コロナ禍が始まった2020年以降、ネットショッピングの需要が急激に高まりました。
その流れに乗る形で、eコマースではプラットフォームサービス等を利用せず、自ら開設したウェブサイトを通じた販売、いわゆるD2C(Direct to Consumer)が増加しています。
最近ではさらに発展し、ライブコマース、すなわち「ライブ配信で商品を売る」という新たな潮流が生まれつつあります。
中国ではすでに流行しており、その市場は2020年には1兆元(約17兆円)を突破、2025年には6兆元(100兆円)を超えると予想されています。
インフルエンサーという言葉が浸透した今、自分が支持するインフルエンサーが勧める商品を買いたいというユーザーは多く、中国ではコスメを1日で400億円以上売り上げたライバーもいます。
一方日本ではまだ認知度が低く、まだライブコマースを見たことがない人が多い、というのが現状です。
ただ、ライブコマースには下記のような長所があります。
- 信頼できるインフルエンサーが商品を紹介してくれる
- 商品が動画で確認できるので、画像よりもわかりやすい
- 双方向なのでインフルエンサーに質問することができる
- 商品の評価をその場で確認でき、さらに購入までがスマホ1台で可能
いわばテレビショッピングとネット通販のいいところを合わせたような形態で、注目度が上がれば一気に広まる可能性があります。
本記事では、日本でも注目され始めたライブコマースの中でも、ライブコマース配信に特化したアプリをご紹介いたします。
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目次
ライブ配信で商品を販売!「ライブコマース」のアプリ4選
それではさっそく、ライブコマースのアプリ5選をご紹介していきましょう。
POPO―ライブ配信&ライブコマース、ショートムービーアプリ
最初にご紹介するライブコマースのアプリは「POPO―ライブ配信&ライブコマース、ショートムービーアプリ」です。
画像:POPO―ライブ配信&ライブコマース、ショートムービーアプリ|App Store
POPOは、ショートムービー機能・ライブ配信機能・ライブコマース機能が搭載されたアプリです。
この3つの機能が1つになったアプリは日本初で、SNSとeコマースが融合している点が大きな特徴です。
画像:POPO―ライブ配信&ライブコマース、ショートムービーアプリ|App Store
POPOの魅力的な点のまず1つは「誰でも無料で始められる」という点です。
ライブコマースを行う際に必要な費用は、商品が売れた際にかかる販売手数料だけです。
無料アプリのため出店費等の手数料はかかりません。
かかるのは販売手数料のみで、そちらも約8.6〜11.6%と業界の中でも比較的安い水準です。
さらに、様々なブランドやメーカーが出品する商品を自分のショップで取り扱うことができます。
InstagramやYouTubeなどでの企業とタイアップはハードルは高いですが、POPOなら自分の好きなブランドを自由に紹介できます。
オリジナル商品でなくとも、自分の紹介で売ることができれば利益を得ることができるという仕組みです。
画像:POPO―ライブ配信&ライブコマース、ショートムービーアプリ|App Store
さらに販売側にとって嬉しい機能に、位置情報とAIを活用した「シティ機能」があります。
位置情報をオンにすることで、実店舗付近にいる人にショートムービーやライブ配信の視聴を促すことができます。
実店舗を持っている販売者にとって、ネット上だけではなく実店舗での売り上げにもつながる機能となっています。
画像:POPO―ライブ配信&ライブコマース、ショートムービーアプリ|App Store
消費者側の魅力は「さまざまなジャンルの配信者と出会える」ことでしょう。
歌やダンスのエンタメ、食材や料理系の配信者など多くの配信者がいるため、自分が今まで興味のなかったジャンルにも触れることができます。
配信者とコミュニケーションを取る方法も多数あるのもPOPOの魅力です。
1899mall
続いてご紹介するライブコマースのアプリは「1899mall」です。
1899mallはファッションに特化したライブコマースで、ファッション部門では日本最大級となります。
1899mallのアプリの特徴は、「インフルエンサーの限定店舗を展開し、コラボアイテムを販売している」ことです。
画像:1899mall
上記画像のように、有名Youtuberの鴨頭嘉人さんやてんちむさんの限定店舗があり、各人がプロデュースする商品を販売しています。
もちろんライブでは本人が登場することもあり、インフルエンサーのファンはコメントで直接会話することができるため、ファンの交流の場としても機能しています。
さらに限定商品とすることで、プレミア感を増し、消費者の購買意欲もそそっています。
PeaceYouLive(ピースユーライブ)
続いてご紹介するライブコマースのアプリは「PeaceYouLive(ピースユーライブ) 」です。
画像:PeaceYouLive(ピースユーライブ) |App Store
PeaceYouLiveは2020年8月にリリース、2ヶ月後の10月から本格始動したライブコマースアプリで、2022年2月に総売上高は20億円に達成し登録会員数が3万人を突破したことを発表しています。
登録配信料を無料にする事と販売手数料を割引する事をリターンとした「クラウドファンディング」を実施して生まれたという異色のアプリでもあります。
PeaceYouLiveの特徴は通常のライブコマース機能とは別に「オークション機能」も付いていることです。
商品解説機能により配信画面上で大きく表示された商品に対し、オークション終了時間のカウントダウンを演出する事で、ライブ配信での臨場感を向上させています。
さらにオークションの落札金額の金額に応じて、投げ銭のようなアニメーションのエフェクトが発生するなど、エンタメ性も取り入れています。
ユーザーも、掘り出し物の商品が定価より安く買える可能性もあるので、いろいろなライブ配信を見てみようという気にさせます。
SharingLive
最後にご紹介するライブコマースのアプリは「SharingLive」です。
SharingLiveは地方創生やDX推進を強く打ち出し、「地方の良いモノを発掘・応援・共有する」をテーマにしたライブコマースアプリです。
東京都主催の全国スタートアップ連携コミュニティ「NEXs Tokyo」の提携モデル事業創出プログラムにも選ばれているなど、自治体からも支持されています。
ユーザーにとっても厳選した地方の逸品をスマホ1台で手に入れられるとあって便利に買い物ができます。
また、配信側にとってのメリットは「プロデュース、企画、台本、 機材コントロール、制作まで引き受けてくれる」ことです。
撮影場所に関しても、レンタル可能な専用配信スタジオや都内150ヶ所以上の提携配信スタジオがあり、困ることはありません。
そのため、ライブコマース知識ゼロでも安心して始めることができます。
画像:配信の様子
さらに、ライブコマース専属のライバーを育成する講座も実施しており、現役で活躍しているプロ講師からの授業・自立するまでのトータルサポートによって、短期間で技術を身に着けることが可能です。
配信者側にとっては至れり尽くせりと言えるでしょう。
まとめ
今回はライブコマースのアプリをご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
現在、日本国内でのライブコマースの市場はそれほど大きくありませんが、2024年には10兆円規模になるのではという予測もあり、これから右肩上がりで成長していくと考えられます。
ライブコマースのアプリもいろいろとありますが、各社特色を出すことに努めています。
ライブコマースは消費者としても楽しめますが、日本国内では発展途上な面もあるため、一念発起すれば配信者としてこれから成功することも可能な世界と言えます。
最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。
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