音声SNSアプリ「Clubhouse」の登場を筆頭に、各SNSが様々な新機能の実装、仕様変更などサービスの拡充を進めています。
2020年12月よりベータテストが行われていた音声サービス「Spaces」が2021年4月から全ユーザーによって利用可能になるなど、Twitterでは新しいサービス・機能などが続々と発表されています。
今回はその流れに続く、Twitter初の課金機能「スーパーフォロー(Super Follows)」について、米Twitter社の発表をもとにご紹介します。
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目次
Twitter「スーパーフォロー」とは?
「スーパーフォロー(Super Follows)」とは、米Twitter社が現地時間、2021年2月25日にオンライン開催された「Twitter Analyst Day 2021」内で発表したTwitter初となる課金機能です。
Twitter社は、スーパーフォローとは「ユーザーが特定のアカウントを有料でフォローすることで、通常のフォロワーでは見られない限定コンテンツを楽しめるもの」であると説明しています。
Twitterは「公共の会話(Public Conversation)」の場を提供することを目的としていて、会話の幅を広げる1つの手段として新機能を追加していくとしています。
なお、スーパーフォローの提供開始時期は「年内」とされており、日本での提供に関してはまだ明らかにされていません。
Twitterの課金機能「スーパーフォロー」の特徴
画像:Twitter Analyst Day 2021“Healthy Participation: Consumer Product Priorities”│Twitter
Twitterの新機能「スーパーフォロー」は、Twitterユーザーが特定のアカウントを有料でフォローすることにより、通常のフォロワーには提供されない限定コンテンツを楽しめるという機能です。
フォローすることで自らが直接的にそのアカウントの持ち主を支援することが出来る、クリエイターへ向けた金銭的なインセンティブが発生する仕組みになっているとも説明されています。
スーパーフォローの価格はカスタマイズが可能(資料内では一例として、月額4.99ドル(日本円にして500~600円相当)として表記)で、フォローすることでユーザーは以下5つの特典を受けることができます。
※いずれもTwitter発表資料内より
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- サポーターバッジ
- スーパーフォロワー限定のニュースレター
- 限定コンテンツ
- お得なセール情報
- コミュニティへのアクセス
「スーパーフォロー」開発背景│2023年までに年間収益2倍、75億ドルへ
「Twitter Analyst Day 2021」ではTwitter社のゴールとして、2023年までに年間収益を2倍以上である75億ドル($7.5billion)にすることを発表し、目標達成の方法として以下2点を挙げました。
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- オーディエンスを増やすこと
- ブランディング広告/ダイレクトレスポンス広告ともに広告シェアを増やすこと
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Our goal is to more than double our total annual revenue reaching $7.5B or more in 2023 by growing our audience and gaining advertising market share in both brand and direct response #TWTRAnalystDay pic.twitter.com/KT6hr6Z15g
— Twitter Investor Relations (@TwitterIR) February 25, 2021
目標達成のため、mDAU(収益に繋がる日間のアクティブユーザー数=monetizable Daily Active User)を3億1500万まで伸ばすと述べています。
We aim to deliver 315M or more mDAU in Q4 2023, which represents a ~20% compound annual growth rate from the base of 152M mDAU we reported in Q4’19, which was our most recent reported mDAU metric when we first shared our ambition in March of 2020 #TWTRAnalystDay pic.twitter.com/letO9P4I7R
— Twitter Investor Relations (@TwitterIR) February 25, 2021
実現のため、昨年ローンチした「フリート(Fleet)」のように会話の幅を広げるべく、音声サービス「Spaces」(日本では2021年4月から提供予定)、ニュースレター機能の「Revue」(日本では2021年2月から提供)に加え「Super Follows(スーパーフォロー)」を提供するとしています。
【参考】その他の発表
Twitter Analyst Day 2021では「スーパーフォロー」以外にも、今後予定している機能についても発表されましたので、一部をあわせてご紹介します。
Twitterは「公共の会話(Public Conversation)」の場を提供する目的を持ち、その「公共の場」が「安全」で「ユーザーの興味・関心がある情報へより早く・簡単に辿り着く」ことを実現するために多数機能のローンチを予定している、と説明していました。
安全性│Health
「Smarter Safety」は、ユーザーに対して罵倒やスパムの様なネガティブな反応があった場合に検知し、自動的にブロックやミュートをすることができる機能です。また、それら悪質な行為が見られたアカウントがユーザーに対して関与することに7日間制限を掛けたりすることで、安全を守る機能となっています。
「Identity」と表し、アカウント分類の種類を広げてそれぞれの属性に合わせて機能などを与えるもの、と説明しました。資料内では、左=人(People)/中=ボット(Bot)/右=ビジネス(Business)と3属性のアカウントが表示され、右のアカウントではレストランの所在地や連絡方法などの項目が加えられていることが分かります。
画像:Twitter Analyst Day 2021“Healthy Participation: Consumer Product Priorities”│Twitter
興味・関心│Interests
「Topics」に関しては、数年をかけてトピック数を現在の6,000→100,000へ増加させると説明されました。また、各ユーザーへおすすめされるトピックについても機械学習を使用することでより関連性が高まるとされています。
「Communities」という新機能についても触れられ、ユーザーの関心・興味のあるものごとに関する会話を始めることや、見つける、参加することをより簡単にすべく進められているとのことでした。
画像:Twitter Analyst Day 2021“Healthy Participation: Consumer Product Priorities”│Twitter
まとめ
今回は、Twitterの新機能「スーパーフォロー」についてご紹介しました。
各SNSが様々な新機能を実装する中、140文字制限のテキスト情報をメインとしたTwitterの「会話」の幅を広げるための2021年内実装予定の新機能でした。
スーパーフォローの詳細や正式実装がなされた際には、インスタラボでもその詳細についてご紹介していきますので、是非ご期待ください。
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