自社企業でアカウントを開設し、インスタグラムに参入している企業アカウント数は、2016年の段階で約1万社を超え、日々増加の一途をたどっています。2018年11月にはインスタグラム日本国内のユーザー数が2,900万人を超えて、今やインスタグラムはマーケティングにおいて重要なツールとなっています。
今回はインスタグラムを企業アカウント開設について、開設前に決めておくべきことや運用のルールなどを詳しくご紹介します。
目次
インスタグラムに企業アカウントが参入している市場背景
株式会社ユーザーローカルの2016年に発表したデータによるとインスタグラムの国内企業アカウント開設社数が1万社を突破しました。
公式アカウントだけでなく、美容師やフリーカメラマンなど「ビジネス」を目的にアカウントの運用を行っているフリーランスなどのユーザーも含めるとその数は25,000にまで上るとされています。
沢山のユーザーが日常的に利用しているInstagramでアカウントを作成し、運用を開始している企業やユーザーは年々増加しており、今注目のマーケティングの一つとなっています。
企業がSNS(Instagram)アカウントを開設する3つのメリット
企業がInstagramアカウントを開設して運用することで、以下の大きなメリットがあります。
1. 見込み顧客となるユーザーとの接点を確保できる
InstagramをはじめとしたSNSを企業が開設するメリットは、見込み顧客となるユーザーとの接点が増えることです。
一昔前であれば企業アカウントは、特別な存在というイメージでしたが、SNSによって気軽に意見を伝えることができることが可能になり、ユーザーと企業の敷居が低くなりました。
たとえば、Twitterでは運用担当者の人間性(キャラクター)を重視したSNS運用を行っているユニークなアカウントが存在し、多くのユーザーから愛されているケースも散見されます。
Instagramでは、自社製品を活用した美しい写真などのクリエイティブを投稿することでファンが増え、実際に製品を購入するケースも多くあります。
SNSアカウントを運用することでユーザーとの距離感の近さを利用して熱烈なファンに育てることも可能となります。
2. ユーザーから製品やサービスのフィードバックをもらうことができる
InstagramなどのSNSをビジネスで利用する利点の1つは、顧客の意見をダイレクトに受け取れる点です。
製品に関する情報を発信すると、コンテンツのコメント欄から消費者の声を受け取ることができます。または「いいね」の数を見て、どれくらい消費者にコンテンツを気に入ってもらえたか指標を見える化することも可能です。
コアなファンから得られたフィードバックは、製品開発者も気づかなかった鋭い視点のものもあり、製品をブラッシュアップさせていくための貴重な意見となります。
ポジティブな意見はもちろん、ネガティブな意見も含めて、自社のせいちょうに欠かせない情報を提供してもらうことができます。
3. 企業の認知向上に繋がる
Instagramのアカウントを運用することで露出が増え、話題を提供することで企業の認知向上につなげることができます。
自社の認知度を広めるためにインスタを始めるという企業は多くなっており、ユーザーと企業との垣根が低くなっているからこそ、InstagramなどのSNSを活用した自社ブランディングが重要になっています。
自社のターゲットとしているユーザーがメインで利用している時間帯やハッシュタグを分析し、投稿のタイミングをコントロールすることで目的とするユーザーに自社アカウントを効率的に見つけてもらえる可能性が広がります。
Instagramにおける認知拡大の手段は主に2つ
インスタグラムにおける企業アカウントの認知拡大は、
- 【A】既に自社アカウントをフォローしているユーザーに自社の新しい投
稿を閲覧してもらい、口コミ等で更に広げてもらう - 【B】まだ自社アカウントをフォローしていないユーザーが、
自社アカウントの投稿を発見し閲覧する
それぞれのパターンでどのようなアプローチをすればよいのか以下に解説していきます。
【パターンA】既に自社アカウントをフォローしているユーザーへのアプローチ
自社アカウントのフォロワーへ対しては、ユーザーがアクティブな時間等を分析した上で頻度高く(
そのためには、アカウントの世界観を崩さずユーザーが飽きないように継続してクオリティの高いコンテンツを作り続けることが必要になります。
ターゲットとしているユーザーの属性分析を行い、そのユーザーが好むコンテンツを作成し投稿し続けます。投稿を見ることがユーザーの「日課」にまで落とし込むことを目的にします。
そうすることで、アカウントのフォロワーを熱狂的なファンへと育成し、自社製品やサービスを利用してもらえるようになります。
【パターンB】まだ自社アカウントをフォローしていないユーザーへのアプローチ
まだ自社アカウントをフォローしていないユーザーに対しては、検索されやすいハッシュタグを効果的に活用する、
頻繁に投稿を行っても、見つけてもらえなければ意味はありません。
まずはInstagramの検索で必須になる「ハッシュタグ」を有効に使いましょう。ただし、ハッシュタグは単に人気なものを使えば良いというものでもありません。
- 拡散性に優れたハッシュタグ
- 発見性に優れたハッシュタグ
- 交流することに優れたハッシュタグ
など、目的により使い分けることも大切になります。
また、ユーザーと積極的にコミュニケーションを図ることも大切です。コメントをくれたユーザーへは丁寧にお礼を言います。
さらに、自社製品を使っているユーザーを見つけてアカウントへ訪問し「いいね」やコメントを残すなど、地道な対応が人気を集める秘訣になります。そうすることで、自社について意識していなかったユーザー(潜在層)にも認知を拡げることができます。
特にローカルビジネスでは、自社の近くにあるアミューズメント施設やお店などでスポット投稿(位置情報を利用した投稿)しているユーザーに対してアプローチをかけるなど、ローカルエリアのユーザーに絞った認知向上も可能です。
但し、Bの方法には1つ注意点があり、Instagramにはいいね!やフォロー可能な1日の上限数が設けられています。特に開設したばかりのアカウントで多くのアカウントを一度にフォローしたりするとスパムとみなされ凍結される可能性があるため、1日10回など適度に増やしいていくようにすると良いでしょう。
Instagramで成功している企業事例5選
では、実際にInstagramで成功している企業アカウントはどのように運用しているのでしょうか。企業で成功している事例を5つ、紹介していきましょう。
H&M(@hm)
アパレルブランド、H&MのインスタグラムアカウントはパターンA(投稿頻度を上げることでユーザーとの接触回数を増やす)の投稿方法でInstagramで投稿を行っています。
■ポイント
アパレルショップやブランドがインスタグラムアカウントを開設する最大のメリットは、自社製品を使ったコーディネートを紹介できることです。
■ポイントとする理由
コーディネートの紹介であればHPでも出来るじゃないか、と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、そもそもHPまで辿り着いているユーザーはかなり確度が高いユーザーです。
SNSアカウントを開設し、ユーザーアプローチを行う意味の1つは「潜在層へのリーチ」です。
特にInstagramではハッシュタグ付きで投稿を行うことで、自社のブランドや商品を知らないユーザーの目にも投稿を届けることが可能です。
例えばジャケットが欲しいと考えているユーザーがインスタグラムにてハッシュタグ「#ジャケットコーデ」で調べた場合に自社の投稿が出てくればどうでしょう。
このジャケットコーデいいな、と目を留めてくれるかも知れませんし、そのままHPへ訪問して購入に至る可能性もあります。
そのため、H&Mのように自社の商品を使ったコーディネート画像を定期的に投稿することはユーザーにアプローチするうえで重要なポイントになります。
&LOCKERS(@andlockers)
アパレルやEC系のサイトにオススメの運用方法がありますので、もう1件アパレルからご紹介します。
福岡ソフトバンクホークスが運営しているベースボールキャップ通販サイト、&LOCKERS(アンドロッカーズ)も同様にパターンAの方法でブランディングを行っています。
まだ開設して長くは経っていませんが、アクティブに動き始めてから多くのユーザーとコミュニケーションしている良い事例です。
■ポイント
こちらはコーディネートの投稿ではなく、商品画像を定期的に投稿することでタイムラインをECカタログのように構築していることがポイントです。
■ポイントとする理由
取扱い商品数が多い場合に特に有効な方法で、ECコマース運用者であればこのカタログタイムライン構築用のアカウントを1つ、別に取得して運用しても良いでしょう。タイムラインをカタログ化することで、アカウントに訪れたユーザーはインスタで欲しい商品を探しサイトへ訪問→購入に至る1つのストーリーを作ることができます。
北欧、暮らしの道具店(@hokuoh_kurashi)
こちらもSNS界隈では非常に有名なアカウントですので、ご存知の方はいらっしゃるかも知れません。
北欧、暮らしの道具店はSNSアカウントをキッカケに大きく売上を伸ばしたと言われている成功事例の1つで、パターンAの投稿を行っています。
■ポイント
自社の製品を使ったクオリティの高い画像を1日に複数投稿。暮らしの中のワンシーンを切り取ったような世界観の良さ。
■ポイントとする理由
これだけのハイクオリティな画像を1日に複数回投稿していることにまず驚きです。企業アカウントを運用しておられる方なら、この凄さが良くお分かりになるかと思います。
世界観を守り、ハイクオリティな写真を複数投稿することで得られるユーザーエンゲージメントは大きく、いいね!数では先ほどのハーゲンダッツを凌ぐ画像も多くあります。
このように企業の投稿スタイルとクオリティなど上手くマッチすることで、広告などと比べて低いコストでプロモーションを行うことが出来る良い事例です。
マクドナルド(@mcdonalds)
続いて世界的に有名なフード店、マクドナルドのアカウントをご紹介します。こちらはどちらかと言えばパターンBに属する投稿スタイルです。
■ポイント
動画をクリックした方の中で、2回ループして見た方は多かったのではないでしょうか。インパクトのある動画とSEで投稿を見たユーザーを惹き付けることが重要なポイントです。
■ポイントとする理由
このようにループ動画とインパクトのあるSEでユーザーを惹き付ける方法は、マクドナルドのアカウントが得意とするところ。ループ動画にすることで、商品に対する心理的な刷り込みになり、不思議とチキンナゲットが食べたくなる興味深い動画です。
こうした企業アカウントによるユニークな動画のアプローチが今後鍵になるといえます。
ハーゲンダッツ(@haagendazs_jp)
次に紹介するのは、高級アイスの代名詞ハーゲンダッツジャパンのアカウントです。こちらもパターンBの投稿スタイルの事例です。
ハーゲンダッツジャパンの企業アカウントを見ると、9分割の投稿が非常にインパクトがあり目を引く構成になっています。
■ポイント
パターンBの投稿では、画力を活かした3、6、9分割の投稿が行われることが多くあります。アカウントを訪れてくれた人をいかに魅了し逃さないかという工夫がなされています。
■ポイントとする理由
9分割の投稿は特に、公式アカウントのタイムラインを見た際にとてもインパクトがあります。また、ハーゲンダッツジャパンのように9分割した投稿の中の1つを動画にするなど面白い試みです。
ハッシュタグも「#パンプキンプディング」「#本日発売!」というように、ユーザーに新発売である情報を伝えつつトレンドを生む流れをつくっています。
Instagramアカウントを開設する前に決めておくべき4つのこと
Instagramのアカウントを上手に運用している成功事例を見てきましたが、ここからは、自社アカウントを開設して運用するうえで必ず決めておくべき4つのことをお伝えしていきます。
必ず決めておくべきことは以下の4つです。
- ペルソナを設定する
- 目標(KPI)を設定する
- ブランドコンセプトを設定する
- アカウントの運用ルールを設定する
それぞれ説明していきましょう。
1. ペルソナを設定する
WEBサイトを制作する際やマーケティングを行う際などの基本中の基本として、「ペルソナ」の設定があります。
ペルソナとは、自社がターゲットとしているユーザーイメージを具体的な人物像にまで落とし込んだものです。
たとえば、自社製品が「ハンドクリーム」だった場合、
「家事が忙しくて手荒れが気になる30代の女性(子持ち)」
と、漠然とイメージするのではなく、
「名前は鈴木明子。33歳。5歳の息子と2歳の娘がいる。現在はパートをしている。旦那は仕事で平日の帰りが遅い。育児とパートが忙しく手荒れが気になっている」
のように、より具体的なイメージに落とし込むことが大切です。
ターゲットを明確にすることで自社の伝えたいメッセージがブレなくなり、訴求ポイントも的確になるためターゲットの心に刺さりやすくなります。
また、ペルソナがはっきりと作られていれば、興味関心を刺激するクリエイティブや広告バナーも作成でき、ECサイト訪問から購入までの導線設計も的確に行うことができるようになります。
ペルソナの設定は非常に重要な部分になるので手を抜かず行いましょう。
2. KPIを設定する
企業がビジネスとして運用するのですから、何を目標にしてどのような測定方法で効果を検証していくのかというKPI設定をしましょう。(KPIとは成果を計測するための指標です)
自社ブランドの認知を広げたという目的なら、Instagram投稿の「リーチ数」や「いいね数」をKPIに設定します。
自社製品を購入してもらうことを目的とするなら、「自社アカウントからECサイトへの遷移率」や「購入数」をKPIに設定しましょう。
アカウント運用の目的に合わせたKPIを適切に設定することで、運用の方向性が正しいかを判断することができます。
適切なKPIを設定せず運用すると、投稿の効果が良かったのか悪かったのか、何を指標に「良い」と言うのかが解らず、説得力のない運用になってしまいます。
KPIの設定に関してはインスタグラムの効果測定はどうする?KPIを決めるポイントの記事にて詳しく解説していますので併せてご覧ください。
3. ブランドコンセプトを設定する
企業のアカウントを運用する際に必ず設定しておくべきことの1つが、ブランドコンセプトです。
どのような世界観でインスタグラムに写真を投稿するのかは、画像が主役のインスタグラムにおいて非常に重要なことですので、事前に決めておきましょう。
ブランドコンセプトを決めたら、そのコンセプトに沿った内容の投稿に統一するようにします。
たとえば、「働く女性を応援するハンドクリーム」というコンセプトであれば、仕事や生活のシーンでハンドクリームを使っている場面を投稿し続けることで、ブランドのイメージがユーザーに伝わりやすくなります。
コンセプトから逸脱した投稿(上の例では料理や風景など)はユーザーの求める写真と異なる場合があり、ファンを減らす要因になりますので、投稿内容は慎重に選びましょう。
4. アカウントの運用ルールを設定する
ブランドコンセプトと同様、アカウントの運用ルールを決めてマニュアル化しておくことをオススメします。
企業の担当者が一人で運用している場合は統一しやすいですが、複数の担当者で運用する場合、個々の判断に任せる形になるとアカウント全体にムラが発生してしまいます。
あらかじめ決めておいたブランドコンセプトに合わせて、投稿内容や投稿頻度、キャプションの文体など、全体に一貫性を持たせて違和感のないアカウント運用を心がけましょう。
また、投稿に対するコメントやユーザーへのアプローチ方法など、社内の誰が担当してもできるようにルール決めしておくことで、無駄なルーチンワークを削減することもできます。
企業アカウントの運用でCVを更に伸ばすためにPDCAを回す
続いて、企業アカウントの運用開始後にブラッシュアップや施策を実施することでCV(コンバージョン)を更に伸ばす方法をご紹介しましょう。
具体的には以下のように見直しを行い、PDCAサイクルを回します。
- Instagramインサイトで投稿の成果を確認
- ハッシュタグやタグ付け投稿の見直し
- 画像の見直し、ブラッシュアップ
- ターゲット設定の見直し
- キャンペーンの実施
それぞれ説明していきましょう。
Instagramインサイトで投稿の成果を確認
投稿の成果を測定するにはInstagramインサイト機能を活用しましょう。
このインサイト機能は自身のアカウントの分析ができる非常に便利なツールで、以下のような指標を見ることができます。
投稿について:
インプレッション数、リーチ数、いいね数、プロフィールへのアクセス数、ウェブサイトへのクリック数など
アカウントについて:
フォロワー数、フォロワーの男女比、フォロワーの年齢層、フォロワーの住んでいる地域、フォロワーの利用時間と曜日など
フォロワーの属性が見られるのは非常に有用で、自社の狙うターゲット層がフォローしてくれているのかを確認することができます。また、プロフィールへの導線、自社サイトへの誘導が上手くできているかも測定することができます。
このInstagramインサイト機能は、ビジネスアカウントに移行することで使用できるようになります。無料で誰でも使える公式ツールですので、企業アカウントを運用する際は是非導入しておきましょう。
Instagramのビジネスアカウントへの移行方法やインサイト機能については企業がInstagramビジネスアカウントを導入する3つのメリットの記事で詳しく解説していますので、併せてご活用ください。
ハッシュタグやタグ付け投稿の見直しを行う
想定よりもCVが伸びず目標KPIを達成していない場合、まず設定しているハッシュタグやタグ付け投稿の内容をチェックしましょう。
インスタグラムを活用しているユーザーは「ハッシュタグ」や「スポットタグ(位置情報)」を検索して、お気に入りの写真や動画を見つけます。
ハッシュタグの付け方ひとつでユーザーに自社アカウントを見つけてもらえるかが大きく変わりますので、非常に重要なポイントです。
設定しているハッシュタグが想定したターゲットがよく使うものか、ターゲットに届くものだったかなど見直し、投稿がリーチしているユーザーとの親和性を高めることが大切です。
また、チョコレート一つとっても「#チョコレート」と「#chocolate」ではInstagram内での検索結果が違うものになります。
自分で考えるにも限界があるので、効果的なハッシュタグを探すときは、まず同業者企業の人気アカウントなどを参考にするとよいでしょう。
写真や動画の投稿をブラッシュアップする
InstagramはビジュアルがメインのSNSです。そのため、自社アカウントによる運用の成果が思ったよりも出ていない場合は投稿している写真や動画の内容に問題がないかチェックしてみると良いでしょう。
チェック箇所は以下です。
- ターゲットとしたユーザーに合った投稿か
- 画質や構成、動画などで反応を比べ効果検証した結果を反映しているか
- 加工方法(使っているフィルタ、色合いなど)に統一性があるか
上記は見ておいた方が良い項目です。
設定したペルソナと異なるターゲットを取り込むような写真を投稿しているか、クオリティは低くないか、企業の世界観を作る要素の品質はどうか、など見ておくと良いでしょう。
投稿の撮影テクニックについては、誰でもおしゃれ写真が撮れる!Instagramの5つの撮影テクニック集の記事にて詳しく紹介していますので、自社のアカウントで実践できているかをチェックしてみてください。
ターゲット設定とペルソナの見直し
それでもなかなかCVが伸びないという場合、そもそもターゲットとして想定したペルソナに問題がなかったかを見直すべきです。
たとえば自社商材が「ハンドクリーム」で狙うターゲット層が30代女性だった場合でも、
- 育児と家事が忙しくて手荒れが気になる30代の既婚女性
- 仕事柄手作業が多く年間を通して手荒れが気になる30代の独身女性
- 今よりもさらに美を追求して高品質なハンドケア商品を求めている30代女性
といったように、切り口はいくらでも出てきます。
企業のブランドコンセプトと初期設計で作成したペルソナ、そして企業の商品・サービスがそれらと一致していて親和性が高いかの確認を改めて行いましょう。
最適なターゲット像を設定することで、投稿する内容や世界観が決まり、確度の高いフォロワーが集まってくるようになります。
キャンペーンを実施する
手っ取り早く目標KPIを達成する方法の1つがキャンペーンの実施です。
キャンペーンを実施することで多くのユーザーをハッシュタグやタグ付け投稿から自社のアカウントに呼ぶことが可能です。
但し、キャンペーンにも様々な種類があり、目的に合わせて使い分ける必要があります。
たとえば、企業のブランドを広く認知してもらいたいなら、フォロワーの多いインスタグラマー(インフルエンサー)にPR投稿をお願いする。
あるいは、実際の店舗への集客を行いたいなら、企業のアカウントにクーポン画像を投稿し、実際にお店に来た人がそのInstagram投稿を店員に見せると割引してもらえる。
といった形で様々な手法が存在します。
自社に必要なキャンペーン施策を行い、企業アカウントを人気にして成長させる起爆剤とするのも一つの手です。
こうしたInstagramを活用したキャンペーンやマーケティングの方法については、事例から活用法まで幅広く学ぶインスタグラムマーケティングの教科書の記事にて詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
まとめ
いかがでしたか。
今回はInstagramで企業アカウントを開設するメリットから、運用の成功事例、運用で設定するべき4つのポイント、CVを更に伸ばすためにチェックすべきポイントをご紹介しました。
自社のアカウントを成功に導くためには、他者の成功事例を学ぶことも大切です。
美容・化粧品業界の事例にはなりますが、美容・化粧品業界がインスタグラムを活用してPRに成功した事例4選の記事では、各企業の事例を見ながら「何が成功の要因になっているのか」を詳しく分析してテクニックを学んでいます。
企業アカウント運用の参考になるテクニックを紹介していますのでご担当者様は是非ご一読ください。
自社ブランドを広く認知させる際には「インフルエンサーマーケティング」が有効です。
インフルエンサーマーケティングについては、基礎から応用まで5分で理解するインフルエンサーマーケティングの記事で解説していますのであわせてご活用ください。
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