秒だが変更できる)
いくつかの動画クリップを編集によりつなぎ合わせることで一つの動画をつくっていく仕組みのため、「ワンカット」で動画を撮影したり、「複数カット」の撮影により動画をまとめるといった使い方ができます。
あらかじめスマホで撮影した動画も取り込みでき、BGMやエフェクトを追加することで視覚・聴覚に訴える魅力的な動画コンテンツを作成可能です。
リール動画の作り方
リール動画は以下の手順で作成していきます。
- リール作成画面の表示
- 音源(BGM)の選択
- 動画の撮影(必要に応じてエフェクト追加)
- 撮影した動画の編集
- キャプションの記入とカバー画像の選択
詳しく解説していきましょう。
1. リール作成画面の表示
リール動画はInstagramストーリーズ作成画面からつくることができますので、まずはストーリーズ作成画面を表示しましょう。
例として、プロフィール画面のストーリーズアイコンをタップ。続けてInstagramストーリーズ作成画面下の「リール」をタップします。
リールの作成画面が表示されます。表示されるアイコンはそれぞれ以下の機能があります。
各アイコンの説明▼
2. 音源(BGM)の選択
「音源」アイコンから音源を選択します。
上部の検索ボックスに楽曲のタイトルを入力することで、リールで使いたい目的の音源を検索することができます。
また、音源で使用したいシーンを切り抜くことも可能です。サビの部分だけ使いたいといった場合に便利です。
3. 動画の撮影(必要に応じてエフェクト追加)
「エフェクト」を選択すると、さまざまなARエフェクトを動画に追加できます。
希望のエフェクトを選択し「画面中央下のエフェクトアイコン」をタップすることで、そのエフェクトを反映した動画を撮影できます。もう一度タップするとリール動画の撮影がストップします。
なお、動画の撮影は撮影ボタンの長押しでも可能ですので、好みに合わせて使い分けましょう。
直前の動画の終わりと同じ配置で次の動画を撮影したい場合は、「位置合わせ」機能が便利です。(動画を一つ以上撮影すると追加されます)
左メニューの「位置合わせ」アイコンをタップすると、直前の動画の最後のシーンがうっすらと画面に表示され、動画開始位置のサポートになります。
4. 撮影した動画の編集
ワンカットあるいは複数カットの動画を撮影したら、動画を編集します。
画面下の「タイミングを編集」をタップすると、今まで撮影した動画クリップが画面下に一覧で表示されます。
撮影したトラックをタップすると長さや速度を調節したり、切り取りを行うことができます。
違和感なく一つのリール動画になるよう調整しましょう。
また、画面下部の操作一覧から撮影後に以下の編集を行うことができます。
・クリップごとの編集
・クリップを追加
・音源を追加
・テキスト
・スタンプ
・ボイスオーバー(動画の音声を残しつつ自分の声を追加できる機能)
・音量
・フィルター
・並び替え
動画に合わせた編集を行っていきましょう。
一通りの編集ができたら、画面右上の「→」をタップしましょう。
5. キャプションの記入とカバー画像の選択
最後にリール動画の内容に沿ったテキストを入力します。
Instagramの投稿と同じようにハッシュタグ(#●●●●)やメンション(@+ユーザーネーム)の追加もできますので、必要に応じて記載しましょう。
また、「カバーを編集」をタップするとリール動画のカバー画像を変更できます。
動画のワンシーンあるいはカメラロールから選択できますが、他ユーザーが興味を持ってもらうために重要なものですので、動画を見たくなるインパクトのあるカバーを設定しましょう。
この画面はカメラロールからも選択できます。
なお、作成したリール動画は自分のInstagramのフィード(スイッチのON/OFF)やストーリーズ(同画面の「ストーリーズタブ」より)にも追加可能です。
公開したい場所を設定したら「シェア」ボタンをタップしてリールの投稿完了となります。
【見る】項目で紹介したリールの表示場所(発見タブ、プロフィール、フィード)に投稿したリール動画が表示されるようになります。
【必読】投稿したリール(Reels)をおすすめ表示させるには?
Instagramのリールは主に
- リール専用タブ
- 発見タブ(虫メガネアイコン)
を通して自分のフォロワー以外の人に表示され、爆発的にバズる可能性を秘めていますが、リール動画をつくる際にInstagramが公式で「おすすめしている要素」「おすすめしていない要素」があります。
以下に簡単に紹介しておきましょう。
リール動画でおすすめされている要素
- 面白くて楽しい動画(喜ばせる、注目を集める、笑わせる、驚かせる など)
- 他のユーザーも参加しやすいトレンドの発端になる動画
- クリエイティブツールを使った動画(テキスト、カメラフィルターなどを使用)
- スマホ縦向きの動画
- BGMをつけた動画
- 今までにない新しい体験がされた動画
簡単に言うと、
「縦型画面で撮影し、音楽やエフェクトで魅力的にして、Instagramからブームが起きるような面白い動画を投稿してね!」
ということになります。
リール動画で避けるべき要素
一方、以下の要素が含まれているとリール動画がInstagramでおすすめ表示されにくくなります。
- ぼやけていたり、解像度の低い動画
- ロゴやウォーターマーク(透かし)が入っているなど、明らかに他のアプリから再利用・転載された動画
- 周囲に枠線を付けた動画
- 大部分がテキストで覆われている動画
特に、TikTokなど別のSNSですでに投稿された動画をリールとして再投稿する場合、「ロゴ・透かし」が入ってしまいますが、そうした動画はInstagramでおすすめ表示されにくくなりますので注意しましょう。
世界に無い「今」できたオリジナルのコンテンツをInstagramに投稿しましょう。
関連記事
【再生数アップ!】Instagramリールでおすすめ表示される方法・されない方法
リールの使い方Q&A
さいごに、リールの使い方についてQ&Aを用意しました。リールの使い方でで困った際にご活用ください。
Q&A一覧▼
- Q. 自分のリールをたくさんの人に見てもらいたい
- Q. リールの音源(BGM)が利用できない
- Q. 自作したオリジナル音源をリールで使いたい
- Q. リールのビジネス活用をしたい
Q. 自分のリールをたくさんの人に見てもらいたい
A. リール動画をつくる際に推奨されない要素をなくして、人気のトレンドを取り入れてみましょう
リール動画にはInstagramのアルゴリズム(システム)でおすすめ表示されにくくなってしまう要素があります。
- 解像度が低い、ぼやけている
- 他SNSからの再利用
- 動画の周囲に枠線を付けている
- テキストメイン
これらの要素はInstagramのリールでは避けるようにしましょう。
また、今流行りのトレンドは人気投稿になりやすいため、たくさん再生されていたり、たくさんいいね!をもらっているリールを参考に動画を作成してみましょう。
Q. リールの音源(BGM)が利用できない
A. アカウント種別(ビジネス/クリエイター)の変更、再ログイン、Instagramアプリのアップデート、Instagramアプリの再インストールを試してみましょう
リールの音源を選択しようと思ったが、「一部のアカウントではInstagramミュージックをご利用いただけません」という表示になり音源を選択できない場合は以下を試すことで改善される場合があります。
※改善が保証されている方法ではありません。自己責任の上実施ください。
アカウント種別を変更(ビジネス/クリエイター)
自分のInstagramアカウントをビジネスアカウント、もしくはクリエイターアカウントに切り替えることで改善される場合があります。
変更のやり方は「プロフィール」⇒「右上メニュー」⇒「設定」⇒「アカウント」⇒「クリエイター/ビジネスアカウントに切り替える」で切り替えできます。
「個人アカウント」への変更は、過去の広告コンテンツとインサイトデータが失われてしまいますので切り替えしないように気をつけましょう。(個人アカウントへの切り替えはご自身の責任のもと実施ください)
Instagramの再ログイン
Instagramのログアウト・ログインにより改善される場合があります。
「プロフィール」⇒「右上メニュー」⇒「設定」⇒「ログアウト」でログアウト後、再度ログインしてみましょう。
尚、パスワード忘れによりログインできないトラブルも想定されますので、あらかじめログイン情報を確認してから試してみましょう。
Instagramアプリのアップデート
Instagramアプリを最新版にアップデートすることで改善される場合があります。
よりバージョンを確認し、最新版にアップデートしましょう。
Instagramアプリの再インストール
Instagramアプリの再インストールによって改善される場合があります。
アプリの削除を行い、上記のInstagramアプリダウンロードページより再インストールしてみましょう。(アプリアイコンの長押しやスマホ設定画面より削除できます)
Instagramの投稿写真データはインターネット上に保存されていますので、Instagramアプリを削除しても過去のコンテンツは基本的に削除されません。
ただし、予期せぬトラブルもありえますので、実施する場合は自己責任にて行いましょう。
Q. 自作したオリジナルの音源をリールで使いたい
A. リール動画はオリジナルの音源を流しながら撮影することも可能です。
オリジナル音源を使ったリール動画をシェアした場合、そのオリジナル音源は投稿者に帰属されます。
また、その音源は別のユーザーがリールの音源としても利用可能になります。
利用者とビジネスはオリジナル音源を流しながらリール動画を撮影することもできます。
オリジナル音源を使ったリール動画をシェアすると、その音源は投稿者に帰属するものとなります。
公開アカウントからのシェアであれば、他の人はその動画の[音源を使う]を選ぶことで、同じ音源を自分の動画に使うことができます。
例えば、ボイスオーバーを使った製品チュートリアルのリール動画を見た人が、その動画の[音源を使う]をタップすれば、同じ音源を使って別の動画を作ることができます。
Q. リールのビジネス活用をしたい
A. 自社アカウントでのリール投稿やリール広告の出稿が可能
リールは自社のフォロワー以外へも投稿をリーチさせることが可能ですので、話題性の高いコンテンツを積極的に投稿し、自社ブランドのフォロワー・ファンを獲得する使い方は大変有効です。
また、リール投稿とリール投稿の間に挿入される「リール広告」も展開されています。
通常のリール同様にいいねやコメントの機能が搭載されているだけでなく、動画内で宣伝されている商品やサービスについての詳細をボタン一つですぐに知ることができます。
スマホ全画面のダイナミックな動画で商品を訴求できるため、ユーザーに商品の魅力を伝えやすいのが特徴です。
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Instagramリールまとめ
InstagramリールはTikTokやYouTubeShortsと並び、大きな注目が集まっています。
時間を忘れてコンテンツを楽しめる機能であり、今後のビジネス機能の追加によりさらに活用の幅が広がる可能性を秘めています。
ビジネス機能など、新たな機能が追加される前にまずはリールの使い方を学び、どのようなものか実際に自分の体で身をもって体験してみましょう。
インスタラボ編集部の公式記事。
支援実績11,000件、最大2.6億リーチ可能なFindModel(ソーシャルワイヤー株式会社)が運営しています。
ILライター:M.N・Y.O・T.S・R.S・K.Mの5名で運用。
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