様々なトレンドを生み出し、急成長を続けるTIkTok。
近年は、ユーザー数の増加に加え、利用する年齢層も広がりを見せていることから、広告効果にも注目が集まっています。
そこで本記事では、TikTok広告の課金方式・費用相場を解説していきます。
各TikTok広告の特徴についても触れておりますので、TikTok広告の導入を検討したい企業様に是非ともお役立ていただければ幸いです。
目次
TikTok広告の課金方式・費用相場 一覧
TikTok広告の課金方式・費用相場の一覧は次のようになります。
広告種類 | 課金方式 | 費用相場 |
インフィード広告 | 期間契約型 | 42万円〜 |
起動画面広告 | インプレッション課金型 | 500万円ほど |
ハッシュタグチャレンジ | 期間契約型 | 1,000万円~ |
運用型広告 | クリック課金型
インプレッション課金型 再生課金型 |
30〜100円/クリック
100〜1,000円/1,000imp 5〜60円/再生 |
TikTokで配信できる広告には、
- インフィード広告
- 起動画面広告
- ハッシュタグチャレンジ
- 運用型広告
という4種類があり、それぞれ対応する課金方式に違いがあります。
よって費用に関しても、広告の種類や実際の課金方法ごとの成果によって変動するため、数十万円で始められるものもあれば、一千万円を超えるケースも考えられます。
広告費といえど決して安い金額ではないため、各広告の特徴や見込める成果を充分に理解し、費用に対する広告効果の最大化に注力する必要があるでしょう。
TikTok広告の課金方式
TikTok広告の費用相場を掴むためには、課金方式の仕組みと特徴を理解する必要があります。
TikTok広告に採用されている課金方式は、
- 期間契約型
- クリック課金型
- インプレッション課金型
- 再生課金型
の4種類です。
期間契約型
期間契約型は、あらかじめ定めた広告の配信期間によって料金が決まる課金方式です。
契約期間内は必ず一定数の広告が配信されるため、固定金額で広くプロモーションしたい場合に有効です。
後述する他の課金方式では、クリックや再生といったユーザーのアクションによって費用が変動しますが、期間契約型はあらかじめ決まった費用で広告配信できるため、予算組みがしやすい点も魅力です。
[対応するTikTok広告:インフィード広告・ハッシュタグチャレンジ]
クリック課金型
クリック課金型は、広告のクリック数に応じて料金が発生する課金方式です。
クリックされた分だけ費用が発生するため、無駄なコストを抑えられるメリットがあります。
また、広告に興味を持ったユーザーの方がクリックしやすいため、CVRを高めることにも期待できます。
1クリックあたりの相場は30〜100円です。
「対応するTikTok広告:運用型広告]
インプレッション課金型
インプレッション課金型は、インプレッション数(広告の表示回数)に応じて料金が発生する課金方式です。
広告が表示されるだけで料金が発生するためクリック課金に比べるとCVRは低くなりますが、高頻度の広告表示によりユーザーの認知拡大に効果的です。
新しい商品・サービス、キャンペーンのプロモーションでは、高い運用効果に期待できます。
相場は1,000回表示につき100〜1,000円です。
「対応する広告:起動画面広告・運用型広告」
再生課金型
再生課金型は、動画広告の再生数に応じて料金が発生する課金方式で、動画広告が一定時間以上再生された場合に課金されます。
ユーザーがすぐに動画を「スキップ」した場合には課金されないため、広告に興味を持ったユーザーに対し、費用対効果の高い宣伝効果が期待できます。
また、動画広告のため画像広告よりも制作コストは掛かりますが、購買期待値の高いユーザーに対して情報量の多い動画で訴求できる点はメリットになるでしょう。
1再生あたりの相場は5〜60円です。
[対応するTikTok広告:運用型広告]
TikTokで配信できる広告4種類
続いて、TikTokで配信できる広告4種類、
- インフィード広告
- 起動画面広告
- ハッシュタグチャレンジ
- 運用型広告
について順番に解説していきます。
インフィード広告
インフィード広告は、TikTokのレコメンド(おすすめ投稿)に配信することができる広告です。
投稿の左下部分には、商品の販売ページやキャンペーンの詳細ページのリンクを設定することができます。
インフィード広告の主な特徴とメリットには、
- TikTokのメインコンテンツであるレコメンド(おすすめ投稿)に広告表示できるため、多くのユーザーに閲覧されやすい。
- 通常の投稿によく似た形式で表示されるため、広告臭を抑えた自然な形でプロモーションが可能。
という点が挙げられます。
インフィード広告に対応している課金方式は、期間契約型です。
契約期間は1日単位のため、予算に合わせて設定したり、ユーザーの反応を見ながら調整することができます。
尚、インフィード広告には、
- 「Brand Premium」42万円〜
- 「OneDayMax」300万円〜
- 「TopView」625万円〜
という3つのプランがあり、広告の配信頻度が異なります。
実際に導入している企業も多く、商品PRからキャンペーンプロモーションまで、幅広い用途に活用することができます。
起動画面広告
起動画面広告は、TikTokアプリを起動した際に最初に表示される広告です。
起動画面広告の主な特徴とメリットには、
- TikTokアプリを起動した際に必ず表示されるため、TikTokを利用するすべてのユーザーに認知させることができる。
- インパクトが強く、高いブランド力をアピールすることができる。
という点が挙げられます。
起動画面広告に対応する課金方式は、インプレッション課金型です。
相場は、1,000回表示につき770円となっており、現在のTikTok利用率から目安は500万円前後とされています。
尚、起動画面広告は、1日1社限定のため、事前に広告枠を確保する必要があります。
高額、1日1社限定という条件がありますが、その分たいへん特別感のある広告となっており、新商品・サービスの発表といった大規模な施策の際には是非とも利用してみたい広告です。
ハッシュタグチャレンジ
画像:パナソニックグループ|TikTok・#続けシアワセ|TikTok
ハッシュタグチャレンジは、広告主の企業がオリジナルのハッシュタグチャレンジを企画するユーザー参加型の広告です。
企業とTikTok公式で打ち合わせを実施し、期間やコンセプトを定めた上でハッシュタグチャレンジを作成。その後、広告表示やクリエイターによるPR活用などによりユーザーを巻き込んでいきます。
ハッシュタグチャレンジの主な特徴とメリットには、
- ユーザー参加型のため興味を得やすく、通常の広告よりも高いエンゲージメントに期待できる。
- 参加するユーザーが能動的にUGCを生成・拡散することに繋がるため、大規模なブランディング効果に繋がる。
- 人気クリエイターとのタイアップやオリジナルエフェクトでさらに施策の効果を引き出すことができる。
といった点が挙げられます。
ハッシュタグチャレンジの課金方式は、期間契約型です。
費用相場は、1,000万円〜となっており、以下の4つのプランが用意されてます。
- 「ベーシックハッシュタグチャレンジ」:10,000,000円
- 「スタンダードチャレンジ」:15,000,000円
- 「ハッシュタグチャレンジプラス」 :17,000,000円
- 「バトルハッシュタグチャレンジ」:20,000,000円
どのプランも契約期間は2か月間となっており、プラン毎に広告の掲載サイクルや保証インプレッション数などが異なります。
また、バトルハッシュタグチャレンジでは、「商品A対商品B」のような二者択一を迫るハッシュタグチャレンジを実施することもできます。
他のTikTok広告よりも費用・施策の準備期間を要する側面はありますが、数多くのユーザーを巻き込むことができるため、ブランディングや顧客獲得にはうってつけの広告といえるでしょう。
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運用型広告
運用型広告は、広告の配信期間や課金方法を自由に設定できる広告です。
細かなターゲット設定が可能になっており、属性の近いユーザーの一般投稿に交えて広告が配信されます。
運用型広告の主な特徴とメリットには、
- TikTokだけでなく、同じ運営元であるTopBuzzやBuzzVideoにも広告配信できる。
- 他のTikTok広告に比べて費用が安く、小額から利用できる。
といった点が挙げられます。
また、運用型広告の課金方式は、
- クリック課金型:30~100円/1クリック
- インプレッション課金型:100~1,000円/1,000imp
- 再生課金型:5~60円/1再生
から選ぶことができるのも特徴です。
費用相場は、選んだ価金方式の単価が目安になります。
現状の目的に応じて課金方式を設定することができるので、初めてTikTokで広告を出稿したい場合には、運用型広告を試してみるのもおすすめです。
TikTok広告の注意点
最後に、TikTok広告を利用する上での注意点について解説します。
広告出稿後のキャンセルはできない
広告の出稿を決定した後はキャンセルすることができません。
何らかの理由により広告配信の停止を申請した場合にも予定費用の全額を支払う必要があります。
広告出稿後の途中修正はできない
出稿した広告に誤りがあった場合にも、広告期間中に修正することはできません。
特に英語の綴りや、日付・金額の数字表示などはミスが多くなります。
出稿する広告に誤りがないか、入念なチェックをしておきましょう。
まとめ
以上、今回はTikTok広告の課金方式・費用相場について解説させていただきました。
成長著しいTIkTokは、今後さらにマーケティングの中心として注目されていくことが予想されます。
本記事が、TikTok広告を検討中の企業様に是非ともお役立ていただければ幸いです。
最後までご覧いただきましてありがとうございました!
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