Z世代を中心としたユーザーから絶大な人気を誇り、SNSの新時代を牽引してきたTikTok。
TikTokではしきりにヒットコンテンツが生み出され、「TikTok売れ」と呼ばれるような大きなムーブメントを市場にもたらしてきました。
ユーザーの平均年齢も上昇傾向にあり、SNSマーケティングを目論む多くの企業ブランドが目を光らせています。
また、TikTokはショートムービーという枠組みを超え、オリジナルの楽曲を配信することができる音楽プラットフォームとしての働きにも注目されています。
実際にTikTokは、「川崎鷹也」さんや「瑛人」さんに代表されるような数多くのアーティストが人気を博すきっかけにもなりました。
そして上記のような背景から、最近では、企業ブランドがTikTokのオリジナル音楽をマーケティングに活用している事例が増えてきているのです。
そこで本記事では、「企業ブランドがTikTokのオリジナル音楽を活用する理由とポイント」を詳しく解説していきます。
企業がオリジナル音楽を活用する理由や、実際に活用する際のポイントを学び取ることで、今後のTikTokマーケティングの可能性についても理解を深められる内容になっております。
ぜひ最後までご覧ください。
目次
TikTokオリジナル音楽とは?
TikTokのオリジナル音楽とは、主に、ユーザーが独自に作成してTikTok上にアップロードしている動画音源のことを指します。
動画に自作のオリジナル音源を使用して動画を投稿することで、TikTokユーザーなら誰でもオリジナル音楽をアップロードすることができます。
- 歌の入らないBGM用
- 効果音や音声
- 歌を入れた本格的な自作曲
など内容は様々です。
また、「TuneCore Japan」のような音楽配信サービスに登録して、TikTokの楽曲情報と連携させることで、オリジナル音楽を収益化させることも可能です。
尚、企業の取り組みとして、TikTok配信用の楽曲をアーティストに依頼して作成してもらった場合も、広義ではオリジナル音楽の活用ということになります。
この場合は、著作権がアーティスト自身やアーティストの所属事務所・レーベルというケースが多いですが、楽曲による収益を除いても、企業はブランドの認知拡大や話題性の獲得といった恩恵を受けることができます。
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企業ブランドがTikTokオリジナル音楽を活用する理由とポイント
それでは、「企業ブランドがTikTokオリジナル音楽を活用する理由とポイント」について解説しています。
オリジナル音楽がヒットする期待値に投資する
TikTokでは、これまでに数々のコンテンツがバズることでトレンドを生み出してきており、予期せぬきっかけから思わぬヒットに繋がることがあります。
真似したくなる動作やダンス、ユーザーの興味を離さない動画構成、そして印象に残りやすい音楽など、その要因は様々でおり、アイデアやノウハウが必ずしも当てはまるとは限りません。
もちろんTikTokでは、フリー音源を用いて投稿を作成することもでき、いわゆる王道のBGMのような安定的な成果を望める音楽が存在します。
しかしながら、バズるほどの大きな話題性を獲得するには、常に新たな要素に投資し続けることも重要なポイントになります。
そこで例えば、
- 企業ブランドのイメージを彷彿とさせるようなオリジナルの音源を作成する
- インディーズとして活動しているアーティストが提供しているオリジナル音源を積極的に採用する
といった、挑戦的な音楽の活用に踏み込むことで、思わぬ話題性の獲得や、商品のヒットといった高い期待値に投資することができるのです。
企業ブランドや商品イメージを印象づける
企業ブランドや商品イメージに合ったオリジナル音楽を活用することで、ユーザーにイメージを印象づけることができます。
人気の楽曲やBGMなどは、流行には乗りやすい分、投稿に用いている企業も多くなりがちです。
一方で、企業の個性にシンパシーを感じさせる曲調や、商品の販促シーズンの季節感に合ったオリジナル音楽を用いれば、ユーザーの認知を効果的に高めることや、競合との差別化を図ることに繋がります。
流行に乗じることも大切ですが、いかにして自社の個性を発信していくかという点もさらに重要なポイントになるのです。
オリジナル音楽を通して横断的な情報拡散を図る
TikTokでは、使用した音源の配信元が投稿に表示され、同じ音源を使用する投稿をまとめて閲覧することができるため、音楽を通じた横断的な情報拡散を図ることができます。
また、人気のBGMなどは投稿数が多く、表示回数に期待できる一方、自身の投稿も埋もれやすくなってしまいます。
検索性の観点から、注目を集める前のオリジナル音源や、可能であれば自作のオリジナル音源を中心に用いることがポイントになります。
また、前項でも触れたように、企業のブランドイメージや商品の季節感に合ったオリジナル音楽を採用することで、より親和性の高いユーザーにコンテンツを見てもらうことにも期待できます。
ダンスなど定番のアクションによる独占的な話題性獲得を狙う
TikTokで拡散されやすい投稿には、音楽に合わせたダンスや定番の動きを用いたものが多く見受けられます。
流行りの楽曲でなくとも、オリジナルの音楽に視覚的な面白さを加えることで、ユーザーの関心を集めることは可能です。
- 商品PRをオリジナル音楽に合わせた動きに落とし込む
- 自作のオリジナル音楽で、〇〇ダンスのような独自性の高いコンテンツを生み出す
など、唯一性のある情報発信に繋げていくことで、外的要因に頼らない、独占的な話題性を獲得することに期待できるのです。
企業ブランドによるTikTokオリジナル音楽の最新の活用事例
最後に、企業ブランドによるTikTokオリジナル音楽の最新の活用事例として、ディズニープラス(@disneyplusjp)によるダンスコンテンツ「#シコダンス」をご紹介します。
2022年10月に発信された最新の事例となっておりますので、ぜひご参考にしてください。
#シコダンス|ディズニープラス(@disneyplusjp)
@disneyplusjp #シコダンスCMキャンペーン 実施中❗️#シコふんじゃった #ディズニープラス #タイガの振り付け ♬ りんごの木の下で シコダンスRemix - ディズニープラス『シコふんじゃった!』
定額制動画配信サービス「ディスニープラス(@disneyplusjp)」では、ドラマ版「シコふんじゃった!」の配信に先駆けて、「#シコダンス」というオリジナルダンスを発信。
楽曲には、「りんごの木の下で」をもとにしたオリジナル音楽「りんごの木の下で シコダンスRemix」を使用。
1905年にアメリカで発表された同曲を、ファンタジックな曲調にアレンジすることで、ディズニープラスのブランドイメージに合った素敵なオリジナル音楽になっています。
@taiga_no_furitsuke ディズニープラスで配信されてるドラマ「シコふんじゃった!」の主題歌で振り付けしてみたよ🤩みんなもシコダンス踊ってみてね🤲🕺#シコダンス #ディズニープラス #シコふんじゃった #シコふん #提供 ♬ りんごの木の下で シコダンスRemix - ディズニープラス『シコふんじゃった!』
また、ダンスはの振り付けを担当されたのは、人気振付師で、TikTokerの「タイガの振り付け(@taiga_no_furitsuke)」さん。
インフルエンサーによるダンスの振り付けとPRへの強力により、話題性をさらに高めることに成功しています。
オリジナルの音楽とダンスによる独自性の高いコンテンツをPRに活用している最新事例として、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
以上、「企業ブランドがTikTokのオリジナル音楽を活用する理由とポイント」はいかがでしたでしょうか?
特に、「自社が率先して流行を生み出したい!」「TikTokマーケティングで競合と差別化を図りたい!」という企業様にとっては、実にご参考にしていただきやすい内容だったのではないでしょうか。
また、今回は、2022年10月時点の最新事例として、「ディスニープラス(@disneyplusjp)」の活用事例もご紹介させていただきました。
ぜひとも参考にしていただければ幸いです。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました!
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