SNSマーケティングのKPI・KGIとは?設定方法や設定例・効果測定方法について解説!

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近年では、企業マーケティングの一環としてSNSの運用を行うことは当たり前となっています。
ECサイトと紐づけることでそのまま売り上げ増加を期待できるなど、成果に結びつけやすいプラットフォームも存在します。
しかし、「SNSの運用を行ってみたはいいが、いまひとつ効果を実感できていない」とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
企業がSNSマーケティングを実施する際は、目標設定や目標に対する現状の見直し・改善を定期的に行うことが重要となります。
上記の際に必要となるのが、KPIKGIの設定です。
そこで今回は、SNS運用を行っていく際に必要となる指標「KPI」について、設定方法や実際の設定例、効果測定の方法まで分かりやすく解説していきます。
SNSマーケティングにお悩みの方や、運用効果を伸ばしたい方はぜひ最後までご一読ください!

SNSマーケティングにおける「KGI」「KPI」

SNSを活用したマーケティング施策では、目標設定が重要となります。

SNSの運用自体が目標となってしまったり、目的が分からずやみくもに運用を行ってしまっては、コストを無駄づかいに繋がります。

運用を行う前から、予め目標や目的を明確にしておきましょう。

SNSマーケティングで目標設定を行う際には、大きく分けて以下の2つの指標が存在します。

  • KGI(重要目標達成指標)
  • KPI(重要業績評価指標)

「KGI」とは?

KGI(重要目標達成指標)とは、「Key Goal Indicator」の略語であり、企業が設定する最終的なゴールを評価する数値のことを意味します。

SNSマーケティングにおけるKGIの方向性としては、

  • 認知拡大
  • 売り上げ向上
  • 顧客増加

などが挙げられます。

SNS運用を行う際には、企業の目標であるKGIにもとづいたアクション・投稿づくりを行う必要があるでしょう。

また、KGIを設定する際には、具体的な数値を設定することが重要です。

「KPI」とは?

KPI(重要業績評価指標)とは、「Key Performance Indicator」の略語であり、最終的なゴール(KGI)の達成に対し、プロセスや経過を計測するための数値を意味します。

期間を設定して、具体的な数値を設定することが重要です。

例えば、KGIがブランドの認知拡大であった場合、KPIとしては、

  • フォロワー数の増加率
  • オリジナルハッシュタグの件数
  • 投稿のエンゲージメント数

などの数値を設定するのがいいでしょう。

上記のようなKPIに対する成果を定期的に分析することで、戦略を立て直し、改善していくことが有効となります。

KPIの設定方法

KPIを設定するには、まずKGI(ゴール)を設定する必要があります。

自社がSNSを運用する目的に合わせたKGIを具体的な数値で設定したら、KGI達成に至るプロセスを計測するための数値としてKPIを設定していきましょう。

KPIは中間指標として定期的にチェックする数値であるため、一目でわかる指標を設定することが望まれます。

KPI設定に関しては、「KPIツリー」を用いることが効果的です。

KPI-tree

「KPIツリー」は上記のように、KGIに対し、達成するために必要となる要素を洗い出していく形の図のことを指します。

KPIツリーで要素を洗い出すことができたら、どの要素をKPIとして設定するかを絞り、達成度を評価するための具体的な数値を設定しましょう。

KPIツリーは、KGIが達成できなかったときに改善しやすいというメリットがあります。

結果に対して、ツリーの中でどの地点を改善するべきか、不足している要素がどこにあるかを明確にすることができるため、課題を洗い出すことが可能となり、PDCAサイクルを回すことができるでしょう。

プラットフォームごとのKPI設定例

では、実際にKPIを設定するにはどういった数値を設定するのが良いのでしょうか。

まずは、Instagarm、X(旧Twitter)、Facebook、YouTubeの各プラットフォームごとに、KPIの設定例をご紹介していきます。

Instagram

  • フォロワー数
    アカウントをフォローしているユーザーの数。企業のファンや発信を知りたいと思っているユーザーの数や注目度・認知度を測ることができる。
  • いいね数
    投稿にされた「いいね」の数。投稿に興味を抱いているユーザーの数や投稿への反応・感触を測ることができる。
  • 保存数
    投稿がユーザーによって保存された数。後で見返したいと感じているユーザーの数を測ることができる。ユーザーに対して有効なコンテンツであったかどうかが分かる。
  • コメント数
    投稿へのコメント数。コメントは投稿に対してユーザーが強い関心を抱いていることが予測されるため、注目度や関心度を測ることができる。
  • URL・Webサイトのクリック数
    ストーリーズやリール動画・プロフィールなどに載せたWebサイトのリンクやメールアドレスのクリック数。PR投稿を行った際には、投稿による購買数やウェブサイトへのアクセス数といった、ユーザーの行動を確認することできる。

X(旧Twitter)

  • フォロワー数
    アカウントをフォローしているユーザーの数。企業のファンや発信を知りたいと思っているユーザーの数や注目度・認知度を測ることができる
  • インプレッション数
    投稿がユーザーに表示された回数。どの程度のユーザーに投稿が届いているのかを測ることができる
  • いいね数
    投稿にされた「いいね」の数。投稿に興味を抱いているユーザーの数や投稿への反応・感触を測ることができる
  • リポスト数
    投稿がリポストされた数。投稿を拡散したい・共感しているなど、投稿へ興味を示しているユーザーの数が分かる
  • メンション数
    自社のアカウントを投稿に含んでいる(@で記載)数。自分のアカウント関する情報発信をしているユーザーの数を測ることができる。投稿だけでなく、ブランドや自社の商品・サービスに興味を持っているユーザーの数が分かる
  • クリック数:
    投稿内のリンクやメディア、投稿そのものがクリックされた回数。投稿に対して深い興味を示していたり、より詳細な情報を求めているユーザーの数や動向を測ることができる

Facebook

  • いいね数
    投稿にされた「いいね」の数。投稿に興味を抱いているユーザーの数や投稿への反応・感触を測ることができる。
  • コメント数
    投稿へのコメント数。コメントは投稿に対してユーザーが強い関心を抱いていることが予測されるため、注目度や関心度を測ることができる。
  • リーチ数:
    投稿が閲覧された数。ユーザーからの認知度・注目度を測ることができる。
  • シェア数
    投稿がシェアされた数。投稿内容に共感している・投稿を広めたいと感じているユーザーの数を測ることができる。
  • クリック数
    投稿内のリンクやメディア、投稿そのものがクリックされた回数。投稿に対して深い興味を示していたり、より詳細な情報を求めているユーザーの数や動向を測ることができる。

YouTube

  • チャンネル登録者数
    チャンネル登録をしているユーザーの数。チャンネルのファンや、発信する情報に興味を抱いているユーザーの数・認知度や注目度を測ることができる。
  • 再生数:
    動画が再生された回数。発信内容に興味を持っているユーザー数や投稿への注目度を測ることができる。
  • 高評価数:
    投稿に対しての高評価の数。投稿に興味を持ったり好反応を示したユーザーの数を知ることができる。
  • 視聴維持率:
    動画を再生したユーザーがどの程度視聴し続けたかを表す数値。ユーザーの視聴離脱タイミングを計ることができるため、発信内容がユーザーにとって有益であったか・興味関心を引ける内容であったかを測ることができる。

施策ごとのKPI設定例

続いて、施策に応じたKPIの設定例をご紹介していきます。

アカウント運用

アカウント運用においては、企業やブランド・商品・サービスの認知拡大、ユーザーとのコミュニケーションが主な目的として挙げられるでしょう。

上記の際に考えられるKPIとしては、

  • フォロワー数
  • いいね数
  • 投稿数
  • コメント数

などがあり、SNSマーケティングにおいては基本的な要素であるため、まずはじめに取り組むべき施策であるといえます。

インフルエンサーマーケティング

インフルエンサーマーケティングは、インフルエンサーによるPR投稿が実際の成果や売り上げに繋がっているのかを測る必要があります。

考えられるKPIとしては、

  • タイアップ投稿のリーチ数
  • タイアップ投稿の保存数
  • URL・Webサイトへのクリック数

などが挙げられるでしょう。

上記の数値からインフルエンサーとの親和性や、投稿のクオリティを測ることができます。

SNSキャンペーン

SNSキャンペーンは、アカウントや企業の認知拡大・フォロワー増加を目的とした施策となっています。

フォローやリポスト、ハッシュタグを付けた投稿をユーザーに促し、抽選でプレゼントが当たるといった内容のキャンペーンが多いでしょう。

KPIとしては、

  • いいね数
  • 投稿からのフォロー数
  • リポスト数
  • ハッシュタグの使用回数

などが挙げられます。

キャンペーンにはコストも発生するため、実際の効果が見合っているか、計測する必要があるでしょう。

SNS広告

SNS広告は、費用を支払って、各プラットフォームのタイムライン上に表示させる広告運用施策です。

コストが発生する分効果が見込みやすい手法であり、ターゲティングしやすいのも特徴です。

フォロワー外のユーザーや潜在顧客にアプローチできるのも魅力でしょう。

KPIとしては、

  • フォロワー増加率
  • インプレッション単価
  • クリック単価

などが予測されます。

効果測定を行いながら、自社の目的に合ったプラットフォームでのSNS広告出稿を選定していきましょう。

KPIの効果測定方法

KPIを設定し、SNSのアカウント運用を実際に行った後には、実際の数値から効果測定・見直しを行う必要があります。

効果測定を行う方法について、プラットフォームごとにご紹介していきます。

Instagram

Instagarm上には、Instagarmインサイトの閲覧機能があり、投稿のインプレッションリーチ数から投稿によるフォロー数・リンククリック数などまでを確認することができます。

投稿へのインプレッションだけでなく、アカウントプロフィール自体のインプレッションや、フォロワー層の住んでいる地域・年齢・性別なども分析できるのが強みです。

期間を限定してインサイトを閲覧することができるため、自社のアカウントの成長率を依然と比較しやすいというメリットもあるでしょう。

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【2023年度版】Instagramインサイトについて徹底解説!その確認方法と活用法とは?

X(旧Twitter)

X(旧Twitter)には、X(旧Twitter)アナリティクスの機能があります。

X(旧Twitter)アナリティクスでは、アカウントのフォロワー増加数や、インプレッション、プロフィールへのアクセス数、投稿ごとのインプレッションなどを閲覧することができます。

上記も過去のデータが蓄積されていくので、成長率を比較しやすいのが特徴であると言えるでしょう。

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【未使用者必見ツール】Twitterアナリティクスの基礎解説!

Facebook

Facebookはビジネスを目的としたユーザーが多く、企業のSNSマーケティングと相性が良いプラットフォームであると言えます。

FacebookにはFacebookインサイトがあり、インプレッション数、クリック数、エンゲージメント率、コンバージョン数などを閲覧することができます。

インサイトを閲覧できるのは過去2年間に限定されているため、データを自社で記録・保管していく必要があるでしょう。

YouTube

YouTubeにはYouTubeアナリティクスが存在し、チャンネル全体や個別の動画の結果を確認できます。

YouTubeアナリティクスでは「概要」「リーチ」「エンゲージメント」「視聴者」「収益(YouTube パートナープログラムに参加している場合のみ)」の5項目があり、視聴回数や再生時間からインプレッション、ユーザーの属性などまで詳細に確認することが可能です。

動画を視聴しているユーザーがYouTubeを利用している時間帯・視聴している他のチャンネルなど、ユーザー自身の情報を知ることができるのは強いメリットであると言えるでしょう。

まとめ

以上、SNS運用を行っていく際に必要となる指標「KPI」について、設定方法や実際の設定例、効果測定の方法までを徹底的に解説していきましたが、いかがでしたか。

SNSマーケティングを実施する際には、適切なKGI・KPIの設定によって目的やゴールを明確にし、マーケティングの成果を高め、定期的にアクションの見直しを行っていきましょう。

なお、SNSにおけるアカウント運用についてお悩みの方は、こちらからお気軽にお問い合わせください。

この記事を書いた人
インスタラボ編集部
インスタラボ編集部の公式記事。
インスタラボはSNS・インフルエンサーマーケティングの専門情報メディアです。
支援実績13,700件、最大3.2億リーチ可能なFind Model(ソーシャルワイヤー株式会社)が運営しています。
ILライター:M.N・Y.O・T.S・R.S・K.Mの5名で運用。

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