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Instagram、待望の3:4写真ネイティブサポート開始!スマホ撮影そのままの美しさで共有可能に
画像 : Instagram Adds Native Support for 3:4 Images
多くのスマートフォンカメラで標準となっている3:4アスペクト比の写真が、Instagramでより美しく、意図した通りに表示されるようになります。
人気SNSのInstagramは、プラットフォームが新たに3:4アスペクト比の写真に対応したことを発表しました。これは、特に多くのスマートフォンカメラの標準フォーマットであるため、ユーザーにとっては嬉しいアップデートと言えるでしょう。
撮影したままの構図で、より忠実な表現が可能に
これまで、Instagramに3:4で撮影した写真を投稿しようとすると、プラットフォームの仕様に合わせて自動的にトリミングされたり、場合によっては画像が引き伸ばされて表示されたりすることがありました。しかし今回のアップデートにより、3:4形式で作成・撮影された画像をInstagramに投稿すると、フィード内で撮影したそのままの形で表示されるようになります。これにより、ユーザーは自身の意図した構図やクオリティを損なうことなく、写真を共有できるようになります。
Instagramのクリエイター向け公式情報チャンネル(Instagram Creators channel)では、この変更について次のように説明されています。
「今後、3:4の画像をアップロードすると、撮影したそのままの形で表示されます。これは単一の写真投稿とカルーセル投稿の両方で機能します。」
この変更は、日常的にスマートフォンで写真を撮影し、手軽に投稿する多くのユーザーにとっては小さな変化に感じられるかもしれません。しかし、アプリ内で最も効果的なビジュアル表現を追求し、写真一枚一枚の構図や見え方にこだわりを持つクリエイターや写真愛好家にとっては、作品をより忠実に、そして美しく見せることができる重要なプレゼンテーションの改善と言えるでしょう。
もちろん、従来からサポートされている1:1(スクエア)や4:5といったアスペクト比の写真も引き続き共有可能です。今回の3:4の追加は、ユーザーにとって表現の選択肢をさらに広げるものとなります。
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動画シフトの中での静止画サポート強化の意義
Instagramはここ数年、「もはや単なる写真共有プラットフォームではない」と繰り返し表明しており、エンゲージメントの主要な原動力として動画コンテンツ(特にリール)とメッセージング機能に注力してきました。実際に、直近の報告によれば、Instagramフィード内のコンテンツの50%以上がAIによって推奨されるリール動画で占められるようになっているとも言われています。
リール動画はユーザーをプラットフォームにより長く滞在させ、メッセージングはユーザー間のインタラクションを促進する上で重要な役割を担っています。このような状況から、静止画はInstagramの戦略における主要な焦点とは言えなくなってきているのは事実です。
しかしながら、友人同士のコミュニケーションや日常の記録として、写真は依然として多くのユーザーにとって重要な共有手段であり続けています。ブランドやクリエイターがリーチの最大化を目指す場合、動画コンテンツが優先される傾向はありますが、今回の3:4サポートの追加は、静止画を通じたコミュニケーションや表現の可能性を改めて見直すきっかけになるかもしれません。
今回のアップデートは、Instagramが動画コンテンツを重視する大きな流れの中にあっても、ユーザー体験の細やかな改善を続けていることを示す一例と言えるでしょう。写真を通じた表現を大切にするユーザーは、この新しいオプションを今後のInstagram戦略に活かしてみてはいかがでしょうか。
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