現在10~20代の若者を中心に人気を集めるSNS「TikTok(ティックトック)」。
TikTokの最大の特徴は短尺動画を誰でも簡単に撮影・加工してアップロードできるという点です。
そんなTikTokも、Twitter、Instagramなど他のSNSと同様に企業・ブランドのマーケティング戦略として広告利用が行えることをご存知でしょうか。
TikTok広告は、スマートフォンのフル画面に表示されるショート動画によって、ユーザーに対する訴求力のあるPRを行えると今注目を集めています。
また2022年5月には、BASE株式会社が運営するネットショップ作成サービス「BASE(ベイス)」にて、TikTokの広告掲載がTikTokツールを用いて簡単に行える機能「TikTok商品連携・広告 App」の提供を開始しました。
今回は、TikTok広告の種類やメリット、BASEのTikTok商品連携・広告 Appと今後の可能性について詳しく解説していきます。
目次
TikTok広告の種類
まず初めに、TikTok広告のフォーマットと表示場所についてご紹介していきます。
TikTokの広告フォーマットは、
- 9:16の縦型動画
- 1:1のスクエア動画
- 16:9の横型動画
上記の3種類となっており、相応しい画面サイズを選んで出稿することが可能です。
起動画面広告
起動画面広告は、TikTokアプリ起動時に表示される広告です。
起動画面広告は全てのユーザーが必ず目にすることから、TikTok広告においては最大のPRとして非常に大きな宣伝効果が期待できます。
ハッシュタグチャレンジ広告
ハッシュタグチャレンジ広告の利用者とTikTok運営側が事前に打ち合わせを行い、指定のハッシュタグを使用したキャンペーンの告知投稿を行います。
なお、ハッシュタグチャレンジ広告は予約メニューのため、事前の申し込みが必要です。
インフィード広告
インフィード広告は、動画間に通常のコンテンツと同様のフォーマットで差し込まれる広告です。
1,000回あたりのインプレッション単価である「CPM」や視聴単価「CPV」で入札し、広告のリーチを最大化・最適化するアルゴリズムを用いる機能です。
TikTokの動画訴求力にプラスし、コストパフォーマンス良く高いクリック率を獲得できるPRとして非常に効果的な広告メニューです。
また、設定可能なターゲティング方法は13種類(2022年5月現在)となっており、目標達成に相応しいターゲティングを行うことが可能となっています。
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【かんたん解説】TikTok広告の基本3種類とそれぞれの特徴を分かりやすく解説
TikTok広告を利用するメリット
低コストで簡単に始められる
TikTok広告は、様々な設定や動画作成、ターゲティングなど全てオンラインで完結させることが可能です。
また、広告主は最小限のターゲティング設定を行うだけで、機械学習によって最適化された広告配信ができます。
スキップされにくい
TikTok広告は、おすすめ動画投稿の合間に配信されるためスキップされにくく、自然な形でユーザーにリーチすることが可能です。
オーガニックコンテンツと同じように配信される広告に対して、ユーザーはストレスを感じにくく、広告でPRされる商品・サービスに肯定的なイメージを持たせることもできるでしょう。
スマートフォンのフル画面で視聴可能
スマートフォン視聴に最適化されたTikTokでは、広告動画に関してもスマートフォンのフル画面で見せることができます。
したがって、視覚と聴覚の両方からユーザーにインパクトのあるPRを行うことが可能です。
BASEがTikTok商品連携・広告 Appの提供を開始
画像:BASE Apps
2022年5月から、BASEが運営するネットショップ作成サービス「BASE(ベイス)」にて、TikTokへの広告掲載ができる新たな機能「TikTok商品連携・広告 App」の提供がスタートしました。
新機能の登場によって、BASE、TikTok双方にとってどんなメリットがあるのでしょうか。
本パートでは、BASEにおけるTikTok広告のメリットや今後の可能性について詳しく解説していきます。
ネットショップ作成サービス「BASE(ベイス)」
画像:ショップ事例|BASE
ネットショップ作成サービス「BASE」では、ものづくりをする様々な企業・ブランド、個人によって170万以上(2022年5月現在)のオンラインショップが開設されています。
初期費用・月額費用が0円のノーリスクでショップを開設することができ、簡単な操作で様々なカスタマイズをしながら本格的なショップを作り上げることも可能です。
さらに、BASE運営側負担のクーポン配布や使いやすい拡張機能など、店舗側にとってお得なサービスも多いことで注目を集めています。
また、直近1年以内のカート型ネットショップ開設サービス調査では、ネットショップ開設実績において5年連続No.1を獲得していることでも話題です。(2022年2月 調査委託先:マクロミル)
BASEの新機能「TikTok商品連携・広告 App」とは?
「TikTok商品連携・広告 App」は、BASE加盟店が自社ブランド・商品の動画広告をTikTok上のツールを利用して作成し、TikTokで広告掲載することができる新機能です。
動画広告は入稿フローに沿って手順を進めるだけで自動生成され、広告主はいくつか生成された動画広告の中から好みの動画広告を選んで出稿することができます。
通常TikTokで広告掲載する場合には、
- TikTok広告アカウントの設定
- 商品情報の登録
を広告主自身で行う必要があります。
しかし、「TikTok商品連携・広告 App」を利用すればBASE内に登録されている商品・ショップのデータが自動で連携されるため、従来よりも少ない手順で設定を行うことが可能です。
また、通常は手動で設定しなければならない広告成果トラッキングツール「TikTokピクセル」もボタン一つで簡単に設定することができます。
「TikTok商品連携・広告 App」のメリットと今後の可能性
画像:ネットショップ作成サービス「BASE(ベイス)」にてTikTokへの広告掲載が簡易にできる拡張機能「TikTok商品連携・広告 App」の提供を開始|TikTok
「TikTok商品連携・広告 App」を活用することで、
- ブランドの認知度向上
- ブランドの新規顧客の獲得
上記の効果が期待できます。
InstagramなどのSNSへの広告出稿と同様に、様々なSNSを利用するユーザーを取りこぼさない広告宣伝を行うことができます。
より多くのSNSへ少ない労力で簡単に広告を打ち出すことができれば、さらに多くのユーザーへと情報拡散できる可能性が広がるのです。
また、写真のみの商品情報に比べて、動画によるPRはより商品詳細や魅力が伝えやすいというメリットがあります。
特に、TikTokのようなショートムービーによるPRでは、短い時間で要点やセールスポイントを上手く盛り込むことが肝心ですが、「TikTok商品連携・広告 App」を使用することで自分自身で動画作成をする際に工夫が必要だった上記のような労力を削減することができるのです。
また、様々なエフェクト加工や音楽が使用できるTikTok動画広告によって、ブランドの世界観やブランドメッセージ伝えやすくし、表現の幅を広げることもできるでしょう。
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まとめ
今回は、TikTok広告の種類やメリット、BASEのTikTok商品連携・広告 Appと今後の可能性について詳しく解説していきましたが、いかがでしたでしょうか。
今後もさらなる利便性の高いアップデートが期待されるTikTok広告。
様々なプラットフォームへ展開されることで、オンラインショップなどの新たなマーケティング戦略として重要な役割を果たすこととなるでしょう。
ぜひ本記事を参考に、BASE加盟店のTikTok商品連携・広告 Appの利用を施策・検討されてみてはいかがでしょうか。
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