インフルエンサーの活動の場として人気が高いYouTubeでは、インフルエンサーの影響力を活用したマーケティング施策が多く実施されており、動画コンテンツに特化していることからほかのプラットフォームと比べて情報量の多いタイアップ投稿を作成することができます。
また、インフルエンサーマーケティングは単価の低い商材で効果を実感しやすいことから、多くの食品メーカーがYouTubeを活用してインフルエンサーマーケティングを実施していることをご存知でしょうか。
そこで本記事では、食品関連企業がYouTube上で実施したインフルエンサーマーケティングの成功事例をまとめてご紹介していきます。
施策の参考になるポイントや工夫点も解説しているので、ぜひ今後のインフルエンサー施策にお役立てください。
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目次
食品メーカーが行ったYouTubeのタイアップ投稿事例5選
それではさっそく、YouTube上で食品関連企業が実施したインフルエンサーマーケティングの成功事例をご紹介していきます。
1.オハヨー乳業
画像:オハヨー乳業株式会社
初めにご紹介するのは、「オハヨー乳業」が実施したタイアップ事例です。
オハヨー乳業では、アイス、ヨーグルト、プリン、牛乳など、素材のおいしさを大切にした商品を製造・販売しており、乳業メーカーとしてのこだわりの製法が魅力で、デザート商品以外にも乳酸菌サプリメントの販売も行っています。
そんなオハヨー乳業は、お菓子をはじめとする食品を食べるASMR動画で有名なインフルエンサー「しなこ」さんとのタイアップを実施しました。
【タイアップ事例】:オハヨー乳業 BRULEE(ブリュレ)×しなこ
上記のタイアップ投稿では、オハヨー乳業の商品であるブリュレアイスの「BRULEE(ブリュレ)」を紹介しており、動画では「フルーツ飴とBRULEEを食べる」
フルーツや生クリームと一緒にBRULEEを組み合わせ、パフェを作ってから食べる姿を写すことで動画にオリジナリティを持たせていることが窺えます。
普段の投稿と同様に楽しめるようなエンタメ性を生むことで、タイアップ投稿でありながらしなこさんのファンが楽しめるコンテンツを作り上げる工夫は参考になるポイントといえるでしょう。
また、動画ではASMRの強みを活かし、商品の特徴である"焼き目"をスプーンで砕く音を視聴者に聞かせていることも特徴。
タイアップを行う際は、本事例のように商材とインフルエンサーの親和性が高いインフルエンサー選定をすることで、広告感を感じさせずにユーザーに投稿を楽しんでもらうことができるでしょう。
2.サンヨー食品株式会社 サッポロ一番
続いてご紹介するのは、「サンヨー食品株式会社 サッポロ一番」が実施したタイアップ事例です。
サンヨー食品株式会社は、サッポロ一番のブランド名で即席麺の製造・販売を行っている企業であり、カップラーメンやカップ焼きそば、袋麺などを展開している老舗ブランドで、幅広い層から人気となっています。
そんなサンヨー食品株式会社 サッポロ一番はテレビなどのマスメディアでも活躍するお笑い芸人「かまいたち」さんとのタイアップを実施しました。
【タイアップ事例】:サンヨー食品株式会社 サッポロ一番×かまいたち
上記の動画では「袋麺のアレンジラーメンBEST3」
かまいたちさんのYouTubeチャンネル「かまいたちチャンネル」では、コンビニスイーツやファストフードなどの食品レポートからゲーム・企画動画まで幅広くエンタメ性の高い投稿を行われており、普段の投稿とのギャップが少ないタイアップ投稿となっていることがポイント。
動画内では調理中のトークも視聴者が楽しめる内容となっており、バラエティ番組のように閲覧できる動画となっていることはお笑い芸人であるお2人ならではの強みといえるでしょう。
また、材料や料理を映すカットやトークの字幕などの編集も見やすく、全体的にクオリティの高い動画となっており、お2人で味をレビューする際にも思わず食べたくなるような訴求力の高いコメントが多く確認できます。
また、レシピ紹介系投稿はユーザーが「自分もやってみたい!」と感じる効果があり、購買を促す効果も高いといえるでしょう。
動画の締めの部分では、サッポロ一番の商品を使用したレシピを募集するキャンペーンの存在や、サイトのURLを概要欄に掲載している旨を紹介し、ホームページへの遷移を訴求している部分も参考になるポイントですね。
実際にコメントには「サッポロ一番買ってこよ」という声も寄せられており、商品の購買に繋がるタイアップ動画となっていることが窺えました。
3.日本農産工業株式会社 ヨード卵・光
画像:ヨード卵・光
続いてご紹介するのは、「ヨード卵・光」が実施したタイアップ事例です。
「ヨード卵・光」は、日本で最初のブランド卵として日本農産工業株式会社が販売している卵であり、ニワトリの体内で必須ミネラルのヨードが自然な形で卵に移行することが特徴で、栄養素の高さが魅力の商品です。
そんなヨード卵・光は、管理栄養士の中井エリカさんが献立やレシピを紹介するYouTubeチャンネル「食堂あさごはん」さんとのタイアップを実施しました。
管理栄養士ならではの知識を基に作られる体に優しい料理の献立は、主婦層にも参考にしやすい内容となっています。
【タイアップ事例】:ヨード卵・光×食堂あさごはん
上記のタイアップ投稿では、「疲れた体に効く!簡単に作れる晩ごはん」
レシピ紹介の中では使用する材料の栄養素についても事細かにナレーションで解説しており、体に良い料理であることが感じられる動画となっています。
栄養素の高さが魅力である
また、「休日って料理のやる気が起きないことも多いと思いますが」などのようにユーザーに寄り添ったコメントを入れることで、親近感を感じられるような動画づくりをしている部分も参考になるポイントです。
さらに概要欄では紹介したレシピを掲載している
4.デルソーレ
画像:デルソーレ
続いてご紹介するのは、「デルソーレ」が実施したタイアップ事例です。
デルソーレは、「世界の食卓を、もっと楽しく、もっと手軽に。」をモットーに、ナン・ピタ・フォカッチャ・トルティーヤといった世界のパンを製造・販売しており、こだわりの製法がつまった商品が展開されています。
そんなデルソーレは、テレビタレントとして活躍しているインフルエンサー「ギャル曽根」さんとのタイアップを実施しました。
ギャル曾根さんは「大食いタレント」として有名になった存在であることから食品のイメージも強く、YouTubeの「ギャル曽根公式チャンネル『ごはんは残さず食べましょう』」では、コンビニや食品ストアでの爆買い・実食レポートから料理動画まで、食べ物にまつわる様々なコンテンツを投稿されています。
【タイアップ事例】:デルソーレ×ギャル曽根
上記の投稿では、デルソーレの商品であるピタパン・トルティーヤを使用した時短レシピを紹介しています。
投稿の冒頭では商品の特徴や魅力を紹介し、簡単に作れる・残り物を活用できるレシピであることを訴求していることがポイント。
また、動画内ではお子様と一緒に料理を楽しむ様子を写しており、家族やパーティーなどでも真似したくなるような内容となっています。
さらに、調理の際のコツを紹介するといったオリジナリティのある情報提供を行いながら、デルソーレが実施した研究を基にした商品の魅力を丁寧に解説し、ユーザーがデルソーレの商品に対して魅力を感じられる投稿づくりをしている部分も参考になるポイントです。
投稿の終わりの部分では、デレソーレが実施しているプレゼントキャンペーンやクーポンコードを紹介するなど、動画視聴後のアクションも促しており、ホームページへの遷移・購買に繋がるタイアップといえるでしょう。
5.ドミノ・ピザ
画像:ドミノ・ピザ
最後にご紹介するのは、「ドミノ・ピザ」が実施したタイアップ事例です。
ドミノ・ピザは、アメリカ発祥のデリバリーピザチェーン店で、国内売上・店舗数No.1(2024年4月現在)を誇る企業であり、「1枚買うと2枚無料」といったインパクトのあるキャンペーンや品ぞろえの豊富さでも人気となっています。
そんなドミノ・ピザは、Vtuberとして活動しているインフルエンサー「兎鞠まり」さんとのタイアップを実施しました。
兎鞠まりさんはYouTubeチャンネル「Tomari Mari channel / 兎鞠まりちゃんねる」では、主にゲーム配信やYouTubeショート動画の投稿をされています。
特にYouTubeショートは毎日投稿を続けられており、Vtuberの姿を活かしたダンス動画から、耳に残りやすい声を活かしたリアルな世界での企画動画まで幅広く投稿しています。
【タイアップ事例】:ドミノ・ピザ×兎鞠まり
上記ではショート動画を活用し、ドミノ・ピザが販売している「マイドミノ」を紹介しています。
大人数でシェアすることが多いピザですが、マイドミノは1人前のメニューとなっており、自分に合ったセットを作れることが魅力です。
ショート動画内では「Vtuberは配信したり動画作ったりで忙しいから」というコメントを基に、マイドミノを注文する様子を写しています。
動画時間の短さが特徴的なYouTubeショートですが、ナレーションやテキスト・複数カットの編集を活かすことで商品の魅力を存分に伝えていることを実現しています。
また、動画最後にはクーポンコードの紹介も行うなど、動画閲覧によるメリットをユーザーに提供し、購買を訴求していることも特徴。
まとめ
本記事では、食品関連企業がYouTube上で実施したインフルエンサーマーケティングの成功事例をまとめてご紹介してきましたが、いかがで?
商材の特性に合ったインフルエンサーを起用することで、インフルエンサーのファンに訴求できるタイアップ投稿を作成している事例が多く見られ、インフルエンサー選定の際は、普段の投稿からファンの興味・関心の方向性を分析することが重要です。
本記事で紹介したポイントを基に、自社の商品の強みを活かせるインフルエンサーマーケティングを行っていきましょう。
なお、YouTube以外にも、SNSにおけるインフルエンサーマーケティングにご興味がある企業のご担当者様は、こちらからお気軽にお問い合わせください。
インスタラボ編集部の公式記事。
支援実績11,000件、最大2.6億リーチ可能なFind Model(ソーシャルワイヤー株式会社)が運営しています。
ILライター:M.N・Y.O・T.S・R.S・K.Mの5名で運用。
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