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10代の若い世代を中心に絶大な人気を誇るSNS、TikTok。
15秒~1分の短い動画を画面加工やBGMを付けるなどの編集を行い投稿する動画投稿専用のSNSとして、近年急速に利用者を増やしつつあります。

若年層の利用のイメージが強いTikTokですが、近年、企業のプロモーションを多く見かけるようになりました。
動画広告によるプロモーションが一般的となった今、TikTokも企業にとっては放っておけないプラットフォームになりつつあります。

今回は、企業のTikTok活用についてご紹介します。

TikTokで企業のプロモーションが増えた理由

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10~20代の利用のイメージが強いTikTokでプロモーションを行うことで、企業側にどんなメリットがあるのでしょうか。
ここでは、なぜ企業がTikTokに参入し始めたのかを見ていきましょう。

ユーザーの年齢層が広がったこと

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企業がTikTokを活用し始めた理由として、ユーザーの年齢層が広がったことが大きいです。

どうしても10代の利用のイメージが強いTikTokですが、近年では20~30代の動画投稿が多く見受けられます。
また、驚くべきことに40代男性の利用者割合も増加傾向にあり、ユーザーの年齢層は今後より広がっていくことが予想されています。

様々な年代のユーザーが利用していることで、企業がTikTokでのプロモーションを打ちやすくなりました。

投稿と広告の区別がつきにくいこと

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TikTokの動画は全画面表示となっており、上下にスワイプすることで視聴する動画を切り替えていきます。
その際、広告も動画と全く同じように流れてくるので、通常の投稿との区別がつきにくくなっています。
宣伝っぽい感じは出ませんが、あまりにも投稿に紛れてしまうため、広告としての効果はあまり期待できないのです。

そのためか、TikTokでは企業がアカウントをもち、動画投稿を続けているというパターンが多いです。
BGMに合わせて踊っているものから、短いストーリー仕立てのものまで、動画の幅は様々です。
また、企業アカウントからコンテンツの配信を行っていけば、ある種の広告臭さも出ないため、逆に集客や好印象な認知に繋がる可能性も高まります。

ユーザー参加型の形がとりやすいこと

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TikTokでのプロモーションやキャンペーンは、ユーザー参加型のものが多いです。

↑は、日本マクドナルドがTwitterで告知した、TikTokのキャンペーンです。
マクドナルドの店内で一度は聞いたことのある、ポテトの揚がった時の「ティロリ♪」というメロディーにあわせて、500円のバリューセットを食べている様子を投稿するというキャンペーンです。

このキャンペーンでは、ハッシュタグチャレンジ(指定したハッシュタグとテーマに沿って動画を投稿する)の形をとることで期間内に5万件の投稿、再生回数はなんと1億回を突破し話題となりました。
また投稿された分だけ注文もされているので、結果的に話題だけでなく売上にもつながるキャンペーンとなったのです。

このように、ユーザーの投稿コンテンツ自体を宣伝とし、さらなる集客に繋げる見事なサイクルを作り上げることができます。

企業のTikTok活用事例

先ほど紹介したマクドナルド以外にも、様々なプロモーションが存在します。
ここからは、実際に企業がTikTokで行った活用事例を見ていきましょう

コカ・コーラ

 

誰もが知る炭酸飲料「コカ・コーラ」も、TikTokでプロモーションを行っています。
これは、コカ・コーラがTwitterで告知した「#リボンでありがとうチャレンジ」です。
コカ・コーラの限定リボンボトルを使った投稿を、ハッシュタグを付けて投稿しありがとうを伝えるという、ハートフルな内容のキャンペーンです。

参加者の中から100名にQUOカードが当たるというTikTokでは珍しい景品のあるキャンペーンとなりました。
また、特別賞に選ばれた動画は渋谷の街頭ビジョンで放映されるという豪華な特典があり、キャンペーンを盛り上げました。

荒野行動

 

3周年を迎えたバトルロイヤルゲーム「荒野行動」。
スマートフォンでできるアプリゲームとして人気のゲームが、TikTokでプロモーションを行っていました。

荒野行動はゲーム内でTikTokにプレイ動画をそのままシェアできる機能を追加するという、今までのゲームにない機能を実装しました。
ゲーム内からTikTokに動画をシェアすることで、プレイヤーにアイテムをプレゼントするなどのコラボも行っており、国内では「#荒野行動」のハッシュタグの総再生回数が20億回を突破するなど、大きな話題となりました。

東京カレンダー

 

若年層の利用が多い中で、意外にもTikTokでプロモーションを行ったのが東京カレンダーです。

主に大学生や社会人に向けた動画コンテンツを配信しており、ドラマ形式で動画を楽しむことができます。
1話2分以内で構成されており、舞台となる飲食店はタグ付けされて紹介されているので、ドラマに登場したお店のPRにもなっています。

また、東京カレンダーが提供しているオリジナルのフィルターやハッシュタグを利用して投稿することで、抽選で人気レストランの予約券と30,000円分のクーポンが当たるキャンペーンも開催し話題となりました。

日本赤十字社

 

なんと日本赤十字社もTikTokで「#BPM100 DANCE PROJECT」というハッシュタグチャレンジを行っていました。

TikTokの動画投稿を通じて、心肺蘇生の手順を紹介するという新しい発想でチャレンジ動画を投稿しました。
心肺蘇生は1分間に100~120回のペースで行うため、TikTokの再生時間とうまく噛み合います。
またBGMやダンスに合わせて覚えられるので、講習のような堅苦しさがなく、楽しく視聴することができます。
若い世代が多く利用しているTikTokだからこそ、心肺蘇生の方法を広められる見事な方法です。

まとめ:企業のTikTok活用の今後

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今回は、TikTokの企業活用についてご紹介しました。

TikTokでのプロモーションは、予想よりもはるかに大きな話題を呼び、ユーザーによるムーブメントを巻き起こしています。
TikTokユーザーのニーズを掴んだプロモーションを行えれば、商品やサービスはもちろん企業自体の認知拡大も期待できるでしょう。

今後、より大きなプロモーションの場になり得るTikTokから目が離せません。

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